北陸新幹線で金沢・富山の旅2015 ~鉄道&観光&巡礼旅~
おはようございます。
今期土曜日のmonoからのひびめしの1時間が毎週尊くてあまりに尊すぎて感謝してもしきれないXIAORINGです。
monoに関しては同じあfろ先生作品であるゆるキャン△のアニメシリーズのときからずっと追っており見ることは確定していたのですがこれはもう毎週安定で……ひびめしに関しても前々から好きな作品の多いP.A.WORKS制作ということで見始めたらこれがなんと京王線沿線の南大沢や高尾なんかの八王子市内が思いっきり登場しててびっくり……そしてお話もまた毎週毎週尊くて……やっぱりま河合まこ――まこっちが可愛すぎて可愛すぎる……
さらに去年の1クール目の春夏から観ていた小市民が秋冬も引き続き観てておもしろくて、秋の解決回なんかはもう全日本小佐内さんになら陥れられても委員会所属小佐内さんに落としめられ隊でしたし、ざつ旅はなぜか巡礼行ってないのにほとんど毎週行ったことある場所が出てきて同じ場所の写真が手元にあるし、ジークアクスはもう人気の通り言わずもがなだし、サマポケはやっぱり泣きアニメだし、前から見ていたシリーズものなら炎炎があったりミリマスがあったり阿波連さんがあったり……今期なにげに観るものいっぱいあってなかなか豊作で困っております。
さてそんな今年2025年ですが、鉄道界隈では2015年3月14日に延伸開業した北陸新幹線の長野~金沢が今年2025年でちょうど10周年を迎えました!
2024年の金沢~敦賀開業からも同じく1周年となりました。
自分としては10年前の長野~金沢開業の年、2015年のゴールデンウィークに、開業したばかりの北陸新幹線に早速乗って北陸に行こうということで金沢と富山に行ってきました!
しかしながら安定の筆の遅さからこのサイトに記事を書かずに10年もの歳月が経ってしまっていたので、今回、ちょうどこの旅から10周年、そして北陸新幹線10周年ということで、10年前の北陸旅のレポートをようやく書きました!
ということで、今回はこちらをお送りします!
もくじ
5月4日(月祝)
5月5日(火祝)
2015年5月、この年延伸開業した北陸新幹線で金沢と富山に行ってきました
今年2025年3月で、2015年3月14日の長野~金沢延伸開業からちょうど10周年、2024年3月16日の金沢~敦賀延伸開業から1年を迎えた北陸新幹線。
自分としてはさかのぼること10年前の2025年金沢延伸開業の直前、2025年2月に信越本線の長野~直江津や北陸本線の特急北越とほくほく線の特急はくたかを乗り納めに行っていまして、今度は北陸新幹線が開業したら今度は新幹線でまた北陸に行こうと思っていました。
そして金沢延伸開業後最初のゴールデンウィークとなった2015年5月、開業したばかりの北陸新幹線で金沢と富山に行ってきました!
1泊2日で主に1日目は金沢、2日目は富山と、北陸新幹線の通る北陸の県をひとつずつ回り、金沢では市内観光のほか北鉄浅野川線や「花咲くいろは」の舞台となった湯涌温泉に行ったり、富山では富山駅から富山地方鉄道で宇奈月温泉まで行ってくる盛りだくさんの2日間で、以下のような行程となりました。
5月4日(月祝)
- 北陸新幹線 「かがやき501号」
06:16東京 → 08:46金沢- 北陸新幹線に乗車
- 北陸鉄道浅野川線
10:00北鉄金沢 → 10:05割出- 浅野川線の元・井の頭線3000系を撮影
- 北陸鉄道浅野川線
10:40割出 → 10:47北鉄金沢 - 北鉄バス 湯涌線
11:10金沢駅 → 11:57湯涌温泉- 花咲くいろはの湯涌温泉に巡礼
- 北鉄バス 湯涌線
13:00湯涌温泉 → 13:28兼六園下・金沢城- 兼六園
5月5日(火祝)
- 金沢駅鼓門
- ひがし茶屋街・主計町茶屋街
- 近江町市場
- IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道
08:49金沢 → 09:45富山 - 富山ライトレール
11:00富山駅北 → 11:01インテック本社前- 富山ライトレールを撮影
- 富山地方鉄道 市内電車
富山駅 → 県庁前 - 富山地方鉄道 市内電車
県庁前 → 国際会議場前- 市電を撮影
- 富山地方鉄道 市内電車
桜橋 → 電鉄富山駅・エスタ前 - 富山地方鉄道本線
12:20電鉄富山 → 12:36寺田- 富山地方鉄道を撮影
- 富山地方鉄道本線 特急「うなづき7号」
13:16寺田 → 14:12宇奈月温泉- 元・西武レッドアローのアルプスエキスプレスに乗車
- 宇奈月温泉
- 黒部峡谷鉄道を撮影
- 富山地方鉄道本線
17:34宇奈月温泉 → 17:57新黒部 - 北陸新幹線 「はくたか576号」
18:43黒部宇奈月温泉 → 21:16東京
ということで、10年前の初めての北陸新幹線で北陸旅のレポート、スタートです!
北陸新幹線のかがやきに東京~金沢まで初乗車
鉄道旅の朝は早い――ということで京王線の始発で出発して東京駅へ。
最初からさっそく今回の旅の目的のひとつ、この年2015年3月に金沢まで延伸開業した北陸新幹線にさっそく乗車!
北陸新幹線の速達種別・かがやきの始発、6:16東京発かがやき501号に乗って、(2015年改正から2024年改正前までの) 東京~金沢全区間を乗り通しました。
乗車したのは前年の2014年にデビューした新しい北陸新幹線用の車両、E7系!
北陸新幹線ではJR東日本持ちのE7系とJR西日本持ちのW7系が共通設計で使用されていますが、このとき来たのはE7系です。
E7系自体はちょうど1年前のゴールデンウィークとなる2014年5月4日に長野に行ったときに乗っていましたが、かがやきで乗るのはこれが初めての乗車となりました。
上越妙高からJR西日本管内に入り、糸魚川まで来るといよいよ日本海側へ。
富山県に入ると車窓にはでっかい北アルプスの山々が見えてきました!
豊富な水量の黒部川とともに!
北陸新幹線は、上越新幹線や東北新幹線と並んで日本有数の豪雪地帯を通る新幹線。
地域によって異なる土地条件や降雪状況に応じて、区間ごとに様々な種類の耐雪設備を備えているようです。
悪天候による運休が発生しやすい在来線に対して強固なハードをもつ新幹線は、都市間の安定輸送に貢献しています。
北陸新幹線で金沢に到着
東京を出発して2時間半、ついに北陸新幹線で初めての金沢に到着!
E7系の乗り心地が快適すぎて、この頃からもうすでに好きな新幹線車両になりました!
E7系のこの美しさ――
このとき2015年に初めて降り立った、北陸新幹線の金沢駅のホーム。
金沢は国内を代表する金箔の産地として知られていることから、金沢駅の柱には金箔が!
開業時からホームドアが設置されていますが、ホームドアの配色には加賀友禅で用いられる加賀五彩の伝統色が使われているなど、金沢の地域性や伝統がこういうちょっとしたところにちりばめられていました。
新幹線ホームからコンコース階へ降りてきたところで。
新幹線ラッチ内にあるトイレの前の壁面が、和っぽいテイストの絵柄になっていて、こういうところもまたいいなって思いました!
金沢でJRの乗車は終わりなのですが、せっかくなのでそのまま改札から出てしまうのではなく在来線ホームへ!
金沢駅在来線ホームで北陸本線の普通列車!
ここからさらに9年経った2024年春には、北陸新幹線 金沢~敦賀の延伸開業により福井方面もIRいしかわ鉄道に移管されましたので、このとき見られたような金沢駅に北陸本線としてJRの車が来ることはなくなってしまいました。
さらに金沢を発着する北陸本線の特急を!
米原・名古屋方面の特急しらさぎ!
湖西線経由・大阪方面の特急サンダーバード!
