日記

京王線のある季節の風景 ~2023-2024春夏秋冬の京王線撮影~

2024.12.20 01:01

おはようございます。
2024年秋クールは夏目物語ラ!GGOリゼロダンまちの各N期が全部一気に固まってきてこんなん完全に私を狙い撃ちしてきてるだろというくらい完全に俺得すぎたXIAORINGです。

またこうしてこれらの作品の新作が地上波で観られるなんて……ありがとうございます…ありがとうございます……

そんな名作揃いな中でも自分的に刺さったのは、アオのハコがまたよくてですね……
千夏センパイがもう何をするにも超絶可愛すぎるしマ~~~~ジでいい女すぎるのでこんなん全男子高校生が1秒で好きになってしまうどころか全人類好きになるだろ……ってかんじなんですよね……
でもまた雛がですね、雛がほんっっっとにいい子すぎるしハイパー可愛すぎるのでこんなんクラスにいたら一瞬で好きになってしまわないわけがないし大喜が千夏センパイなら雛は俺がもらうぞって全人類思ってしまうだろ……ってかんじですわもう……

そんなん言っているうちにこの記事も書き始めたの9月だったのに、時間かかりすぎて1本書くのに3ヶ月もかかってしまってもう今クール終わりそうだしもう今年終わってしまいそうなんですが……

今年はリアルの業務まわりが大変ハードになったのと大変厳しい状態がずっと続いていて、1年間毎月いつも常に死んでいました。
ただでさえ休みが次いつ生まれるかが前日が終わるまで前もって分からない上になかなか自分のスピードの遅さもあって夜中や休みの日に作業してやりくりするのが常態化しつつあり、さらに自分の使えなさ具合から何をやってもだめなことばかりで自分がいかにダメ人間かを痛感することしかなく、体力的にも死んでいましたし精神的にも死んでいました。
ここ数年の中で今年は一番辛い1年でした。

そうやって1年間死んでたら、毎年いつもここに上げている前年度1年間の京王線撮影のまとめ記事を、全然書かないまま今年1年が終わってしまおうとしているではありませんか…!
去年の2023年は今年と全く違って全然いろいろ活動できていましたので、京王線の撮影も1年を通じてそれまでと同じくたくさん撮れていました。

さすがに今年1年終わってしまう前に2023年度の分を上げておこうというのと、今年は同人活動は1年諦めていたので夏コミにも冬コミにも申し込んでいなかったため、コミケに出れない分せめてこのサイト上では京王線の写真を貼っておこうということで……今回は、前年2023年度 (2023年春から2024年春まで) の1年間撮り続けていた京王線の撮影のまとめをお送りいたします!
1年分の京王線写真を1ページにまとめたので、今回もまた写真大量です!

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もくじ

2023年3月22日、2023年4月1日 上北沢~桜上水 桜のトンネルと京王線

まずは前年分以降となる2023年3月のダイヤ改正後から。
春の桜シーズンに、2023年も「桜と京王線」を撮りに行ってきました!

春はなかなか雨が多く、社会人撮り鉄としては自分のスケジュールと天気がちょうど桜の見頃の時期になかなかはまらなくて、そこが一番苦労するところです。
この年も一番満開の時期で自分の身体が動けそうな日がが雨ばっかりになってしまいそうな予報だったので、雨の日になる前に先回りして3月22日にまず桜と京王線を撮ってきました!

いつも例年行っている好きな京王線の桜撮影地ですが、今回もまた上北沢へ。
上北沢の駅近くに、住宅地の中に桜のトンネルのような並木道があって、その向こうに京王線桜上水4号踏切が見えるところがあります。

ここが個人的にも気に入っている京王線の桜スポットのひとつで、桜が咲く季節になると地域の方々など道行くいろいろな人々が桜を見上げたり写真を撮ったりしています。

この並木道の突き当たりから直線300mを望遠でブチ抜いて、頭上を埋め尽くす桜のトンネルとその向こうに京王線が顔を出す一瞬を取りました!

~桜のトンネルの向こうに京王線・2023~

5000系が通過する瞬間にはちょうど近くの保育園と思われる子どもたちがお散歩に来ていて、すっごく微笑ましいほのぼのとした春の京王線沿線風景が見られました!

京王線笹塚駅~仙川駅間連続立体交差事業が事業中で、この上北沢周辺も高架になる予定です。
桜並木こそ高架化後も残りますが、線路が高架になるとおそらく桜のトンネルの向こうに京王線の電車が見えるこの景色は見納めになってしまうと思います。
そのため、この景色が普通に見られる今のうちに例年通うようにしています。

地域に愛されるこの桜、2023年もまたきれいに咲いてくれました。
いちおう抑えで先に撮っておこうと行ってきましたが、結果的に2023年の上北沢はこの日が自分としては一番の収穫になりました。

日を改めて今度はシーズン終わりがけラストチャンスの4月1日土曜日。
ようやく週末に晴れの日がやってきたので、この日の仕事に行く前の朝イチ6時台にダメ押しでもう一度撮りに行ってきました。

~桜のトンネルの向こうに京王線・2023年2回目~

同じ京王線沿線でも開花の進行状況はけっこう場所によって差があるものです。
さすがにこのときはもうけっこう葉桜になっていました。
あと人が少ない時間帯に行こうと思っていきましたけど、案外土曜日の朝6時台でもここを歩いている人がいるものだなあとも。

2023年4月1日 中河原~聖蹟桜ヶ丘 多摩川沿いの桜と京王線

4月1日は上北沢の桜のトンネル2回目を撮ったあと、そのまま今度は聖蹟桜ヶ丘に行ってきました。

その名前の通り、春には街のいろんなところで桜が咲いて、桜に包まれる街・聖蹟桜ヶ丘
京王電鉄本体の本社がある、京王のお膝元でもあります。

聖蹟桜ヶ丘の駅前からいろは坂へと続く道には、道路の両側に桜並木があって頭上を桜が埋め尽くす桜のトンネルに!

この聖蹟桜ヶ丘の桜のトンネルで、「桜×京王バス」を撮ってみました!
さらに系統と行先も「91の「ヶ丘二丁目

~桜のトンネルを走る京王バス~

聖蹟、ほんとに桜がよく似合う街です。
自分の好きな京王線の中でも、とくに好きな街のひとつです。

さらにもう1本、こちらは京王帝都時代の復刻塗装の京王バス!

駅の近くで京王バスを撮ったあとは、今度は京王線もということで、聖蹟から関戸橋多摩川を渡って府中市側の土手へ。
多摩川に沿って堤防上にサイクリングロードの府中多摩川かぜのみちと、堤防の下には車道の多摩川通りが走っています。

この多摩川の堤防沿いに咲く桜といっしょに、鉄橋を渡る京王線を撮ってみました!

~春の鉄橋を渡る、京王線の桜風景~

鉄橋を渡る京王線が、桜の間から顔を出す瞬間を!

7000系による10両編成には、10両固定編成のものと、6+4両を連結した10両編成があります。
京王線の営業列車での分割併合が消滅して久しい今、ゆくゆくは京王線ではこのような先頭車同士が向かい合って連結した分割編成は撤廃されてしまう方針となっているので、こういう先頭車同士の姿を見かけるとついつい撮ってしまうものです。

この年は自分のスケジュールと天気のタイミングの関係でこのくらいでしたが、毎年恒例行事をこの年もしっかり実行できました。

2023年4月9日 柴崎~国領 菜の花咲く野川で京王線

桜のあとは菜の花のシーズン。
調布市内で京王線と交差する野川は、川沿いに桜の花が咲いて個人的に好きな桜と京王線の撮影地ですが、4月になるとは河川敷に菜の花が咲いて、菜の花と京王線の水辺の風景が広がります!

しばらくここ何年か野川は桜を撮りに来ていて、菜の花で撮るのは久しぶりだったので、4月9日の午後、この春直通が始まった相鉄東急の乗車&撮影に行ったあとに、最後に野川京王線を撮りにきました。
1本上流側で渡る国道20号の馬橋から、菜の花の咲く野川を京王線が渡るところを撮ってみました!

~菜の花咲く春の野川~

5000系菜の花と京王ライナー

そして、緑あるれる野川に、グリーンの8713編成・高尾山トレイン

この日は1日好天に恵まれ、春の穏やかな陽気の1日でした。

(番外編) 京王線開業110周年記念乗車券

さて京王線自体の撮影からはそれますが、この年2023年春の京王線でとくに大きなできごとといったら、やっぱり京王線開業110周年!
2023年4月15日で、京王線は1913年4月15日の笹塚~調布間開業からちょうど110周年を迎えました。

当時の京王電気軌道笹塚調布12.2kmを初めて開業し、以降順次新宿方と京八方へ延伸、戦時中の大東急への合併からの戦後の京王帝都電鉄としての再スタート、その後は各支線の開業と都営新宿線との直通運転開始…を経て現在の (井の頭線を含めて) 全69駅・総延長84.7kmの路線網ができあがっています。
また、開業と同じ1913年4月15日にバスの営業も開始しています。

2023年は、京王線の開業110周年を記念した様々な企画が行われましたが、そのひとつとして、京王線開業110周年記念乗車券が開業日当日の4月15日に発売されました!
こちらを発売日に買えました!

中を開くと記念乗車券は硬券で、笹塚から250円区間・下高井戸から250円区間・柴崎から250円区間・調布から250円区間…と1913年4月15日の開業時からある駅がセレクトされていました。
台紙には往年の京王線の写真と、1913年から2023年に至るまでの110年の京王線の歴史が書かれています。

このころ京王線の駅には開業110周年のポスターが貼られていましたので、駅の110周年ポスターと一緒に記念乗車券を撮ってみました!

ちなみに10年前の開業100周年の年にも、同様の記念入場券が発売されていました。
せっかくなので10年越しの並びで、開業100周年記念入場券と開業110周年記念乗車券をいっしょに撮ってみました!

こちらはおまけ。
4月上旬の新年度シーズンに、井の頭線渋谷駅で見かけたこの表示。

駅の発車案内の最下段、普段はお知らせや運行情報をスクロールで流しているところに、渋谷駅を通る路線を持つ京王電鉄・東急電鉄東京メトロJR東日本の4社による新生活応援メッセージが出ていました!
近年ではいろいろはシーズンや特定の日に発車案内にメッセージを流す駅が多く見られるようになってきましたが、こういった社局を越えたつながりもまたいいな…と思って1枚撮っていました。

2023年4月22日 多磨霊園~武蔵野台 つつじの花と京王線

春の“花と京王線”シリーズ、桜・菜の花ときて、続いて春から初夏へと移り変わろうとする頃には、東京のいろんなところでつつじが咲き始めます。
京王線沿線では、けっこう何年も前に多磨霊園でつつじと京王線を撮ってたのを思いだして、久しぶりに4月22日に行ってきました。

多磨霊園の駅の近く、西武多摩川線をオーバーパスした京王線が地上へと降りてくると、京王線の線路沿いには色とりどりのつつじが咲いていました!

~色鮮やかなつつじの輝く、京王線の春~

9000系白一色のつつじで京王線!

軌道と側道との間の植え込みに、けっこうな長さでずっとつつじが咲いていて、さらに場所によっていろんな色の花が咲いているので、彩り豊かな沿線風景を楽しめます。
コーポレートカラーの京王レッドとつつじの花がとても鮮やかな色合いでした!
これでつつじヶ丘の駅の近くで線路沿いにつつじが咲いているところがあったら 、つつじヶ丘でつつじと京王線が撮れるんだけどな~…と密かに思っています。

2023年4月22日 中河原~分倍河原、多磨霊園~武蔵野台 京王線開業110周年ヘッドマーク

2023年4月15日で開業110周年を迎えた京王線では、110周年を記念した様々な企画が催されましたが、その中のひとつで、9000系の9702編成に京王線開業110周年記念ヘッドマークが掲出されました。

これはいつか絶対に撮りに行かなければいけない…と思っていたところでたまたまちょうど運用と自分のスケジュールと天気が合ったのが4月22日。
先ほどのつつじと京王線を撮ったあと、いつもの中河原のカーブに移動して、京王線開業110周年ヘッドマークを撮りに行ってきました!

近年個人的に下り列車のヘッドマークを撮るのに重宝しているおなじみのこの場所。
当該の9702編成が来るまで待ちながら、いつものようにその間に他の列車を撮影していました。

この年2023年3月のダイヤ改正で増発された、16:00新宿発の京王ライナー1号京王八王子行き!
土休日の京八ライナーに16時台が登場したことにより、本線系統でも明るい時間の京王ライナーが撮りやすくなりました。

各停で走ってきた7000系7709編成
このときはなんてことなく普通にたまたま来たのを撮ってましたが、この7709編成、後日2024年2月12日に廃車回送されて引退してしまいました。

2024年でデビューから40周年となった7000系は、京王線の中でも最古参ということもあって、5000系の増備に伴って車齢の高い編成を中心に次々廃車が進んでいます。
こういうふうにたまたま撮っていた編成がやがて廃車されてしまうということもざらにあるので、なるべく日頃から何でもない姿でも撮っておきたいと思うものです。

そしていよいよ、ヘッドマークを付けた編成が…

京王線開業110周年ヘッドマークを付けた9702編成、ついに撮影できました!
2023年4月15日で110周年となった京王線、あらためて開業110周年おめでとうございました!

~110th 感謝を乗せて、未来へつなぐ。~

やっぱりこの110周年は、2023年の京王線を象徴する1枚かなと思って、この年2023年の夏コミで頒布した京王線写真集の5作目では、この写真を表紙をめくった最初の作品タイトルの背景に採用しました。

そして今回の110周年ヘッドマークでもうひとつ、ひそかに狙っていたカットを…

先ほどつつじと京王線を撮っていた多磨霊園は、地上を走る線路のすぐ隣にバス停があります。
線路も柵が高くなくて車両が見える上に、起終点となる多磨霊園駅のバス停でバスの停車時間もあるので、ここで京王バスと京王線が一緒に撮れる…というのを10年前の100周年のときに知っていましたので、10年越しにここにも行ってみました。

バス停に停車中の京王バスに、ちょうど京王線開業110周年ヘッドマーク9702編成が来るタイミングを亜合わせて、「京王線×京王バス」のツーショットを撮ってみました!

~京王の電車とバス、走り続けて110周年~

また去り際には、後追いでつつじと110周年ヘッドマークも!

今回の京王線開業110周年では、京王線車内の中吊り広告にも110周年の広告が掲出されていました。
このようにいろいろな形で京王線の110周年を祝っていました。

2023年5月27日 京王沿線徒歩の旅2023 ~京王堀之内~橋本編~

続いては連休も過ぎて梅雨入りの近づく5月後半。
2008年に京王線の線路沿いを少し歩いたのをきっかけに、2009年から毎年ゴールデンウィーク近辺の時期に、「京王沿線徒歩の旅」と題して 京王線の線路沿いを数駅歩くという試みをしています。

2023年はゴールデンウィークには遠出してしまっていて日にちがなかったので、落ち着いてから5月27日に実行してきました。

2018年までに京王線 (新宿京王八王子) 高尾線 (北野~高尾山口) の全線を歩き終わって、2019年から相模原線編に入っていましたが、2020年と2021年の中断を挟んで前年2022年に京王堀之内まで来ていたので、2023年は京王堀之内から相模原線の終点・橋本までを歩いてきました!

前年に到達した京王堀之内から歩き始めて、京王線の線路に沿ってひたすら橋本方面へ歩いていきます。
その途中ところどころ京王線が見えるところで撮りながら歩いていくというのがこのシリーズのスタイルです。

堀之内から少し歩いたところにもさっそく、坂を登って松木橋京王線をまたぐところから、京王堀之内の街並みを眺めながら京王線が走る姿が見られました!

~ニュータウンの街並み、初夏の京王線~

多摩ニュータウンは、多摩丘陵の地形を生かした公園や遊歩道が多く、緑のあふれる街づくりがまた魅力です。
新緑の空気が気持ちいい!

