2014-2019夏秋に旅してきた日本の鉄道風景・旅行写真まとめ
おはようございます。
自粛期間中にどこにも行けないから旅費交通費が浮くかと思いきや逆にいろいろmy new gearをIYHしてしまってばっかりで、余裕で給付金を使い切るどころかそれ以上の出費になってしまったXIAORINGです。
近年はいろんなところに旅行に行ってましたが、今年はこの状況下なので、近年の自分にしてはこんな何ヶ月も遠出してないのは結構久しぶりかも…という感じです。
世の中では先月2020年7月からGo To トラベル事業が始まったものの、一方で東京は感染者数も収まらず休みの度に都外への旅行は自粛自粛…という状況で、前から旅行は好きな自分としては、各地のあらゆる業界が危機的状況の中、何かどこか行きたいと思ってもどこへも行けないという、とてももどかしい思いです。
そこで今自分ができることをということで、今は旅に出れない方にはせめて今までの旅先の写真をまとめて旅行気分を…というのと、これからの旅の企画する方には旅の計画の手助けに…と思って、ここ数年に自分が行ってきた旅の記録を、夏・秋の旅にフォーカスしてまとめてみました!
もくじ
2019年8月 伊勢志摩鳥羽・近鉄しまかぜ
まずは夏の鉄道旅から!
最初は、去年2019年8月に伊勢志摩鳥羽に行ってきました。
伊勢方面はやっぱり近鉄の観光特急ということで、行きは伊勢志摩ライナー、帰りにはしまかぜに初めて乗車しました。
伊勢志摩・関西鉄道旅2019 ~近鉄しまかぜ&京阪阪急で京都大阪~ | 橋本技術研究所
その旅の写真から、鳥羽~中之郷にて。
近鉄の観光特急「しまかぜ」!
~鳥羽の海と船と美しい観光列車~
鳥羽駅の南側、鳥羽水族館付近にある高台に、鳥羽城の跡がある城山公園があります。
しまかぜが来るタイミングで鳥羽に立ち寄れるように旅のスケジュールを組んで、海が見えるこの高台から、海沿いを走る列車を撮影しました。
ミキモト真珠島へ渡る橋も見えていますね。
こちらは同じ場所から、伊勢志摩鳥羽方面へ向かう観光列車の「伊勢志摩ライナー」!
鮮やかな色が映えます。
近鉄は私鉄日本一の路線長を持つ広い路線網に数多くの特急電車が走っていて、まさに関西の特急王国!
賢島に着くと、しまかぜ2編成・ビスタカー・伊勢志摩ライナー…と近鉄特急揃い踏みの豪華なラインナップになっていました。
今回、いつか乗ってみたいと思っていたしまかぜに、ついに初めて乗車できました!
しまかぜは、プレミアムシート・サロン・個室・カフェ車両による6両編成で構成され、それまでの特急列車とは一線を画す、「乗ること自体が楽しみとなる」列車の旅を提供するために作られた、近鉄が誇る特別でプレミアムな列車。
2013年の伊勢神宮式年遷宮に合わせて開発され、2013年3月21日に運行を開始した50000系は、2014年にブルーリボン賞を受賞しています。
何より、しまかぜのプレミアムシートの座席がめっちゃ豪華でやばい!!
もはやこれは座席ではなくソファーだ!という座り心地でした!
今回の旅のメインの目的地は、伊勢といったらやっぱり伊勢神宮ということで、伊勢神宮に参拝してきました。
伊勢神宮は内宮 (皇大神宮) と外宮 (豊受大神宮) の2つの正宮があります。
2つの正宮は離れた位置にあって、正しくはまず外宮にお参りしてから内宮にお参りするのがしきたりだそうなので、今回は1日目に外宮にお参りして伊勢市に1泊、翌朝に内宮にお参りしてきました。
伊勢神宮の外宮 (豊受大神宮) へ!
そして伊勢市に1泊して、2日目の早朝に伊勢神宮・内宮 (皇大神宮) へ!
内宮の入口、五十鈴川にかかる宇治橋!
正宮と並んで伊勢神宮の代表的な景色のひとつとなっている、大きな橋です。
この場所で誰も写っていない状態で写真を狙いたかったために朝一でお参りするスケジュールを組みましたが、早朝の神宮はとても清く澄んだ本当に清々しい空気で、心が洗われるような空間でした。
伊勢神宮のあとに撮りに行ったのがこちら、二見興玉神社の夫婦岩!
二見浦の海岸沿いにある二見興玉神社は、目の前が海!というところにあります。
この夫婦岩は、海上に浮かぶ2つの岩の間に注連縄が貼られた、二見興玉神社の代表的な名所です。
鳥羽や志摩はやっぱり美しい海が印象的なところでした。
近鉄の終着駅・賢島駅にある賢島大橋からは、賢島のある英虞湾を眺めることができました。
しまかぜ乗車中の車窓も、動画で撮ってみました!
【近鉄】特急しまかぜ 京都行き 鳥羽~伊勢市【車窓】 2019.08.06 - YouTube
【近鉄】特急しまかぜ 京都行き 伊勢市~松阪通過【車窓】 2019.08.06 - YouTube
こちらの旅は個別の記事にまとめていますので、旅の詳細はこちらの記事をご覧ください!
2019年7月 伊豆・伊豆急行
同年7月には伊豆へ、伊豆急に乗りに行ってきました!
この日2019年7月7日は、伊豆急の100系・クモハ103のラストランということで、伊豆急下田〜稲取貨物〜片瀬白田で引退記念運行が行われていたところを、伊豆稲取駅が見下ろせるところから。
その電車の色は、美しい海の色だった――
ハワイアンブルー、最後の航海日。
この写真を撮ったとき、伊豆急100系のあの色は、まさにこの伊豆の海と空の色を表現したものだったんだと、あらためて感じずにはいられませんでした。
撮った写真を見たら、100系の色が海と空の色とまるっきり一緒だったんです。
伊豆を走る特急というと「踊り子」が有名ですが、今年2020年3月14日から、元・中央本線特急だったE257系がリニューアルして踊り子で登場しました。
これによって従来からの185系が順次置き換えられるということで、踊り子は世代交代の時期を迎えています。
ということで、夏ではないですが、今年2020年3月にも同じ場所に行ってきました。
去り行く踊り子と、これからの顔になる踊り子。
〜新旧踊り子、世代交代〜
2019年夏に戻って、蓮台寺~稲梓で、川の流れに沿って走る185系。
草木の緑に似合う、グリーンのストライプ。
また、伊豆急の普通列車として走っている8000系は、親会社東急で使われていた8000系。
元東急車はいろんな地方私鉄で活躍しているところが見れますね!