2015年の北陸新幹線開業直前時点では、サンダーバード・しらさぎ・はくたか・北越といった各方面への特急が北陸本線を走っていて、特急街道とよばれた北陸本線の雰囲気を残していました。
この訪問時、2025年北陸新幹線金沢開業時点では、はくたかや北越は廃止されましたが、金沢発着に区間が短くなったサンダーバードとしらさぎが在来線ホームに並ぶ姿が見られていました。
このほか和倉温泉行きのサンダーバードとはくたかの代替として、2015年ダイヤ改正から金沢~和倉温泉の特急能登かがり火が誕生しました。
その後2024年の敦賀開業でサンダーバードとしらさぎは敦賀発着にさらに短くなって、金沢までは来なくなってしまったので、金沢でこんなサンダーバードとしらさぎの並びが見られたのはこの時代までとなりました。
新幹線と在来線それぞれの車両を眺めたら、ここからようやく金沢駅の改札を出ます。
北陸鉄道浅野川線の元・井の頭線3000系に乗車&撮影
金沢でまず最初に行ったのは、京王沿線民としては行っておきたかった金沢の私鉄、北陸鉄道浅野川線!
駅前で地下に降りて、こちらが浅野川線の北鉄金沢駅。
地方私鉄ながらターミナル駅がは地下化されています。
そして2015年のこのとき、北鉄浅野川線に初めて乗車しました!
北陸鉄道の8000系は、かつて井の頭線を走っていた3000系!
ということで、まるで井の頭線の渋谷駅のような雰囲気のホームから、元・井の頭線の車両に乗りました。
せっかくなので浅野川線を乗車も撮影も両方しようということで、北鉄金沢から数駅の割出で降りてみました。
雨が降ってきましたが気にせず、田植えが行われたばかりの田んぼの間の道で電車を待ちます。
(ストビューを見るとこの場所はこのときは田んぼでしたが、数年後には宅地やビニールハウスが建ったりしているようですね)
そしてここで、北鉄浅野川線で活躍するかつての井の頭線3000系を撮影!
京王線沿線で育ち京王線沿線に住み続ける者としては、やっぱりこの元・井の頭線の車両に東京から離れた金沢の地で会うことができたのがよかったです!
浅野川線開業90周年ヘッドマークが付いていました。
ということで、その後の行程もいろいろあったためちょっとだけでしたが、金沢でのお目当てのひとつだった浅野川線を撮ったら、再びこの元・井の頭線3000系の電車に乗って、北鉄金沢まで戻ってきました。
北鉄浅野川線はそれから7年後の2022年9月に金沢に行ったときに再び乗ることになります。
そのときは内灘までの全区間を乗りながら撮影も何ヶ所かでいろいろ撮っていました。
「花咲くいろは」の舞台・湯涌温泉に巡礼
北鉄浅野川線に乗ってまた北鉄金沢に戻ってきたら、今度は北鉄バスにしばらく乗って金沢の郊外へ。
金沢に行ったら行ってみたいと思っていた湯涌温泉に行ってきました!
2011年4月クールからO.A.されたP.A.WORKS制作のオリジナルアニメ「花咲くいろは」の舞台が湯涌温泉!
のちにP.A.WORKSを代表する作風となる、“働く女子たち姿を描いたオリジナルアニメ” (いわゆるお仕事シリーズ) は、この作品によって確立されたといっても過言ではない、当時リアタイで観ていたときからとても好きだった素晴らしい作品です。
今回2015年の北陸新幹線旅で初めて金沢に行く機会が訪れたことにより、ついに作中に登場した湯涌温泉に巡礼してきました!
まずは湯涌温泉のバス停がある、湯涌温泉の温泉街の通り!
1話Aパートで緒花が初めて東京から湯乃鷺に来たときに歩いていた温泉街の道、そしてオープニングのAメロで緒花と民子が走ってくるあの道!
「花咲くいろは」1話Aパート・9分43秒あたり、緒花が1人で東京から湯乃鷺へ行くシーン、湯乃鷺駅に到着したところの次のカット、湯乃鷺温泉街の道を奥から緒花が歩いてくるところ (湯涌温泉)
「花咲くいろは」オープニング・Aメロ「ぼやけすぎた未来地図」で、湯乃鷺温泉街の道を緒花と民子が走ってくるところ/4話Bパート・15分08秒あたり、屈伸からのうさぎ跳びの次のカット、雨の湯乃鷺温泉街を緒花と菜子が歩いてくるところ「驚きました。緒花さんでもどう人に伝えていいか分からないことあるんですね」 (湯涌郵便局前)
湯涌温泉のバス停の前は分かれ道になっていて、そのまま温泉街を通って後述の湯涌稲荷神社へ向かう道から山の方へ行く坂道が分かれています。
この湯涌温泉のバス停前の分かれ道が、2話Bパートで徹が緒花を車に乗せて仕入れに連れて行くときに通ったり、17話Aパートで結名が福屋から喜翠荘へ向かって走って行った坂道でした!
作中では喜翠荘はこの坂道の上にある設定になっているようです。
「花咲くいろは」2話Bパート・15分40秒あたり、徹が緒花を車に乗せて仕入れに連れて行くシーン、宿の車が坂道を下っていくカット「死ぬほど荷物出るからなー。お前、二の腕太いし力ありそうだからちょうどいいだろ」/17話Aパート・10分42秒あたり、映画が無かったことになり、詐欺だと聞いた結名が喜翠荘に知らせようと走っていく坂道/最終話Bパート・14分16秒あたり、喜翠荘を閉じることを決めた夜から一夜明けて翌朝の夜明け、緒花・民子・菜子の3人が朝の湯乃鷺を歩くシーンの、最初の背景カット (湯涌温泉)
温泉街の入口には旅館の看板が立っている丁字路があり、右へ行くとバス停や湯涌稲荷神社、左へ行くと福神橋になります。
この温泉旅館の看板のある交差点が、4話Aパートで緒花たちが朝学校に行くときやBパートで民子を緒花が追いかけていったときの道でした!
「花咲くいろは」4話Aパート・3分40秒あたり、緒花が湯乃鷺に来て初めての登校の日、高校へ行く緒花と民子と菜子が歩いていた温泉街の看板前「緊張するなあ…」「大丈夫だよ、緒花さんんならすぐ友達できるから」/4話Bパート・23分03秒あたり、朝、民子が歩いて行くのを緒花が追いかけるところ「民子さーん!」/25話パート・8分25秒あたり、「せっかくなこちもいるのに、おしゃべりもできない。窮屈すぎてこんなの…なんか嫌だ」の次、早朝の湯乃鷺を歩く緒花 (湯涌温泉)
そのまま看板の左側の道へ行って、小さな川を渡る橋へ。
この福神橋は、4話Bパートで看板の交差点の次、緒花と民子が話していた (民子に絞められていた?) 橋でした!
「花咲くいろは」4話Bパート・23分07秒あたり、次のカット、橋の上で緒花と民子が話しているところ「待って!ごめん!また余計なこと言ったね、私」 (福神橋)
「花咲くいろは」4話Bパート・23分25秒あたり、同じシーン、民子が緒花を絞めていた橋の欄干「それが余計なことだっていうのがなぜに分からない~!」 (福神橋)
福神橋を渡った先にも温泉旅館があります。
こちらにあった秀峰閣は、結名のいる福屋のモデルとして映っていた建物でした!
秀峰閣はその後2018年3月で閉館してしまいましたが、同年秋からその建物を引き継いで百楽荘が営業しています。
「花咲くいろは」4話Aパート・4分16秒あたり、緒花が湯乃鷺に来て初めての登校のシーンで、結名を乗せた黒塗りの車が通り過ぎたあと、菜子が「あそこのだよ」と言って福屋を指したときに映った、福屋の建物「あっ、福屋旅館って有名なんだよね」「うん、ガイドブックにも載ってるし」/17話パート・19分54秒あたり、映画の一件があったあとスイが福屋に説明に行くシーン、最初の福屋従業員が話しているときの建物の背景カット「喜翠荘さんもこれから大変ね」 (秀峰閣)
再び元いた通りに戻って温泉街の一番奥の方まで行くと、階段を上った先に湯涌稲荷神社があります。
この湯涌稲荷神社は、25話・最終話でぼんぼり祭りが行われていたモデルの神社で、ぼんぼり祭りは作中で登場した架空のお祭りだったのが、のちに現実の湯涌稲荷神社でも実際にぼんぼり祭りが公式に行われるようになりました。
今回湯涌温泉に来たことで、この湯涌稲荷神社にも文字通り巡礼してお参りしてきました!
作中ではお祭りの前から緒花たちは度々この神社に来ていました。
緒花が初めて来たのは4話Bパート、菜子と福屋に行ったときの帰りに緒花と菜子が神社にお参りしにきたシーンで、湯涌稲荷神社の階段から境内にかけて登場していました!
