日記

真夏の大井川鐵道旅2018 ~大井川本線・井川線に乗車&撮影旅~

2024.08.10 18:09

おはようございます。
うっかり床で倒れるように寝落ちしてたり夕飯も食べずに寝落ちしてそのまま気付いたら朝とかを最近連発しているXIAORINGです。

8月ももうなかば、世の中的にはちょうど夏コミの季節です。
が、今回は自分はサークル参加していないので、3年ぶりに修羅場のない夏を過ごしております。
(の割には、なにかと日々しんどいと言ってばかりいますが……まあ何とかどうにかいちおう生きてはいます……)

今年はちょっと仕事の関係で自分のスケジュールを確保するのが無理なのと、時間的にも精神的にも本を作っていられるほどの余裕がなさそうだったので、少なくとも今年1年は同人活動はあきらめました。
その間も、京王線沿線に住んでいるおかげで、たとえどんなに大変なときでも京王線を日々撮ることはライフワークとして絶やさず続けることができています。
なのでいつかまたあの地に帰ることができたときには、今こうして撮っている京王線の写真を次の写真集に入れたいし、コミケに出なかったとしても毎年自分が使っててどうせ作るので冬にはまた京王線同人カレンダーをBOOTHかなんかで出したいなとは思っています。

そんなこんなで、やっぱり「推しの沿線に住み続ける」ということのメリット――住んでいるからこそいつも乗れていつも撮れる――を今までになく強く感じられる年になっています。

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さて今回ですが、今まで毎年いろいろなところに鉄道旅に行ってきていましたが、このサイトの執筆ペースがあまりに遅すぎて (次出かけるまでの間隔よりも1本書き上げる時間の方が長くかかってるため) 、出かけたけど何年もまだこのサイトに記事を書けてないという旅が山ほど溜まってきてしまっております。
そんな中で、2018年7月に行った大井川鐵道の旅で自分が乗った列車や行ってきた場所が、今年2024年4月クールでO.A.された「ゆるキャン△ SEASON3」でちょうど登場していたので、季節的にも夏の旅ということで、いい加減そろそろこの旅のレポートを書こうと思って6年越しにやっと記事にまとめることができました。

というわけで今回は、2018年7月に行ってきた夏の大井川鐵道の旅のレポートと、「ゆるキャン△ SEASON3」の大井川キャンプ回で登場した場所の中で当時自分が行っていた場所の紹介をお送りします!

2018年7月、大井川鐵道に乗車&撮影に行ってきました

2018年の7月14日から15日にかけて、静岡県の私鉄、大井川鐵道に行ってきました!

大手私鉄を引退したレトロな電車の 走るローカル線、また一方では看板列車のSL、そしてさらに先では (執筆時点) 現在日本で唯一のアプト式…などなど、かねてから数々の特徴からいつか一度行ってみたいと思っていた大井川鐵道に乗車して撮影もしようということで、7月の連休中にたまたま1日できた休みを利用して、思い立って行ってきました。

列車本数があまり多くない中でもできるだけいろいろ回りたいのと、前日があまり遅くならなかったので、土曜日の仕事が終わってから新幹線の最終で前乗りして、日曜日を朝から丸々1日大井川本線井川線に乗ってくることにしました。
このような行程です。

7月14日(土)

  • 東海道新幹線 こだま705号」 
    22:10東京 → 23:22静岡
  • 東海道本線 
    23:42静岡 → 0:00藤枝

7月15日(日)

  • 東海道本線 
    7:10藤枝 → 7:22金谷
  • 大井川鐵道大井川本線 
    7:48金谷 → 9:03千頭
  • 大井川鐵道井川線 
    9:12千頭 → 10:17奥大井湖上
    • 奥大井湖上で井川線を撮影
  • 路線バス 
    11:56湖上入口 → 12:20千頭駅前
  • 大井川鐵道大井川本線 
    12:45千頭 → 12:50崎平
    • 崎平~青部でSLを撮影
  • 大井川鐵道大井川本線 
    13:25崎平 → 13:31千頭
    • 千頭~崎平でSLトーマス号を撮影
  • 大井川鐵道大井川本線 SL急行「かわね路2号」 
    14:53千頭 → 15:31川根温泉笹間渡
    • SLに乗車
  • 大井川鐵道大井川本線 
    15:48川根温泉笹間渡 → 15:56塩郷
    • 塩郷の吊橋
  • 大井川鐵道大井川本線 
    17:18塩郷 → 17:25川根温泉笹間渡
    • 川根温泉
  • 大井川鐵道大井川本線 
    20:54川根温泉笹間渡 → 21:30金谷
  • 東海道本線 
    21:36金谷 → 22:07静岡
  • 東海道新幹線 ひかり538号」 
    22:24静岡 → 23:07新横浜

土曜日夜の新幹線で前乗り

ということで土曜日に仕事が終わったら一旦家に帰って荷物を持ち替えて即出発。
まずは東京から東海道新幹線こだま705号で静岡に向かいました。

朝出発していると大井川鐵道に着くまでの時間がもはやもったいないということで、この日は前乗りしておくことにしました。
さすがにこだまの最終ともなるとほとんど空いていました。

静岡まで東海道新幹線で行ったら、今度は在来線の東海道本線に乗り換えて、藤枝で降りました。
大井川鐵道のある金谷でほど近い、藤枝でこの日は1泊することにしました。

在来線もこれが終電、もう駅もシャッターが閉まる直前でした。

深夜の藤枝駅
これで翌日日曜日は朝一からいよいよ大井川鐵道に乗っていきます。

朝の東海道本線で金谷へ

一夜明けて日曜日、朝の東海道本線で金谷に到着!
金谷から大井川鐵道に乗り換えて、ここから丸1日、大井川鐵道の旅がスタートとなりました。

大井川鐵道 大井川本線に乗って千頭へ

こちらが大井川鐵道の金谷駅!
大井川鐵道金谷から千頭までを結ぶ大井川本線と、千頭から井川までの井川線に分かれています。
まずは金谷から大井川本線に乗っていきます。

この金谷駅の駅舎は、「ゆるキャン△ SEASON3」3期3話Bパートなでしこちゃんが大井川鐵道に乗ってキャンプ場へ向かうときにも映っていました!