そして、伊豆では今年2020年3月14日のダイヤ改正で、新しい観光特急「サフィール踊り子」がデビューしました!
今年の3月は、デビュー翌日の3月15日にこのサフィール踊り子を撮影&乗車しに行ってきました。
~はじめましてサフィール!~
新型車両E261系の新しい特急「サフィール踊り子」、初対面は蓮台寺~稲梓にて。
折り返しの2本目は、一面に咲く菜の花に包まれて走るサフィール踊り子を撮ってみました!
〜晴れ舞台、春の花咲く蒼き踊り子〜
新型特急車両E261系の車内、もうとにかく、シートがいい!景色がいい!海がいい!!
乗ったらもう語彙力が消失してしまいますね…
伊豆急は伊豆稲取~片瀬白田あたりで東伊豆の海岸線を走る区間があり、車窓から伊豆の海がめっちゃきれいに見えるところがとてもいいです!
東伊豆の海が見える区間で、デッキのドアの窓から車窓も動画で撮ってみました!
【伊豆急行線】サフィール踊り子4号 E261系 海岸線区間 伊豆稲取~伊豆高原【車窓】 2020.03.15 新型車両デビュー翌日乗車 - YouTube
サフィール踊り子を撮影&乗車してきた日のTweetは、こちらのMomentにまとめてあります!
2019年7月 箱根・箱根登山鉄道
伊豆に行った翌週の2019年7月13日は箱根に行ってきました!
箱根というと箱根湯本~強羅*を走る素敵な登山電車、箱根登山鉄道があります。
この箱根登山鉄道のモハ1形103-107編成が、2019年7月19日のラストランをもって引退となりました。
そこでラストラン前最後の週末だった7月13日に、見納め&乗り納めに行ってきました!
(* 箱根登山鉄道の鉄道線の区間は小田原~強羅ですが、2020年現在、小田原~箱根湯本間は小田急の車両のみで運行されているので、箱根登山鉄道の車両は箱根湯本~強羅のみを走っています。)
ツリカケ見納め箱根登山鉄道の旅2019 (2019.07.13) / Twitter
小田急で箱根湯本まで行ってから箱根登山鉄道に乗り換え、強羅~彫刻の森で。
103-107編成は箱根登山鉄道で最後に残った吊り掛け駆動の車両でした。
唸るツリカケ駆動サウンド!山登りの力強さ!緑に映えるレトロなボディ!
箱根の名車、いよいよ見納めへ――
同じ強羅~彫刻の森で、他にも現役車両も。
こちらは箱根登山鉄道と姉妹鉄道提携を結んでいるレーティッシュ鉄道があるスイスの地名がついた、2000系サン・モリッツ号!
それからモハ1形103-107編成に乗車して山を下りつつ次の場所へ向かいました。
モハ1形103-107編成に乗車したときの車窓を動画でも!
箱根の山に轟かせた吊り掛け駆動サウンドを、箱根登山鉄道の代名詞・スイッチバックが楽しめる宮ノ下~大平台で撮ってみました!
【箱根登山鉄道】モハ1形103-107号 箱根湯本行き 宮ノ下~大平台【車窓】ツリカケ&スイッチバック 2019.07.13 - YouTube
そして次に撮影したのはこの撮影地。
箱根登山鉄道を代表する撮影地のひとつである早川橋梁、通称・出山の鉄橋!
見納め直前に、この場所で姿を見れました!
続いてモハ1形以外の車両でも、出山の鉄橋を渡る登山電車を動画でも撮ってみました!
【箱根登山鉄道】早川橋梁 出山の鉄橋を渡る登山電車 2019.07.13 - YouTube
箱根登山鉄道の名シーンといったらやっぱりスイッチバック。
急な山道を粘着運転で上り下りするため、路線内に3ヶ所のスイッチバックがあります。
出山の鉄橋の撮影地である塔ノ澤橋の吊り橋から後ろを振り返ると、出山信号場でスイッチバックするサンナナが山の中から顔を除かせました!
天下の険、登り続けて幾十年。
今、その旅路の終着点へ――
箱根湯本にまで下りてきて、ダメ押しでもう1枚。
箱根湯本を出るとすぐにいきなり国内粘着式普通鉄道最急とされる80‰の急勾配!
これもまた箱根登山鉄道ならではの場所かなと思います。
箱根登山鉄道の沿線には紫陽花がたくさんあって、車内からでも電車の外からでもとても色とりどりな沿線風景でした!
彫刻の森~強羅で最新型のアレグラ号を紫陽花といっしょに!
この日の一連のTweetはこちらのMomentにまとめてあります!
2018年7月 神奈川・小田急ロマンスカー
箱根への旅といえばやっぱりロマンスカーということで、お次は小田急線でロマンスカーを撮ったときの写真を!
2018年7月1日、 青空に明るい日差し、真夏のめっちゃいい天気の日に伊勢原へ向かいました。
伊勢原~鶴巻温泉、真夏の炎天下、影ひとつない田んぼの広がる中でいろいろなロマンスカーを撮影。
この年2018年3月14日にデビューして翌2019年のブルーリボン賞を受賞したロマンスカーの最新車両、70000形GSE!
鮮やかな赤い斜体が青空の下に映えて美しい!
GSEの次に新しいロマンスカーが、60000形MSE!
小田急のコーポレートカラーのような綺麗なブルー!
MSEは千代田線 (東京メトロ) や御殿場線 (JR東海) といった他社線への乗り入れるロマンスカーです。
続いて30000形EXE!