京王堀之内南大沢の間にある蓮生寺公園では、公園をオーバークロスする道路が凝った意匠になっていました。

蓮生寺公園のめがね橋!

引き続き歩いて、丘陵地の斜面にある別所やまざくら公園へ。
木々が茂る崖の上からは、街並みを背景に京王線が走る高架が見下ろせたので、新緑の緑の間から多摩ニュータウンを走る京王線を撮ってみました!

~木々に囲まれて街に溶け込む京王線~

新緑に都営新宿線10-300形が溶け込むように、緑地の木々の間から直通先の都営新宿線の顔が一瞬見えました!

~新緑とリーフグリーン~

徒歩の旅はやがて南大沢の街へ。
他の多摩ニュータウンの街と同様に、南大沢多摩丘陵の地形を上手く使って街路や鉄道の立体交差が図られていて、駅手前で線路を跨ぐ南大沢大橋はこれまでにも何度か撮りにきている場所です。

今回もまた、南大沢大橋から線路を見下ろして、多摩丘陵の新緑バックの京王線を撮ってみました!

そして南大沢に到着!
2013年ダイヤ改定から特急停車駅になり、現在は京王ライナーも含めて全列車が停まる駅で、計画的な美しい街並みと多くの商業施設で賑わう街です。

引き続きまだまだ橋本へと歩いて行くところですが、今回はここで中断してもうひとつ別なイベントを……

この日2023年5月27日は、前年から公開されていた新海監督作品「すずめの戸締まり」の国内上映最終日
2022年に観に行っていましたが、ちょうど上手く時間を合わせるように行程を組んで、南大沢舞台挨拶中継付きの最終上映を観てきました!

最後の戸締まりを見終わったら、再び徒歩の旅が再開。
南大沢から今度は多摩境へと歩いていきます。
その途中でまた1枚。

南大沢の街並みを走る京王線!
京王相模原線多摩ニュータウン通りをひとまたぎする、見晴歩道橋から撮ってみました。

南大沢多摩境の間には尾根があり、相模原線はここをトンネルで抜けていますが、徒歩では尾根の上を越えていきます。
この尾根に沿って小山内裏公園があり、広大な緑地や遊歩道が整備されていて散策にぴったりの場所でした!

5月の末ということで、小山内裏公園尾根緑道にはあじさい。

小山内裏公園の尾根の上からは、多摩丘陵の反対側、多摩境から都県境を越えて橋本方面が見渡せました。

遠くには丹沢の山々を望み、周囲には住宅やマンションがなどの建物が立ち並ぶ相模原線の終点付近の風景で、京王線を俯瞰してみました!

~丹沢の山々と橋本の街並み、夕陽に輝く京王線~

線路のゆく先には橋本駅周辺の高層マンション群がそびえる、地元の見慣れた風景が見えてきて、いよいよ京王沿線徒歩の旅の相模原線編もラストスパート。

日没を迎えてからも、多摩境から高架になった線路に沿ってひたすら歩いていき、ついに今回のゴール、相模原線の終点で地元の橋本駅に到着!
こちらがJRのある北口

反対に回って京王線のある南口
写真右側の相原高校跡地にはリニア中央新幹線の駅が工事中です。

ということで2023年の京王沿線徒歩の旅は、京王堀之内から橋本までの3駅・営業キロ6.6kmを歩きました!
これで京王線高尾線に続いて、2019年から3回にわたって歩いてきた相模原線の11駅・22.6km全区間踏破となりました!

仙川に帰ってくると、駅前のロータリーにあじさいが咲いていました!
仙川駅前といったら桜がやっぱり代表的ですが、桜のあとの季節もいろいろな花が彩ってくれます。

2019年から歩いてきた相模原線は全線が立体交差ということで、本線系統と違って線路沿いから普通に編成で大きく車両を撮れるところは、駅以外ではほとんどありませんでした。
その一方で、多摩ニュータウンなどの風景と絡めて撮れるようなところが、案外豊富でバリエーション豊かだった印象でした。
こうして線路沿いを歩くことによって、まだ自分が行ったことのなかった撮影地との出会いがあるのが、京王沿線徒歩の旅シリーズの魅力のひとつです。

2023年6月4日 京王多摩川、2023年6月16日 京王永山 7000系陣馬ヘッドマーク

東のヘッドマーク大好き電鉄株式会社として定評のある京王線
1年を通じて様々なヘッドマークが車両に取り付けられています。

そんな中で、高尾ヘッドマークと双璧をなす京王線伝統のヘッドマーク、陣馬ヘッドマークが2023年も掲出されました!
8000系に出ていた2022年とはまた異なり、2023年は7000系で7705編成+7805編成に付いていました!

下り方の7705編成を6月4日に、上り方の7805編成を6月16日に、それぞれ撮れました!

まずは下り方の7705編成の陣馬ヘッドマークを、京王多摩川で!

上り方の7805編成は日を改めて6月16日に、こちらは京王永山に行ってきました。

7000系には2両・4両・6両・10両がありますが、百の位が7で十の位が0番台の7705編成は6両、百の位が8の7805編成は4両。
6両を八王子方、4両を新宿方に連結した10両編成となっています。
また編成による違いとして、側面がコルゲートかビードプレスか、種別行先の表示器が幕かLEDか、前面のアイボリー枠や識別灯の形状、前面の車両番号の書体が昔の京王線車両に見られる角張ったものかHelveticaか、などの細かい違いがあります。

こちらが上り方の7805編成の陣馬ヘッドマーク!

朝から天気もよかったので陣馬ヘッドマーク以外にもいろいろ日常の京王線を撮っていました。

同じく7000系の4両側の中でもこちらは新造ではなく組み替え組の7806編成
7805編成とはまた顔が少し違っています。

都営新宿線直通に対応する9000系!

9000系には10両編成で都営線直通対応の30番台と、8両編成で直通非対応の0番台がありますが、この日はたまたま両方撮れていました。
編成長の違い意外にも前面がちょっと違います。

朝の上り京王ライナーも撮影!
8:26橋本発の京王ライナー38号でした。

こんなかんじで、前年の8000系の陣馬ヘッドマークに続いて7000系でも撮って、他にもいろいろ平日朝の出勤前に撮っていた日でした。

2023年6月17日 稲城~京王よみうりランド 街を見下ろす丘の上から相模原線

そのすぐ翌日の土曜日、今度は休日午後に稲城に行ってきました。

相模原線に乗っているときに、ランド稲城の間で南側の斜面に宅地造成が進んでいるところが見えますが、車窓からこのあたりを眺めているときにいつも、なんかこのへんの斜面の上から京王線が撮れそうだな……と思っていたので、6月に貴重な快晴の休日となったこの日に、車内から見て撮れそうと思っていた場所に行ってみました!

雲ひとつない青空に、遠く街並みが広がる中、京王線が走る姿が見られました!

丘陵地の縁にあるこの場所、緑がこんもりと盛り上がる裏山の裾野に沿って、京王よみうりランドから線路がカーブを描きながら続いています。
多摩の丘陵地はここまでで、眼下には多摩川へと続く平地に家々がたくさん建ち並び、遠く空の向こうには都内のビル群が見える、そんな景色の中を京王線が走ってゆきます。

京王線に乗っているときに、北側 (いわゆる山側) を向いて窓の景色を眺めていると、このあたりの稲城~ランド~稲田堤あたりは高架から街並みが見渡せて、車窓のいいところですね!
ちょうどこんなかんじの景色が見えます。

またひとつ撮影地との出会いとなった日になりました。

2023年6月18日 浜田山~高井戸、西永福~浜田山、明大前~東松原 あじさいと井の頭線

この記事のメインは京王線ですが、たまには井の頭線も…ということで梅雨時の6月18日。

井の頭線は線路沿いにあじさいの咲いているところが多く、車両の7色のカラーバリエーションと合わせて梅雨の街に彩りを添えてくれます。
6月18日は昼に蒲田PIOフットバに一般で行き、そのあと午後は若葉台で後述の撮影会に参加していましたが、その行きがけの朝一で井の頭線を撮りに行ってきました。

向かったのは浜田山
前からわりと行ってるところでもあり、あじさいと井の頭線としてはおそらくもっとも有名な場所ではないでしょうか。

直線の線路の両側にたくさんあじさいが咲いていて、あじさいの中を走って行く井の頭線が見られました!

~あじさいと井の頭線 2023~

あじさいが見頃の時期に合わせて、井の頭線にはあじさいヘッドマークが例年掲出されています。
2023年はバイオレットの1755編成に掲出されていました。

あじさいヘッドマークとあじさい!

今度は浜田山からそのまま隣の西永福まで1駅歩きながら、途中の踏切や線路沿いで撮っていきました。

このあたりは、いろんなところで線路沿いにあじさいが咲いていました!

1駅歩いて西永福から再び乗りました。
西永福のホームからも、あじさいと井の頭線!

相対式ホームが多い京王線系統に対して井の頭線は島式ホームが多い印象。
望遠で正面から撮ってみました。

西永福から京王線と交差する明大前まで戻ってきました。
もう1ヶ所、今度は明大前で撮ってみました。

カーブを曲がりながら井の頭線が姿を見せるところに、沿線のあじさいを合わせて!

明大前は駅の部分だけがちょっとした谷のような地形になっていて、地上の京王線は2階に、井の頭線は地下1階にあたる堀割の中を走ります。

駅の南側、京王線下りホームの下にあたる場所に、井の頭線の堀割を跨ぐ歩行者用の橋があり、最後明大前から電車に乗る前に、この橋の上からも井の頭線を撮ってみました!

引き続きこの日の午後に行ってきた撮影会へと続きます。

2023年6月18日 若葉台検車区 京王線開業110周年記念「京王線車両大集合」車両撮影会

2023年は京王線の開業110周年を記念して、いろいろな企画が催されました。
その110周年記念イベントのひとつとして、若葉台検車区で、京王線開業110周年記念「京王線車両大集合」車両撮影会が開催されました。

若葉台検車区の車両基地内に京王線の現役車両の各形式を横1列に並べて、途中ヘッドマークの付け替えも行いながら、約50分間の撮影会が2023年6月18日(日)に12:00~・13:30~・15:00~の3回開かれました。

過去に海老名 (小田急) 久里浜 (京急) 大宮 (JR) の車両基地イベントには行ったことがありましたが、一番肝心の京王線のイベントに今まで一度も行けてなかったので、いつか京王線のイベントにも行きたいと思っていたところ、幸運にもこの撮影会の予約が取れてしまって (かつ自分のスケジュールが奇跡的に空いていて(重要) ) 15:00~の回に参加してきました!

検車区の正門から敷地内に入り、建物を回り込むようにして車両基地の永山方の終端までくると、線路上に一列に整列する京王線現役車両の姿が!
時間の許す限りたくさん撮影していきました!

展示車呂は左から順に、5000系 (5737編成) ・9000系 (9702編成) ・8000系 (8721編成) ・7000系 (7705編成) ・事業用車両 (デヤ901+クヤ900+サヤ912+デヤ902) の5編成!
ていうか、まさかデヤまでいるとは思わんやん……

京王線は1年を通じていろいろなヘッドマークが取り付けられていますが、今回の撮影会でも京王線のヘッドマークが取り付けられていました。

5000系にはお正月の定番「迎春」、9000系には迎春になる前はこちらが毎年恒例だった「迎光」、8000系7000系には京王線特急の伝統のヘッドマーク「高尾」と「陣馬」、そしてデヤ902には総合高速検測車クヤ900の愛称である「DAX」 !

こちらが京王線の事業用車両、手前から順にデヤ902+サヤ912+クヤ900+デヤ901!
クヤは軌道と架線の検測車両で、サヤは事業用貨車です。

京王線の現役車両を並べての撮影会とはいってたけど、営業車だけじゃないのかよ……
デヤ検を撮ったことがなかったので、自分にとっては思いがけず初めてデヤを編成で撮れて、これはうれしいサプライズでした!

そして今回の撮影会のヘッドマークで一番の見どころとなったのはこのシーン。
京王線の現役車両5形式に、京王線開業110周年ヘッドマークを掲出しての撮影!

開業110周年ヘッドマークを付けた京王線車両5形式並びは圧巻でした!

2023年は営業列車でも9000系7000系に110周年ヘッドマークを付けて走っていましたが、デヤに付いているものがそれで、他の形式に付いているヘッドマークは営業列車のものとはまたデザインの異なる特別なヘッドマークでした。
この気合いの入れ方がすごい……

この撮影会の2ヶ月後にあった夏コミ (C102) にサークル参加していて、京王線写真集の5作目を制作中というタイミングもあり、今回の撮影会は京王線の写真がたくさん撮れてほんとに優勝であまりに最高だったので、新刊の京王線写真集の中でも撮影会で撮っていた写真をいろいろ採用していました。
110周年の年に出す新刊ということで京王線開業110周年にちなんだ内容で特集ページを入れましたが、特集の扉のページに採用した写真がこちらの110周年ヘッドマーク5並びでした。

後半はヘッドマークを外して通常の状態での5形式並びを撮影!

弊サークルのレギュラーシリーズである京王線写真集では、表紙の写真は京王線の各形式の顔を正面から撮った写真で作るようにしていて、同じ構成をサイトのヘッダー画像やサークルの告知画像や敷布など、アイキャッチとなる部分にも使うようにしています。
今まではそれぞれの形式の写真が回収できるまで撮影地で粘って撮っていましたが、今回の撮影会ではひとつひとつの車両が正面からも取り放題で、一気に十分撮れてしまいました。

ヘッドマークなしのノーマルな5並びを斜めから撮った、こちらの写真が2023年夏コミの京王線写真集5作目で、まえがきのページに使っていた写真!
これはあの場所にこんな感じの写真ほしいなーと思って撮っていました。

やっぱり鉄道車両たちが1列にビシッと整列する姿はかっこいいです!

先ほど撮っていた事業用車両の編成も、ヘッドマークのない状態でも記録しました!
普段検測で走るときはこの姿ですね。

5000系・9000系・8000系・7000系・デヤ902の並びを正面から!

種別と行先の表示は、5000系京王ライナー橋本9000系急行多摩動物公園 (往年の動物急行!) 8000系準特急京王八王子 (この年2022年に惜しまれつつ廃止となった準特急!) 7000系快速京王多摩センターデヤ902試運転でした。

そしてこの正面からの5本並びの写真を撮っていたら、これもまたいい並びの写真が撮れたのでなんかこの写真をアクスタにしたいなあ~…と思ってしまい……写真集と同じく夏コミ (C102) でアクスタを作ってしまいました。
ほんとにこの撮影会は収穫が大豊作で……大満足でした。

さらに最後には、幕回しが行われて種別と行先の表示を変えての撮影!

変更後の表示は、5000系Mt.TAKAO高尾山口9000系快速高尾 (2024年の現行ダイヤでは快速高尾行きは見れないはず…?) 8000系急行新線新宿 (競馬開催日の臨時列車で見るやつ!) 7000系急行府中競馬正門前 (競馬始発ではなく逆の競馬行きの急行ってこれも現行ダイヤではないやつ…) クヤ902は引き続き試運転…というラインナップでした。

しかもこれ、最初の準特急のときからそうですが、8000系の幕がよく見ると現行のフルカラーLEDではなく、旧幕 (特急準特急が赤背景白文字、急行が白背景赤文字) でかつ英語表記なしの時代を再現した幕になってるんですよね…!
さらに幕回し中には京王八王子・高尾山口京王八王子・橋本の分割幕まで見れたり……
デヤで既に大サプライズだったのに、その上8000系の旧幕まで見られるなんて……いやあ、アツすぎました……

ということで今回ついに初めて京王線のこういったイベントに参加できました。
結果的に京王線写真集にここで撮った写真を何枚も採用したくなってしまうくらい、たくさん推しの京王線の写真が撮れて収穫がたっぷりで大満足な日でした。
1時間の撮影時間があっという間に感じるほどの素晴らしい会で感激です……

このような機会を用意してくださった京王のみなさま本当にありがとうございました!!
そして開業110周年おめでとうございました!