3期3話・14分43秒あたり、Bパート前半、なでしこちゃんが金谷駅で大井川鐵道に乗り換えるところ「乗り換え乗り換え~」 (金谷駅)

時刻表や路線図が掲示されている駅舎内の改札口!
朝早かったのでこの時間はまだ売店のシャッターが閉まっているのですが、シャッターには井川線の列車が描かれていました!


3期3話・14分44秒あたり、次のカット、なでしこちゃんがきっぷを買った金谷駅の駅舎内「奥静周遊きっぷくださーい」「4,900円になります」 (金谷駅)

今回は大井川本線井川線を両方乗りながら、途中で乗り降りしていくつかの場所で撮影もしたり、部分的にはちょっと戻ったりという行程もあったり、さらにはバスもというところもあるので、フリーきっぷの大井川周遊きっぷで乗りました!(執筆時点の2024年は発売されていません)

東海道本線と隣接する大井川鐵道金谷駅は1面1線のホーム。

大井川鐵道は、かつて大手私鉄で活躍していた車両が引退後に譲渡されて第2の人生を送っていますが、この日は元・近鉄特急の16000系に乗れました!

「ゆるキャン△ SEASON3」3期3話なでしこちゃんが金谷駅から大井川鐵道に乗ったときのカットも、この金谷駅のホームと、車両も同じ16000系でした!

普通列車でありながら近鉄の特急車のクロスシートに乗れるという、なんとも快適な普通列車でした!


3期3話・14分49分あたり、次のカット、なでしこちゃんが金谷駅のホームで大井川鐵道の16000系に乗るところ「千頭行きはこれかなあ なんだかレトロな電車だ」 (金谷駅)


3期3話・14分57秒あたり、同じシーン、なでしこちゃんが乗った16000系の車内「どっち側でも大井川は見えるらしいから…よし、このへんにしよう」 (金谷駅)

お茶が有名な静岡県の中でも、大井川鐵道沿線は川根茶の産地として茶畑が車窓からも見られました。

この日は天気がとてもいい夏日で、青空の下、大井川鐵道の車窓から見る茶畑が一面に広がっている風景が、とてもいい車窓でした!

全線にわたって大井川に沿って走っている大井川本線は、抜里川根温泉笹間渡青部崎平崎平千頭の間で大井川を合計4回渡ります。

雲ひとつない最高にきれいな青空が広がる中で見る、大井川の豊かな水の流れもとってもいい車窓で、大井川本線はこういう素敵な車窓が多くてよかったです!

金谷から千頭まで1時間5分の乗車で、大井川本線の終点・千頭に到着!
千頭にはまたあとで戻ってくるので、ここではさらに井川線に乗るためにここで乗り換えていきます。


3期3話・19分27 秒あたり、Bパート中盤、なでしこちゃんが千頭駅に着いて電車からホームに降りたところ「千頭到着」 (千頭駅)

金谷から大井川鐵道 井川線に乗車

千頭から続いては井川線にも乗車しました!

大井川本線井川線は同じ狭軌 (1067mm) ですが、直流電化の本線に対して井川線はほとんどが非電化であるほか、井川線はダム建設のために作られた路線という経緯から建築限界が小さく、両路線を直通する営業列車はありません。

井川線DD20形ディーゼル機関車牽引の客車列車ですが、機関車は常に坂の下になる千頭方に連結されていて、井川方の先頭車はこちらのクハ600形制御客車になっていました。

「ゆるキャン△ SEASON3」3期3話でも、なでしこちゃんが同じように井川線に乗り換えていました!


3期3話・22分43秒あたり、Bパート後半、なでしこちゃんが千頭駅から井川線に乗るところ「おー、電車来てる来てるー」 (千頭駅)

編成の反対側に行って、こちらが井川線の牽引機のDD20形!
奥の側線にも客車が転がっていました。

自分が乗った車両は井川線の現有客車の中でも古い部類であるスハフ1形
1950年代に製造されたこの客車は、車内で見えるいろいろなところがもういちいちスーパーレトロでアツかったです!

千頭のおとなり川根両国には両国車両区があり、貨車の姿も見えました。

井川線もまた全線にわたって大井川に沿って建設されていて、川根両国を出てすぐのところでは、大井川井川線を一気に跨ぐ両国吊橋の下をくぐります。

「ゆるキャン△ SEASON3」ティザーPV第二弾0分27秒あたりリンちゃんあやちゃんが渡っている吊橋は、この両国吊橋がイメージ近いですかね…

なでしこちゃん千頭からアプトいちしろまで乗ってるときにも、「すごいところ走ってくなあ」と言っていましたが、ほんとにこういう大井川沿いの急峻な崖っぷちや山の中に線路を通していてすごいです。

カーブがけっこうきついところが多く、窓から外を見ると、こういうふうにカーブを曲がっていく自分の列車の前の方が見えて、こういうのもまた列車の旅の魅力をかき立ててくれます!

奥泉を過ぎたあたりでは、赤いアーチ橋の泉大橋が見えてきて、足下には切り立った崖の下に流れる大井川、そして自列車は急カーブを描いてトンネルへ…と、ほんとにこういうすごい車窓が多いです!


3期4話・3分36秒あたり、Aパート前半、なでしこちゃんが井川線に乗って他の乗客と話しているときの車窓「私はアプトいちしろってところで降りて、キャンプ場に行きます」「へぇ~キャンプするんや~」 (奥泉~アプトいちしろ)

井川線のアプト式区間に乗車

アプトいちしろに到着すると最後尾の千頭方に電気機関車が連結され、アプトいちしろ~長島ダム間のアプト式区間へ!

井川線のこの1駅間は、(執筆時点の) 現在日本の鉄道で唯一のアプト式ラックの営業路線ということで、前から一度乗りに行ってみたいと思っていたアプト式の区間をついに体験しました!

アプト式は2本のレールの間にラックレールを設けて、機関車側の歯車とかみ合わせることで急勾配の走行を可能にするもので、かつての信越本線 横川軽井沢間が特に有名でしたが、同区間がなくなった今は日本で乗れるのはここだけです。

自分の乗っている車両の窓から先頭の方を見ると、レールの間にラックレールがあるのが見えるでしょうか……これだけの坂道をぐいぐい登っていきます。
この区間にある90‰の勾配が、現在の日本の鉄道路線で最急勾配ということです!