現在のロマンスカーの中では最大の編成定員を誇ります。
リニューアルの時期を迎えているEXEは、EXEαへのリニューアルが進められていますね。
そしてこの日のお目当てのロマンスカー!
2018年に7000形LSEが引退しましたが、7月の定期運行終了前にLSEの見納めのためにこの日7月1日に撮影してきました。
定期運行終了間際の7000形LSE、伝統のオレンジバーミリオン、クラシックなスタイル、ロマンスカーの象徴のような展望座席!
沿線風景によく映えます。
さらに場所を移動して、今度は鶴巻温泉~伊勢原へ。
雲ひとつない見事な青空で、とても最高な景色の中、暑さで汗だくになりながら引き続きロマンスカーを撮影。
白いボディと曲線が美しい50000形VSE!
展望座席のある箱根の観光特急らしいスタイルは、やっぱりロマンスカーってこうだなぁ~って感じがして好きな車両です。
そしてこちらでも引退前の5000形LSEを!
自分にとっては、LSEの勇姿はこれが撮り納めになりました。
(営業運転以外では10月の小田急ファミリー鉄道フェスタで見たのが最後でした)
めちゃくちゃ暑い日でしたけど、最後に撮ったのがこういう思いっきり青空で明るい抜群の天気の日に撮れてよかったです。
しかし、猛暑の激しかった2018年、真夏の炎天下で影の1つもない田んぼにずっといるのは、さすがに暑すぎてほんとしんどかった…w
青空に、燃えるローズバーミリオン。
バリバリ青空の下のGSEは、まるでCGかってぐらいめっちゃかっこよく見えました。
GSEは2018年3月17日のデビュー当日にたまたま乗れたのと、先述の2019年7月13日に乗りましたが、車内も快適でした!
【小田急】新型ロマンスカーGSE デビュー当日 登戸~新宿【夜景前面展望】 2018.03.17 - YouTube
2018年7月 静岡・大井川鐵道
同じく2018年夏、7月14日~15日の2日間で、静岡県のローカル線・大井川鐵道に乗車&撮影の旅に行ってきました!
前々から乗りに行ってみたいと思っていたけれどもなかなか行けてなかったので、この夏についに行ってきました。
2日間とはいっても、14日は新幹線の最終でそこそこ近くまで行って泊まっておくという前乗りのためで、15日の早朝から丸1日でいろいろ乗ってきました。
真夏の大井川鐵道旅2018 (2018.07.14-15) / Twitter
大井川鐵道といったらやっぱりSL!蒸気機関車!
…ということで、せっかく行ったのでSL急行「かわね路」に乗車してきました!
こちらの写真は千頭で停車中のところ。
C11 190牽引でした。
いざ実物を前にすると、もうとにかくSLはめちゃくちゃかっこよすぎてやばかった…!!
かっこよすぎる機関車 (昭和15年製) 、旅情がドバドバ溢れる旧型客車 (昭和初期製)……鉄道に揺られて旅をする、列車に乗ることそのものの魅力を感じるひとときでした!(伝われ)
こちらはSL急行「かわね路」に乗車中に撮った動画。
【大井川鐵道】SL急行 かわね路2号 新金谷行き 千頭出発~駿河徳山付近【車窓】 2018.07.15 - YouTube
そして、大井川鐵道のSLの中でもファミリーに大人気の「きかんしゃトーマス号」!
大井川にかかる鉄橋のうち千頭に一番近い、千頭~崎平の大井川第四橋梁で撮りました。
千頭から先は井川線 (南アルプスあぷとライン) に乗り換えてさらに奥まで行けます。
井川線に乗って向かった目的地はこの絶景駅…
湖の上にある駅!奥大井湖上駅!
前から行ってみたいと思っていた場所に、ついに来れました!絶景!!
この場所、奥大井湖上駅と奥大井レインボーブリッジを渡る井川線の列車が見渡せる絶景ポイントです!
奥大井湖上駅は、接岨湖に突き出た半島の先端に駅があって、なんとホームは湖に架かる橋の上にあり、さらに近くの道路に出るにはこの鉄橋を歩いて渡る必要があるという、秘境感すら漂うとんでもない駅!
しかしなんて所に駅を造ったんだ…
井川線は、長島ダム建設に伴う線路付け替えによって急勾配ができたため、アプトいちしろ~長島ダムでアプト式が採用されています。
かつては信越本線の横川~軽井沢の碓氷峠越えで有名なアプト式でしたが、2020年現在、ここが日本に残る唯一のアプト式鉄道になっています。
長島ダム駅で停車中に、アプト式機関車のED90形!
SLやアプト式が大井川鐵道の代表的な顔になっていますが、なにげに普通列車も東西大手私鉄を引退した車両が今も現役で活躍していて、こちらもなかなか注目です。
この日は元近鉄の16000系に乗れました!
今年2020年に南海の6000系が譲渡されて、代わりに16000系が引退になるという話が出ていますので、そうなるとこのとき大井川鐵道で16000系に乗れたのは貴重な体験だったかもしれません。
静岡県というとやっぱりお茶の産地。
真夏の大井川鐵道の車窓は、茶畑の緑と、大井川の水色が、もうとっても美しくて素晴らしい景色でした!
【大井川鐵道】大井川本線 普通 千頭行き 駿河徳山~千頭【車窓】 2018.07.15 - YouTube
この旅の一連のTweetはこちらのMomentにまとめてあります!
2018年8月 富山・立山黒部アルペンルート
2018年、こちらも真夏の8月4日~5日で立山黒部アルペンルートに行ってきました!
立山黒部アルペンルートに初めて行ったのは2016年のゴールデンウィーク、念願の初アルペンルートでした。
2回目の2018年は、夏の室堂に行きたくて8月をセレクト、長野側からスタートした2016年と逆に、今度は8月4日夜に富山に前乗りして、8月5日早朝に富山側からスタートして長野側に抜けてきました。
立山黒部アルペンルートの旅2018 ~夏の室堂と関電トンネルトロリーバス乗り納め~ | 橋本技術研究所
で、立山黒部アルペンルートというとバス・ケーブルカー・ロープウェイなどいくつもの乗り物を乗り継いで山越えをするのが特徴ですが、どこに鉄道要素があるのか?…というと、こちら!