また13話Aパートで、皐月が東京から喜翠荘に来たときにも緒花を連れ出してこの神社に来ていました。
「花咲くいろは」4話Bパート・16分36秒あたり、緒花と菜子が福屋から喜翠荘に帰る途中に寄り道した神社、最初の階段のカット「私、ちっちゃいころから引っ込み思案で、そんな自分を変えたくて」/13話Aパート・7分17秒あたり、喜翠荘に来た皐月が緒花を連れ出して神社へ行くシーン「ヒールで斜面登るの怖いしさ、お客さんの頼み断って何か問題あったらどうすんの」 (湯涌稲荷神社)
「花咲くいろは」4話Bパート・16分53秒あたり、同じシーン、菜子と緒花が神社にお参りにきたところ「お参りしてるんですけどね、いつもここの神様に」「神様?」 (湯涌稲荷神社)
「花咲くいろは」4話Bパート・16分56秒あたり、次のカット、神社にお参りにきた菜子と緒花が、鳥居をくぐって歩いてくるところ「狐を従えた小さな女の子なんです」
(湯涌稲荷神社)
4話Bパート、13話Aパートに続いて、13話Bパートで緒花が神社に来て孝一への想いを1人叫んだところも、湯涌稲荷神社の鳥居の下でした!
「花咲くいろは」4話Bパート・17分06秒あたり、同じシーン、菜子と緒花がお参りした次の神社の鳥居が並ぶカット「はい、だから神無月にはぼんぼり祭があるんですよ」「ぼんぼり祭」「神無月、日本中の神様が出雲へと帰って行く日に、みんなでぼんぼりをかざして道しるべを作るんです」/13話Bパート・23分52秒あたり、皐月が帰ったあとに緒花が1人で神社に行くラストシーン、鳥居の下で叫ぶ緒花「孝ちゃん!孝ちゃん、今までいろいろごめんね!いろいろありがと!いろいろ、ありがと…」(湯涌稲荷神社)
そしてTVシリーズのクライマックスとなる25話と最終話でぼんぼり祭が行われます。
この25話と最終話でぼんぼり祭のときに映った、総湯の前の大きな階段にも巡礼!
「花咲くいろは」25話Bパート・20分26秒あたり、ぼんぼり祭の当日を迎えたときの背景カット「そして、ぼんぼり祭当日」/最終話Aパート・1分14秒あたり、ぼんぼり祭のシーン、緒花が孝一を迎えに走って行くときに映った階段のカット (湯涌稲荷神社前)
「花咲くいろは」最終話Aパート・1分04秒あたり、ぼんぼり祭のシーン、神社の階段の上からのカット (湯涌稲荷神社前)
そんなかんじで、今回金沢に行ったことでついに花咲くいろはの舞台となった湯涌温泉に巡礼ができました。
巡礼を終えたら次は金沢観光をしていくため、帰りもまた北鉄バスで金沢の市街地へ戻っていきます。
最後に湯涌温泉のバス停に戻ってくると、花咲くいろはの舞台となったことを記念して湯乃鷺温泉の停留所名になった北鉄バスの標柱が立っていました!
兼六園を撮影
湯涌温泉で念願の花咲くいろはの巡礼をしたあとは、再び北鉄バスで金沢市街に戻ってきました。
続いては兼六坂下・金沢城で下車して、金沢の旅でここは行っておきたい、日本三名園のひとつ、兼六園に行ってきました!
兼六園を代表する定番スポット、霞ヶ池の徽軫灯籠 (ことじとうろう) !
灯籠の足が二股に分かれていて、お琴の琴柱 (ことじ) に見立てて名付けられている、兼六園でここはやっぱり外せない兼六園のシンボルです。
霞ヶ池に写る対岸の木々と合わせて初夏の兼六園の風景を1枚!
そのまま兼六園の中を歩きながら観光してきました。
こちらは値上がりの松!
根っこがもう地面から飛び出しちゃっている立派な松です。
盛り土した上に松を植えて、あとから盛り土だけ撤去することで根っこが宙に浮いている状態を作ったということで、クリエイティビティーがすごいです。
11枚の岩を、雁の列が飛んでいく様子に見立てて作られた、雁行橋!
たとえの表現がまた美しい…
園内にはいくつかの茶屋があります。
こちらはもと蓮池庭にあった四亭のひとつ、内橋亭!
兼六園の地面に埋まっている石管。
兼六園は加賀藩によって造られた庭園ですが、霞ヶ池に溜めた水を隣の金沢城へ送るための用水路が造られていました。
そしてその石管で送られた水で作られた、日本に現存する最古の噴水!
この噴水を出したり、また本来の水路の目的である金沢城の二の丸まで堀の高低差を越えて水を揚げるのに、動力を使わず兼六園の標高からサイフォンの原理を用いて揚水しているということで、江戸時代においてその技術の高さはおどろきです!
金沢市内めぐり
1時間あまり兼六園を観光したら、そのまま金沢市内中心部をめぐります。
加賀百万石の城下町を築いた加賀藩の金沢城、石川門!
この2015年の旅では金沢城公園の中までは行っていませんでしたが、その後2022年に2回目の金沢に行ったときに金沢城公園にも行ってきました。
広坂まで降りてきて、金沢21世紀美術館!
同じく館内までは入っていなかったので、建物の外側だけです。
金沢の商業の中心地、香林坊!
百万石通りにある香林坊のバス停のあたりには、左にはアトリオ・香林坊大和、右には日銀 (2023年に金沢駅西口に移転) や香林坊東急スクエアが並びます。
香林坊を過ぎて、歩行者天国の道にアパレルのお店が集まる竪町! (たてまちと読むそうです)
先ほど巡礼していた「花咲くいろは」では湯涌温泉以外に金沢市街地も少し登場していて、「花咲くいろは」18話Bパートで緒花・民子・菜子・結名の4人が金沢に遊びに行った回で4人が歩いていた場所がこの竪町でした!
「花咲くいろは」18話Bパート・15分27秒あたり、緒花・民子・結名が菜子を連れ出して金沢に遊びに行くシーン、カフェでお茶したあとの暗くなってきた金沢の街のカット (竪町)
「花咲くいろは」18話Bパート・15分41秒あたり、同じシーン、夕暮れの街中を菜子・緒花・民子・結名が歩いてくるカット「いつもの私の生活にこう組み込まれてないことばかりで、ちょっと疲れちゃったかも」「私は楽しいけどな」 (竪町)
香林坊と並んで、金沢の繁華街である片町!
犀川に架かる犀川大橋!
犀川大橋は「花咲くいろは」7話Aパートと9話Bパートで登場。
そんなかんじで金沢の街中のカットも巡礼していました。
「花咲くいろは」7話Aパート・3分57秒あたり、サブタイトル前、夜明け前に巴が原付で喜翠荘へ出勤するときに映った橋/9話Bパート・15分15秒あたり、緒花が友人の結婚式に行っている徹をヘルプに呼んでくるシーン、会場から喜翠荘へ帰るときに映った橋 (犀川大橋)
…とこんなかんじで金沢市内をめぐっていたら、突如ゲリラ豪雨のような大雨が…!
あまりに雨がやばすぎて、とても外を歩いて写真撮っている場合ではないレベルの大雨になってしまいました。
そのくらいの大雨でこれ以上はさすがにしんどいなって感じになってしまったので、まだまだ初日回る予定の場所はあったのですが、急遽これ以降の予定は全部とりやめて、バスでホテルのある金沢駅前まで戻って夕方に早々とチェックインしてしまいました。
そうして豪雨からホテルに逃げ込むと、疲れたなーと一息ついているあいだにうっかり寝落ちしてしまい……深夜に目が覚めると雨も上がっていましたので、夜中の金沢駅に繰り出してみました。
深夜の金沢駅と鼓門を撮影
ということで、夜1:30から2:30ぐらいにかけて、夜の金沢駅の様子を撮りに行ってきました!
誰もいない夜の金沢駅自由通路!
日中は多くの乗客で混雑しているこの場所もこの時間は自分1人でした。
金沢駅自由通路の柱には、輪島塗や九谷焼など石川県の伝統工芸品がちりばめられていました!
新幹線ホームと同様、よくみるとこういうところに“石川県らしさ”を入れているところが金沢駅のみどころのひとつです。
その自由通路の途中にある、金沢駅の在来線改札!
この年2015年3月の北陸新幹線開業に伴って、並行在来線のIRいしかわ鉄道が誕生しました。
そして、金沢駅のシンボル、鼓門!