この区間は元々は別のルートをたどっていましたが、大井川長島ダムの建設に伴って旧ルートがダム湖に沈むため、新線に付け替えられた区間になります。
そこで最急勾配90‰の急坂ができるため、アプトいちしろ長島ダム間だけアプト式が採用されました。

湖岸の標高の高いところを走る列車からは、アプトいちしろキャンプ場が見えます。
こちらが「ゆるキャン△ SEASON3」3期4話5話なでしこちゃんとリンちゃんとあやちゃんが大井川キャンプに来ていたキャンプ場でした!

やがて列車からは長島ダムが見えてきました!
長島ダム大井川に建設された多目的ダムで、長島ダムによってせき止められてできた湖が、このあと行く奥大井湖上駅のある接岨湖です。

「ゆるキャン△ SEASON3」3期4話Aパートで、なでしこちゃんがキャンプ場から井川線に乗りに行くときに見ていたダムが、この長島ダムでした!


3期4話・7分45秒あたり、Bパート中盤、なでしこちゃんがキャンプ場に着いてから見に行った長島ダム「長島ダム」「でっかーーい」 (長島ダム)

5分ほどの乗車で長島ダム駅に到着!
アプト式区間はここまでになります。

「ゆるキャン△ SEASON3」3期4話Aパートで、なでしこちゃんはこの長島ダム駅から井川線に乗って奥大井湖上駅へ向かっていました!


3期4話・9分16秒あたり、Aパート後半、なでしこちゃんが長島ダム駅から再び井川線に乗って列車が出発するところ「いざ、奥大井湖上駅!ゆでたまごを目指して」 (長島ダム駅)

アプト式区間の牽引機を切り離すため、長島ダムでも数分の停車時間があったので、一度ホームに降りて機関車を見に行ってきました。

こちらが井川線のアプト式区間で連結されるED90形電気機関車!
現在日本で営業しているアプト式機関車はここ井川線の3両だけということです。

ホームからはED90形電気機関車の切り離し作業を見ることができました!

\ブッピガン/

長島ダムのホームから、こちらが乗車していた井川線の編成!
左手前からDD20形ディーゼル機関車、続いて客車がスハフ1形スロフ300形×3両、先頭にクハ600形と続いています。

機関車を切り離すところを眺めたら、再び車内に戻って引き続き井川線に乗車していきます。

井川線の秘境駅・奥大井湖上に到着

ここまで金谷から大井川本線井川線を乗り継いできましたが、次はいよいよ今回の目的地のひとつであった奥大井湖上駅です。
エメラルドグリーンの湖面を真下に見ながら赤い鉄橋を渡っていくと、駅に到着します。

そして井川線湖の上にある駅、奥大井湖上駅に到着!
こちらで列車を降りました。

奥大井湖上駅は、接岨湖に突き出た半島の先端に駅があって、ホームはなんと湖に架かる橋の上!
さらに近くの道路に出るには列車と同じ鉄橋を歩いて渡らないと行けないという、秘境駅感すら漂うとんでもない駅!

駅のホームからすぐうしろを見ると、水面の真上のこの高さから湖を見下ろす景色ですよ…!
ほんとなんてところに駅を作ったんだ……

奥大井湖上駅接岨湖に突き出した半島の先端にあるものの、ホームの大部分は鉄橋の上に張り出しています。
まさに湖の上の駅です。
列車交換設備はない、1面1線の棒線駅です。

こちらが奥大井湖上駅の駅名標!
隣には「奥大井恋錠駅」のベンチとオブジェがありました。


3期4話・21分25秒あたり、Bパート後半、なでしこちゃんが井川線で奥大井湖上駅に着いたときの最初の駅名標 (奥大井湖上駅)

奥大井湖上駅は無人駅どころか、ホームと待合室と駅名標の他には周囲にほとんど何もないような秘境駅的な環境にありますが、ホームから階段を登っていったところにはレイクコテージ奥大井という無人の待合室的な木造の建物があります。
ちょっと高いところから駅周辺の景色を見下ろすことができます。

奥大井湖上駅を見下ろすビュースポットで、大井川鐵道 井川線を撮影

奥大井湖上駅で列車を降りたら、今度は井川線を撮るために駅と鉄橋を眺められるビュースポットへ向かいます。

しかし奥大井湖上駅があるのはかたや湖の真上の鉄橋、かたやホームが接する半島の先端は山の中で外のどこにも繋がっていないという究極の環境。
駅の外に出るには線路脇の歩道を通って鉄橋を渡るしかない…!
ほんとすごい駅です……


3期4話・21分42秒あたり、Bパート後半、奥大井湖上駅で下車したなでしこちゃんがそのあと鉄橋を歩いて行くところ (奥大井レインボーブリッジ)

鉄橋を歩いて渡るなんていう体験をしたら、線路はそのままトンネルの中へ。
歩道はトンネルには入らず横の階段を登っていきます。

階段でトンネルの上に登ると、接岨湖に架かる奥大井レインボーブリッジの鉄橋と奥大井湖上駅が一直線に見通せるこの眺め!

「ゆるキャン△ SEASON3」3期4話のラストカットは、この奥大井レインボーブリッジを渡っていったトンネル側から駅の方を見た線路と湖のこのあたりの景色ですかね!


3期4話・21分34秒あたり、Bパート後半、なでしこちゃんが奥大井湖上駅で下車したあと、列車が発車して鉄橋を渡っていく背景 / 3期4話・25分36秒あたり、Cパートラストカット、鉄橋を渡って奥大井湖上駅へと戻るなでしこちゃん「2時間かあ、大変そうだ。私は一足先にキャンプ場戻って、まったりしてようかな」 (奥大井レインボーブリッジ)

けっこうな山の斜面に階段の歩道が設置されていて、ここをひたすら登っていきます。
こちらの写真は途中から振り返ったところ。

途中で景色が開ける場所があり、遠くから列車の音が聞こえてくると、やがて茶畑のある山あいの隙間に井川線の列車が顔を出していました!