立山トンネルトロリーバス!
トローリー!オー!
このトロリーバスという乗り物、ぱっと見バスに見えますが、こう見えて鉄道事業法に基づく無軌条電車というれっきとした鉄道。(思いっきりバスって言ってるけど)
架線からトロリーポールで電気を取ってモーターで走ります。
2020年現在日本でトロリーバスが走っているのは唯一ここだけです。
そして立山黒部アルペンルートには、もう1つトロリーバスがありました。
それが、長野側の玄関口・扇沢から黒部ダムまでの区間で走っていた、関電トンネルトロリーバス!
関電トンネルトロリーバスは、1964年の開業から半世紀余り走り続けてきましたが、2019年から蓄電池式の電気バスに変わりました。
そのため、この2018年シーズンがトロリーバスとしてのラストシーズンということで、関電トンネルトロリーバスの乗り納めというのも、今回の旅の目的のひとつでした。
トロリーバスから電気バスに変わると、鉄道事業からバス事業になるので、鉄道路線ではなくなるということになります。
バスのような鉄道車両も、電車のように張り巡らされた架線も、駅という名称も、今はみんな過去のものになりました。
こちらは2016年5月に初めて関電トンネルトロリーバスに乗ったときの動画!
【立山黒部アルペンルート】関電トンネルトロリーバス 扇沢駅出発 2016.05.05 - YouTube
ではトロリーバス以外の立山黒部アルペンルートの乗り物もいろいろ紹介!
富山県側の立山駅からスタートして最初に乗ったのは、立山ケーブルカー!
黒部ダム建設の資材を運んでいた経緯から、客車の前に貨車を連結している珍しいタイプのケーブルカーです。(貨車の下にあるのは車掌室)
美女平から室堂の間は、立山高原バス!
ターミナルの間にもいくつかバス停があります。
弥陀ヶ原のバス停で降りたところで、青空に日野セレガ!
大観望から黒部平までは、立山ロープウェイに乗車!
この立山ロープウェイ、駅から駅までの間に支柱が1本もないんです。
大観望~黒部平間1.7km・高低差488mをワンスパンで上り下りします。
日本最長のワンスパン方式ロープウェイです!
黒部平からは黒部湖まで黒部ケーブルカーに乗車!
黒部ケーブルカーは、立山の自然保護と雪害の影響を避けるため、全線が地下のトンネルになっています。
全線地下のケーブルカーは日本全国でここだけだそうです!
夏ではなく5月の写真ですが、富山を走る富山地方鉄道の電車、これがまた富山の素晴らしい景色の中を走っていました。
立山線の下段~釜ヶ淵で。
田んぼが広がる中、バックには2~3,000m級の立山連峰…という見事な景色の中をのびのびと走る地鉄電車!
背景にこの山ですよ…素晴らしい沿線風景です。
もう少し電鉄富山に近づいて、今度は越中荏原~越中三郷の間で。
立山連峰をバックに常願寺川を渡る富山地方鉄道の電車を撮影!
富山のシンボルはやっぱりこの山々なんだなぁ…って感じずにはいられません。
再び2018年8月に戻りまして…
前回2016年は室堂の雪の大谷が見たくて5月に来たので、このあたりは積雪10m超えの雪に一面覆われていて、今度いつか夏山の季節に来たいと思っていました。
そしてついに2018年8月、夏の室堂へ。
室堂のターミナルから外に出てみると、迎えてくれたのはこの絶景でした!!
今度いつか行ってみたいと思っていたこの場所に、ついに来れました!
室堂のターミナルの周辺ををぐるっと歩いてきたんですが…
立山の室堂めっっっちゃやばい!!ほんとすごい!!
この山とこの景色!青空に夏の雲!
まるで異世界のようでリアルの自然はほんとすごい…
そして室堂のシンボル的存在で標高2,405mに存在する火山湖、みくりが池!
僕の好きな細田守監督作品「おおかみこどもの雨と雪」、まさにあの作品の世界です!
リアルおおかみこどもの世界、リアル細田守ワールド!
あの作品の世界に来ることができて感激です。
ちなみに冬の間、雪に閉ざされたアルペンルートは、春になると道路の場所だけ除雪して開通。
すると夏に雪が溶けるまでの間は、両側にそびえ立つ雪の壁の中を通る、雪の大谷になります。
5月だというのに一面銀世界!
そしてバスよりも高いこの白い壁が全部雪です!
【立山黒部アルペンルート】雪の大谷 高原バス 室堂~天狗平 2016.05.05 - YouTube
また、立山駅からバス30分と徒歩30分ほどさらに行くと、落差日本一の滝「称名滝」(左) と、雪解けの一時期だけ現れる「ハンノキ滝」(右) があります!
称名滝の高さは東京タワーよりも高い落差350mとかいう、もうさっきからスケールがでかすぎて意味わかんないです。
この滝もおおかみこどもの雨と雪に登場した場所です。
【立山黒部アルペンルート】称名滝・ハンノキ滝 2016.05.05 - YouTube
そして称名滝に向かうときのバス停がある、この称名平駐車場がとても重要な舞台。
おおかみこどもの雨と雪のクライマックス、「元気で、しっかり生きて!」のあの駐車場!!
思わず目から汗のあのシーン、この場所で行われてたんですね…!
駐車場はけっこういくつもあって、ぴったり完璧に同じ場所がどこかは分からないんですが、だいたいのところで大目に見てください…w
称名滝と駐車場は2016年5月です。
最後はかの有名な、黒部ダム!
1963年完成、大変な難工事で有名な、堤高186mで高さ日本一のダムです。
そんなかんじで、2018年夏の一連の行程では、
- 北陸新幹線
- 富山地方鉄道
- 立山ケーブルカー
- 立山高原バス
- 立山トンネルトロリーバス
- 立山ロープウェイ
- 黒部ケーブルカー
- 関電トンネルトロリーバス
- アルピコ交通 路線バス
- 特急「しなの」(大糸線)
- 特急「スーパーあずさ」(篠ノ井線・中央本線)
と、24時間の間に実に11もの路線を乗り継ぐという、多種多様な交通機関が盛りだくさんな旅になりました!