金沢駅東口の駅前広場にある巨大な門で、能楽で使用される鼓をモチーフに、日本の伝統文化や街並みの多い金沢を象徴するような、金沢駅の名所です。
このときはたまたま初日の大雨で早くチェックインして寝てしまって夜中に目が覚めたことにより、人が誰も映り込んでいない鼓門の写真が撮れたのがよかったです!
反対側に回って、こちらが金沢駅の西口!
西口には駅直結でJR西日本グループのヴィアインが見えます。
朝の主計町茶屋街とひがし茶屋街を撮影
夜中の金沢駅から一旦はホテルに戻り、旅の最終日・2日目はあらためて夜明けとともに朝5:30に出発。
金沢の代表的な観光地である主計町茶屋町とひがし茶屋町を撮ろうと、まだ誰もいない早朝に行ってきました。
金沢三茶屋街のひとつ、浅野川沿いに伝統的な建物が並ぶ、主計町茶屋街!
主計町重要伝統的建造物群保存地区に指定され、石畳の道に料亭や茶屋が立ち並んでいます。
浅野川沿いの石畳に街路樹と伝統的な建物という、とても趣のある景観です!
主計町茶屋街は北国街道が浅野川を渡る浅野川大橋の南岸に発達した茶屋町。
ということで、浅野川大橋と主計町茶屋街!
主計町茶屋街からそのまま浅野川大橋を渡って北岸に行きます。
こちらが浅野川に架かる浅野川大橋!
レトロな景観の美しい3径間連続アーチ橋で、橋自体と北詰に建つ火の見櫓は国登録有形文化財に指定されています。
そして金沢を代表する街並みのひとつ、ひがし茶屋街!
石畳の道の両側に伝統的な建築のお店の並ぶ、歴史的な街並みです。
兼六園と並んで今回金沢に行ったらやっぱりここには行ってみたいと思っていた場所でした。
伝統的な街並みの中でも、文政3年 (1820年) に建てられた志摩は、江戸時代の茶屋建築をそのまま今に残しており、貴重な文化遺産として国指定重要文化財になっています。
今回は初日を早めに切り上げた分、2日目は金沢の伝統的な美しい街並みを朝から堪能してこれました。
2回目の訪問である2022年9月の北陸旅でもまた早朝にこの場所に行くことになりますが、この街並みを人の少ない時間帯に映り込みなく撮りたいと思って、同様この時も早朝6:00ごろに行ってきました。
主計町茶屋街とひがし茶屋街の2つの茶屋街に行ったあとは、金沢を発つ前にもう1ヶ所、朝の近江町市場にも行ってきました!
近江町市場は金沢城の城下町に江戸時代から続く市場で、アーケードの商店街に数多くの生鮮食品店が並びます。
このときは朝7:00前に行っていたのでまだどのお店も支度中で、ほぼ市場を歩いて写真を撮るだけの訪問ですが、ここ「近江町市場で海鮮を食べる」というのは、のちに2022年9月の北陸旅で採訪したときに果たすことになります。
金沢からIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道で富山へ
ここまでは金沢を観光していましたが、2日目は富山へ!
ということで夜中に撮っていた金沢駅に戻ってきて、金沢から富山へ向かいます。
青空の金沢駅鼓門!
金沢駅前の、もてなしドーム!
鼓門やバスターミナルのある金沢駅東口の駅前広場は、アルミとガラスによる巨大なドームで上空全体が覆われています。
雨や雪の多い金沢を訪れる人々が濡れないようにと、大きな傘のように出迎える、金沢の心が実体化したような建築です。
金沢からは、並行在来線のIRいしかわ鉄道に乗車!
新幹線開業前まで北陸本線だった金沢~富山は、倶利伽羅を境にあいの風とやま鉄道と直通運転していて、富山行きの普通列車1本で金沢から富山まで乗りました!
来た車両はIRいしかわ車の521系!
1時間ほど乗って、IRいしかわ鉄道&あいの風とやま鉄道で富山に到着!
北陸新幹線で行けば2駅、かがやきで20分ほどのところですが、ここを在来線で行くことで、これで金沢~富山を新幹線と在来線の両方で乗車し、新幹線開業前の2015年2月に北陸本線として乗っていた直江津~富山と合わせて2015年新幹線開業時の並行在来線区間を全区間乗れました。
このあと富山駅の在来線は2019年に高架化が完了し、新幹線ホームと在来線ホームが高架で並ぶ形となりますが、2015年の訪問時は今はなき地上時代の在来線ホームでした。
こちらが北陸本線の富山県内区間を移管した、あいの風とやま鉄道の富山駅改札口!
在来線の高架化が完了した2019年に、あいの風とやま鉄道の改札は新幹線改札の隣に新しくできた改札口に移動し、高架下は南北自由通路が貫通して北口と南口が行き来できるようになりました。
新幹線開業当初の2015年から高架化完了の2019年までは、この場所に仮設の改札口がありました。
高山本線はJRのままですが、同じ在来線のくくりでこちらの改札口です。
富山は路面電車の走る街!
もともと富山地方鉄道の市内電車が南口駅前の路上を走っていましたが、北陸新幹線開業に合わせて富山駅の高架下に新しく作られた線路と富山駅電停に市内電車が乗り入れるようになりました。
北陸新幹線開業で新しくなった富山駅の高架下!
正面が北陸新幹線の中央改札で、左にあいの風とやま鉄道、手前側に富山地方鉄道の市内電車、右に南口のロータリーとなっています。
このあと2019年には在来線の高架化と新改札口への移設が完了、2020年には地鉄市内電車と富山ライトレールの南北路面電車が直通するようになります。
富山駅はこの、新幹線改札を出ると右に隣に在来線、左に駅前ロータリー、正面には路面電車の電停という、各事業者の枠を越えた駅全体の設計が素晴らしいと思います!
富山ライトレールに乗車&撮影
富山に着いたら、まずは富山ライトレールに乗車!
といっても富山駅北~インテック本社前のちょっとの区間だけですが、国内における次世代型路面電車を中心としたまちづくりのモデルケースともいえる、富山ライトレールを初めて体験してきました。
2015年当時はオークスカナルパークホテル富山前はまだなく、富山駅北からインテック本社前まで1駅間の乗車。
降りたら帰りは富山駅まで歩いて戻ってきながら、富山ライトレール開業時に新設された併用軌道区間で富山ライトレールを撮影しました!
富山駅の北口まで歩いてきたところで、富山駅北に停車中の富山ライトレール!
富山ライトレールは2006年の開業時に富山駅北~奥田中学校前の併用軌道区間が新設され、2020年に地鉄市内電車との南北直通が実現するまでの間は富山駅北が始発駅でした。
その後南北直通に伴う2020年の富山地方鉄道への合併と富山駅高架下 (富山駅電停) への乗り入れによって、富山駅北の電停も富山ライトレールの社名もなくなっています。
富山駅北付近は線路のまわりが緑化軌道になっていたり電停の柵に花が飾られていたりと、やさしい雰囲気の路面電車になっていました。
そんな「花と富山ライトレール」で1枚!
富山地方鉄道の市内電車に乗車&撮影
富山駅に戻ってきたら、今度はもうひとつのLRT車両、富山地方鉄道市内電車の環状線セントラムに乗車!
富山地方鉄道の市内電車は、それまでの路線に加えて、2009年に丸の内~中町に新しい軌道が敷設されて環状線の運行が始まりました。
富山ライトレールと富山地方鉄道のそれぞれの路面電車 (当時) に両方とも乗ってきました。
市内電車の国際会議場前で降りて、富山城!
2日目は雲ひとつないめっちゃいい天気で、青空に富山城がとてもよく映えます!
富山城のお堀に沿って道路が通っていて、歩道には花も見られましたので、歩道の花を手前に入れて、花と富山城!
ゴールデンウィークらしく最高におでかけ日和です。
そして国際会議場前の電停で、富山城と富山地方鉄道市内電車!
富山の街らしい風景です。
富山中心部にある富山城の北側には松川が流れていて、この松川は昔の神通川の流路だったそうです。
そのままぐるっと富山城址公園を回り込むように歩いて、松川べりに行ってみました!
松川べりは両岸に桜の木が並んで富山市街有数の桜スポットということですが、この訪問から7年後の2022年4月に飛騨&富山の旅に行ったときに、松川べりの桜を撮りに再びこの場所に訪れることになります。
この松川にかかる桜橋は、昭和初期の1935年に架橋された国登録有形文化財となっている土木遺産で、橋の上には市電の軌道も敷かれています。
ということで、松川と桜橋と富山の市内電車!
レトロな桜橋とレトロな7000形の組み合わせがとても絵になります!