(番外編) 2023年7月2日 橋本駅南口周辺の定期記録

リニア中央新幹線の駅建設工事が進められている橋本駅南口
橋本で生まれ育った私としては、自分が生まれ育った街がこれから大きく変わってゆくことから、「今の橋本の街の姿」を今のうちにしっかり記録に残しておきたい……と思い、橋本駅南口の周辺の様子をだいたい年1ペースで写真に撮るようにしています。

2023年分は週末に貴重な快晴で天気のいい日がきた7月2日に行ってきました!

京王線の橋本駅に面する南口
右端の建物が京王線の駅舎で、高架がそのまま3階部分のホームにつながり、2階に改札口とJRへの連絡通路があります。
高架下となる1階~2階部分に京王クラウン街の商業施設が入っています。

京王線橋本駅もリニア駅開業とともに移設を市が検討しているという話もあるので、駅前だけでなく駅自体も子どものころから長年見慣れていたこの姿が変わってしまうかもしれません。

バスターミナルのある橋本駅南口のロータリー
橋本駅北口南口のそれぞれにバスターミナルのあるロータリーがあります。

写真左側のバリケード内が、工事が行われているリニア駅の敷地になります。
2022年から2023年にかけての変化としては、地下に建設しているリニア駅の掘削によって生じた建設残土が、壁のように積み上がってきていました。

JR京王線の乗り換えで利用する南北自由通路の階段上から南側を見たところ。
相原高校跡地の高大な敷地でリニア駅の工事が行われています。

ここに積み上げられている建設残土の上を整備して、工事中の駅予定地の様子を眺めることができる「さがみはらリニアひろば」が2023年6月17日にオープンしました。(さがみはらリニアひろばに行ったのは12月2日)

駅前以外での変化としては、工事の進行により南口からアリオ橋本方面へ向かう駅前の通りが、迂回路に付け替えられていました。
この部分はその後2024年に訪問した際には元の線形に戻されています。

南口駅前から相原高校跡地をぐるっと1周するようにして、例年撮っているのと同じ場所で同じように写真を撮り、ひととおり撮り終わって駅に戻ってきたら京王線に乗って次の撮影へと向かいました。

2023年7月2日 南大沢~京王堀之内 多摩ニュータウンを走る京王線

橋本駅南口周辺の定期記録を撮っていた7月2日は、梅雨の合間に青空が広がるとても天気のいい真夏の日差しの日だったので、京王線一日乗車券を使って京王線のいくつかの駅で乗り降りしながら撮ってきました。

橋本からまず向かったのは南大沢
5月の京王沿線徒歩の旅でも訪れていた南大沢大橋から、夏の青空と南大沢の街の風景と一緒に京王線を撮ってみました!

~広がる青空、多摩ニュータウンの夏~

夏の多摩ニュータウン京王線をテーマに、もう1駅。
続いては南大沢のおとなり京王堀之内に行って、京王堀之内の駅周辺を見ながらもう1枚撮ってみました!

丘陵地の起伏に沿って街や線路が伸びる、多摩ニュータウンの夏の風景です。

2023年7月2日 聖蹟桜ヶ丘~中河原 夕焼けに染まる空で京王線

この日は夏の京王線の空を追いかけて、昼間に南大沢京王堀之内で撮ったあとは、最後に夕焼け空を撮ろうといつもの聖蹟桜ヶ丘へ行ってきました。

聖蹟の駅に着いたら多摩川へ向かう前にまず駅でこのとき出ていたヘッドマークを撮影。

まずは京王線特急の伝統の高尾ヘッドマーク!
高尾山トレイン8713編成高尾ヘッドマークが掲出されていました。

そしてもう1つこの日狙っていたのは、東京SUGOI花火2023ヘッドマーク!

7月5日に京王沿線の東京競馬場で開催されていた府中の花火大会を記念して、8728編成にヘッドマークが掲出されていました。
期間終了前に滑り込みで撮影してきました。

そしてちょうど夕陽が沈むころ、いつもの聖蹟多摩川に行って日没前後の夕焼け空で京王線を撮ってきました!
京王線のシルエットに沈む太陽が重なってきます!

ここから日が沈んでやがて暗くなるまでの間、夕焼け空の中を走る京王線を撮っていました!
夏の1日の終わり、夕陽が沈む前後の時間帯は、刻一刻と空の色が変化して、その鮮やかな色合いに魅了されます。

~夏の夕暮れはドラマチック~

夕陽の色から夜の空へと変化する中、ラストは京王ライナー
19:00新宿発の京王ライナー7号京王八王子行きでした。

そんなかんじで、自分のスケジュールが空いていて1日天気もいいという貴重な1日、いろいろ京王線沿線で1日中撮影していた日になりました。
一日乗車券もあることだし、最後は京王高尾山温泉でほかって締めました。

(番外編) 2023年7月16日 八王子博物館 京王線と八王子-京王電鉄開業110周年記念-

今度は京王電鉄の主催以外でも開業110周年がらみの催しの様子を。

八王子駅南口にある桑都日本遺産センター 八王子博物館 (はちはく) で2023年6月3日から7月17日までの間、京王線の開業110周年を記念した企画展「京王線と八王子-京王電鉄開業110周年記念-」が開催されました。

ちょうどこの日は橋本に用があったので、いつもの相模原線系統ではなく寄り道して八王子まわりで帰りながら、この展示を見に行ってきました!

八王子京王線の終点駅の街ということで、京王電気軌道開業当初からの資料がいろいろ展示されていました。

こちらに写っているのは、都心側ターミナルの新宿駅の移り変わりと、100周年のときの硬券の記念入場券・乗車券。

八王子の街にできた京王線の終点駅、現在の京王八王子の前身にあたる東八王子駅の様子。

京王電気軌道時代の制服も展示されていました。
京王れーるランドにも過去の京王の制服がありますが、こんな時代の制服をじっくり眺められるのも貴重な機会だったと思います。

1世代前のデザインの路線図。
このデザインの路線図に見慣れている方も多いんじゃないでしょうか。
自分も京王線の路線図といったらこれというイメージです。

相模原線急行までしかなかったり、笹塚千歳烏山がまだ急行までの停車駅だったり、準特急通勤快速があって京王ライナー区間急行がなかったり、今となってはいろいろ変わった部分も多く、個人的にはとても懐かしい気持ちになりました。

京王電気軌道時代から、京王帝都電鉄京王電鉄の時代まで、それぞれの時代の京王線にまつわる資料が見られたほか、京王バスの資料もありました。
常設展のコーナーには八王子の街の歴史や文化にまつわる展示が行われていて、あわせてこちらも見学してきました。
会期終了の1日前というギリギリ滑り込みのタイミングですが、何とか見に行ってこれました。

2023年7月23日 聖蹟桜ヶ丘~中河原 白波の多摩川を渡る京王線の夏

梅雨が明けて翌日、いよいよ2023年も真夏が到来となった7月23日、京王線の真夏の風景を撮りに行ってきました!
この年サークル参加が決まっていた夏コミ (C102) まであと3週間と迫り、本来は原稿をやらないとまずくてとても撮影なんかに行っている場合ではないはずなのですが……

ということで、1年中どの季節もよく行ってるいつもの好きな京王線撮影地、聖蹟の多摩川へ。

真夏の日差しに多摩川を渡る京王線を撮りました!
多摩川の土手から9000系8000系7000系をそれぞれ。

視界が開けて空が広く見渡せる場所で、鉄橋の下には青空と白い雲を写し取ったかのような多摩川の水面、そして電車も編成全体がよく見える、どの季節に来ても安定の好きな京王線沿線風景です。
京王線は美しい――それを感じる風景のひとつです。

~京王線の夏、多摩川の納涼~

普段は聖蹟の多摩川では土手の上から撮ってることが多いですが、この日はガンガン生い茂る河原の草どもを踏み分けながら土手を降り、水面ギリギリまで行って多摩川の水際からの京王線を撮ってみました!

強い日差しの青空に、多摩川の豊かな水の流れが生み出す水しぶきが涼しげに白く輝く――京王線からの暑中見舞いのような、とっても京王線の夏!…という撮影になりました。

京王線の鉄橋のすぐ手前には階段状になった堰が設けられています。
水の量が多い時期には、水しぶきを上げて小さな滝が連なるように流れていて、この水の流れが納涼感を演出していました!

シャッタースピード1/4000秒で、流れ落ちる水の一瞬の形。

ほんとはさっきのアングルなら鉄橋の東側なので午前順光なんですけどね、この日は朝は江ノ電に行っていてお昼に京王線に戻ってきたので、まああんまり気にしないことにします。

で、昼からは鉄橋の西側の方が順光になるので、橋の下をくぐって反対側も押さえておきました。

夏の明るい日差しを浴びて鉄橋を渡る京王線!
やっぱり夏は光が多くて、景色が鮮やかで明るく見えるのがいいなって思って、そこが私は好きですね。

たまたま8000系2連続でしたが、 上のは8000系10両編成の0番台だったのに対して、下のは8両編成の20番台!

近年の夏はとにかく猛暑がクッソ暑すぎて、真夏の撮影は朝か夕方じゃないと暑さがまじでしんどいですね……
この日は結局こうやって朝から昼までは撮りに行ってしまったので、帰ってから夏コミ新刊の京王線写真集の原稿をやるなどしていました。

しかし、夏は空と水面の青と草木の緑が鮮やかで、天気のいい日の多摩川は景色がよくて、やっぱり好きな街だなあと思います。

2023年7月29日 めじろ台~山田、京王片倉 八王子花火大会と京王線

2023年も夏の花火シーズンがやってきました。
京王線と花火の写真としては、自分はいつも調布の花火を撮りに行っていましたが、2023年は他にも京王線といっしょに見れるところを狙ってみようと、富士森公園の八王子花火大会に行ってきました!

といっても会場の富士森公園で見るのではなく、まったく別な線路沿いで……
2022年に秋のMt.TAKAO号を撮りに来ていた、めじろ台の近くで高尾線の線路を見下ろす階段の上。
ここから見えるこんもりとした丘の向こうに富士森公園があるので、ここなら花火が上がってくるのも見れるのでは…?と思って行ってみました。

2022年分の記事で貼っていた、こちらの写真を撮った場所です。
この左上のちょっと林のように木が固まっているところの向こう側に富士森公園があります。

あたりが暗くなるにしたがって、丘の向こうから花火が上がってくるのが見えてきました!

富士森公園から少し離れたこの場所ですが、周りの住民の方々が花火を見に集まってこられていました。
こういう、その地域の方々が家の近くから楽しめるのがまたいいですよね。

そして打ち上がる花火に合わせてちょうど京王線が走ってくるところで撮影!
「八王子の花火と京王線」のツーショットを撮ってみました!

調布の花火ではいつもバルブで電車を光の線にしちゃってますが、今回はあまりシャッタースピードを下げずに若干流し気味ぐらいでやってみました。

花火はまだまだ上がっていきますが、あえてそんな打ち上げの途中で急いで移動。
打ち上げが終わる前にもう1ヶ所、八王子の花火と一緒に京王線が見れる場所を狙ってみました。

花火が上がる最中にめじろ台から2駅乗って、今度は京王片倉へ。

こちらは駅のホームから花火が見えました!
ということで、京王片倉でも「八王子の花火と京王線」!

この日のめじろ台に行くときに乗ってた電の車掌さんが、山田到着時のアナウンスに「富士森公園最寄り駅でーす」と一言添えていて、そういうちょっとした一言がまた粋だなあと思うなどしました。

そんなかんじで、この2023年は9月に調布の花火も撮りに行けましたが (後述) 八王子にも行ってこれたので花火と京王線が2つ撮れた年になりました。

2023年8月27日 京王多摩川~京王稲田堤 夏の雲と京王線

2023年の8月は夏コミ (C102) にサークル参加しておりまして、弊サークルレギュラーシリーズの京王線写真集としては2021年冬のC99以来となる、京王線写真集5作目を新刊として頒布していました。
そのため7月から8月頭までは今回も毎回恒例の制作と準備に追われる限界サークルになっていまして、で、夏コミが終わってからは翌日から労働が立て込んでおり……
そんなこんなで前回の7月29日に撮ってから京王線は1ヶ月近くしばらく撮ってなかったなーと思って、夏の終わりに夏の京王線をもうちょっと撮っておこうと思って、8月27日に行ってきました!

そこでこの日行ってきたのは多摩川を渡る多摩川原橋
下流側を見ると多摩川の河川敷が広がる中に京王相模原線の鉄橋が見えます。
鉄橋の向こうにはもくもくと雲が立ち上がっていましたので、これを撮ってみることにしました。

大きく入道雲が登る、夏の多摩川の空に京王線を合わせて撮影!
こういうもくもくと高く登る雲はとても夏の空って感じがしますね。

~京王線の夏は、まだ終わらない~

撮ってるとだんだん太陽のある側が曇ってきて光線がなくなってきましたが、橋本行きの京王ライナーがやってきたので京王ライナーも撮影!
16:20新宿発の京王ライナー33号橋本行きでした。

土休日の下り京王ライナーは、京王八王子行きと橋本行きがそれぞれ1時間に1本ずつ出ていますので、次の京王ライナーが来るまでの1時間で場所を移動して、もう1本京王ライナーを撮ってきました。

こちらは若葉台を過ぎて多摩丘陵を登っていく京王ライナー!
次の17:20新宿発の京王ライナー35号橋本行きでした。

2023年8月27日 つつじヶ丘~柴崎 日没の空と京王線

同じく8月27日、最後は日没直後、夏の夕暮れの空で京王線を撮ってきました。
この日は京王多摩川若葉台ときて、ラストはつつじヶ丘へ。

日が沈んだ直後の僅かな時間に見られる、西の空が鮮やかなピンクから紫へと染まる幻想的な色に、築堤をゆく京王線!
9000系の前面のガラスにもその空の色を映していたのもまたよい…!

~夏の思い出はできましたか――~

つつじヶ丘と隣の柴崎の間には小さな段丘崖のような坂があり、京王線は築堤で坂道を越えていきます。
築堤の周りには畑や平地の駐車場が見えるエリアで、住宅地の中をゆく調布以東の京王線の中にありながら空が広く見えていました。

暗くなってきたのでもはやあまり分かりませんが、こちらは前にも撮っていた京王線開業110周年ヘッドマークの9702編成!

調色可能なLEDのメリットを生かして、一般列車とは異なる暖色系の室内灯が灯る京王ライナー
18:20新宿発の京王ライナー37号橋本行きでした。(つまり若葉台で撮った35号の1本後です)

こんなかんじで相変わらずクッソ暑い中ですが、日が沈むまで夏の京王線沿線風景を撮った日となりました。

また別の日にも、この日はたまたま夕方に帰ってきた日で、仙川に着いたら西の空が真っ赤に燃えるような印象的な空だったので、仙川つつじヶ丘との間の崖の上まで行って思わず1枚とっさに撮ってしまいました。
こちらは9月7日。

わずか一瞬、空が見せたこの表情――
夕焼けがとっても綺麗でした!

2023年9月10日 聖蹟桜ヶ丘~百草園 府中四谷橋から見る京王線多摩川橋梁

前回の8月27日以来の休日が生まれたのがこの9月9日~10日の土日2日間。
まだまだ残暑が続くものの、気がつけばもう9月に入っていました。

この日はそんな夏から秋へ移り変わりつつある頃の聖蹟の多摩川へ。
前回は相模原線でしたが、今回は京王線多摩川を渡るおなじみの聖蹟です。

八王子から通じる野猿街道一ノ宮を越えてそのまままっすぐ進み、多摩川を渡るところに架かっているのが、こちらの府中四谷橋
斜めに張ったケーブルが作り出す三角形が美しい斜張橋です。

京王線の下流側にある関戸橋からはよく撮っていましたが、今回は反対の上流側にある府中四谷橋に行ってみました。

ということで、府中四谷橋から多摩川を渡る京王線を撮影!
暑い中にも夕方の風に感じる涼しさが、夏から秋へと季節が移り変わりつつあるのを感じさせていました。

~残暑の日、多摩川はやがて夏から秋へ~

そこから望遠で寄って、鉄橋を走る京王線を切り取ってみたりとか!