こちらの旅は個別の記事にまとめていますので、旅の詳細はこちらの記事をご覧ください!
2017年9月 長野・小海線
2017年、9月に入ったとはいえまだまだ夏の暑さのある9月3日、小海線に行ってきました!
軽井沢小海輪行旅2017 (2017.09.03) / Twitter
小海線は国内でも屈指の高原路線ですが、初めて営業用ハイブリッド気動車が導入された路線でもあります。
…ということで、路線の名前にもなっている小海で、ハイブリッド気動車キハE200形を撮影!
三角屋根の時計台が特徴的な小海駅。
小海駅がある小海町は、秒速5センチメートルの頃からずっと好きな新海誠監督の出身地。
この日は各地で開催された「新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-」を新海監督の故郷小海の小海町高原美術館で見るために小海に行ってきました。
岩村田~北中込で、キハ110系!
単線非電化の路線はまた風情があっていい絵になりますね…!
小海線では、国内普通鉄道最高地点 (1375m) がある高原路線であることから、観光列車の臨時快速「HIGH RAIL 1375」が走っています。
まだ乗ったことはないんですが、この日は岩村田で停車中にHIGH RAIL 1375と行き違いました!
自分の自転車を輪行して軽井沢の林の中を走ってみたい…というのが今回の旅の目的でした。
新幹線の始発のはくたか551号で出発し、新宿→東京→軽井沢→佐久平→岩村田→小海→小淵沢→新宿…とぐるっと回ってきました。
写真は軽井沢の万平通りと雲場池で!
高原の空気がとても清々しくてとても気持ちよかったです!
この旅の一連のTweetはこちらのMomentにまとめてあります!
2014年7月 愛媛・予讃線・伊予鉄道
2014年の夏は7月19日~20日で四国に行ってきました!
四国の中でも特に以前から一度行ってみたかった駅に、ついにこのとき行ってくることができました。
目の前が海!…という最高のロケーションの駅、予讃線・下灘駅!!
青春18きっぷのポスターをはじめ、数々の媒体のロケーションで使われているので、全国的にも有名な絶景駅ではないでしょうか。
下灘で撮ると何でも18きっぷになります。
「日本中の夏が、待っています。
予讃線 下灘駅」
そんなコピーが見えてきそうです。
非電化の単線で棒線駅、そしてすぐ目の前に広がる瀬戸内海…と、本当にローカル路線の魅力あふれる駅でした。
さらに京王沿線民的に愛媛の鉄道で熱いのは、松山を中心に鉄道線と軌道線を持つ私鉄、伊予鉄道!
この伊予鉄、かつて京王線の車両だった5000系と、井の頭線の車両だった3000系が京王電鉄から譲渡されて、それぞれ京王線と井の頭線から引退した現在も現役で走っているという、京王ユーザーにとってはとてもありがたい鉄道路線です!
松山市内の大手町駅で、京王電鉄時代はそれぞれ別の路線を走っていた700系 (元京王5000系) と3000系 (元井の頭線3000系) のツーショットが見れました!
そしてこの大手町駅には、伊予鉄が全国の鉄道路線に誇る特徴的な場所が…
それがこちらの、鉄道 (普通鉄道) と軌道 (路面電車) の平面交差!
鉄道と道路が交差する踏切は日本全国数多くあれど、鉄道と路面電車が交差する踏切は、ここ伊予鉄だけだそうです。
治時代の開業当時の蒸気機関車を再現した「坊ちゃん列車」にも、たまたま運良く乗れました!
一見蒸気機関車に見えますが、じつは蒸気機関車「風」のディーゼル機関車。
この坊ちゃん列車、全国で唯一ここだけに存在する乙種内燃車、つまり日本で唯一の「路面気動車」だそうです。
松山ということで、非常に長い歴史をもつ有名な温泉・道後温泉の、道後温泉本館にも行ってきました!
2019年11月 秩父・秩父鉄道
ではここからは秋の鉄道旅編!
まずは去年2019年の秋、紅葉の季節にとても天気の良い絶好の秋晴れということで、この日2019年11月17日は秩父と長瀞に行ってきました!
秋の秩父長瀞の旅2019 (2019.11.17) / Twitter
秩父を走る鉄道というと…そうです、秩父鉄道です。
秩父鉄道の名撮影地、荒川に架かる親鼻鉄橋で撮影しました。
夕焼け空をバックに、鉄橋を渡る電車のシルエット!
夕陽に染まる空に、鉄橋渡る電車の影が水辺に映る、穏やかな、それでいてドラマチックな世界が目の前に…!
他にも何本か撮影してみました。
秩父鉄道の電車は元西武・元東急・元都営地下鉄…といった東京でかつて活躍していた車両が第2の人生を送っています。
ちょうど太陽が電車の窓に重なったりとか、川ギリギリまで下りてみたりとか。
上長瀞と親鼻の間にあります。(こちらの1分50秒ぐらい)
【秩父鉄道】普通 羽生行き 親鼻~上長瀞 親鼻鉄橋【車窓】 2019.11.17 - YouTube
秩父鉄道もまた蒸気機関車の列車を運行している私鉄です。
シーズン中の土休日を中心に臨時列車で運行される、SL「パレオエクスプレス」!
C58 363号機の牽引です。
※C58 363の全検のため2020年の運転はないそうです。
都心から秩父へ行く路線には、西武秩父線 (西武池袋線系統) があります。
西武鉄道では去年2019年に新型特急車両001系「Laview」がデビューしました!