そんなかんじで富山の中心市街地を路面電車とともに回ってきたあとは、桜橋の電停から再び地鉄の市内電車に乗って富山駅前の電鉄富山駅・エスタ前まで戻ってきました。
先ほど乗っていた9000形セントラムもきれいな車内でいいですし、こちらのレトロな7000形もまたいい雰囲気です!
こちらが東口の駅前から見る富山駅の駅舎!
北陸新幹線の開業とともに、富山駅も新しくなりました。
富山地方鉄道の鉄道線に乗って電鉄富山から寺田へ
ここまでは地鉄の路面電車に乗ってきましたが、ここからは同じ富山地方鉄道の鉄道線にも乗っていきます!
ということで、富山駅に隣接する地鉄の電鉄富山駅へ。
富山駅全体の高架化事業に合わせて電鉄富山駅も高架化工事が行われており、その進捗の中でこの電鉄富山駅の改札口も2024年1月から移設しており、現存していません。
富山地方鉄道の電鉄富山駅に並ぶ、東急・京阪・西武の東西大手私鉄の電車!
富山地方鉄道には自社オリジナルの車両の他にも、かつて東急・京阪・西武で活躍していた車両が譲渡されて活躍していて、東西大手私鉄の夢の共演が見られました!
電鉄富山駅も高架化に向けて仮線への切換が行われて、この電鉄富山駅のホームも執筆時点ではもう現存していません。
執筆時より10年前の旅ということで、北陸新幹線開業から10年で富山駅周辺もいろいろと変化していて、今振り返ってみるともう見れない記録となった写真がいろいろありました。
そして富山地方鉄道が誇る特急列車のひとつ、元・西武レッドアローの16010形アルプスエキスプレス!
こちらはこのあと寺田から宇奈月温泉まで乗ることになる列車です。
電鉄富山から元・東急8590系の17480形に乗って、まずは地鉄本線と立山線の分岐駅である寺田で下車!
ホームから見る、抜けのよいのびのびとした風景がとてもいいです!
富山地方鉄道の駅は古き良き味のある駅舎やホームのある駅が多く残っていて、この寺田のホームもまためっちゃいい雰囲気で印象的でした。
開業当初の1931年築という寺田の木造駅舎!
こういった古くからある駅舎の建築が、文化財で保存されるとかではなく普通に現役でずっと使われて残っているのが地鉄駅舎の魅力です。
木造駅舎の中の待合室もまたぬくもりのある雰囲気!
寺田で富山地方鉄道の電車を撮影
そして富山地方鉄道を乗車だけでなく撮影もしようということで、寺田で降りて田んぼの広がる中を立山線が横切るところで地鉄を撮ってみました!
のびのびとした風景をゆく富山地方鉄道の電車!
田んぼとあぜ道の中に、かぼちゃ色の電車が映えます。
そして元・西武レッドアローの16010形を撮影!
こちらはこのあと乗るアルプスエキスプレスと違って2両編成ですが、かつて西武鉄道を走っていた特急車がここ富山の地で見られました。
田んぼのあぜ道の向こうにある、遮断機も警報器もない第4種踏切。
それと元・西武レッドアローとの組み合わせがまたとてもいいです!
ちなみちょうど撮影していたときに通りかかった地元の方に話しかけられてお話を伺うと、この雲がかかっている山のさらに上に立山連峰があるそうです。
立山連峰すごい……
ということで駅近ですが、富山地方鉄道の鉄道線の方も撮影して、また寺田駅に戻ってきました。
ここから再び地鉄の電車に乗っていきます。
駅に戻ると反対の富山方面のホームには、かつての京阪特急の10030形!
富山地方鉄道の特急アルプスエキスプレスに乗って、宇奈月温泉へ
そして寺田からはいよいよ、先ほど電鉄富山で見ていた、富山地方鉄道の観光特急アルプスエキスプレスに乗りました!
車内も観光列車仕様の内装になっていて、こちらは2号車にあるカウンター。
これで富山地方鉄道は普通列車と特急と両方に乗りましたが、ゴールデンウィークはちょうど沿線の田んぼにも水が入る時期で、まあとにかく地鉄の車窓から見る景色がいい景色でした!
上市でスイッチバックして、そのあと中加積のあたりでは、車窓に北陸新幹線の高架が見えてきました!
地鉄と北陸新幹線は、この日の帰りに乗り換える新黒部と黒部宇奈月温泉が乗換駅になっています。
そして寺田から1時間ほどの乗車で、終点の宇奈月温泉に到着!
かつての西武レッドアローの特急車を体験しました!
宇奈月温泉に着いてホームに降りたところ。
同じホームの向かい側には最初に電鉄富山から乗っていた元・東急車の17480形がいました。
そして柵を隔てた右側には、地鉄の宇奈月温泉に隣接する黒部峡谷鉄道の宇奈月車庫が見えています。
ここで改札外に出て、宇奈月温泉の駅舎!
温泉地の駅にちなんで、駅前にはなんと温泉の噴水があります!
そしたらそれから10年経った2025年4月、この4月クールでO.A.されている「ざつ旅-That's Journey-」2話・3話で宇奈月温泉に行く回があり、3話Aパートの最初でこの宇奈月温泉駅が登場しました!
このあと行くところも出てきますが、結果的に10年前の超先回り巡礼となりました。
「ざつ旅-That's Journey-」3話Aパート最初、鈴ヶ森ちかちゃんと蓮沼暦ちゃんが宇奈月温泉駅に到着して駅から降りてくるところ「おお~~、ここが宇奈月温泉」「トロッコ電車は明日かなー」 (宇奈月温泉駅)
帰りの電車までここで少し時間を取っていたので、せっかく宇奈月温泉にきたならと、日帰り温泉をやっているホテルに行って宇奈月温泉でほかってきました!
新山彦橋で黒部峡谷鉄道のトロッコ電車を撮影
宇奈月温泉には富山地方鉄道の宇奈月温泉駅だけでなく、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅もあります。
黒部峡谷鉄道はもともと黒部川の発電所建設の資材運搬のために建設された鉄道で、現在では電気機関車牽引の客車列車によるトロッコ電車が旅客営業されていて、黒部峡谷の観光列車となっています。
今回は黒部峡谷鉄道には乗車していませんでしたが、宇奈月駅近くに黒部川を渡る鉄橋の撮影地があり、トロッコ電車を撮ってきました!
黒部峡谷鉄道の宇奈月駅は、「ざつ旅-That's Journey-」3話Aパートの宇奈月温泉回で、宇奈月温泉に泊まって翌朝最初のカットの場所でした!
「ざつ旅-That's Journey-」3話Aパート、鈴ヶ森ちかちゃんと蓮沼暦ちゃんが宇奈月温泉で1泊して翌朝最初のカット (宇奈月駅)
続いて宇奈月駅の近くから黒部川の方を見下ろしたところ。
手前の線路が黒部峡谷鉄道で、画面左下方向が宇奈月駅方面です。
川が流れる谷に赤い鉄橋が3つ架かっており、左は道路橋、中央は昔の黒部峡谷鉄道の線路跡を歩道に転用した山彦橋、右側に少し見えているのが現在の黒部峡谷鉄道が黒部川を渡る新山彦橋です。
この中央の山彦橋に行って、かつてのトロッコが通っていた橋から現在のトロッコが渡る新山彦橋を撮ってみることにしました。
そして山彦橋に行って撮ったのがこちら。
新山彦橋の赤い鉄橋を渡る黒部峡谷鉄道のトロッコ電車!
この日はゴールデンウィークのお出かけ日和らしく天気が最高によくて、きれいな青空に鮮やかな新緑、その中に真っ赤な鉄橋……と最高にいい景色でした!
そのまま山彦橋で待っていると、今度は宇奈月発の回送列車もやってきました!
先ほどの宇奈月行きのトロッコはリラックス客車6両と普通客車7両の13両編成でしたが、こちらはリラックス客車6両だけの回送。
そして場所を移してもう1ヶ所。
同じく宇奈月駅の近くにある高台に、新山彦橋と黒部川を一望できる、やまびこ展望台があります。
「ざつ旅-That's Journey-」3話Aパートで、トロッコ電車が休みなのに来てしまって「峡谷鉄道、やってねーー!!!」と叫んでいた場所が、このやまびこ展望台でした!
こちらでももう1枚、鉄橋を渡る列車を撮ってみました。
やまびこ展望台から、新山彦橋と黒部峡谷鉄道のトロッコ電車!