ほとんど山道のようなところですが、さらに階段を登っていきます。
完全に木々の中で、自然の緑が豊富です。

そして階段を登り切って道路に出ると、ついに今回の旅で最も行きたいと思っていたこの撮影地へ……

湖の上にある駅・奥大井湖上駅と、奥大井レインボーブリッジを渡る井川線の列車が見渡せる、絶景の撮影地!
前から一度行ってみたいと思っていたこの絶景ポイントに、ついに今回行って井川線を撮影できました!絶景!


3期4話・22分01秒あたり、Bパート後半、なでしこちゃんが井川線に乗ってやってきた奥大井湖上駅を見下ろすビュースポット「奥大井湖上駅」「本当にすごいところに駅があるんだなあ」 (奥大井湖上駅)

エメラルドグリーンの湖面を真っ赤な鉄橋で渡っていく井川線
とても絵になる、いい景色な要素しかない…!

ビュースポットから俯瞰で見下ろす奥大井湖上駅!

先ほど列車を降りた奥大井湖上駅は、こんな場所にありました。
ほんと、すっごいところに駅を作ったな……

前から一度行ってみたいと思っていた大井川鐵道の中でも、ここは外せないと思っていたので、そんな景色を実際に肉眼で見て井川線を撮影できて、とてもよかったです……

バスで再び千頭へ

奥大井湖上駅を見下ろすビュースポットで井川線を撮ったあとは、再び千頭まで戻ります。

駅から鉄橋と山道を歩いてきたところをまた折り返し同じ道で駅まで戻ることもできますが、撮影地の近くにバス停があって駅まで行くよりバス停の方が断然近いのと、今回使っていた大井川周遊きっぷはこのバス路線も乗ることができたので、帰りはバスで戻ることにしました。

湖上入口のバス停から11:56発で千頭駅前まで乗りました。
1日3本しかないバスのうちの1本なので、ちょうど時間を合わせて行程は組んでいました。
(その後2024年4月1日のダイヤ改正で、このとき乗った11:56の1本だけに減便となってしまいました。)

バスで戻ってきて、大井川本線井川線を乗り換えた千頭駅に再び到着!
今度は大井川本線のターンということで、ここからは引き続きフリーきっぷで大井川本線のSLを撮りに行ってきました。

「ゆるキャン△ SEASON3」では、3期3話Aパート大井川キャンプに行くときになでしこちゃんとあやちゃんが集合していたのが千頭駅でした!
そんな千頭駅と駅前の様子!


3期3話・7分38秒あたり、Aパート中盤、リンちゃんがバイクで来た千頭駅前のロータリー (千頭駅)


3期3話・7分40秒あたり、次のカット、リンちゃんが歩いていた千頭駅前のロータリー (千頭駅)

千頭では乗り換えの間に25分ほど時間を取っていたので、駅前のお店へ。
大井川鐵道沿線は川根茶の産地ということで、駅前の川根物産さんで川根茶ソフトをいただきました!


3期3話・22分21秒あたり、Bパート後半、なでしこちゃんがダムカレーを食べたあとに川根茶ソフトを食べに行くときのお店の背景「そして最後は、川根茶ソフト」 (川根物産)

近年の夏は毎年猛暑が激しい一方ですが、この日もめちゃくちゃ暑くて、よりいっそうアイスがおいしく感じれられます。

「ゆるキャン△ SEASON3」3期3話Bパートで、なでしこちゃんが千頭駅前で食べた川根茶ソフトも、 こちらのソフトクリームでした!
6年前の当時は巡礼なんて全く頭になく普通に行っていましたが、結果的に作中と同じものを食べていたことになるとは……

同じく「ゆるキャン△ SEASON3」3期3話Aパートで、なでしこちゃんあやちゃんが喋っていた大井川の川沿いの場所は、さすがに全く同じところは行っていませんでしたので、だいたい千頭駅前の大井川の写真で!
きれいな大井川の流れと常にともにある、そんな今回の旅です。

大井川鐵道のSL、急行かわね路・きかんしゃトーマス号を撮影

大井川鐵道といえば看板列車はやっぱりSL!
ということで、ここからはSLの急行かわね路きかんしゃトーマス号をそれぞれ撮ってみることにしました。

まずは千頭から普通列車で1駅だけ乗って、崎平へ。

崎平で降りて歩くと、大井川の河川敷に出ます。
そこに架かっているのが大井川を渡る鉄橋のうちのひとつ、大井川第二橋梁!

ここでしばらく列車を待っていると……

大井川鐵道のシンボル、SL

SL急行かわね路1号を、大井川の鉄橋で撮りました!
いやあもう肉眼で見て生音で…聴いて現地で体験するSL、かっこよすぎるんですが…!!

蒸気機関車はC11 190号機の牽引、最後尾にはE10形電気機関車が補機で連結されていました。

河原から駅に戻る途中では、川根茶の里ということで、崎平にもまた茶畑がありました!
お茶の産地の多い静岡県ならではです。

続いてはまた別の場所で撮ろうと思い、千頭にまたまた戻ります。

この日普通列車として度々乗っていた元・近鉄の16000系!
崎平の駅に咲く花を添えて。

そしてまたまた千頭に戻ってきました。

終点千頭で電車を降りると隣には先ほど撮っていたSL急行かわね路の客車が!
16000系と旧客の並びで!

千頭のホームで、SL急行かわね路の蒸気機関車C11形190号機!
このC11形190号機は1940年の製造で、1974年に引退したあと個人の方が大切に静態保存していたところを大井川鐵道によって動体復元されて現役復帰したということです。

やっぱりSLを肉眼で目の前にすると、視覚として見るだけでなく、音、匂い、空気感、それらの様々な感覚で感じられるものがすごくて、かっこいいな……ってなってしまいます!

客車には列車名の「かわね路」のサボ!
この雰囲気もまたシブい!

別のホームには、元・西武鉄道の電気機関車、E31形!

大手私鉄の電気機関車が現在でも現役で見られるという、これもまた貴重な存在です。
電車から機関車まで、大井川鐵道では東西大手私鉄の車両が見られました。

こちらはSLの補機で主に活躍している、E10形電気機関車!
こちらも1949年の製造ということで、蒸気機関車と並んで古い車両です。

こんなかんじで、千頭に戻ってきたらちょうどいろんな機関車が停車していたので、それらの大井川鐵道の機関車をホームで撮っていました!