この日の行きはさっそくLaviewに初乗車して西武秩父まで行ってきました。
【西武池袋線】001系Laview 特急ちちぶ5号 西武秩父行き 所沢~入間市【車窓】 2019.11.17 - YouTube
【西武秩父線】001系Laview 特急ちちぶ5号 西武秩父行き 横瀬~西武秩父【車窓】 2019.11.17 - YouTube
秩父といったらやっぱり不朽の名作、あの花の聖地。
既に2015年に一度来ていましたが、せっかく秩父に来たので、秩父神社周辺にまた行ってきました。
そして2019年は、この前月の10月に秩父が舞台の岡田先生と長井監督の新作、「空の青さを知る人よ」が公開になりました。
10月に観に行って作品の良さに余韻が全然抜けきれず、今回の行程に絡めて作中に登場した秩父の場所に巡礼もしてきました!
「空の青さを知る人よ」でしんのとあおいが飛んでたあの橋、巴川橋に巡礼!
井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る。
この日は空の青さが最高に青空でした!
秩父ミューズパークの音楽堂で、しんのとあか姉の、あのシーンの階段に巡礼!
作中でも個人的にはあのシーンめっちゃよくて、私的には思いっきり刺さりました…
それからこの橋はもはや説明不要、あの花で一躍有名になった秩父橋!
空の青さを知る人よでもこの秩父橋が登場したので、あの花で来たとき以来2回目の巡礼となりました!
最後は日が沈んでから、この日の最後の目的地、長瀞の月の石もみじ公園へ!
たくさんのもみじの木がライトアップされた絶好の紅葉スポット、こちらで紅葉のライトアップを撮影してきました!
秋も深まるいい季節に、鉄道・巡礼・紅葉といろいろ回ってこれました。
この旅の一連のTweetはこちらのMomentにまとめてあります!
2018年9月 北海道・函館市電・札幌市電
2018年の9月には北海道に行ってきました!
連休を利用して9月15日~17日の3日間で、最初2日間で札幌の街とその近郊を巡り、最終日は函館に行って、最後は北海道新幹線に初めて乗ってきました。
秋の北海道旅2018 (2018.09.15-17) / Twitter
札幌は路面電車の走る街ということで、札幌の中心市街地を走る札幌市電の撮影!
札幌市電の超低床車両、A1200形「ポラリス」!
札幌市電は2015年12月に西4丁目~すすきのの都心線が開業して循環運転になっていますが、この日は歩行者天国のため、かつての西4丁目とすすきのでの折り返し運転になっていました。
すすきのの交差点で、夜の市電流し!
札幌の繁華街の代表的なこの交差点を路面電車と絡めて撮ってみました。
撮影だけじゃなく乗車もしました!
【札幌市電】外回り 西4丁目行き 路面電車 すすきの~中島公園通【後面展望】 2018.09.16 - YouTube
札幌はJR北海道の鉄道網の拠点となる駅。
道内各地を結ぶ長距離特急が発着しています。
今回の最終日で札幌から函館へ行ったときには、こちらの特急スーパー北斗で3時間半~4時間弱の移動でした。
札幌から1駅隣の苗穂へ行って、苗穂~札幌で。
札幌から小樽の手前までちょっと足を伸ばして、札幌近郊の普通列車も撮りました。
海が見える駅・朝里へ行って、朝里~銭函の海沿いを走る区間で函館本線の快速エアポート!
【函館本線】普通 小樽行き 銭函~朝里 海岸線区間【前面展望】 2018.09.16 - YouTube
【函館本線】区間快速いしかりライナー 岩見沢行き 海岸線区間 朝里~銭函【前面展望】 2018.09.16 - YouTube
それではここから札幌で行ってきた場所をいろいろ。
赤レンガ庁舎として有名な、北海道庁旧旧本庁舎!
札幌の市街地の中心地にある、大通公園とテレビ塔!
札幌は大通を南北の基軸に北へ北1条・北2条・北3条…、南へ南1条・南2条・南3条…、創世川を東西の基軸に西1丁目・西2丁目・西3丁目…/東1丁目・東2丁目・東3丁目…と碁盤の目状の街割りと名前に鳴っているのが特徴的ですね。
こちらも北海道の代表的なところ、クラーク先生の像があるさっぽろ羊ヶ丘展望台!
北海道は大好きな場所で何回も行っていますが、意外と定番のここにまだ行ったことがなかったので!
そして2日目の夜は、藻岩山から札幌の夜景を撮影!
今回この景色が撮りたかった。
200万人都市札幌の光、見事です!
最終日は札幌からスーパー北斗で函館へ行きました。
…ということで北海道旅の最後は函館編!
函館は港と坂の街。
こちらの八幡坂は、まっすぐ伸びる広い坂と、その向こうに港が見えて、代表的なロケーションです!
そして函館もまた、路面電車の走る街!
基坂と先ほどの八幡坂で電車を待って、「坂の上から見下ろすと、路面電車と港町」というカットを撮ってみました!
明治時代の1910年に製造された車両を1993年に改造・復元して登場した超レトロな電車、30形「ハイカラ號」!
最初の製造から実に110年が経った函館市電の貴重な車両です。(2020年7月時点では運行休止しています。)
函館どつく前行きと谷地頭行きが分岐する十字街の電停で、2000形とハイカラ號を電停のホームといっしょに。
旅の最後は、2016年に開業した北海道新幹線に初乗車して、新函館北斗から東京まで帰ってきました。
そんなかんじで札幌2日・函館1日の3日間の北海道でした。
北海道はとても大好きなところで7回ぐらい行ってますが、ほんと北海道よすぎてそのままもっといたいぐらいでした。
この旅の一連のTweetはこちらのMomentにまとめてあります!
2016年11月 京都・叡山電車
そしてこちらも何回も行ってる京都。
その中から秋の京都の鉄道風景ということで、2016年11月12日~13日の2日間で行ってきた京都旅から。
出町柳から比叡山・鞍馬方面へ京都市街の北部を走る、叡山電車を撮影&乗車しました!
秋の京都の紅葉の中を走る叡山電車!
紅葉の色と大きな窓の車窓が魅力の観光列車・900系きららを、紅葉の中で!
いたるところに紅葉の名所がある京都の中で、叡電沿線では貴船もまた紅葉シーズンに人気の観光地です。
貴船口の駅付近、貴船神社の一の鳥居あたりで撮りました。
紅葉とともに、鞍馬川の流れに沿って走る叡山電車!