黒部峡谷鉄道はもともとダム建設の資材運搬を担っていた経緯から、貨車もあります。
山彦橋へ向かう歩道 (旧線跡) の近くには、ト形貨車も展示されていました。
こんなかんじで、ここで取れる時間の都合上乗車はしていませんが、黒部峡谷鉄道のトロッコを撮れて温泉にも入ってこれました!
黒部宇奈月温泉から北陸新幹線で東京へ
宇奈月温泉で温泉と撮影を終えたら、今回の旅もこれでもうあとは帰るだけ。
再び富山地方鉄道に乗って帰ります。
帰りは普通列車で新黒部まで!
新黒部は北陸新幹線との交差位置に作られた地鉄本線の駅で、北陸新幹線の開業に合わせて乗換駅として2015年に新しく作られた駅です。
日が延びてきた5月も新黒部に着いた18:00ごろには夕日となり、ホームに降りると、静かな田んぼの水面に映る景色と、きれいな青空の向こうに雄大な山々が見える、この穏やかな景色にまた心を打たれました!
こちらが富山地方鉄道の新黒部の駅舎!
新幹線との乗換駅ということで、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅の目の前にあります。
新幹線駅は宇奈月温泉もくっつけた長い駅名ですが、地鉄はすでに宇奈月温泉駅もあることからシンプルに新黒部駅です。
「ざつ旅-That's Journey-」3話アバンタイトルで最初に映っていたのが地鉄の新黒部駅でした!
「ざつ旅-That's Journey-」3話アバンタイトル、鈴ヶ森ちかちゃんと蓮沼暦ちゃんが宇奈月温泉に向かうときに映った駅「さあ時刻は18時を回ってますが何とかホテルも予約できまして、今のお気持ちは?鈴ヶ森さん」「眠い」 (新黒部駅)
そして地鉄の新黒部駅を出ると目の前にあるのが、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅!
かがやきは長野の次が富山なので止まらないものの、黒部・魚津・入善など富山県東部のアクセス駅です。
「ざつ旅-That's Journey-」2話Bパートで、宇奈月温泉に行く鈴ヶ森ちかちゃんと蓮沼暦ちゃんが北陸新幹線を降りたのがまさにこの黒部宇奈月温泉でした!
帰りはこちらから北陸新幹線に乗っていきます。
「ざつ旅-That's Journey-」2話Bパート、鈴ヶ森ちかちゃんと蓮沼暦ちゃんが北陸新幹線で到着した、黒部宇奈月温泉駅「あれがトロッコ列車な」「海と温泉の真ん中って感じなのかな」「けどさ、いいなー」 (黒部宇奈月温泉駅)
駅名のとおり黒部宇奈月温泉は新幹線で宇奈月温泉へ行くときのアクセス駅ということで、新幹線の駅前には黒部峡谷鉄道のED形電気機関車・ED8号機が展示されていました!
ちょうど夕日がまもなく沈もうという時間帯で、ED形電気機関車の車体に夕日がギラリと光る様子がまたかっこいい…!
そしてついに今回の旅のラスト、帰りの北陸新幹線のはくたかに乗車!
はくたかは2015年の北陸新幹線開業以前は、越後湯沢からほくほく線経由で首都圏から北陸各地を最速で結ぶ特急の列車名でした。
私も廃止前の2014年9月と2015年2月の2回にわたって乗りに行っていましたので、これで特急としてのはくたかと新幹線としてのはくたかの両方に乗車できました!
かつては在来線特急として親しまれていたはくたかの名前は、特急廃止後も首都圏と北陸を結ぶ新幹線の列車名として受け継がれています。
こうして同じ役割を持っていた在来線特急の名前を新幹線の列車名に採用したというのが、北陸新幹線の素晴らしいポイントです。
帰りの新幹線に乗る前、18:30すぎに日没を迎えました。
朝から1日ずっと青空の広がるいい天気でしたが、最後まできれいな空でした!
高架駅のホームに上がると、駅から見える田んぼがそんな夕暮れ空の色を映して輝いているのがまた印象的でした。
帰りの北陸新幹線で東京駅に到着!
これで2015年5月、同年3月に開業したばかりの北陸新幹線に初めて乗って行く北陸の旅、全行程終了となりました。
東京駅に到着すると、向かいのホームには秋田新幹線のE6系と東海道新幹線のN700系が並んでいて、東日本と東海の新幹線並びに!
新幹線から在来線の構内にくると、ちょうど時刻はまもなく22:00前。
東海道線のホームには寝台特急サンライズ出雲・サンライズ瀬戸が停まっていました!
そんなかんじで、今年2025年からちょうど10年前のゴールデンウィークに行ってきた北陸の旅でした1
その他今年2025年の近況
さてでは最後に、今年2025年も相変わらずなペースで労働に勤しんでおり、2月は丸1日全く何もないフルの休みは2日間とか3月後半は怒濤の17連勤とかそういうこともありましたが、かといって全く休みがなかったわけではなく、2024年と同様に前日が終わるまで次の休みが確定しないものの、突然明日休みが生まれたっていうタイミングで勢いで鉄道旅を決行したりしながら、なんとか活動できております。
ということで最後は今年2025年の近況です。
2025年1月7日 冬の高松 ことでんの旅2025
2025年最初の旅は正月の1月7日、高松に行ってきました!
今回の年末から正月にかけては12月26日から1月5日まで年またぎ11連勤をしており、1月6日と7日の2日間だけ遅めの正月休みが生まれたので、6日夜の新幹線で出発して高松に着く終電で前乗りし、高松に1泊して翌7日の丸々1日間を使ってきました。
今回の旅のお目当ては、ことでんの元・京王5000系。
ここ数年にかけて積極的に行ってきた地方私鉄の元・京王車めぐりの一環として、ことでんを撮影・乗車したり高松中心地の観光をしたりしてきました!
ということで、今回は前乗りできる時間が取れたので、前日1月6日20:00東京発ののぞみで出発!
前年2024年11月の出雲と同じく岡山まで新幹線で行き、今回は岡山から快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡って四国に上陸!
最終のマリンライナーで高松到着はほとんどもう25:00という深夜でしたが、今回の旅の目的地、高松駅にきました!
高松に1泊して、翌日1月7日に朝から1日活動していくことにしました。
一夜明けて1月7日朝、ことでんの片原町からスタート。
片原街から瓦町にかけては、アーケードの商店街群が街の名物ということで、片原街商店街のアーケードから踏切を横切ることでんを撮ってみました!
まるで商店街の中を電車が走っているような生活感!
~商店街の中にことでん~
片原街からことでんに乗車して、琴平線の栗林公園で下車。
朝からまずは、高松を代表する景勝地となっている名庭園、栗林公園に行ってきました!
造園の美しさがすごくて、とにかく美しかったです!
そしてこちらが栗林公園の一番のビュースポットですかね!
飛来峰から見る栗林公園の南湖・偃月橋・掬月亭の眺め!
朝一で栗林公園を歩いてきたあとは、ふたたび片原町まで戻ってきて、ここからは今回の旅のメイン、ことでんの撮影をしてきました!
ことでんの車両は3路線そろぞれのラインカラーで塗装されていますが、そんな中、2022年にことでん開業111周年で復刻塗装となった1080形1087-1088号車が!
それから、高松築港の近くでは高松城のお堀に沿ってことでんが走っています。
高松の沿線風景らしい場所でということで、高松城の艮櫓とことでんのツーショットで撮ってみました!
黄色は琴平線、緑は長尾線!
~高松城とことでん~
そして今回の高松の旅で一番のお目当ての車両についに対面…!
元・京王5000系の、ことでん1100形!
京王線沿線で生まれ育って京王線沿線で暮らし続ける京王線推しとしては、いずれいつか撮りに来たいと思っていた、かつて京王線を走っていたこの車両、東京から遠く離れた高松の地でついに会えました!
高松城艮櫓と元・京王5000系で撮ってみました!
同じく元・京王5000系のことでん1100形を、折り返し1本前の高松築港行きの列車でも撮っていました!
玉藻公園のお堀に沿って走る、かつての京王線!
そんなかんじで今回の旅の目的だった元・京王車がやってくるまで2時間ほど、琴平線と長尾線がダブルで走って本数の多い高松築港~片原町でことでんの撮影をしました。
一宮止まりの1100形が折り返し築港まで帰ってくると、次は琴平行きになります。
そこで、1100形が折り返して次の琴平行きになるまでの間に場所を移動して、別なところでももう1本狙ってみることにしました。
そこで次に降りたのは円座。
駅からしばらく歩いたところで香東川の河川敷に出て、次は香東川の鉄橋で撮ってみました!