そして今度はグリーンのフルラッピングの8713編成・高尾山トレイン
この聖蹟多摩川は、川を渡る鉄橋ということで視界がとてもよく開けて、10両編成の全体が見渡せます。

この日2023年9月10日は、ここ一ノ宮にある小野神社が例大祭の日でした。
聖蹟に着いたとき、駅前の川崎街道をちょうど山車が練り歩いているところに出会いました。

ということで、一の宮ストアのバス停付近で、「小野神社の山車と京王バス」のツーショットを撮影!

こちらが武蔵国一宮、小野神社!

武蔵国には一之宮から六之宮までがありますが、一之宮はここ小野神社とする文献と大宮氷川神社とする文献とがあるそうです。
全国の一宮がある場所は地名も一宮になっている例がよく見られますが、ここも周辺は多摩市一ノ宮ですね。
よく行く聖蹟にあって前から知ってはいたもののまだ行ったことがなかったので、今回初めて行ってみました。

川崎街道から小野神社へ通じる小野神社通りには行灯が出ていましたので、「武蔵一之宮と書かれた行灯の向こうに京王線」なんて構図も!
こちらの踏切は聖蹟桜ヶ丘5号踏切です。
そんなかんじでいつの間にかどんどん季節は過ぎ去っていきました。

2023年9月24日 京王永山~若葉台 電車見橋から京王線

お彼岸も過ぎてようやく本格的に秋を迎えた9月24日、この日は1日天気もよくて撮影日和で、朝から夜までいろいろ撮っていた1日でした。

最初は、この年2023年12月で完全引退が決まっていた小田急ロマンスカー50000形VSE
2022年3月の定期運行終了後からはイベントや貸切の臨時列車として度々走っていましたが、この9月24日には小田急主催による「ありがとう50002編成〜最後の2編成ランデブーミステリーツアー〜」が運行されました。

小田急ロマンスカー50000形VSEの引退前に撮っていた写真は、こちらの記事にまとめております!

VSEはそれまでも定期運行中に、箱根まで途中下車を繰り返しながらVSE乗車&撮影の旅をやるなど撮ってはいましたが、基本的には箱根観光特急ということもあり多摩線内でVSEを撮ってなかったと思って、小田急線多摩線京王相模原線が並走する区間にある、電車見橋に行ってきました。

定期列車と違って途中の駅が何時かは発表されていないため、何時にVが来るかよく分からないので適当な時間に撮影地入り。
小田急京王もどっちも見れるので、Vを待っている間に京王線も撮っていました!

~電車が見える橋から、秋の多摩ニュータウン~

また、電車見橋では運がよければ小田急線と京王線の2つの電車を同時に見れる可能性があります。

このときは京王線側が京王車ではなく都営車ですが、小田急線3000形都営新宿線直通の10-300形の並走が見れました!

その後VSEが通過していったのを撮ったら、引き続きこの日の京王線撮影で別の駅へと移動しました。

2023年9月24日 聖蹟桜ヶ丘~百草園 稲穂の実る京王線の秋

電車見橋VSEを撮ったあと、この日は午後からは夜までいろいろ京王線を撮影する1日。
秋の京王線を求めて、前からよく行ってるところですが一ノ宮の田んぼの見えるところに向かいました。

現地に到着するとこんなかんじに!

暑かった日々からようやく空気の中に秋の風が見え隠れしてきたこの頃。
一面黄金色に輝く田んぼで、秋らしい京王線の風景を撮ってみました!

~稲穂の海を泳ぐ、京王線の秋~

空はばっさり切ってしまって、京王線と田んぼを大きく切り取ってみたりも!
秋の京王線というとやっぱり高尾山口の紅葉が自分の中では毎年定番ですが、初秋はこんな景色も見られる、京王線の実りの秋です。

9000系8両と7000系2両による10両編成が来たので、9000+7000の連結部分を!

分割編成の10両は、以前は8000系6+4両もありましたが、2023年時点では7000系6+4両とこの9000系+7000系のみ。
7000系同士はやがて新型2000系導入で見納めになりそうな感じもするので、こういう先頭車同士の連結する姿を見るとついつい撮ってしまいがちな昨今です。

京王線では線路沿いに田んぼがあるところは案外少なく、こういった景色で京王線を撮れる場所はとても貴重です。
広い農地があるような地方とは違って編成丸ごと入るような広さはないものの、ここの田んぼも、他の場所にある畑とかも、その土地での生産を維持し続ける方々がいるからこそ見られる景色であることは間違いないですので、 沿線の方々にはやっぱりリスペクトの念は絶えません。

自分のとても好きな多摩川の風景だけでなく、こういった沿線風景があるのもまた、聖蹟の好きなところのひとつです。

2023年9月24日 中河原~分倍河原 7000系京王線開業110周年ヘッドマーク

この日はまだまだ京王線の撮影が続きます。
続いては聖蹟から多摩川を渡っておとなりの中河原へ。
いつもヘッドマークを撮るときによく来ているこのカーブのところにきました。

春に9702編成に掲出されていた京王線開業110周年ヘッドマークが、今度は7000系にも付けられたということで、9000系で撮ってたなら7000系も撮らなければならない!…と思って、9000系の110周年ヘッドマークを撮ったのと同じ場所同じ構図で7000系も撮ることにしました。

お目当ての編成が来るまでの間にも、次々やってくる京王線の車両の日常を撮影。
こちらは9000系30番台の特急

7000系はこの記事を執筆している2024年にデビュー40周年を迎え、京王線の最古参です。
こちらは側面がビードプレスで10両固定編成の20番台。

同じく7000系でもコルゲートで幕の7709編成
6両+4両の連結による10両編成です。

4月22日の9000系京王線開業110周年ヘッドマークを撮ったときにも、同じ場所で同じ7709編成を撮っていましたが、その後2024年2月12日に廃車回送されて引退となってしまった編成です。

そしていよいよこの日撮りたかったこのヘッドマーク!

京王線開業110周年ヘッドマークを付けた7000系!
7704編成+7804編成に掲出されていました。

これで2023年の開業110周年ヘッドマークを、9000系7000系の両方同じ場所で揃えて撮れました。

2023年9月24日 京王稲田堤~京王多摩川 調布花火2023で花火と京王線

撮影日和で1日いろいろ撮っていた9月24日、この日の最後は調布の花火大会に行ってきました!

調布市多摩川河川敷で行われる調布花火2023」が2023年9月24日に開催されました。
調布花火多摩川の中でも京王相模原線多摩川橋梁に会場が近く、鉄橋を渡る京王線と花火がいっしょに見られる花火大会ということで、これまでも何度も行っていました。
今回2023年はコロナ禍での中断を3年間はさんでの、2019年以来となる4年ぶりに帰ってきた花火大会ということで、幸運にも仕事も重ならず久しぶりに撮りに行くことができました。

会場に行く前に、京王鉄としてはまず見に行くべき場所は京王多摩川駅
花火開催当日は臨時ダイヤとなり、普段は区間急行までの停車駅である京王多摩川に特急が臨時停車していました!

まずは京王多摩川特急の表示を!

京王多摩川に臨時停車する特急の電車!

花火大会の会場は京王多摩川が最寄りですが、自分の場合はあえて京王多摩川ではなく対岸の京王稲田堤側から撮ることが私の中での定番になっています。

すでに明るいうちから場所取りのブルーシートが敷き詰められている会場を上から見ながら鉄橋を渡ります。

京王稲田堤で降りていつもの撮影地へ1時間半前入り。
なにぶん4年ぶりの開催で久しぶりに「花火×京王線」の構図をやるので、その間に河原の草の生え具合が変わって入れる場所が変わってたり目印にしていた木がなくなっていたりと変わっていて、前どうやって撮ってたっけ……ってなっていました。

機材の準備をしたりメイン会場のある対岸から鉄橋を渡ってくる京王線を撮ったりしていました。

多摩川の鉄橋を渡る京王線を撮りながら、打ち上げまでの時間を過ごします。

この日は1日中いい天気で、日が沈んでくるにつれて京王線が夕日に照らされながら多摩川を渡っていきました!

~夕日を浴びて、空を駆ける~

ここでやってきたのは、17:20新宿発の京王ライナー35号橋本行き!
だんだん暗くなってきたのでちょっと流しながら撮ってみました。

そうして京王線を撮っているうちに、この日の日没を迎えました。

よく晴れたきれいな空に夕焼け色から夜にかけてのグラデーションで彩られる、1日の終わりのこの景色がとても印象的でした!

そしていよいよ打ち上げが開始。
2023年に4年ぶりに開催された調布花火京王鉄としてはやっぱり、鉄橋の手前から花火と京王線をいっしょに撮ってきました!

~花火と京王線、夜空に咲く光の共演~

調布花火の目玉のひとつがハナビリュージョン
コンピュータ制御による打ち上げにより、音楽と同期して次々と花火が打ち上がる演出が特徴のプログラムです。

花火が一気に打ち上がるラインが鉄橋に重なるところを切り取って、たくさんの花火による光の奇跡と、その光の中を横切る京王線の光の奇跡を撮影しました!
このカットがC103で頒布した2024年京王線同人カレンダーに採用した写真です。

バルブでシャッターを何秒も開けながら撮っているので、室内灯の明かりやLED表示器の光が長い光の線になって写っているわけですが、回送が来ると室内は消灯しているので回送表示の表示器だけのスッっと細い1本の線になります。

そしてこの年2023年の打ち上げは18:3019:30でしたので、打ち上げ開始から程なくして18:20新宿発の京王ライナー37号橋本行きの通過時刻と重なります。

花火が上がる中を走る京王ライナーも狙ってみました!
こちらは5000系の形状が残るように、バルブで線にしないで流し撮りにしてみました。

普段の撮影と違って花火が上がるタイミングでちょうど電車が来てくれないといけないので、1時間あるもののタイミングがなかなか難しく、ここで電車が来い…!などと思いながら撮ることもたびたびあったりと、撮り甲斐がありました。

2019年以来の開催で、久しぶりにまたこうして花火と京王線が撮れたし、この日はまた朝から1日中いろいろなところで京王線 (VSEも) 撮れて、とてもいい撮影日和の1日でした。

最後は京王線以外にも、花火単体で撮っていた写真も!
やっぱり花火っていいですね…!

花火が終わったあとは京王稲田堤から特急で帰り、特急の停車駅に京王多摩川が入っている車内LCDの表示を撮って帰りました。

(番外編) 2023年9月30日 京王線・井の頭線 運賃改定前最終日の記録

2023年10月1日より、京王線・井の頭線の運賃改定が行われました。
これまでの消費税増税に伴う改定を除くと純粋な値上げは1995年以来で、初乗りは4kmまで140円、通勤定期は割引率据え置き・通学定期は値上げなし (割引率引き上げ) となりました。
同時に、相模原線内に設定されていた加算運賃が、これまでも段階的に引き下げがありましたが、ここで完全に撤廃されました。

これにより、それまでの初乗り130円の時代は2023年9月30日が最後となることから、記念に京王線で130円のきっぷが買える最終日のきっぷを買ってきました!
これ以降京王線で買えるきっぷは140円からとなり、130円のきっぷは消滅しました。

2023年9月30日のきっぷうりば。
駅は仙川です。

路線図に書かれている運賃の表示が、この金額はこの日をもって最後になりました。

さらに前は、初乗り120円の時代が1997年12月28日から2014年3月31日までの間続いており、このときも同じように120円のきっぷが買える最終日に買っていました。

券売機に「130」のボタンが並ぶのも2023年9月30日が最後になりました。
それでも運賃改訂後においても、関東の私鉄の中では京王線の運賃は安い部類になると思います。

2023年10月4日 仙川~つつじヶ丘 深夜のマルタイ保線作業

10月4日、深夜に仙川駅の近くを歩いていたら、終電も終わったあとだというのに何やら線路の方から物音が……
さっそく線路の方に行ってみると、たまたま保線作業中のマルタイに出会いました!

自分は保車鉄というわけではないため保線車両を撮ることはほとんどなく、たまたま出会えた幸運な日だったので、京王線の保線作業中の車両を撮ってきました!

道床の突き固め作業を行う、マルタイことマルチプルタイタンパー!
Plasser&Theurer製、08-1XS

マクラギ1本分ずつ道床の突き固めをしながら、1本突いては1本分移動して…を繰り返して少しずつ少しずつ進んでいきます。
車体中央の爪の部分を撮りました。

マルタイの後ろには、バラストスイーパーが続いていました!
こちらもPlasser&Theurer製でUCM-SM

マルタイが突き固めしたあとの線路は、トラックマスターをレール上で転がしながら調整後の状態を測定していました。

2023年の夏秋以降、現実世界の自分の日々の生活がとてもしんどくて、この日はまただいぶ心身とても疲れ切ってへろへろな日だったのですが、マルタイが動いているところを見てしまったらもうかっこよすぎて一瞬でテンションが爆上がりしました!

鉄道員の方々の、こうした日々のたゆまぬ努力によって、毎日の安全運行が守られています。
そのことにあらためて感謝の念を禁じ得ません。

~照らす鉄路は、明日の安全~

2023年10月28日 京王よみうりランド 駅のイルミネーションと京王線

毎年秋冬恒例の京王よみうりランド駅のイルミネーション
よみうりランドで開催されるイルミネーション「ジュエルミネーション」に合わせて、最寄り駅である京王よみうりランドのホームにイルミネーションが飾り付けされます。
2015年から始まった駅のイルミネーションも、2023年で9年目になりました。

例年この時期に撮りに行っている、春の桜や秋の紅葉と並んで自分の中ではいつも通りの恒例行事ではありますが、2023年は10月28日に撮りに行ってきました。

駅前のゴンドラ乗り場の脇からよみうりランドへと続く急坂を登って、駅を上から俯瞰できる坂の途中へ。
ここで日没を迎えて空がだんだん暗くなっていくと、見下ろす街の中に駅のイルミネーションが輝きはじめました!

坂の途中で駅と同じ高さのところから、真横から駅を見るような形で、イルミネーションの光の中に電車が走ってくるところを狙っていきます。
電車がやってきたらそれに合わせて若干流しながら数打っていくスタイルで撮影。

そうして2023年の「イルミネーション×京王線」を撮ってみました!

~輝く光の中を走る京王線~

停車する区急快速に対して、通過列車の特急は速度が速いので、光が流れる量が大きくなりますがその分自分の腕では成功率も下がりますね…

そしてこちらがイルミネーションと京王ライナー
17:20新宿発の京王ライナー35号橋本行きでした。

9731編成のサンリオラッピング編成がやってきたので、「サンリオ×イルミネーション」の1枚!

9731編成には2018年11月1日からサンリオのキャラクターが描かれたフルラッピングが行われていましたが、今年2024年8月28日から長期検査により運用離脱しています。
検査明けにラッピングがどのようになっているかは不明ですが、もしラッピングのデザインがリニューアルしていたりラッピング自体が掲出終了していたりしたら、今までのデザインでイルミネーションと撮れるのは一旦2023年が最後となるかもしれません。

最後はホーム上から、イルミネーションの光を大きく玉ボケにしながら、光に包まれる京王線!

また余談ですが、このころ2023年10月には、京王れーるランドが2013年10月10日のリニューアルから10周年を迎えました。
京王はこうしたアニバーサリーにはいつもよくヘッドマークを出したがることで親しまれていますが、10周年記念イベントに合わせて5000系5731編成京王れーるランドリニューアル10周年記念ヘッドマークが掲出されました!