800系のデザイン電車「こもれび」です。
そして叡山電車の最大の紅葉スポットは、市原~二ノ瀬にある「もみじのトンネル」!
線路沿いのすぐ近くに電車の両側がモミジの木で囲まれ、車窓いっぱいに紅葉が見られる区間です。
もみじのトンネルの中は基本車内からしか見れませんが、二ノ瀬側の府道38号旧道を高架で超えるところで、出てくるところを撮りました。
紅葉に包まれて、もみじのトンネルから顔を出す叡山電車!
先ほどの折り返しで、800系のこもれび!
貴船川に沿って走る府道361号の細い道沿いに旅館や料理屋さんが並ぶ貴船、川沿いにたくさん紅葉が見られました。
【叡山電車】800系 鞍馬行き もみじのトンネル 二軒茶屋~二ノ瀬【前面展望】 2016.11.13 - YouTube
去年2019年の9月15日~16日にもまた貴船に行ってきました!
このときは橋本の実家の家族で貴船に1泊してきました。
自分では京都は巡礼とかで何回か来ていますが、家族で行ったのは小学生のとき以来でしょうか。
今回のハイライトは貴船神社本宮!
神社の階段に立ち並ぶ朱い灯籠が見事なこの景色!
貴船に泊まってたおかげで早朝に参拝できて、誰も人が写ってない状態でこの参道を撮れました!
夕飯は京の納涼、貴船の川床でいただきました!
川のせせらぎの上でいただくお料理、ロケーション最高すぎでした!
京都もまたいいところがたくさんあって、大人になってからなにげにもう7回ぐらい行ってますが、これまでに行った場所の中から、個人的に好きな京都のロケーションを貼ってきます!
京都の市街地を流れる鴨川!
緩やかな川の流れと、川沿いには飲食店が夏の京都の風物詩である納涼床を出し、河川敷は訪れる人々の憩いの場になっていて、とても好きなエリアです。
京都に行くとだいたいいつも撮っているこの場所は、四条通が鴨川を渡る四条大橋からのカットです。
京都にあるたくさんの寺社の中でもとても好きな場所、伏見稲荷大社の千本鳥居!
稲荷山の参道に大量の鳥居が延々とならぶこの光景は、京都観光でもとても人気の有名な場所ですね!
前からずっと一度行ってみたいと思っていましたが、2015年に京都に行ったときについに行けました。
そして今後は稲荷山の上まで行きたいと思って、2020年1月に3日間で京都・大阪・神戸の3都市を回ったときに山頂の一之峰まで登頂してきました。
写真はその2020年1月11日、人がいないタイミングで千本鳥居が撮りたくて、夜に行ってきました。
同じく2020年1月の関西旅から、京都の中でも特に京都らしい伝統的な街並み、東山・八坂の塔!
とても京都っぽさのある構図ですごく好きなロケーションですが、あまりに人気撮影地すぎて普通に行くと自分と同じ旅行者の方々がたくさんいらっしゃるので、旅の最終日の2020年1月13日の夜明け前にホテルを出て早朝に撮影しました。
同じく東山エリアから、清水寺の近くにある産寧坂!
重要伝統的建造物群保存地区で伝統的な建物が並び、石段と石畳の道と合わせてとても京都っぽさのある風景です!
こちらも2020年1月13日早朝、八坂の塔の後に来ました。
こちらも京都で行ってみたいと思っていた場所のひとつ、嵐山の竹林の小径!
嵐山観光でとても有名な場所ですね。
こちらは2015年9月19日に行ってきました。
そして京都に何回も行くことになった重要な目的がもうひとつ。
京都は私が崇拝してやまない京都アニメーションの作品をはじめ、アニメの作品の舞台になった場所がいろいろあります。
京アニ作品では「けいおん!」「たまこまーけっと」「響け!ユーフォニアム」、また京アニ以外でも「有頂天家族」「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」といった森見登美彦先生の作品でも舞台になっています。
そういった作品に登場した場所についに巡礼するというのが、京都旅の目的のひとつでした。
まずは、放送当時から特にずっと大好きな作品「けいおん!」の、叡山電車・修学院周辺!
けいおん!はほんと前から特に好きな素晴らしい神作品で、2015年9月の京都旅でついに念願の巡礼が叶いました!
去年2019年にはけいおん!TVアニメ1期O.A.からちょうど10周年ということで、2019年5月に関西に行ったときに再び修学院に行ってきました。
写真は軽音部メンバーが登下校中に通っていた、北山通の松ヶ崎橋!
けいおん!と同じ京アニ制作・山田監督作品「たまこまーけっと」の出町桝形商店街!
京阪電車・叡山電車の出町柳駅の近くにある、うさぎ山商店街のモデルになったアーケードの商店街です。
こちらも2015年9月に初めて巡礼して、写真は同じく2019年5月のときの写真です。
出町桝形商店街のすぐそばには、賀茂川と高野川がY字形に合流して鴨川になる合流点・鴨川デルタがあります。
こちらがまた、いろいろな作品に登場する大事な場所!
川を渡る飛び石のところが、たまこの劇場版「たまこラブストーリー」でたまこともち蔵の重要なシーンになっただけでなく、「けいおん!」1期OPでも登場して、そして「四畳半神話大系」「有頂天家族」でもこの鴨川デルタと賀茂大橋が登場しています!
どの作品も全然別の話なのにみんな同じ街で暮らしているというのが感じられて、とても不思議でもありそこがまた良さみでもあります。
私自身もとても好きな場所です!
同じく出町柳周辺にある有名な神社、下鴨神社こと賀茂御祖神社!
こちらが「有頂天家族」で下鴨一家が住んでいるあの神社です!
さらに、境内にある糺の森は、同じ森見登美彦先生作品である「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」で登場する下鴨納涼古本まつりが実際に開催されている場所でもあります。
もう1つ京アニの京都が舞台の名作、「響け!ユーフォニアム」!