冬景色の鉄橋を渡る元・京王5000系!
先ほどは晴れ間も見えていましたが、香東川にきたらなんと一時少し粉雪がちらついてきました。
このようにして、ここ数年比較的積極的に力を入れてきた「元・“KEIO”のある風景」の撮影ができました。
琴平行きを撮ったら、今度は琴平でまた折り返して戻ってくる前に、先回りして瓦町へ。
瓦町もまた高松中央商店街の長いアーケードが街に広がっています!
せっかくうどん県の香川県に来たので……ということで、この日のお昼は本場うどん県のうどんにしました!
瓦町は琴平線・長尾線・志度線の3路線が分岐する、ことでんの一大拠点駅。
先ほど撮っていなかった、瓦町を始発駅としている志度線もちょっと見てきました!
そして先ほど円座で撮っていた琴平行きの1100形が、琴平から折り返して築港行きで戻ってくるタイミングに合わせて瓦町駅へ。
かつての京王線だったこの車両に、撮影だけでなく乗車もしてきました!
ということで、京王うどん線の府中競馬正門前駅にきました!
この日はここまでことでんを1日いろいろ撮影してきましたが、同じくJRも……ということで、高松築港に着いたらJRの方に行って、高松を発着するJR四国の列車たちを撮ってきました!
こちらは予讃線の特急いしづちと、高徳線の特急うずしお!
ここからは帰りの電車の時間まで高松の港周辺を回ってきました。
まずは海の方に行って、サンポート周辺の海沿いの景色を眺めてきました!
高松の港から見る屋島とフェリー!
しかし1月の真冬なのでとにかく海風がめちゃくちゃ寒い……!
港町高松は日本三大水城がひとつ、高松城の月見櫓と水手御門!
「ざつ旅-That's Journey-」 3話Bパートでも、高松城が登場していましたね!
そして日が沈む前の時間に合わせて、高松シンボルタワーの展望スペースへ行ってきました!
高松シンボルタワーは四国で最も高いビルだそうです。
高松シンボルタワーから見下ろす高松の景色と夜景!
そして最後は高松から快速マリンライナーで岡山、岡山からのぞみ58号で東京に帰ってきました!
今回はせっかくならと、もうすぐ2026年3月で廃止となる往復割引で乗車券を出していたので、帰りも行きと同じルートで帰りました。
そんなかんじで、前年2024年11月の一畑電車に続いて、元・京王車がまだ普通に走っているうちに一度行っておきたいと前から思っていたことでんについに行ってこれた旅でした!
2025年1月26日 近鉄特急と冬の奈良・古都旅2025
続いては1月26日、近鉄に乗車&撮影に行ってきました!
1月は既に先述の高松に行ってしまっており、いったんしばらく遠出の旅にいくつもりはなかったんですが、月末近くになって突然日曜日に1日何も仕事がないという奇跡的な日が発生して、こんな日が次訪れるのはいつか分からない (前の日が終わるまで休みかどうか確定しないので本当に分からない) ので、行けるときに行ってしまおうと勢いで飛び出して日帰りで行ってきてしまいました。
今回は、近鉄をメインテーマに、2020年にデビューして5年になるもののまだ乗ったことのなかった近鉄の特急ひのとりに乗ったり、駅や沿線で近鉄を撮ったりしてきました。
また、関西で大阪京都神戸は行ったことあるのに奈良はまだ行ったことなかったなーと思っていたので、近鉄で初めての奈良に行って、夜は奈良から京都に行って帰ってきました。
ということで、最近おなじみ5時台の京王線で出発して、7:00ののぞみ203号でまずは名古屋へ!
ここから近鉄に乗っていきます。
近鉄名古屋から、さっそく今回の旅のお目当て、近鉄の特急ひのとりに乗車!
2020年3月14日にデビューした近鉄名阪特急の最新型、80000系特急ひのとりに、ようやくついに初めて乗りました!
今回乗ったのは普通のレギュラー車両ですが、普通のグレードの車両でもまるでグリーン車かっていうくらいシートが快適でした!
名古屋から約2時間ほどひのとりの座席や車窓を堪能して大阪へ!
今回は鶴橋で降りました。
もうすぐ難波や上本なのにそこまで行かずに鶴橋までとしたのは、ひのとりを乗車だけでなく途中で撮影もしたいということで、鶴橋で改札を入り直して今乗ってきた大阪線をまたちょっと戻ります。
そして降りたのは河内国分。
2019年のゴールデンウィークに関西私鉄めぐりの旅をやったときに、近鉄を撮っていたあの大和川に久しぶりに帰ってきました。
ということで乗車するだけでなく、近鉄の電車を撮影!
近鉄は私鉄最大の路線網を縦横無尽に走る特急王国が魅力。
こちらは従来から名阪特急で活躍するアーバンライナー!
そして今回の旅のお目当て、近鉄名阪特急の80000系ひのとりを撮影!
先ほどの乗車に続いて撮影もこれで果たしました。
大和川で近鉄を撮ったら、ここからは奈良へ向かいます。
今回の旅は近鉄がテーマということで、当然大阪から奈良への移動も近鉄!
大阪線から奈良線へと乗り換えていきます。
途中、近鉄奈良線屈指の名車窓、石切から見る大阪平野と遠くに大阪のビル群の車窓を!
近鉄奈良線で奈良へ向かったら、前から一度行ってみたかったこの駅に行ってみました!
分岐器の数がめちゃくちゃ多い駅として知られる、近鉄驚異の拠点駅!
𝒀𝑨𝑴𝑨𝑻𝑶 𝑴𝑨𝑿𝑰𝑴𝑼𝑴 𝑻𝑬𝑴𝑷𝑳𝑬
大和西大寺に着いたら、ここで駅の外に出て、平城宮跡の朱雀門に行ってきました!
でこの平城宮跡もまた、近鉄で奈良に行ったら一度行ってみたいと前から思っていた場所でした。
それがこの、平城宮跡を走る近鉄と朱雀門!
近鉄奈良線は奈良の平城宮跡の敷地ど真ん中を線路が突っ切っていて、古の都と近鉄の電車という時代を超えた光景が見られます。
これもまた前から見てみたかった!
そして平城宮跡でしばらく近鉄を撮っていたら、たまたま前年2024年10月7日にデビューした近鉄の新型車両、8A系がやってきました!
思いがけず初めて8A系を見れました。
続いて西大寺から再び近鉄に乗って終点の近鉄奈良に到着。
なにげに関西でまだ行ったことのなかった、初めての奈良を観光しました!
商店街を抜けた先にある路地の景観がまたよい!
奈良公園に行って、奈良といったらやっぱりここ、東大寺に行ってきました!
こちらは東大寺の大仏殿!
夕方の鏡池から見る東大寺のリフレクション!
奈良公園はほんとに普通にそこらへんをシカがいっぱいうろうろしていて、かわいかったです。
急ぎ足ながらも奈良公園や東大寺を観光してきたら、帰りは京都まわりで帰ります。
この日は近鉄がテーマということで奈良から京都への移動も近鉄京都線で。
奈良から丹波橋まで今度は汎用特急車にも乗って、そのまま京都駅まで乗るのではなく、丹波橋からは京阪電車に乗り換えて祇園四条まで行きます。
旅の最後は、帰りの新幹線の時間まで5年ぶりの京都で、夜の京都の街並みを撮ってきました!
京都らしい建物の建ち並ぶ景観が魅力の、祇園の花見小路周辺の街並み!
夜の白川一本橋!
欄干も何もない細い橋が一本スッと通る様子が風情があります。
鴨川沿いに出まして、三条大橋から夜の鴨川!
京都の中でも鴨川の雰囲気がとても好きで、四条大橋から眺めたり出町のデルタに行ったりと、これまで京都に行ったときは必ずといっていいほど鴨川に行ってるくらい、好きなところです。
鴨川から1本西に入って、木屋町通に沿って流れる高瀬川!
この街中を流れる小さな水の流れと小橋が架かる雰囲気がとても好きです。
そのまま三条通を行ってアーケードの屋根の下へ。
アーケードの商店街が連なる京都中心市街地から、寺町通の寺町京極商店街!
今回は奈良も京都もシェアサイクルを使って街中を走りながら目的地に行ったり写真を撮ったりしていました。
そんなかんじで自転車で走りながら、5年ぶりに行った夜の京都で自分の好きなエリアを撮ってきました!
奈良と京都それぞれ観光し終わったら、最後は京都駅から東海道新幹線で帰ってきました!