(今年もずっと死んでますが2023年10月もまあまあ死んでたので、) なかなか自分の撮りに行けるスケジュールが合わなくて日中に普通に撮影はできていなかったのですが、10月15日にたまたま永山で会えたので駅で撮っていました!
この5731編成は、2023年10月8日に運行された臨時のイベント列車として9:15新宿発・9:57多摩動物公園着で使用されていました。

2023年11月25日 高尾山口~高尾 高尾の紅葉と京王線

秋も深まり東京も紅葉シーズンとなったころ、紅葉の京王線撮影地としてはやっぱり高尾山口の紅葉で撮るのが自分の中ではいつも例年恒例行事になっています。

2023年は11月25日が、ちょうど紅葉の見頃と自分のスケジュールと天気が運良く見事に重なった奇跡的な日になったので、いつもの高尾山口に紅葉の京王線を撮りに行ってきました!

まずは青空に築堤を行く京王線で、2023年の「紅葉×京王線」!

高尾線の末端である高尾高尾山口の区間は、山の斜面に沿うように築堤とトンネルで線路が敷かれていて、背後の山の木々が色とりどりに色づいてとてもカラフルです!
そんな背景で真横から京王線を撮るこのアングルもまた好きな構図です。

紅葉に染まる木々を背景に、色鮮やかな京王線風景!

今度はカーブの内側に入って、木々の下から紅葉を見上げながらこんな構図も。

色づく木々に囲まれて、自然のフレームで京王線!

高尾山口高尾というとやはりこのあと登場する20号上椚田橋からが定番だと思いますが、定番の撮影地以外でもいろんなところでいろんな紅葉と京王線を絡めた撮り方が楽しめます。

山の斜面の小さな道からは、こんなかんじの京王線風景も。

~紅葉の木の陰から京王線!~

この坂道の上に登って、紅葉の間からちらっと京王線が見えるところへ。
流し撮りで紅葉を流しながらその隙間に見える京王線を撮ってみました!

~京王線の紅葉流し~

そして高尾山口で紅葉の京王線といったらやっぱりこの景色!
この場所がやっぱり最も定番ではないでしょうか。
例年いつも行っている安定のカットは2023年も押さえてきました。

~紅葉×京王線 2023 Autumn~

グリーンのフルラッピングである8713編成・高尾山トレインには、百草園紅葉まつりヘッドマークが取り付けられていました!
高尾山口で高尾山トレイン

それ以外にも同じところから向きをちょっと変えて、紅葉の背景の中から京王線が顔を出すところを真横から捉えるのも、個人的には好きなカットです。

色とりどりに色づく草木に包まれ、まるで絵画の中に京王線がいるかのような……といったら言い過ぎかもしれないけどそんなふうに思ってしまいたくなる紅葉の京王線!

また今回は、上椚田橋からのアングルをいつもよりもっと引いて、手間を流れる南浅川と背後の紅葉の山をもっと広く写してみたりもやってみました!

高尾山口駅の方まで戻ってきて、駅の近くの坂道の上から。
山あいを走ってきた高尾線は、最後のトンネルを抜けると鉄橋で国道20号を越えて終点の高尾山口駅に到着します。
この背後の紅葉を入れて鉄橋を渡る京王線を撮りました!

~紅葉の山を背負って、鉄橋を渡ると列車は終着駅へ~

高尾山口駅の脇、高架駅の下をくぐったところには高尾山麓 氷川神社があります。
駅前の駐車場の入口に繋がる参道に立っている大きな赤い鳥居が、氷川神社の一の鳥居。

氷川神社の一の鳥居と京王線をいっしょに!

そして最後は、高尾山口の紅葉で一番のお目当て、紅葉のMt.TAKAO号の写真をひとまとめにしてお送りします!

Mt.TAKAO号京王ライナーと同じく5000系を使用した座席指定列車で、土休日に新宿高尾山口で運行しています。
2023年のダイヤでは、朝に下り (新宿発・高尾山口行き) が3本、午後に上り (高尾山口発・新宿行き) が4本 (うち1本はシーズンのみ運行) あります。
2022年までは午後の上りは15:15高尾山口発が最初でしたが、2023年に14:15高尾山口発の1本が増発されたことで、日が沈むのが早い晩秋の山あいにおいて明るい時間帯に撮れるMt.TAKAO号が増えました。

ということで、これまで貼ってきたそれぞれの撮影地で紅葉のMt.TAKAO号を撮ってきました!

最初は2023年に増発した14:15高尾山口発のMt.TAKAO2号!

次の15:15高尾山口発のMt.TAKAO4号は、定番で安定のこの構図で!

同じくMt.TAKAO4号が色とりどりの風景の中から顔を覗かせるところ!

最後は16:15高尾山口発のMt.TAKAO6号の送り込み回送が鉄橋を渡って高尾山口に到着するところを!
このころには日が山の向こうに沈んで、この日の撮影はここまでとしました。

京王線沿線でも人気の紅葉スポットである高尾山
以前2020年に行ったときは1号路を登って高尾山の紅葉も撮っていました。

この2023年は京王線の撮影だけでしたので山には登っていませんが、ふもとの高尾山口駅周辺やケーブルカーの清滝駅周辺にもたくさん紅葉が見られました!

京王線を撮っていた場所の近くにも、小さな小さな神社があって、高尾山と違って一般の観光客はほとんど来ませんが、ここの紅葉の風景もまた趣があっていいなと思っているところです。

そんなかんじで秋の撮影日和な日にいろいろな「紅葉と京王線」の写真が撮れた1日でした!
最後にこちらのカットを2024年の京王線同人カレンダーの採用写真にセレクトしました。

2023年12月2日 橋本 さがみはらリニアひろばから見る橋本駅と京王線

リニア中央新幹線神奈川県駅の建設が進められている橋本駅南口
2020年からは南口周辺の様子をだいたい年1ペースでだいたい同じ場所から撮り続けて、これから変わりゆく地元の街の変化を記録し続けていることは、この記事でも触れたとおりです。

2023年は、駅部の掘削によって生じた建設残土が一時的に積み上げられている上を整備して、工事中の駅予定地の様子を上から眺めることができる「さがみはらリニアひろば」が2023年6月17日にオープンしました。

地元橋本の今の姿を見られる場所ということでいつか一度行っておきたいと思っていたものの、見学可能な日が金曜日と隔週土曜日ということもあって、自分のスケジュールと全然タイミングが合わずオープンしてから半年近く行けていませんでしたが、12月2日にようやく行けました!

南口のロータリーに面した、バリケードの一角から敷地内に入っていきます。

整備されたスロープを登っていくと、積み上げられた建設残土の上へ。

ひろばの上に登ると、こんなかんじで整地された土の上が広々と歩けるようになっていて、周囲のフェンスのところから工事中の駅予定地や橋本の街が眺められるようになっています。

こちらは駅部の構造を示した図。
駅部は長さ約620m・幅約48mが地下約16m30mの深さに設けられ、島式2面4線のホームとなるようです。

そしてこちらが、さがみはらリニアひろばの上から見たリニア駅の建設中の様子!
相原高校跡地の敷地に、横方向にでっかく巨大な穴が開いています。
この地中に駅ができることになります。

東を向くと画面左には京王相模原線の高架が見えます。
リニアの穴はここから品川までずっと地下で繋がる第一首都圏トンネルへと続いていきます。
第一首都圏トンネルは全長37kmということで、京王線新宿京王八王子全区間 (37.9km) のほとんどがずっとトンネルに入ってしまうくらいの長さです。

さがみはらリニアひろばの上から見る京王線橋本駅と、高層マンションが建ち並ぶ駅周辺の風景!

京王線橋本駅はリニア開業に合わせて乗り換えの導線に適した位置に移転する計画があるので、自分にとっては子どものころからずっと見慣れてきたこの駅も、いずれ将来見納めになってしまうと思い、今の姿を記録しました。

そしてここに京王線の電車がやってくると、「地下駅建設中で巨大な穴が開いたリニア駅予定地と京王線」という、工事中である今の時代の橋本でしか見られない組み合わせに!

こんな橋本の“今”の姿も、記録に残しておくことにしました!

終点の橋本に到着した電車は、やがて折り返して上り列車として都心へ向けて出発していきます。
南口の地上より高いところから見るこのアングルで橋本駅を見ることができたのは、(移転前の相高生を除けば) 今までにはなかったんじゃないかと思います。

将来いずれ見納めになってしまうこの京王線の駅舎と南口のロータリーと、駅の向こう側には北口に立ち並ぶビルの風景――自分が生まれ育ったこの橋本の街の“今”の姿を、今だからこそ見れるアングルで京王線とともに撮りました!

~さがみはらリニアひろばから見る、橋本の街と京王線~

北口の駅前にあるミウィ橋本の5階 (インナーガーデン) の窓からも橋本駅を発着する京王線の姿が見えますが、反対側から撮ったのは初めてでした。
さがみはらリニアひろばは、2023年12月で一旦一般公開を休止したのち、2024年7月にリニューアルして復活しました。
橋本で生まれ育った鉄道好きの者としてはやっぱり一度は見に行っておきたいと、2023年6月のオープン時からずっと思っていたので、なかなか行けずに冬になってしまったもののどうにか行ける機会ができてよかったです。(夏は夏で猛暑が暑すぎてしんどそうですが)

2023年12月9日、2023年12月10日 笹塚~仙川間連続立体交差事業で高架化予定区間の定期記録

京王線(笹塚駅~仙川間)連続立体交差事業で高架化の工事が行われている京王線
用地取得から長期にわたる事業ではありますが、1線ずつ高架線へ切り替わっていくことを見据えると、今まで長年ずっと自分が見てきたこの京王線の姿が大きく変わっていく日ももはや遠くない未来ですし、実際に近年は側道の付け替えなど沿線に変化も生じてきています。

そうしてこれから大きく変わりゆく京王線地上区間の今の風景を記録しておこうと、2016年からだいたい年1ペースでだいたい同じ場所から写真を撮り続けています。
2023年分はもうほぼ2023年も終わってしまうギリギリの師走ですが、12月9日と10日の2日間にわたって記録してきました。

仙川から自転車で線路沿いを走りながら例年撮っているのと同じ場所からだいたい同じように写真を撮っていきます。
まず最初の区間の仙川千歳烏山までの間で高架に上がりますが、千歳烏山の駅手前では少しずつ高架橋が建ち始めている脇を京王線がいつものように走って行きます。

高架化が完了すると、その間にある代田橋1号踏切から千歳烏山6号踏切までの25ヶ所の踏切がすべて廃止になります。
毎回撮っているところにはこんな踏切も。

千歳烏山手前の線路沿いの側道にある、車が通れない小さな踏切と、側道からすぐ近くを走って行く京王線!
これが千歳烏山2号踏切です。
こういう電車との距離感の近いところもまた、地上区間の魅力のひとつです。

高架化される京八側の端の駅、千歳烏山
駅南側では用地取得がだいぶ進み、下りホームからは用地での工事が進めれているのが見えるようになってきました。

路地裏にひっそりと佇む、小さな小さな踏切――

千歳烏山から新宿方へ2つ目の、芦花公園4号踏切
おそらく京王線に現存する踏切の中で最も幅員の狭い踏切のひとつだと思います。(他には調布16号が同じくらいですね)

ここも、このこぢんまりとした感じが好きで例年撮っていますが、近年は線路南側の建物がだいぶなくなってきました。

八幡山~上北沢にかけて、京王線が高架から地上に降りてくるあたり。

八幡山は既存の高架駅がそのまま使われますが、京八方にあった引き上げ線は撤去されて高架橋の解体が進められています。
この写真を撮った新宿方では、線路の南側に隣接する道路を都立松沢病院の敷地を少し削って南隣にスライドする予定で、歩道部分で工事が行われていました。

この日は貴重な休みだったのにもかかわらず日頃の疲れから起きたら昼過ぎをやってしまって完全に出遅れたので初日は芦花公園まで行って終了。
そんな中、翌日日曜日が労働と思っていたら突然休みに生まれ変わったので、続きは翌日日曜日の朝から継続しました。

各停だけの小さな駅、芦花公園
線路沿いの側道のすぐ近くに京王線の線路があり、街の中にすっと溶け込むように駅があります。
まるで電停がでかくなって駅になったみたいな雰囲気。

乗務区と多くの電流線がある桜上水
桜上水1番線の南側に前年の2022年に行ったときから高架橋の橋脚が建ち始めています

ちょうど1番線に京王線開業110周年ヘッドマークの9702編成が停車していたので、建設中の高架橋といっしょに1枚!

前回から1年経ち、高架橋の姿がだんだん分かるようになってきました。
桜上水の高架ははこんなかんじ。

比較的広い用地が広がる桜上水駅前。
桜上水は現状島式ホーム2面4線の駅と北側にかつての桜上水検車区だった電流線があるので、高架化される駅の中では最も大がかりな変化になりそうです。
(電流線は北側のみなので、この南側の土地は全部は鉄道用地にならずに南端は側道になるんですかね)

もう1駅行って桜上水のお隣の下高井戸

この年のポイントとしては、下高井戸の駅前で長年営業を続けてきた下高井戸駅前市場が2024年3月末をもって閉場となってしまいました。
後述のとおり2024年3月30日と31日に見納めに行っていますが、この高架化予定区間の定期記録の企画で駅前市場がある下高井戸が記録されたのはこの2023年分が最後となりました。

過去の年にも何回も撮ってきたこの構図。
~商店街の向こうに京王線~

下高井戸駅前市場のアーケードの向こう、線路の北側から商店街越しに下高井戸1号踏切が見えます。
今回は日曜日の朝一で行ってたためお店もまだ開店前で、普段は人出でにぎわう下高井戸駅前ですが、人の映り込みがまったくない状態でこの構図が撮れた年になりました。

そして今回は、下高井戸駅前市場の屋根の下に入って、「アーケードの中から京王線」で撮ってみました!

そしたらたまたま9731編成サンリオラッピングがやってきまして、検査後の9731編成がまた同じようにサンリオラッピングをやるのかどうかが分からないですが、2024年で (一旦) 見られなくなるもの同士の組み合わせに…!

下高井戸はまた同じ構図を最後の見納めに行った2024年3月30日・31日にも撮り納めしてきましたので、定期記録は引き続き先へ。

下高井戸明大前の間は直線の線路に沿って南側に細い側道が駅間ずっと続いていましたが、ここは前回2022年分を撮りに来たときから、用地取得が完了したところから一部の側道が南よりに新設した道路に付け替えられています。
ここの松原皮フ科の裏のストレートは昔からよく京王線の撮影地として重宝していた場所でしたが、側道の付け替え完了後はもう同じ場所では撮れなくなってしまいました。

そして最後は高架化する最も新宿側の代田橋まで!

代田橋の手前では井の頭通りが京王線と並走している区間がありますが、ここ数年をかけて南側の和田堀給水所の土地を削って井の頭通りを南に移し、道路の跡地に歩道と高架化用地が整備されてきました。
これによって、ここでも線路のすぐ隣に道路が並んで通っているという長年続いた状態はなくなりました。

そのようなかんじで、恒例行事で毎回撮ってる同じところを2023年も撮ってきました。

2日目を実行した2023年12月10日は京王線のおとなり小田急線で、ロマンスカー50000形VSEが完全引退のラストラン当日という日。
朝に京王線を撮っていたあと、午後は鶴巻温泉手前の農地に行って、VSEをラストラン当日に最後に見納め撮り納めしてきました。

2024年1月1日 京王多摩川~京王稲田堤 2024年 初日の出と京王線

年末は12月31日に冬コミ (C103) にサークル参加してきまして、大晦日を鉄道島の三本締めで締めくくって2023年の活動も終了。
そのまま年が明けて2024年1月1日は、元日の朝からさっそく2024年の京王線撮り初めをしていました。

いつもどおり元日の夜明け前6:30多摩川へ。
真っ暗だった夜の空がだんだんとオレンジに明るくなりはじめてきて、夜明けが近づいてきます。

年が明け、やがて夜が明ける――1年のうち、この日のこの時間の空気感がとても気に入っています。

そして今年も朝6:50ごろ、京王線が渡る鉄橋の向こう側からまばゆく輝く光が…!