そして大井川鐵道のSLをもう1本見に行きました。

今度は千頭から崎平方面に歩いて最初の鉄橋、大井川第四橋梁!
こちらも大井川本線大井川を渡る鉄橋で、列車がよく見える上路式ガーダー橋です。

ここでいよいよお待ちかね、大井川鐵道のSLきかんしゃトーマス号を撮影!

2014年から運行開始されたきかんしゃトーマス号、実際の蒸気機関車と客車を改造してきかんしゃトーマスを見事に再現、大井川鐵道の顔として活躍しています。
奥大井湖上駅での井川線大井川本線のSL、そしてきかんしゃトーマス号と、大井川鐵道で撮りたかった列車たちがいろいろ撮れた1日になりました。

大井川鐵道のSL急行かわね路に乗車

大井川第四橋梁きかんしゃトーマス号を撮ったら、今度は再び乗車のターンということで、千頭駅まで戻っていよいよ改札内に入ります。

大井川から千頭駅に戻る途中では、線路沿いの路からちょうど先ほどSL急行かわね路1号で撮っていたC11 190号機が入れ替え作業をしているところに出会いました!
機関車先頭のデッキに乗った係員の方が手旗を振って誘導し、分岐器の先まで来て列車を止めると、手動で転轍機のレバーを操作して切り替えていました。
その手慣れた作業がまたかっこいい……

そしてついに今回の旅のメインイベントのひとつ、大井川鐵道SL急行かわね路に乗車しました!
14:53千頭発のかわね路2号で、千頭から川根温泉笹間渡まで乗りました。

かっこよすぎる蒸気機関車、旅情がドバドバ溢れる旧型客車……列車にゆられて旅をする、列車に乗ることそのものの魅力を全身で感じるひとときでした!

千頭で乗車前に眺めていた牽引機のC11形190号機
このかっこよさですよ……

自分の指定席は7号車、乗った客車はオハフ33形215号車
こちらもまた1930年代~40年代の客車で、車内のひとつひとつのものがとってもスーパーレトロ!
昭和前半の時代の客車に現役で乗車するという体験がまたやばかったです。

約1時間のSLの旅を体験して、川根温泉笹間渡に到着!
列車はまだまだ新金谷まで走りますが、このあと塩郷に行くために途中の笹間渡で降りました。

駅名こそ2003年に当初の笹間渡から川根温泉笹間渡に変わっていますが、駅舎は往年の木造駅舎で、ローカル線の原風景といったイメージの味わい深さがとてもあります。
大井川鐵道の無人駅には、こういったレトロな木造駅舎が多く見られました。

塩郷の吊橋を体験

笹間渡でSLを降りたら2駅戻って塩郷にきました!
塩郷SL急行かわね路号は通過するので、笹間渡までちょっと行き過ぎてから戻るという形ですが、今回は大井川周遊きっぷを使っているのでこんな行程も自在です。

塩郷目の前がすぐ大井川!という川沿いにある駅です!

大井川大井川本線県道77号川根寸又峡線の3つが隣り合うように並走していて、県道から直接ホームに上がると待合室やベンチがホーム上にある1面1線の駅です。

今回自分が行った6年後の2024年に「ゆるキャン△ SEASON3」で登場して結果的に巡礼になった大井川鐵道の旅ですが、ここもまた、「ゆるキャン△ SEASON33期6話Bパート、大井川キャンプの最後に帰りの電車が来るまでリンちゃんとなでしこちゃんとあやちゃんが座って話していた駅のホームが塩郷駅でした!

さすがに6年前は巡礼のつもりで行っていないので同じアングルの写真がありませんが…ホーム上にベンチあります!

塩郷で降りたら、駅の近くにあるこの名所へ……大井川にかかる、塩郷の吊橋!

塩郷駅付近から大井川の対岸へと渡る歩行者専用の吊橋なのですが、民家の屋根の上、県道、大井川鐵道の線路、そして大井川を一気にひとまたぎして、その長さは220m!
今回塩郷でこの吊橋を渡ってきました!

吊橋というだけでもすでにスリリングなのに、こうやって線路や道路の上も越えていきます。
真ん中で大井川の真上を歩いているときなんかは、なんというか、空中に浮いているかのような感覚で……この橋やばかったです!

ゆるキャン△ SEASON3」の大井川キャンプ回ではいくつかの吊橋が登場していましたが、その中で3期6話で最後に渡った吊橋がこの塩郷の吊橋でした!

足下を見ると、道路と大井川本線の線路が自分の真下に!


3期6話・16分21分あたり、Bパート前半、なでしこちゃんとリンちゃんとあやちゃんが最後に渡った塩郷の吊橋「すげー、民家の真上を通ってるんだこの吊橋」「今まで渡ってきた吊橋と少し感じが違うねえ」 (塩郷の吊橋)

塩郷の吊橋の上から眺める、大井川と大井川本線の線路と県道55号の道路!

こういうところを線路が走っているという様子がよく分かります。
…が、吊橋の上なのでこういうのを撮るのも常に揺れてますw
橋の上の足場も狭いので、とどまらずにさっさと渡っていきます。


3期6話・18分18秒あたり、同じシーン、3人が吊橋を渡っているときにSLが走ってきたところ「よし、あとでお父さんにSLを合成してもらおう」 (塩郷の吊橋)

ちょうど大井川の真上にさしかかったところ!
宙に浮きながらふわふわと川の上を飛んでいるような感覚にすらなってきました。
足場の両側に手すりのワイヤーもありますが、下を見るとこの足場の幅以外はもう川の水が流れているという光景です。


3期6話・17分 05秒あたり、同じシーン、塩郷の吊橋を渡っているときに向こうからも人がやってくるときの3人目線のカット「どうもー」「どうも-」「なるほど、すれ違いのためにところどころ足場が広くなってるんだ」 (塩郷の吊橋)

ということで、塩郷の吊橋を歩いて大井川を渡ってきました!
橋を渡り終えたところから振り返って。
渡り終えて普通の地面に着くと、もう吊橋じゃなくて地上なのにしばらくはまだ足がふわふわしていて不思議な感じでした。

吊橋のあるところから少し上流に行くと、塩郷ダム (塩郷堰堤) があります。

吊橋を渡ってきたのでまた再び大井川を渡って元の川岸へ戻らないとということで、復路は塩郷ダムの上を渡ってきました!