こちらは宇治が舞台ということで、宇治川周辺や京阪宇治線沿線が多数登場しています。
2015年9月と2016年11月の京都旅でそれぞれ宇治に巡礼してきました。
写真は2016年11月13日、1期でも印象的だった8話「おまつりトランペット」
、2期や「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」でも登場した、大吉山!
そして木幡にある京アニ本社にも (社屋の外観だけ) 巡礼してきました!
数々の名作をこの世に産み出された、わが崇拝する創造神、2016年11月12日に行ってきました。
(このときは第1スタジオには行っていませんでしたが、そちらは2019年8月5日に京阪六地蔵駅そばに設置された献花台に献花に行ってきました。)
そんなかんじで、京都は2015年9月、2016年11月、2017年2月、2019年5月 (大阪の帰りの途中) 、2019年8月 (伊勢志摩の行き帰り途中) 、2019年9月、2020年1月 (大阪神戸と一緒に) …と気付けばかなり頻繁に行くことになりましたが、何回行ってもとてもいいところです!
これまでの京都旅は、こちらの記事・Momentにまとめてあります!
2014年9月 新潟・北越急行
2014年の秋には新潟県の第3セクター、北越急行ほくほく線に乗車&撮影に行ってきました!
この年は2015年3月14日の北陸新幹線・長野~金沢間開通の前年。
北陸新幹線が開通する前は、越後湯沢からほくほく線を経由して首都圏から北陸 (富山・金沢・福井方面) への最短ルートになっていたことから、当時国内在来線の最高営業速度タイの160km/hを誇っていた特急「はくたか」が走っていました。
2015年3月14日ダイヤ改正で北陸新幹線が開通した代わりに在来線特急のはくたかは廃止になったので、廃止前年にその姿を記録に残しておくことにしました。
この日向かったのは、一面の広大な田んぼの広がる、くびき駅周辺。
金色に輝く一面の稲穂の海を駆け抜ける、特急「はくたか」!!
JR西日本所属、681系の白いはくたかです。
160km/hの高速進行で、風のようにあっという間に駆け抜けていきました。
金沢発・直江津行の、はくたか9号でした。
そして、青空と白い雲、山々をバックに、北越急行所属の赤い特急「はくたか」!!
681系のうち北越急行が保有していた2000番台は、赤いラインと「スノーラビット」の愛称で同社の看板列車的存在でした。
この日のメインの収穫物である2本のはくたかを撮り終えたあと、今度は普通列車のHK100形もやってきました。
田んぼと緑と青空の広がる、のどかで穏やかな景色にローカル普通列車!
この場所は、見渡す限り黄金色に輝く一面の田んぼで、カメラを最大限に広角にしても収まりきらないほどの、広大な農地が広がっていました。
ちょうど収穫の時期を迎えた頃でした。
とてもいい天気で、色合いも鮮やかで、本当に天候に恵まれた日でした。
帰りは直江津から特急はくたかに乗車して帰ってきました。
犀潟で信越線からほくほく線に入り、そこから一気に加速して、先ほど途中下車したくびき付近の田園地帯を高速進行で走っているときの車窓を、動画でも撮影してみました。
速度自体も速いのですが、その高速走行を実現するために路線の線形や軌道の状態も非常に良いので、在来線というよりはまるで新幹線のような乗車感覚でした!
【特急「はくたか」13号 越後湯沢行き】廃止前の乗り納め 犀潟~くびき 高速進行【車窓】 - YouTube
こちらの旅は個別の記事にまとめていますので、旅の詳細はこちらの記事をご覧ください!
2019年11月・2020年12月 高尾山・京王線
そして最後の締めは、地元路線の京王線で!
京王線は都心と周辺住宅地・郊外を結ぶ通勤通学路線の役割がメインですが、一方で沿線には都心からアクセスしやすくミシュラン3つ星で人気の行楽地、高尾山があります。
豊かな自然が楽しめる高尾山は、秋には紅葉の名所に!
…ということで、高尾山の紅葉と京王線の写真をラストにお送りします。
紅葉×京王線
色づく世界の中へ、京王ライナー。
座席指定列車として運行できる新型5000系を生かして、紅葉シーズンには臨時列車で高尾山口発着の京王ライナーが運行されています。
その臨時の京王ライナーで走る5000系を紅葉の中で撮影しました!
北野から分岐して高尾山口へ向かう高尾線の末端、高尾~高尾山口の区間がやっぱり京王線では紅葉の名撮影地ですね。
定番の国道20号・上椚田橋 (上の写真の場所) 以外にも、歩いてみると周囲にも紅葉がいろいろ見られます。
絵画の中に電車がいるようだと言ったら、言い過ぎでしょうか――
京王線の8000系うち1編成、8713Fは高尾山ラッピングが施され、かつての2000系の復刻カラーになっています。
2019年の紅葉シーズンには、この高尾山ラッピングの8713Fに往年の京王特急のヘッドマーク、高尾ヘッドマークが掲出されていました!
ということで、高尾山ラッピング×高尾ヘッドマークを高尾山口~高尾で!
1・2枚目は2018年11月25日、3・4枚目は2019年12月8日の撮影でした。
そして高尾山口には、2015年秋にオープンした京王グループが運営する駅直結の日帰り温泉施設・京王高尾山温泉 極楽湯があります。
高尾山の自然を楽しんだあとは、温泉に入ってゆったり体を癒してから京王線で帰る…というコースが安定のおすすめです! (京王グループの布教)
2019年1年間の京王線の撮影は、こちらの記事にまとめております!
おしまい
そんなかんじで、ここ数年間に行ってきた旅の中から、今回は夏・秋の鉄道風景にフォーカスしてお送りしてみました!
日本全国の津々浦々を走る鉄道、自分が乗ったのはごく一部に過ぎないですが、日本の各地にはそれぞれ素敵な鉄道風景があります。
今年2020年は大小を問わずどの鉄道事業者も壊滅的に厳しい状況だとは思いますが、鉄道の素晴らしさ、旅の素晴らしさ、そして地域の生活の足が今後も失われずにいられることを願って、微力ながら応援しています!
ではでは。