一年の計は京王線にあり――ということで、今年も「初日の出×京王線」で2024年の京王線撮り初め!
いつもの京王多摩川の河川敷から、初日の出に京王線が鉄橋を渡ってくるところを合わせて撮りました。

~迎春2024~

関東の冬はカラっと晴れる日が多いですが、今年の元日はまたほとんど雲がないくらいの快晴。
鉄橋を渡る京王線のシルエットも、この8000系みたいにUVカットが入っていない窓の編成だと、こういう日は空の色がきれいに抜けてくれます。
1月1日の早朝ということで車内も人はまばらで、そこもまたいいです。

何本か列車が通過しているうちに太陽はどんどん登っていきます。
太陽がちょうど車両と重なるぐらいの高さまできたので、京王線が走ってくるタイミングを合わせて、初日の出の乗務員室窓抜き!

このくらいになると、あたりもすっかり明るくなってきました。
太陽と反対に西の方を見ると、澄み切った空の向こうに雪を被った富士山の頂上付近がくっきり見えていました!
上の方がちょっと見えている程度ですが、多摩川からも富士山が見えます。

鉄橋の近くまで行って、正月の空をゆく京王線を見上げながら!

最後は鉄橋をくぐったところで振り返り、初日の出の朝日に輝く京王線に、富士山を合わせてみました!

ということでこれもまた恒例行事の1月1日初日の出の京王線を今年もまた幸いにも撮れました。

正月ということですが、私の場合は橋本生まれ橋本育ちなもので帰省も仙川から京王線橋本に行くだけ。
日頃から頻繁に橋本には行っているので、正月だからといって特別なことはなくふらっと行ってふらっと帰ってくることが多いです。
2024年もまた1月1日の夕方から橋本へ行きました。

京王線の正月といえば迎春ヘッドマークが毎年恒例行事になっていますが、このとき1月1日の夕方に乗った編成がたまたまちょうど迎春ヘッドマークを付けた5731編成でした!

初詣は地元橋本神明神社に行くのと、あとは年によってタイミングがあれば京王線沿線でどこか他の神社にも行ったりしています。

今回2024年は1月1日に橋本に帰るときに、ストレートに相模原線で行かずにちょっと回り道して八王子経由で。
八王子京八近くにある子安神社に行ってみました!

子安神社の社殿の脇にある建物をくぐって奥にある金刀比羅神社へ。
この手前の建物の壁面に吊し雛みたいなのが飾られていて、この屋根の下からのトンネル構図で見る金刀比羅神社がまたよいです。

1月1日の街や神社の空気感っていいですよね。
お参りしたあとはそのままJR八王子駅に行って横浜線へ。

橋本に着いたら家に帰る前に、やっぱり私の初詣はここ、地元橋本の神明神社へ!

橋本に帰ったときに毎年ここには初詣に行くようにしています。
橋本に住んでいたころは年が変わってそのまま夜中に初詣によく来ていたものですが、家への帰りがけに寄って、今年も初詣してきました。

(番外編) 2024年1月13日 笹塚~仙川間連続立体交差事業で高架化される駅の定期記録

笹塚駅~仙川駅間連続立体交差事業高架化の工事が行われている京王線。
これにより現在地上駅になっている代田橋明大前下高井戸桜上水上北沢八幡山芦花公園千歳烏山の8駅が、工事完了後は高架駅になります。

高架化予定の線路沿線の様子は、2016年からだいたい年1ペースで撮っていて2023年分は12月に撮っていました。
しかし高架化するということは、これらの地上駅も遠くない将来に見納めになってしまうということですので、沿線だけでなく今まで長年ずっと見慣れてきたこの駅のホームの様子も、今のうちから定期的に記録に残しておこうと、2022年からは高架駅になる予定の8駅も、現在の姿をだいたい年1ペースでだいたい同じところから写真に撮っておくことにしました。

2回目となる2023年分は2023年中に行けなかったので、年明けの2024年1月13日に撮りに行ってきました。

まずは仙川のおとなり千歳烏山から。
上り2番線ホームの京八方から新宿方を向いての写真です。
烏山は、1番線の京八方から線路南側の敷地で工事が行われているのが見えます。

千歳烏山の西口にある地下通路。

以前は京王線の地上駅では、こういう地下に改札があって地下通路から地上のホームへと通じる駅が多く見られ、かつての京王線の駅のクラシックなスタイルでした。
2000年代に入ってからそれらの多くは橋上駅舎へとリニューアルされたので、地下通路の改札がある駅としては貴重な存在になりました。

千歳烏山から各停で1駅ずつ降りながら、高架化予定の全駅のホームをひとつずつ写真を撮っていきます。

こちらは各停だけの上北沢
京王線では数少ない上下の本線の間に島式ホームが1面だけある駅です。

留置線や乗務区のある桜上水

今立っている側が上りホームの3・4番線で、右側に見えるのが下りホームの1・2番線です。
桜上水では下り線の南側に既に高架橋が姿を現してきています。
南側の下り線から先に高架化して、その跡地に上り線の高架を構築する場所がほとんどですが、その過程で桜上水は一時的に待避ができなくなる時期が生じるので、ダイヤパターンがどのように変わるかも見どころです。

東急世田谷線との乗換駅でもある下高井戸

日本国内どころか世界でも数少ない軌間1372mmの馬車軌の路線同士が集まる駅です。
これまでは柵を隔てて両線の駅が隣り合っていましたが、高架化後はこのように京王線世田谷線が地上で一緒に見られることはなくなりそうです。

ちょうどタイミングが合ったので、上下の京王線と隣には世田谷線という下高井戸スリーショット!

京王線井の頭線が交差する京王電鉄の拠点のひとつ、明大前

上り2番線ホームの京八方から新宿方を向いた写真ですが、下り線の南側にあった建物はだいぶ解体が進んできました。
高架化後は2面2線の駅に変わります。

そして高架化予定の駅のラストは代田橋

代田橋は工事の過程で一旦北側 (上り線側) に線路を移して仮線としますが、2024年は上り2番線ホームへの地下通路の改築が行われていました。
ホーム上に仮囲いが設置されていますが、このあと3月に既存の階段から新設の階段に切換が行われています。

ということで今回は年明けにずれこんでしまいましたが、まあおおむね年1ペースということで…とりあえず今年の状況を記録してこれました。

2024年2月18日 京王多摩川 日曜夕方の日常撮影

1月以降しばらく1ヶ月ぐらい京王線を撮れていませんでしたが、次に撮ってきたのは2月18日。
この日は仕事が夕方に早めに終わっていたので、久しぶりにちょっとなんか撮ろうということで帰りに京王多摩川へ行ってきました。

まだまだ寒さが続く冬本番の中でも少しずつ日が延びてきつつある頃、日曜夕方の京王線の日常を撮りました!

京王多摩川や隣の京王稲田堤は、こういう午後に日がよく当たるところですが、駅のホームからお手軽に撮影できて前からよく重宝しています。

続いては7000系10両固定編成の特急橋本行き!

日曜夕方ということで、京王ライナーを狙ってみました。

夕日を浴びて走る京王ライナーの5000系!
16:20新宿発の京王ライナー33号橋本行きでした。

だんだんと日が傾いてきて、夕日で黄金色に輝く8000系特急
この日はこんな感じで日が沈むまで時間ほど取っていました。

2024年2月28日 つつじヶ丘~仙川 富士山の見える丘の上から京王線

2月も月末の28日、朝とてもきれいな青空が広がっていたので、平日ながら仕事に行く前に朝一で仙川~つつじヶ丘を1駅歩きながら撮ってきました。

つつじヶ丘から仙川にかけて、武蔵野台地の河岸段丘で形成された国分寺崖線の崖があり、崖を登ると丘の上の仙川にたどり着きます。
線路はここを築堤から堀割と繋いで走って行きますが、この段丘崖に面した堀割の上から西を見ると、澄んだ青空に遠くの山々がきれいに見えていました!

遠く山々を望みながら走る、冬の朝の京王線!

朝の上り京王ライナーからの折り返し回送でした。
架線に重なってしまってますが実は冬の恒例の冬そばヘッドマークが付いていました。

段丘崖にある階段の上に立つと、空の向こうには白く雪を被った富士山の頂上付近が見えていました!

京王線の下り列車に乗っていると、仙川の堀割を抜けてつつじヶ丘にかけて視界が開けるあたり、澄み渡る空に富士山の頭がくっきり見える住宅地に、京王線を添えて撮ってみました!

~富士山の見える丘の上から~

冬の朝は空気がとても済んでいて、遠くの景色がかすむことなく見通せるような日が多く見られますね。
この日はまた雲一つない透き通った青空が広がっていました。

つつじヶ丘に到着して、橋上駅舎の窓から最後は1枚。

京王ライナーがゆく冬の朝の京王線通勤風景!

2024年3月4日 京王永山 朝の京王線日常撮影

続いては翌週の3月4日。
この日もまた朝いつもより早く出て、仕事に行く前に京王線を撮ってから行くことにしました。

今度は行ってきたのは相模原線京王永山

朝の京王線のいつもの日常を撮りました!

上の8000系は10両編成の0番台ですが、今度は20番台の8両編成!
8両編成の8000系は、かつて6+4両の分割併合があった10両編成と違って、スカートに自動連解装置の 切り欠けがないという違いもあります。

京八方面の本線系統に対して、相模原線都営新宿線直通の列車が多く振り分けられている系統。
都営10-300形9000系30番台が都営直通の主力です。

そんな相模原線~都営新宿線への直通の顔同士で!

梅の季節ということで、8711編成には毎年恒例の百草園梅まつりヘッドマークが掲出されていました!

そして相模原線からの朝の上り京王ライナーも撮影!
8:26橋本発の京王ライナー38号新宿行きでした。

反対の下り方面では、橋本からの京王ライナーの送り込み回送も!
トンネルを出て朝の光の差し込む5000系です!

こんなかんじで仕事前に日常の京王線撮影をしていました。
この永山には4日後にまたすぐ行くことになります。

2024年3月8日 京王永山 雪化粧の相模原線

3月8日、もう3月に入ったというのに京王線沿線では雪が降りました。
撮りに行ったときにはすでに止んでいましたが、今シーズンまだ雪の京王線を撮っていなかったので、朝一でまた仕事前に永山に行ってきました。

線路のまわりにうっすら雪が積もった、雪の朝の京王相模原線を撮ってみました!

~雪化粧の多摩丘陵をゆく、朝の京王線~

雪の積もった多摩ニュータウンの街並みを世に。

続いてもう1駅、稲城にも行ってきました。

雪化粧の坂道を駆け下りる京王線!

同じくこちらは8両編成の9000系0番台!

反対に下り列車では、9740編成京王電鉄東京都交通局の合同企画、「鉄道探偵と氷点下2℃の幻影」のヘッドマークが掲出されていました!

2024年3月14日 京王永山 5000系新造車両5738編成

2024年3月2日、京王ライナーに使用される京王線最新形式の5000系に、新造車両の5738編成が増備されて営業運転を開始しました!
デビューして以来さっそく撮りたいと思っていましたが、3月14日に朝のb永山に行って初めて出会えました。

5000系で新しく増備された新車、5738編成を撮影!
朝の上り京王ライナーに入っているところを撮れました。

2024年の京王線で最も新しい新車。
ピッカピカで美しい…!

5738編成デビューおめでとうございます!

5738編成ということで、これで5000系は2017年デビューの5731編成からこの5738編成までの8編成となりました。
京王ライナーは2018年の運行開始以来年々増発を続けていて、活躍が期待されます。

そのまま振り返って、京王ライナーで駅を出発していく5738編成の後ろ姿!

また、永山にはそのしばらく前に着いていて、今撮っていた京王ライナー38号の前に、その送り込みの回送も撮っていました!

朝日の降り注ぐ、新車のかがやき…!

ニュータウンの街並みへ走ってゆく5738編成

他にも5738編成を待っている間に、永山で他の車両も撮っていました。

こちらは8両でやってくる都営新宿線直通ではない快速新宿行き!

7000系による朝の特急新宿行き!
クハ7727の反対側の先頭車はあのラッキーセブンのクハ7777ですね。

高尾山ラッピングの8713編成高尾山トレイン
何かとヘッドマークが付くことが多い8713編成ですが、このときはとくにヘッドマークは付いていないすっぴんでした。

反対側にはちょうどサンリオラッピング9731編成がやってきて、グリーンとピンクのフルラッピング編成同士が顔を合わせました。

2024年3月14日 聖蹟桜ヶ丘~中河原 春の訪れ近づく青空の多摩川

永山で新車の5738編成を撮ったあとは、バスで永山から聖蹟まで行って、いつもの好きな撮影地の聖蹟の多摩川に行ってきました。

いつもは線路沿いの土手からですが、今回はその前に関戸橋から行ってきました。
気持ちいい青空の広がる春先の多摩川

朝から雲ひとつないきれいな青空が広がる絶好の天気、多摩川の鉄橋を渡っていく京王線!
日に日に日差しが暖かくなり、多摩川の風景にももうすぐ春が訪れそうな明るい陽気でした。

多摩川の空にも、春はもうすぐそこに――

7000系はリニューアルの施工時期によって窓がUVカットガラスに変更されている編成と、UVカットは入っていなくてロールカーテンが残っている編成とがあり、側面も少し印象が異なります。

多摩川を広くワイドに映して、10両編成の全景を!

いい天気にいい景色!
そして8000系もまたいい車両です。

青空の多摩川を渡る京王ライナー
9:07京王八王子発の京王ライナー12号新宿行きでした。

関戸橋で撮ったあとは、いつもの毎度おなじみ聖蹟側の鉄橋沿いの土手へ。
見事に思いっきり快晴な絶好の撮影日和にいつもの好きな撮影地、聖蹟の多摩川を渡る京王線の各形式を撮ってきました!

まずは7000系のビードプレス車体!

同じ7000系でもこちらはコルゲート車体。
名残惜しくも編成によって廃車の時期を迎えてきている7000系ですが、7000のコルゲート車は いぶし銀のシブさがあります!
LEDではない幕が残っているのも7000系だけ。

そして7000系ラッキーセブン編成7727編成八王子方先頭車、クハ「7777」!
個人的には7727編成7000系の中でも後の方まで残っててほしいものです。

8000系9000系

最後は5000系
京王ライナーではなく一般列車で各停高幡不動でやってきました。

そんなかんじで急遽生まれた平日休みの午前中を利用して、永山聖蹟で撮ってきた日でした。
ほんとにとても天気が優勝日和でした!

(番外編) 2024年3月27日 新宿 タッチ決済・QRコード対応改札機

近年いろいろな鉄道事業者でも導入されつつあるクレジットカードのタッチ決済とQRコード乗車券による鉄道利用。
京王電鉄では2024年3月頃より、自動改札機の一部 (多くは1ヶ所の改札口につき1台) タッチ決済・QRコード対応の改札機が導入されました。

京王線新宿新線新宿でタッチ決済・QRコード対応の改札機を見かけたので、3月27日に撮ってきました!

おなじみ京王線新宿の京王百貨店口 (JR乗換改札がある方)
有人改札を除いて右から2台目の改札機1台がタッチ決済・QRコード対応になっていました。

こちらが今回2024年3月に導入された、タッチ決済・QRコード対応改札機!
乗客が識別しやすいように改札機が色分けされていますが、PASMOカラーのピンクのIC専用改札機に対して、タッチ決済・QRコード対応改札機はアイボリーにピンク&ブルーのラインという京王線の車両と同じカラーリングになっているのが、個人的にアガりました!