もとの東岸に戻ってきたら、線路に沿って走っている県道55号を歩いて塩郷駅に戻ってきました。
塩郷の吊橋が道路と線路を越えていくところ、道路の側から見るとこんな感じでした!

笹間渡で大井川鐵道の撮影と川根温泉

朝から1日沿線のいろんなところを巡ってきた大井川鐵道の旅、最後は川根温泉笹間渡で降りました。

笹間渡で降りて大井川の河原に出ると、大井川本線が大井川を渡る大井川第一橋梁!
大井川本線の列車が見られるところの中でもとくにメジャーな場所ではないでしょうか。

この日1日いろいろ撮影してこれた大井川鐵道ですが、最後の撮影は、大井川第一橋梁で大井川を渡る元・近鉄特急
乗車もしていてた、大井川本線普通列車で走る16000系を撮ってみました。

決して列車本数の多いわけではない中でもダイヤをうまく縫うようにして行程を組んで、乗車も撮影もいろいろやってこれた、鉄道の魅力を存分に感じられる1日でした。

しかし近年の夏はほんとに猛暑で異常に暑い日が多いですが、この旅に行った日もまた真夏日で、そんな中こういう旅なので屋外を歩いたり線路沿いにいたりを1日ずっとやってたら、もうクッソ暑すぎてほんとに熱中症になりそうって思うくらい、暑さがやばくてハードな日でした。

そうして朝から1日中出歩いて大量にかいた汗を一気に流しながら、消耗し尽くした体力を回復すべく、旅の最後は露天風呂から大井川第一橋梁が見える温泉、川根温泉 ふれあいの泉でほかって優勝してきました!
もうほんと暑すぎて体力がしんどすぎたので、温泉に入ってまさに生き返りました……

…というところまではよかったのですが、温泉が気持ちよくてあまりにゆっくりしすぎてしまい、うっかり帰りの電車を逃してしまって次の電車までなんと2時間待ちというやらかしを……
結局大井川鐵道の終電で笹間渡から金谷まで戻ってきました。

金谷からは東海道本線静岡まで行って、当初乗る予定だった東海道新幹線ひかり538号には間に合って、無事今回の旅の全行程終了となりました。
こんな感じで1日大井川鐵道に乗ったり撮ったり大鉄三昧の旅でした!

その他最近の近況

ということで6年前の2018年に行った大井川鐵道の旅をお送りしてきましたが、最後は今年のほかの活動の近況報告です。

2024年4月11日 アイドルマスター シャイニーカラーズ1話に登場した聖蹟桜ヶ丘に巡礼

2024年の4月クールは、ユーフォ3期ガルクラヨルクラささこいなど、何かしら音楽活動をしているアニメが同じクールに重なっていて、しかもそのどれもがいい作品でした。
そんな4月クール作品の中でアイドルマスター シャイニーカラーズ」では京王線沿線の聖蹟桜ヶ丘が登場しました!

元々ゲームのときから聖蹟が舞台となっていることはよく知られていましたが、TVシリーズ1話を観て、京王線沿線で生まれ育った京王線ユーザーの自分としては、推しの京王線の中でもまた好きな街である聖蹟桜ヶ丘がこうして作中に映ることがもうとてもうれしい限り……
そこで1話のO.A.があった翌週、さっそく1話で登場した聖蹟桜ヶ丘のいろは坂さくら公園周辺に巡礼に行ってきました!

こちらが聖蹟桜ヶ丘駅からいろは坂を登った途中にある、いろは坂さくら公園!
ちょうど桜の季節でした!

耳をすませばでも有名な高級住宅地の桜ヶ丘は、高台になっている丘の上にあり、駅がある関戸からは上り坂を登っていきます。
この上り坂がつづら折りのカーブになっていて、いろは坂と呼ばれています。

坂の途中で崖に沿って視界が開けて、坂道の向こうに聖蹟の街が見えるのもまたいいところです。
そんな聖蹟いろは坂が、「アイドルマスター シャイニーカラーズ1話真乃が公園に行くときに歩いていた坂道でした!

いろは坂を歩いてきた真乃が公園の入口で立ち止まっていたところが、いろは坂さくら公園の前の横断歩道!

アイドルマスター シャイニーカラーズ1話Aパート公園で歌っている真乃をプロデューサーが見て声をかけるところが、2人の最初の出会いでした!

丘の上へと至る崖の上に公園があって、崖側のフェンスのところからは駅周辺の聖蹟の街並みが見渡せて景色がいいです!

アイドルマスター シャイニーカラーズ1期1話プロデューサーが真乃をスカウトした場所、そして一度は断るものの再度真乃がアイドルになることを決意した、そんな1話の重要な場所でした!

作中には公園にベンチが描かれていますが、実際のいろは坂さくら公園には崖側にはベンチはありません。
道路側のプロデューサーが座っていた場所にはベンチがあります。

聖蹟は丘の上の街並みがほんとに素敵な雰囲気で、とてもいい街です。
それだけに坂が多いのもまた特徴でもありますが、そんな桜ヶ丘の丘の上からはこんな感じに階段の上から街を見下ろす景色なんかも!

アイドルマスター シャイニーカラーズ1話エンディングのAメロ「きっとはじまってる、呼ばれた気がしたんだ」で、L'Anticaの5人が立っていた階段の上が、いろは坂の上の浄水場前のバス停付近にあるこの階段でした!

今年2024年は多摩の桜は例年よりちょっと遅めで、そのおかげで1話がO.A.された頃はまだギリギリ桜のシーズンでした。
作中でも桜がさいていた1話のシーンの場所に、実際に桜の季節に行ってこれたのはとても幸運でした!

聖蹟桜ヶ丘は、その街の名前のとおり街中のいろんなところに桜が溢れていて、桜に包まれる街になっています。
駅前からいろは坂へと続くバス通りのさくら通りは、桜並木が道路の頭上を花で埋め尽くし、きれいな桜のトンネル になります!

巡礼のあとはそんな「桜のトンネルを走る京王バス」も撮ってみました!