ということでいつこんな日曜日に休みが生まれるかもう分からないのでと、高松に続いて1月2回目の旅に勢いで行ってしまいましたが、特急ひのとりをはじめ近鉄の電車に乗車&撮影したり奈良や京都に行ってきたりした旅でした!
2025年4月12日 春の山形 新旧山形新幹線の旅2025
しばらく期間が空いて次の旅は4月12日、山形新幹線に乗車&撮影の旅に行ってきました!
1年前の2024年3月16日にデビューした山形新幹線の新型車両E8系にまだ乗っていなかったので乗ってみたかったのと、E8系が導入されたことにより現行のE3系はいずれ近いうちに置き換えられる未来が決まっていることから、E3系が普通に走っている今のうちに乗車や撮影をしておきたいということで、行きをE3系・帰りをE8系と新旧車両に乗車して、山形県内でそれぞれの車両を撮影するという回にしました。
ということでまた最近おなじみの朝5時台の京王線で出発して朝の東京駅へ。
まず旅のはじまりは、これまで山形新幹線で活躍してきたE3系に乗車!
7:12東京発のやまびこ・つばさ123号で東京から米沢まで乗りました。
福島から奥羽本線の在来線区間に入り、米沢に着いたら撮影に行った高畠までは奥羽本線の普通列車に乗り換えます。
ここで米沢の乗換で20分ほど時間があったので、一旦駅の外へ。
山形県の有名駅弁といったらやっぱり新杵屋さんの牛肉どまん中!
今までも東京駅や駅弁大会で買って食べていましたが、今回せっかく奥羽本線にきたので、米沢駅前の新杵屋本店で牛肉どまん中を買ってお昼に食べました!
今回山形新幹線を撮りに行ったのは、新在直通の山形新幹線らしく在来線の地上区間を走る高畠の田園地帯をセレクトしました。
高畠で下車したら、駅前から伸びるまほろばの緑道を歩きます。
このまほろばの緑道、かつて高畠 (当時は糠ノ目) から伸びていた高畠鉄道・山形交通高畠線の廃線跡だそうです!
車道ほどではない道幅がゆるやかにカーブする線形が、鉄道の面影を感じさせます。
そしてここで、在来線区間で地上を走る山形新幹線の新旧車両を撮ってみました!
まずは現行のE3系!
山形新幹線は2026年春頃までに
E8系での置き換え完了が予定されていることから、近い将来に現在のつばさから置き換えられてしまうE3系を、まだ普通に走っている今のうちに撮影しました!
こちらが2024年3月16日にデビューした山形新幹線の新型車両E8系!
E3系から受け継ぐおしどりカラーに、同じ奥山さんの作品で新在直通新幹線車両であるE6系から受け継いだような美しい先頭の曲線美!
デビュー翌日の2024年3月17日に東京駅で見ていましたが、走行中の写真はデビューから1年ごしでついに山形県内で撮ってきました。
のびのびと田園風景を走る山形新幹線!
E8系の撮影をもう1本、新在直通の山形新幹線らしい田んぼの中を走るE8系を撮ってみました。
日本の田園風景を走る新幹線、かっこよすぎる…!
新幹線だけでなく在来線もということで、この区間は新幹線と在来線が同じ場所で見られます。
奥羽本線 (山形線区間) の普通列車もここで撮ってみました!
のびのびとした景色を行くローカル列車!
今回の旅のお目当て、山形新幹線をもう1本、今度はまた撮り方を変えてこんなシーンもまた新在直通の山形新幹線ならではだと思うところを。
山形新幹線が地上の踏切を通過する、新在直通ならではのシーンを撮ってみました!
軽自動車と新幹線の対比、普通の街中に新幹線がいるインパクト、そして新型車両E8系のかっこよさ!
高畠で新旧新幹線を撮ったら、次は奥羽本線の普通列車で山形県の中心駅、山形駅へ!
ここからは山形市街を観光してきました。
山形の中心市街地、七日町や本町のあたりへ。
山形五堰のひとつ御殿堰を再生した、水の茶屋・七日町御殿堰!
このあたりの整備された大通りに商店街が並ぶ七日町大通りの雰囲気がとてもよかったです!
旧山形県庁舎・県会議事堂を復原保存公開している、山形県郷土館・文翔館!
大正5年に完成した、レンガ造り・外壁石貼りのすっごいレトロで美しい建築!
いざ肉眼で目の前にするとその美しさとかっこよさに圧倒されました。
そこから今度は山形城の二ノ丸東大手門の前に架かる大手橋へ。
山形城二ノ丸のお堀に沿って奥羽本線・仙山線・左沢線が走る線路があって、ちょうど4月中旬は山形で桜が咲く時期ということで、桜と山形の鉄道を大手橋の上から撮影してみようと行ってみました!
桜とお堀に沿って走る左沢線!
続いては山形を出て仙台へ向かう仙山線の快速!
この日の山形県内は終始列車の通過タイミングでドン曇りが多い日でしたが、この一瞬はちょっと晴れ間が見えたので、引いて青空と雲を大きく入れてみました。
そして今回の旅のお目当て、山形新幹線と山形の桜といっしょに!
13:18新庄発のつばさ144号でやってきたのは、いずれ山形新幹線からの置き換えが予定されているE3系!
E3系のつばさが山形の桜を見ることができるのは、この春が最後の春になってしまうのでしょうか……この日はまだ満開には数日前でしたが、咲き始めた桜とE3系が記念に撮れてよかったです。
お堀で新幹線と在来線を撮ったら、帰りの新幹線の発車時刻までちょうど1時間前。
このあとは二ノ丸東大手門から中に入って、山形城跡の霞城公園に行ってきました!
こちらは本丸一文字門と大手橋!
山形の霞城公園の桜!
霞城公園は桜がだんだんと咲いてきていて、お花見日和でした!
ちょうどこの週末は霞城観桜会が開催されていて、公園には地域の方々やファミリーなど多くの方々がお花見に訪れていて、とても穏やかな春の休日らしさを感じられました。
同じく霞城公園にて、こちらは公園内に移築保存されている旧済生館病院本館の建物と桜!
霞城公園に行ったあとは、最後に駅まで戻りがてら、山形駅前にある山形市内で最も高いビル、霞城セントラルに行ってきました!
霞城セントラルの展望台から望む、山形の山と街並み!
旅の最後は、今回の旅のメインイベントのひとつ、山形新幹線の新型車両E8系に乗車!
2024年3月16日にデビューしたE8系に、山形から東京までついに初めて乗って帰ってきました。
新旧山形新幹線車両の世代交代をテーマに行ってきた今回の旅、これで行きはE3系、帰りはE8系に乗って、両方の車両に乗ってこれました。
また、これまで東日本エリアの鉄道旅で何度も使っていた週末パスが、今年2025年6月で廃止されてしまうという発表があったので、今回は一足早く週末パス納めとして日帰りですが週末パスを使って往復してきました。
E8系の乗り心地が最高でした!
おしまい
というかんじで今回は以上!
思えば自分が北陸に行ったのは、10年前の北陸新幹線開業直前に北陸本線に乗りに行ったのが初めてで、それから北陸新幹線開業後、今回の2015年5月の金沢・富山を皮切りに、この10年間でけっこう度々何回も北陸に行く機会ができました。
2016年5月には立山黒部アルペンルートで富山に、2018年8月には真夏に2回目の立山黒部アルペンルート、2022年は4月に飛騨高山に行った流れでそのまま高岡と雨晴海岸と富山へ、2022年9月には金沢と福井、2024年7月には福井から敦賀へ。
自分がこの10年間でこれだけ北陸に行くことになったのは、まさしく北陸新幹線ができたからに他なりません。
まさに北陸新幹線のおかげ。
あらためて新幹線って本当に偉大な存在だな……と感謝の念に堪えません。
北陸新幹線に限らず、ここんとこ毎年何かしらの新幹線には乗ってきていますが、今回は北陸新幹線の周年イヤーを記念して、ようやく重い腰を上げて10年間放置していた北陸新幹線旅のレポートをやっと書き終えられました。
10年経ってもこのときの記憶や思い出はよく覚えているもので、今でも思い出しながら書けましたが、10年前のこの時点で今の自分の鉄道旅のスタイルがすでにできあがっているというか、今も10年前もやってることあまり変わりませんね……
そしてこの旅に行ったのと北陸新幹線開業からもう10年も経ってしまったのかと……
今年2025年春は、北陸新幹線長野~金沢開業5周年、金沢~敦賀開業1周年、おめでとうございました!
ではでは。