奥のICカードリーダーと磁気券投入口は従来の構成そのままに、新たに手前に大きく突き出した部分にタッチ決済用のリーダーとQRコードリーダーが付いていました。

一方こちらは新線新宿
新線新宿も1台がタッチ決済・QRコード対応に更新されていました!

京王線井の頭線では2024年3月25日から高尾山きっぷをタッチ決済とQRコードでの改札に対応する実証実験が始まり、新宿以外にも同様の新型改札機が導入された駅が見られるようになってきました。

(番外編) 2024年3月28日 代田橋 高架化工事に伴う2番線構内通路変更前の記録

笹塚駅~仙川駅間連続立体交差事業で高架化工事が行われている区間において、2016年から地上線路の沿線を、2022年から高架化予定の駅ホームを、それぞれだいたい年1ペースでだいたい同じ場所から記録をとり続けていることは先に掲載したとおりです。
その後、代田橋の2番線 (上りホーム) へ繋がる地下通路が2024年3月28日から新設の通路に切り替えられました。

こちらが代田橋の地下にある改札口。
改札入って左側が上り方面の2番線になります。
(改札の位置と1番線への通路は変化はありません。)

改札を入って左へ、2番線へ向かう通路のところ。
こちらの奥にあった階段・エレベーターとトイレが移設されました。

代田橋の2番線ホームから見た階段の降り口。
ホーム中ほどに作られた階段にその役割をゆずり、これまでずっと使われていたこちらの階段は見納めとなりました。

(番外編) 2024年3月30日 京王八王子 京王八王子ショッピングセンター 基幹設備更新工事に伴う閉館前最後の記録

京王八王子駅の駅ビルとなっている京王八王子ショッピングセンター
1994年9月15日に開業して以来29年間、八王子中心部のランドマークのひとつとして親しまれてきましたが、建物の大規模な期間設備更新工事に伴い2024年3月31日をもって全館閉館となりました。

私自身八王子は学生時代からよく行っていた街で、京八にも何度も行っていましたので、そんな京八の駅ビルが閉館してしまうというのがあまりに名残惜しく、 閉館前日の3月30日に京八駅ビルの見納めに行ってきました。

京八の駅はJR八王子駅とは離れた場所にあり、JRの駅から東放射線アイロード明神町へ歩いて行くとこの京八の駅ビルが見えてきます。
駅自体は2024年4月以降も変わらず健在ですが、この乗り換えの道も今まで何回も歩きました。

京八にはバスターミナルがあり、京王バスや同じく京王グループ西東京バスのバスが多く発着しています。

京八ショッピングセンターの閉館前に、「京王八王子ショッピングセンターと京王バス」という見納めになる京王グループ同士の組み合わせを撮ってみました!

同じく京王グループのバス事業者、西東京バスにとっても八王子は本社のあるお膝元の街。

「京王八王子ショッピングセンターと西東京バス」という、こちらも京王グループ同士の写真を撮ってみました!

京王八王子は、駅とともに「京八」(けいはち)の略称で地元民には親しまれていました。

閉館前2024年3月30日時点での京王八王子ショッピングセンターのフロア案内。

鉄道趣味的には京八SCにはポポンデッタがありましたね。
自分としては大学時代によくCDを買いに来ていていたのが京八タワーレコードでした。 (当時はまだアリオ橋本はなかった)
最後に久しぶりに店内を見に行ったら、なんかすごく懐かしくなってしまってちょっとやばかったです。

そんな自分も昔からよく見慣れた場所が変わっていくのは非常に名残惜しい気持ちでいっぱいですが、最後に一目見納めに行ってこれました。
大規模基幹工事ということは工事完了後はまた何か入るんですかね…京王としては新宿京王百貨店周辺・京王多摩川京王フローラルガーデンアンジェ跡地・高架化予定区間の各駅など近い将来で他にもいくつか再開発のある場所があり、まだまだ目が離せないところがいろいろあります。

京八SC、29年間の営業ありがとうございました!

2024年3月30日、2024年3月31日 下高井戸 下高井戸駅前市場と京王線、閉場前最後の記録

下高井戸の駅前に昔からずっとあるとってもレトロなアーケードの商店街、下高井戸駅前市場
1956年に開設されたこの市場には、ほぼ当時からそのままの建物も残り、昔ながらの個人商店がアーケードの下に立ち並ぶ、暖かみと活気のある下高井戸北口駅前の象徴でした。

地元から半世紀以上の長年愛された下高井戸駅前市場ですが、建物の老朽化や高架化に伴う駅前広場の整備のために、2024年3月31日をもって閉場して解体されることとなってしまいました。

私としてもアーケードの商店街の向こうに京王線が見える景色が好きで、何年も前から例年よく撮りにきていた撮影地でもありました。
そんな何回も通った場所ですが、3月30日と31日の2日間にわたって閉場前の最後に見納めに行ってきました。

下高井戸の駅前には下高井戸1号踏切があり、街の人々が踏切待ちをする中で駅前市場の目の前を京王線が横切っていくのが下高井戸の日常でした。

下高井戸駅前市場の建物と下高井戸1号踏切と京王線!

京王線では最後の昭和生まれの形式、7000系と下高井戸駅前市場で昭和コンビ!

夕方の下り京王ライナーの1本目、15:20新宿京王ライナー31号橋本行きが来る時間にタイミングを合わせて、下高井戸駅前市場と京王ライナー

そして何年も前から自分が下高井戸駅前市場で一番撮っていたのがこの構図。
商店街から下高井戸駅前市場のアーケード越しに、下高井戸1号踏切京王線が通過する一瞬を狙ったカットです。

街の中に電車が同居する、人々の日常生活のすぐ近くに電車がいる、そんな生活感のある沿線風景が好きでした。
何度も撮ったこの写真もこれで見納めとなってしまいました。

~商店街のアーケードの向こうに京王線~

さらにアーケードの軒下に入って、閉場間近の下高井戸駅前市場の中から京王線!
16:00
新宿発の京王ライナー1号 京王八王子行きとなる送り込み回送でした。

閉場の3月末になる前から徐々にお店は移転や閉店などが進められていて、最終日や前日にはそれらが済んでいる店舗も多くなっていました。

人通りの少ないタイミングをねらって、下高井戸駅前市場の中の様子も記録
狭い通路の両側に小規模な商店が所狭しと並び、人々の温かみのある古き良きレトロなアーケードでした。

またちょっとおもしろいものとしては、商店街の一角に鯉が泳いでいる小さな池がありました。

前年2023年10月にO.A.されたアド街を観ていたら、ここの鯉は松原の氏神様でもある近くの菅原神社の池にお引っ越ししているようです。
街中の商店街の一角にある、ちょっとした憩いの場所でした。鯉だけに!

最終営業日の土日はどちらも労働に行っていて、土曜日運よく労働が早めの時間に終わったので、最終日の日曜日に行けるタイミングができなかったとき用の押さえとして土曜日午後に行っていましたが、幸いにも日曜日の朝に早起きできたので、最終日となった3月31日にも朝に最後の見納めに行ってきました!

下高井戸で降りると橋上駅舎の窓から桜上水方面の線路が見えます。
まずは線路の上から見下ろす京王線と下高井戸駅前市場!

古くから残る建物の屋根上に掲げられた「下高井戸駅前市場」の文字、そしてアーケードの門のように通路の頭上に並ぶ店名の看板――それらがまたとても味のあるスーパーレトロな雰囲気を引き立てており、下高井戸駅前の象徴のような存在でした。

下高井戸駅前市場の看板と、その目の前を横切る京王線、その最後の日の光景――

朝の上り京王ライナーと下高井戸駅前市場で、古き良きものと最新のもののツーショット!

9:05橋本発の京王ライナー34号新宿行きでした。
この市場の建物と線路の間にもまた、車なんかとても通れない激狭な犬走りのような道があって、そういうのもまた良さでした。

そして最後のカットは、下高井戸駅前市場のアーケードの中から。

~最後の1日が始まる朝、アーケードから見える京王線の最後の見納め~

下高井戸駅前市場は2024年3月31日をもってその長い歴史に幕を下ろしましたが、移転先で営業されているお店もいくつもありますし、旧駅前市場以外にも下高井戸にはたくさんのお店で賑わっています。
そんなお店や街が2024年度からもますます繁栄することを祈っております。
半世紀以上の長きにわたり地域の人々の生活を支えた下高井戸駅前市場、68年の営業お疲れさまでした!

ということで、2023年3月から2024年3月までの1年間の京王線撮影は、こんなかんじで1年間写真を撮っていました!

ではあとは今年夏以降の最近?の近況のご報告を……

その他最近の近況

2024年7月23日 真夏の八高線と周辺私鉄の旅2024

2024年は前年までとまるでがらっと変わって土休日に休みがほとんど生まれなくなってしまって、その分急に明日休みになったレベルで平日休みが生まれたりはしますが、かといって平日休みは平日だとなんだかんだ何かと何らかが発生したりとか日頃の溜め込んでる仕事をやらんとなってなったりして丸1日手放しでどっか行くのは怖いな…と思っていました。
それなら突然平日休みになった日の思いっきり早朝に出かけて昼には帰ってくるぐらいの行程で近場でどこかちょっとだけでかけてみようと思って、7月23日に八高線の拝島から寄居に行ってきました!

八高線八王子から高崎までを結んでいますが全通していると終日コースになってしまうので、寄居までにして東上線で帰ってくるコースにして、ところどころで途中下車して八高線を撮影もしたり、接続する周辺私鉄路線を撮ったりしてくることにしました。

ということで夜明けとともに朝5時に出発。
京王線南武線青梅線を経由してまずは拝島へ。

拝島から八高線に乗って、最初に途中下車したのは西武池袋線との乗換駅になっている東飯能!

今回は途中途中で降りて沿線から八高線を撮影もしていこうということで、東飯能の近くでまずは電化区間の八高線を撮影!
こちらは高麗川から川越線に直通する川越行き。

こちらは反対方向の八王子行き!

今回は八高線に乗車するだけでなく、八高線と乗り換えることができる周辺の私鉄路線も少しずつ撮りながら進みました。

東飯能では西武鉄道の電車を撮影!
こちらは飯能から西武秩父方面で活躍する4000系

飯能始発の上り列車の送り込み回送も見られました!

東飯能から再び八高線に乗って、電化区間と非電化区間の境界となる高麗川で乗り換え。
いよいよここからは八高線の非電化区間に入ります。

続いて降りたのは越生
ここでは越辺川で八高線非電化区間のキハ110系を!

越生東武越生線の終点でもあります。
ということで、西武に続いて越生で東武鉄道の電車も撮影!

次は小川町へ。

青空に築堤をゆく八高線を撮影!
煙を上げながら走ってゆく姿がまたよい!

小川町東武東上線が来ていて、少しの間八高線と線路が並ぶところがあります。
池袋から始まる東武東上線の埼玉ローカル区間を撮影!

そしてこの日の到着地としていた、寄居に到着!
平日休みの早朝から乗って昼頃には帰ってくるつもりで組んでいたので、高崎までは乗り通さず寄居までとして東上線で帰ってくる行程としました。

寄居に付いたのは朝9:00過ぎですが、この時点ですでに猛暑がめちゃくちゃ暑く、夏のいい天気の日でした。

寄居で降りたら駅から少し歩いて、真夏の荒川へ!
長瀞と並んで荒川の名勝とされる玉淀のあたりに行ってみました。

寄居の景勝地、玉淀の河原付近で荒川を渡る東武東上線を撮影!

寄居八高線東上線秩父鉄道の3路線が乗り入れているということで、秩父鉄道も撮ってみました!
元・東急車の7800系

この日朝からここまで八高線に乗ってきましたが、ラストは寄居で八高線のキハ110系を撮影!

朝からさっそく猛暑がすっごく暑かったですが、この日は青空が広がり夏の強い日差しで明るい鮮やかな日でした!
こんなかんじで早朝から午前中だけの短時間で、旅というには短距離のちょっとした小旅行程度ですが、八高線と周辺私鉄を撮ってきた日となりました。

2024年7月27日 北陸新幹線で夏の福井&敦賀の旅2024

今年2024年の夏の鉄道旅としては、7月27日に北陸新幹線の金沢~福井~敦賀の延伸開業区間に行ってきました!

2024年3月16日ダイヤ改正で北陸新幹線の金沢~敦賀が延伸開業し、北陸3県がついに新幹線1本で繋がりました。
以前2022年9月に金沢に行ったときに、並行在来線区間となる北陸本線時代の金沢敦賀に乗っていましたので、次は北陸新幹線が開通したら今度は新幹線で福井敦賀に行こうということで、夏の週末に1日だけたまたま奇跡的に休日が生まれたので、日帰りですが北陸新幹線で今春開業した区間に行ってきました。

今年になってからは土日もほぼほぼ労働になることが多くなり、また休日の生まれ方としても前の日が終わった時点まで何も労働が入らずに行けて初めて次の日の休みが確定するでき方しかなくなってしまい、次の日の休みがいつになるかが前日終わるまで分からないため、でかけるにしてもいつ行けるかが本当に分からないので、春ぐらいからなんとなく今度いつかやりたいなと思って温めていた行程を、行ける日が生まれた瞬間に今行くしかないということで実行に移しました。

ということで、旅立ちは朝の東京駅から北陸新幹線
敦賀行きとなったかがやきで、まずは金沢まで一気に新幹線で行きます。

金沢で新幹線を降りたら、並行在来線で北陸本線からIRいしかわ鉄道の区間に加わった福井方面の在来線に乗り換えて、加賀笠間へ。

北陸新幹線の車両基地である白山総合車両所に隣接して作られた施設、トレインパーク白山に行ってきました!

トレインパーク白山の展望フロアは北陸新幹線の線路が間近に見られるトレインビュースポットになっています。
今回の旅では、北陸新幹線の今年2024年に延伸開業した金沢敦賀の区間に乗車して、さらにその延伸開業区間内で北陸新幹線の撮影もしようというのを目的にしていたので、ここで新幹線を撮ってみることにしました!

ということで、トレインパーク白山の展望フロアから、今年2024年に新しく延伸開業した区間を走る北陸新幹線を撮影!
屋上のすぐ目の前を新幹線が爆速で通過していきます。
目の前を走ってゆく新幹線めっっちゃ速い…!
そしてかっこいい!!

反対側には北陸新幹線の車両基地である白山総合車両所が本線に隣接してあります。

加賀笠間駅に戻ってきて、引き続き敦賀方面へ向かうために加賀笠間から小松までふたたびIRいしかわ鉄道
この区間は北陸本線時代の2022年9月に金沢に行ったときに、特急サンダーバードで乗っていましたが、今度はIRいしかわ鉄道として初めての乗車です。

新幹線駅の小松に到着すると、今回の延伸開業に伴って北陸本線から経営分離されて誕生した、ハピラインふくいの車両を見かけました!

小松からまた新幹線に乗って、北陸新幹線で福井に到着!
以前は北陸本線の在来線で来た福井に、今度は新しくできた新幹線でまた来れました!

福井はとにかく恐竜推しの街!
ということで、福井駅と恐竜たち!

以前から駅前に恐竜が設置されていましたが、前回北陸本線時代に来たときよりまた増えている気がしました。

また、福井は路面電車が走る街ということで、前回来たときには福井鉄道にも乗っていました。
今回は日帰りで敦賀まで行くということで、とにかく時間がタイトなので福井は駅前に一瞬降り立った程度でしたが、そのちょっとした時間で1本ぐらいは路面電車も撮りたいと思って駅前へ。

福井駅を出発する福井鉄道の路面電車を撮影!

そして福井から北陸新幹線で終点の敦賀へ!
今年2024年3月に金沢から敦賀まで延伸開業した北陸新幹線にさっそく乗って敦賀まで行こうという今回の旅、今回の最終目的地である敦賀に到着しました。

敦賀では2時間半くらい時間を取っていましたので、駅周辺の街をちょっと回ってみました。

敦賀日本海に面する港町ということで、敦賀湾の松原海岸へ!
真夏の青空に青い海!…という思いっきり夏らしい景色の抜けが気持ちいい!