丘の上の住宅街でも、「桜と京王バス」!
浄水場前のバス停のところには、こんなかんじの、道路の中に浮かぶ小島のような雰囲気のちょっと草木がこんもりとした中州的土地があります。
それがまた絵になります!

聖蹟に行ってきたあと、最後は桜シーズン毎年恒例の「桜×京王線」の撮影をしてきました!
例年いつもよく行ってる自分の好きな桜と京王線撮影地の、野川に今年も行ってきました。

野川を渡る京王線と桜!
なかなか自分のスケジュールと咲具合と天気が会わずにいましたが、シーズン終わりがけの最後の最後にタイミングに恵まれました。
今年2024年は新型車両2000系の製造が発表されましたが、それに伴って7000系の6+4両分割編成があと数年で見納めになってしまいますね……

さらに今年2024年は桜が4月2周目まで残ってくれていたことにより、桜と菜の花のシーズンが重なりました。
橋から水辺まで降りると、桜と菜の花でいろとりどりな風景に!

野川に咲く桜と菜の花、そこに水面に映る京王線を合わせて撮ってみました!

2024年5月11日 初夏の静岡 岳南電車の旅2024

5月に1日、たまたま運良く週末に1日だけ何もないという奇跡的な日が生まれたので、ここぞとばかりに日帰りで鉄道旅に行ってきました。

今回の目的地は、かつて井の頭線を走っていた車両が活躍しているということで前からいつか一度行ってみようと思っていた、静岡県の私鉄・岳南電車に行ってきました!

まずは東海道新幹線三島まで一気にワープしてから、東海道線岳南電車の始発駅・吉原へ向かいました。

岳南井の頭線の吉祥寺駅にきました!
隣にはオレンジのJRの電車もいるからここは間違いなく吉祥寺駅……

ということで初めて岳南電車に乗車しました!

まずは吉原から須津まで乗車。
岳南電車富士市にあり、すべての駅から富士山が見えるということですが、富士山ならこちらもということで、いつかこっちの方に行く機会があったら撮りに行ってみたいと前から思っていたところに行ってきました。

富士山と東海道新幹線

この日は5月らしく最高に天気のいい日で、青空にすっごい見事に富士山が見えました!
富士山と新幹線という、日本を代表し象徴するような存在のカット、いつか撮ってみたいと思っていたこの風景をついに撮れました!

上のがN700系で、続いてこちらが2024年現在の東海道新幹線で最新型のN700S!

いい天気にいい景色にいい車両、やっぱり新幹線と富士山は美しい!

東海道新幹線を撮ったらまた須津駅の近くまで戻ってきて、岳南電車を撮影!
全線1日フリー乗車券を使って、岳南電車をいろいろな駅で乗り降りしながら乗車だけでなく撮影もしてきました。

同じ場所で続いてもう1本撮影。
かつての井の頭線の記憶を伝えるブルーグリーンの岳南電車

岳南電車には元・井の頭線の3000系が譲渡されて (2024年) 現在も現役で活躍しています。
京王推しの京王ユーザーとしては、やっぱりかつての井の頭線の車両に会いたくて、いつか一度岳南にも行ってみたいと思っていました。

岳南電車はすべての駅から富士山が見えるということで、駅以外でも沿線や車内から富士山がよく見えていました。
須津から神谷へ歩いていくと、線路が須津川を渡るところでも富士山が。

そんな須津川を電車が渡る風景で「富士山と岳南電車」を撮ってみました!

神谷から引き続き乗車して、終点の岳南江尾に到着!
ここからはまた折り返し乗車して吉原に戻っていきます。

終着駅に停車している岳南電車を。

復路も途中駅で下車しながらきました。
比奈で降りて向かったのがこちら。

岳南沿線の比奈には「株式会社亰王」という会社があります。
京王電鉄を中心とする京王グループとは全く無関係の会社ですが、 KEIOの名前が付いている会社ということで、京王線推しの京王線オタクとして亰王さんの本社と事業所に (敷地外の歩道から建物外観だけ) 巡礼してきました!

比奈から岳南原田まで歩いて、最後は岳南原田から吉原まで乗って戻ってきました。

製紙工場の多い地域を通る岳南電車の線内には、工場の中を線路が突っ切っているみたいなところもあります。
岳南原田で乗るときに工場を背景に撮ってみました!

工場の中から出てくる岳南電車

そしてそのまま岳南原田から吉原まで乗って、岳南電車を往復してきました。
吉原から帰りはまた東海道本線で帰りますが、乗り換えの時間を25分くらい取っておいてちょっと駅の外へ。

東海道本線はその名の通り多くの区間で東海道の通る街を経由していますが、吉原駅の近くで旧東海道東海道本線と交差する踏切があります。
東海道と東海道本線――古来の街道と近現代の鉄道幹線という、ふたつの東西交通の交わる場所で東海道本線を撮ってみました!

“行きと帰りのルートが同じにならないがち”というのは鉄道旅のあるあるで……東海道新幹線三島東海道本線という往路に対して、帰りは御殿場線に初めて乗ってみようということで東海道本線沼津御殿場線松田小田急線で帰ってくることにしました。

途中、御殿場でまた降りまして、最後にもう1ヶ所富士山と鉄道が一緒に見られる場所に行ってきました。

富士山に向かって、ロマンスカー特急ふじさん!
御殿場線に直通するロマンスカー60000形MSEを、富士山と一緒に撮ってみました!

そして今回の旅のラストはロマンスカー

御殿場から60000形MSEによる特急ふじさんで帰ってきました。
ロマンスカーの中でもなにげにまだMSEは乗ったことがなかったな…と思って、いまさらながらようやく乗りました!

そんなかんじで、元・井の頭線の車両に会いに岳南電車に行きながら、それぞれの路線で「富士山と鉄道」を見られた旅になりました。

2024年5月24日 京王沿線徒歩の旅2024 ~動物園線・競馬場線編~

毎年ゴールデンウィーク近辺の時期に、「京王沿線徒歩の旅」と題して京王線の線路沿いを数駅歩くという試みをやっています。
2008年に短区間を離散的にちょっと歩いたのをきっかけに2009年から本格始動し、コロナ中の2020・2021年の中段を鋏ながらも 年1で続けてきました。

2015年までで京王線新宿京王八王子間全線を歩き終わり、2018年に高尾線全線、2019年~2023年で相模原線 全線を歩き終わっていたので、今年2024年は支線編ということで動物園線の多摩動物公園~高幡不動と競馬場線の東府中~府中競馬正門前を歩いてきました!

まずは京王れーるランド京王あそびの杜 HUGHUGのある多摩動物公園からスタート!

動物園線高幡不動多摩動物公園の全線が多摩モノレールと並走しています。
多摩動物公園からスタートして高幡不動まで、多摩モノレールの真下の道をひたすら歩いていきました。

起伏の多い多摩の地形らしく、動物園線の沿線も坂が多い街で、そんな中を線路が走っていきます。
住宅地へと続く坂の上から、動物園線が横切るところを撮ってみました!

坂道の向こうに動物園線!

動物園線は1駅間だけで途中駅はありませんが、多摩モノレールはこの途中に程久保駅があります。
程久保駅の近くでも階段の上から動物園線が見えるところがあり、そこでもまた階段の上から動物園線を撮ってみました!

多摩動物公園のライオンバス60周年&動物園線開業60周年記念のヘッドマークでした!

1駅なので比較的簡単ですが、動物園線を歩いて高幡不動に到着!
引き続き次は競馬場線へ行くので高幡不動から京王線でワープします。

続いて残りは競馬場線ということで、東府中から再開!

東府中を降りたら、競馬場線をたどって府中競馬正門前へと歩いていきました。
競馬場線は競馬開催日こそ臨時列車も出るなど賑わいを見せますが、普段の平日は2両の短編成がワンマンで往復するだけの、大手私鉄にありながらローカル感を感じられる路線です。

5月の競馬場線は、線路のまわりが緑化軌道のように緑にあふれていました!

競馬場線には、神社の参道を線路が横切る踏切があります。
東府中府中競馬正門前の中間にある、武蔵国府八幡宮の鳥居と競馬場線で撮ってみました!

鳥居をくぐると京王線!

そしてこちらも1駅間だけですが、東府中から競馬場線を歩いて府中競馬正門前に到着!

これまで1年に1回何年も続けてきた京王沿線徒歩の旅、京王線高尾線相模原線に続いて今年動物園線競馬場線を歩いて、これをもって京王線系統の全52駅・営業キロ72.0kmの全区間を歩き終えました!

府中まで来たということで、府中競馬正門前からもうちょっと足を伸ばして、最後は武蔵国総社、大國魂神社にお参りしてきました!

大國魂神社の大鳥居から北へまっすぐ続く、馬場大門のケヤキ並木!
神社と並んでこちらも歴史ある通りで、並木道が美しいです。

ケヤキ並木を神社から府中駅まで歩いて、府中駅から帰ってきました。
ということで今年2024年の京王沿線徒歩の旅は、動物園線と競馬場線の2駅間・営業キロ2.9kmを歩いてきました。

2024年6月11日 橋本駅南口周辺の定期記録

リニア中央新幹線神奈川県駅設置が予定されている橋本駅
橋本で生まれ育った者としては、自分が生まれ育ったこの街がこれから近い将来大きく変わりゆくことから、橋本の“今”の姿を記録に残しておこうと、駅建設予定地になっている橋本駅南口周辺の様子を2020年からだいたい1年に1回だいたい同じくらいの場所で写真を撮り続けています。

5回目となる今年2024年分は、梅雨入り直前の6月11日の朝に行ってきました!

京王線の高架駅がある側の橋本駅南口
左側のバリケード内が旧・相原高校のあった駅建設予定地です。

南口のロータリー
リニア駅ができると、在来線駅との間の乗換軸に駅前広場が作られる計画であるほか、京王線の駅を移設する計画もあるので、自分が物心ついたころからずっと慣れ親しんできた京王線橋本駅と周辺の姿は大きく変わっていきそうです。

駅側から見たリニア駅予定地方面
長年相原高校の敷地が広がっていましたが、能開大が移転した跡地に相高が移ったことで捻出された相高跡地で工事が行われています。

まるで石垣のように大量に積み上がっているのは地下駅を掘って出た残土で、埋め戻されるまでの間ここに積み上げている模様です。
2023年にはこの建設残土の上を一般解放した、さがみはらリニアひろばが公開されました。

前回からの変化としては、相原高校の校門があった場所にJR東海の新しい施設、FUN+TECH LABOができていました!

また前回2023年には、工事の進捗に合わせて既存の道路の線形が変わって迂回路になっていた場所が2ヶ所ありましたが、その部分は今回2024年では元の線形に戻されていました。

ひとつめが、旧大山街道 (市道相原高校前通) 橋本こどもセンター前付近。

もうひとつが南口の駅前通りのアリオ橋本 (市道橋本石神線)
うっすら路面に迂回していたときの白線の跡が残っていますが、もともとの道路の形に戻っていました。

相高跡地のまわりをぐるっと一周しながら、例年通りのルーティーンで記録していきました。
住宅地になっている相高南側のあたり。

また、地元橋本の今年2024年のできごととしては、神奈中バスのカラーデザイン変更が行われて、新カラーリングのバスが登場しました!

神奈川県民にはおなじみの神奈中カラー 。
それこそ橋本で生まれ育った人間としては、長年親しまれてきた今までの神奈中の色は、物心ついたころから“バスというのはこの色のこの乗り物”という感覚で育ってきたので、今までの人生でずっと当たり前にそこにあったものがなくなってしまうというのは、やっぱり自分にとってはあまりに衝撃的すぎました。

今まで長年慣れ親しんだこの神奈中カラーのバスを、今のうちに撮影しておきました!
そんな感じで朝橋本で今年も定例の記録をやってきた日でした。

そんなかんじで今回は以上です!

1本書くのに半年以上かかってしまって1年ぶりの更新になってしまった前回に比べると、今回はまだ2ヶ月ぐらいで書いているのでこのサイトにしては標準的な時間のかかり具合でした。
まだまだ出かけてきたのに執筆できてなくてそのままになってる旅が山ほどあるので、そういったのが消化できるのはいつになることやら……

それでは2024年の夏も、みなさんよい夏をお過ごしください!
ではでは。

タグ 鉄道 (京王以外) 旅行 アニメ 写真 動画

2024-08-10T18:09:10+09:00 | by XIAORING | このエントリーのURL