海沿いには古くから敦賀の景勝地として知られる、気比の松原!

敦賀駅から敦賀市コミュニティバスぐるっと敦賀周遊バス松原海岸のバス停まで一気に行ったあと、つるがシェアサイクルでこのあとの場所は回りました。
近年はシェアサイクルが整備される街が多くなって、今年はこのあと書く出雲でも利用したほか、去年以前にも2022年9月の金沢でも使っていて、こういう鉄道旅に行ったときに便利です。

真夏の天気がいい日とあって猛暑がクッソ暑かったですが、それを除けば、敦賀の街を自転車で走っていると海風が感じられていい気分です!

今回の北陸新幹線延伸開業によって、それまで北陸本線だった並行在来線区間は、金沢大聖寺が既存のIRいしかわ鉄道に追加、そして大聖寺敦賀は新しい第三セクターの鉄道事業者・ハピラインふくいに移管されています。
せっかく敦賀にきたなら新幹線だけでなくハピラインふくいも撮りたい…と思って、シェアサイクルで線路沿いまで走って1本だけ撮ることにしました。

北陸トンネルの手前で、木の芽川が流れる向こうには山々と空高く登る入道雲という真夏の敦賀の沿線風景!
すっごくちっちゃいですがそこに向こうからハピラインの列車がやってきます。

そして、ピンクと黄緑のハピラインカラーが鮮やかでポップな、ハピラインふくいの521系!

敦賀での最後は、やっぱり敦賀の代表的な場所といったらここは外せないということで、今回行ってみたいと思っていたこの場所。

越後国一之宮・ 北陸道総鎮守、氣比神宮に行ってお参りしてきました!

今回の北陸新幹線延伸開業では、それまでは金沢まで走っていた北陸本線特急サンダーバード特急しらさぎがどちらも敦賀までに短縮され、敦賀が新幹線と在来線特急との乗換駅になったことも話題になりました。

行きは北陸新幹線で来ましたが、帰りは敦賀から在来線特急に乗るというのをやろうと思って、新幹線ホームの真下に作られた在来線特急ホームから、特急しらさぎに乗車!
敦賀から米原までしらさぎに乗って、米原から東海道新幹線というルートで帰ってきました。

北陸本線福井県区間は、これで北陸本線時代と北陸新幹線と両方行ってこれました。

2024年11月7日 神在月の出雲と一畑電車の旅2024

夏から秋にかけてもまた常に非常に死んでいてぜんぜん出かけられていませんでしたが、前の北陸新幹線以来で鉄道旅に行けたのは11月7日、出雲に行ってきました!

ここ数年は各地の地方私鉄に譲渡された元・京王車を比較的積極的に乗車&撮影に行くようにしてきましたが、そんな元・京王車が走る路線でもここ数年は後継車両が入ってくる路線も出てきて、地方私鉄の京王譲渡車もだんだん引退の時期を迎えつつあります。
今回は前からずっと一度行きたいと思っていたけどなかなか行けていなかった、元・京王5000系が走る一畑電車に行ってみました!

さすがに出雲は元々1泊とかで行くつもりでいましたが、今年はなかなか自分のスケジュール的にそんな日が一向に生まれる気配がなく、かといって呑気に年単位で待っていてもその間に元・京王車が姿を消してしまうようなことがあったら元も子もないので、11月に入ってたまたま1日何もない貴重な休みができたタイミングで、強引に日帰りで実行を決めました。

行きは新幹線と特急やくも出雲市へ向かったので、まずは東海道・山陽新幹線で岡山へ!
乗換のちょっとした時間を利用して、岡山駅前で岡山電気軌道の路面電車を撮ってみました!

岡山から今回の旅のお目当てのひとつ、特急やくもの新型車両273系に乗車!

伯備線経由で岡山から米子松江出雲市を結ぶ特急やくもに、今年2024年4月から新型車両の273系がデビューしました。
新型車両にさっそく乗ってみようということで、今回の行きは岡山から出雲市まで273系の特急やくもに乗って行ってきました!

やくも出雲市まで3時間たっぷり乗ったら、出雲市からは一畑電車に乗り換えて出雲大社前を目指します。
途中の川跡松江しんじ湖温泉行きから出雲大社前行きに乗り換えると……元・京王5000系の2100系に乗れました!

ということで…、…京王北松江線の出雲市駅にきました!!!!

そして大社線の終点、出雲大社前に到着!
先ほどの乗車で2100系がこの日の大社線運用に入っているのが分かったので、ここからは大社線を撮影してから出雲大社に行ってくることにしました。

出雲大社前から少し戻ったところにある小さな踏切へ行って、大社線の2100系を撮影しました!

元・京王5000系!
京王線沿線で生まれ育った者としては、前からいつか一度見に来てみたかったかつての京王線の車両を、ついに乗車して撮影もできました。

この日の2100系は日中の大社線を何往復かしていましたので、反対に川跡行きの列車でも元・京王5000系の2100系を撮影!

大社線は最後に堀川を渡って終点の出雲大社前に到着します。
元・京王車の撮影のラスト1本は場所を変えて、堀川を渡る鉄橋のところに来て、川の水際まで降りてみました。

ここで、空と山を背に堀川の鉄橋を渡る一畑電車を撮影!

京王線ユーザーとして、かつての京王線の車両が今も現役で走る「元・“KEIO”のある風景」を、この日念願叶って取ることができました。

そして出雲といったらやっぱりここは行っておきたいと思っていたのは、出雲大社
一畑電車を撮ったあとは出雲大社にお参りしてきました!

旧暦10月は神無月とされていますが、出雲では旧暦10月には全国の神々がここ出雲にお集まりになるとして逆に神在月と呼ばれるようになっています。
今回はたまたま11月になっただけですが、神在祭のはじまるちょっと前、旧暦神無月のタイミングで来れたことになりました。

出雲大社は境内から参道にずっと松並木が続いていて、木々の間の参道を歩くと空気がとても清々しい感じがして心地よかったです!

勢溜の大鳥居から公道に出たあともそのまままっすぐ松並木の参道が続いていて、こちらには道の両側にいろいろなお店が並んでいます。
こちらもまたいい雰囲気!

出雲大社のお参りを終えたあとは、ふたたび出雲大社前から一畑電車電鉄出雲市まで戻りました。

出雲市駅に戻ったらあとは帰りの空港に行くバスに乗るだけとなりましたが、ここで1時間ほどちょっと時間があったので、入場券でもう一度JR出雲市駅の構内へ。
残りの時間で出雲市を発着する列車を撮って過ごしました!

今回行きで乗車していた、特急やくもの新型車両273系!

ちょうど日が暮れてきたところで、反対側にも出雲市行きの下りのやくもが到着して、新型やくも同士のツーショットに。

こちらは山陰本線特急スーパーまつかぜ!

最後は出雲市駅からバスで出雲空港に行って、帰りは飛行機で一気に羽田まで帰ってきました。
鉄道移動がほとんどの自分の旅の中では珍しく飛行機移動になりましたが、今回は日帰りでなんとかどにかして行ってこようとしたので、帰りは時間優先でひとっ飛びとしました。

羽田に着いたところで、この旅最後の撮影は羽田空港の展望デッキから夜の羽田の飛行機たちを!

こんなかんじで、カツカツ行程ながらも強引に1日で出雲まで行ってきてしまいましたという旅でした。
今年2024年はこれで1月の銚子電鉄、5月の岳南電車、11月の一畑電車と、ここ数年比較的積極的に行っている「元・京王車」めぐりを3件も行ってくることができた年になりました。

2024年3月16日改正ダイヤ 京王ライナー時刻表

それでは最後に、今年もまた恒例になりました2024年3月16日改定ダイヤ版の京王ライナーの時刻表をまとめてみました!
表は横方向にスクロールできます。
2024年8月21日現在の【公式サイト】京王ライナーの時刻表情報を元に作成
終着駅と下りの途中駅は着時刻/他は発時刻

号数: △+数字…Mt.TAKAO号 数字のみ…京王ライナー

平日下り
号数 31 1 33 35 3 37 39 5 41 43 7 45 47 9 49 11 51 53 13 55 号数
始発駅 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 始発駅
終着駅 橋本 京八 橋本 橋本 京八 橋本 橋本 京八 橋本 橋本 京八 橋本 橋本 京八 橋本 京八 橋本 橋本 京八 橋本 終着駅
新宿 1640 1700 1720 1740 1800 1820 1840 1900 1920 1940 2000 2020 2040 2100 2120 2200 2140 2220 2300 2320 新宿
明大 1646 1706 1726 1746 1806 1826 1846 1906 1926 1946 2006 2026 2046 2106 2126 2206 2146 2226 2306 2326 明大
永山 1705 || 1747 1807 || 1848 1908 || 1948 2008 || 2045 2105 || 2145 || 2206 2245 || 2345 永山
多摩セン 1708 || 1750 1810 || 1850 1910 || 1951 2011 || 2047 2107 || 2147 || 2208 2247 || 2348 多摩セン
南大沢 1712 || 1753 1814 || 1854 1914 || 1954 2014 || 2051 2111 || 2151 || 2212 2251 || 2351 南大沢
橋本 1716 || 1758 1819 || 1858 1919 || 1959 2019 || 2056 2116 || 2156 || 2216 2256 || 2356 橋本
府中 == 1723 == == 1824 == == 1923 == == 2023 == == 2124 == 2223   == 2318 == 府中
分倍   1726     1827     1926     2025     2127   2225     2321   分倍
聖蹟   1729     1830     1929     2029     2130   2228     2324   聖蹟
高幡   1732     1834     1933     2032     2133   2232     2328   高幡
北野   1738     1839     1938     2038     2139   2238     2333   北野
京八   1741     1842     1941     2041     2142   2240     2336   京八
めじろ   ==     ==     ==     ==     ==   ==     ==   めじろ
高尾                                         高尾
山口                                         山口
      増発 旧33号   旧35号 旧37号   旧39号 旧41号   旧43号 旧45号   旧47号   増発 旧49号   旧51号  
平日上り
号数 32 2 4 34 6 36 8 38 10 40 12 42 号数
始発駅 橋本 京八 京八 橋本 京八 橋本 京八 橋本 京八 橋本 京八 多セ 始発駅
終着駅 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 終着駅
山口                         山口
高尾                         高尾
めじろ                         めじろ
京八   0547 0604   0627   0748   0831   0907   京八
北野   0551 0607   0630   0750   0833   0909   北野
高幡   0557 0613   0636   0757   0840   0916   高幡
聖蹟   0601 0617   0640   0801   0844   0920   聖蹟
分倍   0604 0621   0644   0804   0847   0923   分倍
府中   0607 0624   0647   0807   0850   0926   府中
橋本 0545 || || 0619 || 0710 || 0826 || 0850 ||   橋本
南大沢 0549 || || 0624 || 0714 || 0831 || 0854 ||   南大沢
多摩セン 0553 || || 0628 || 0718 || 0835 || 0858 || 0954 多摩セン
永山 0556 || || 0631 || 0721 || 0838 || 0901 || 0956 永山
明大 0612 0622 0639 0652 0704 0751 0830 0900 0907 0922 0946 1017 明大
新宿 0619 0629 0648 0701 0713 0800 0840 0909 0918 0929 0955 1027 新宿
                        増発  
土休日下り
号数 △1 △3 31 △5 33 1 35 3 37 5 39 7 41 9 43 11 45 13 47 49 号数
始発駅 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 始発駅
終着駅 山口 山口 橋本 山口 橋本 京八 橋本 京八 橋本 京八 橋本 京八 橋本 京八 橋本 京八 橋本 京八 橋本 橋本 終着駅
新宿 0900 1000 1015 1100 1520 1600 1620 1700 1720 1800 1820 1900 1920 2000 2020 2100 2120 2200 2220 2300 新宿
明大 0906 1006 1023 1106 1526 1606 1626 1706 1726 1806 1826 1906 1926 2006 2026 2106 2126 2206 2226 2306 明大
永山 || || 1044 || 1544 || 1644 || 1744 || 1844 || 1944 || 2044 || 2144 || 2243 2325 永山
多摩セン || || 1047 || 1546 || 1646 || 1746 || 1846 || 1946 || 2046 || 2146 || 2246 2328 多摩セン
南大沢 || || 1051 || 1550 || 1650 || 1750 || 1850 || 1950 || 2050 || 2150 || 2250 2331 南大沢
橋本 || || 1055 || 1554 || 1654 || 1754 || 1854 || 1954 || 2054 || 2154 || 2254 2335 橋本
府中 == == 1622 == 1722 == 1821 == 1921 == 2021 == 2121 == 2220 == == 府中
分倍     1624   1724   1823   1923   2023   2123   2222     分倍
聖蹟     1627   1727   1826   1926   2026   2126   2225     聖蹟
高幡     1630   1730   1830   1930   2030   2130   2228     高幡
北野     1636   1736   1835   1935   2035   2135   2234     北野
京八 || ||   ||   1639   1739   1839   1938   2038   2138   2237     京八
めじろ     ==   ==   ==   ==   ==   ==   ==     めじろ
高尾                                   高尾
山口 0943 1046   1145                                 山口
      増発   旧31号   旧33号   旧35号   旧37号   旧39号   旧41号   旧43号   旧45号    
土休日上り
号数 32 2 34 4 36 6 38 △2 △4 △6 △8 号数
始発駅 橋本 京八 橋本 京八 橋本 京八 橋本 山口 山口 山口 山口 始発駅
終着駅 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 新宿 終着駅
山口               1415 1515 1615 1715 山口
高尾               1417 1517 1617 1717 高尾
めじろ               1421 1521 1621 1721 めじろ
京八   0820   0920   1020   || || || || 京八
北野   0823   0923   1023   1426 1526 1626 1726 北野
高幡   0830   0930   1030   1433 1532 1632 1732 高幡
聖蹟   0833   0933   1033   1436 1536 1636 1736 聖蹟
分倍   0837   0937   1037   1440 1539 1639 1739 分倍
府中   0840   0940   1040   1442 1541 1641 1741 府中
橋本 0805 || 0905 || 1005 || 1105 || || || || 橋本
南大沢 0809 || 0909 || 1009 || 1109 || || || || 南大沢
多摩セン 0813 || 0913 || 1013 || 1113 || || || || 多摩セン
永山 0815 || 0915 || 1015 || 1115 || || || || 永山
明大 0836 0857 0936 0957 1036 1057 1139 1500 1557 1700 1800 明大
新宿 0845 0906 0944 1006 1043 1106 1148 1509 1607 1709 1809 新宿
              増発       シーズンのみ運行  

ということで最後に、こんなかんじで前年2023年度も (もちろん2024年度も) 1年を通じて京王線を撮り続けるのはライフワークとして続けていますが、そうして毎年撮り続けていた京王線の写真を同人誌にして今までコミケで頒布していました。
これまでのコミケで頒布してきた京王線写真集は、BOOTHで自家通販を行っているほか、最新号はメロンブックス様に書店委託も行っております。
2024年はイベントでの頒布ができませんでしたが、京王線写真集はこちらでぜひ何卒……!

C103「“KEIO”のある風景 ~2024年卓上カレンダー~」
C102「“KEIO”のある風景・5号車 ~京王線写真集~」
メロンブックス様にて書店委託中! & BOOTHにて通販取扱中!

C103「書類が何でも準特急橋本行きになるクリアファイル」
C102「京王線車両大集合写真アクリルスタンド」
C100「橋本技術研究所 きっぷ封筒」
C99「“KEIO”のある風景・4号車 ~京王線写真集~」
C95「“KEIO”のある風景・3号車 ~京王線写真集~」
BOOTHにて通販取扱中!

そんなかんじで今回の2023年度京王線撮影の活動報告は以上です!
ではでは。

タグ 京王 写真

2024-12-20T01:01:53+09:00 | by XIAORING | このエントリーのURL