秋の京都家族旅行2019 ~叡山電車でゆく貴船・鞍馬~
おはようございます。
ごちうさ3期とおちこぼれフルーツタルトで今期はきらら枠が2本もあるなんていう圧倒的尊さの過剰摂取で瀕死のXIAORINGです。
そこへ安達としまむらがもうたまらなくトドメを刺してきて完全に尊死です…
はあ…ありがとう……
梅雨がずっと明けなかった7月、猛暑過ぎて無理だった8月に続いて、9月~10月中旬はこれまで土日に限ってほとんど晴れずに雨や曇りばっかりという、ここまでの2020年下半期はけっこうダメすぎる天候ばかりでしたが、ここへきてやっと晴れが続いたりしてようやくまともな天気になってきました。
それだよそういうのだよ…やればできるじゃん…
さて今回ですが…
ここ数年、巡礼とか鉄道・撮影をお目当てにわりと何回か京都を訪れてるんですが、今回はいつものようなオタク旅とはまるで違って、橋本の実家の家族旅行で京都に行ってきました!
自分が子供の頃から家族ではいろいろなところへ出かけていましたが、この年2019年は私の母が還暦で定年退職を迎えたということで、家族で旅行に行きたいと話していたので、前々から計画して2019年9月15日~16日の2日間で貴船・鞍馬に行ってきました。
ということで、秋の行楽シーズンを迎えたこの頃ですが、今回は去年2019年9月に行ってた京都の旅のレポートをお送りしたいと思います!
もくじ
今回の旅の行程は、このようになりました。
貴船に1泊2日で、貴船神社周辺をメインにしつつ、初日の行きの途中にちょっと市中心部を歩いたり、2日目には鞍馬にも行ったりという感じです、
9月15日(土)
- 東海道新幹線 「のぞみ223号」
10:39新横浜 → 12:36京都 - 京都市営地下鉄烏丸線
12:58京都 → 13:03烏丸御池- イノダコーヒ本店
- 徒歩 三条堺町 → 三条京阪
- 京阪鴨東線 特急
14:50三条 → 14:54出町柳 - 叡山本線・鞍馬線 展望列車「きらら」
15:15出町柳 → 15:43貴船口 - 京都バス 33系統
15:48貴船口 → 15:53貴船- 貴船神社 本宮
- 川床で夕食
- 貴船神社 本宮表参道ライトアップ
9月16日(日)
- 貴船神社 本宮・結社・奥宮
- 川床で朝食
- 送迎 宿 → 鞍馬駅
- 鞍馬山鋼索鉄道 山門 → 多宝塔
- 鞍馬寺
- 鞍馬山鋼索鉄道 多宝塔 → 山門
- 叡山本線・鞍馬線 展望列車「きらら」
12:49鞍馬 → 13:20出町柳 - 京阪本線・鴨東線 特急
13:29出町柳 → 13:36七条 - 京阪本線 準急
13:39七条 → 13:40東福寺 - 奈良線
13:52東福寺 → 13:54京都 - 東海道新幹線 「のぞみ32号」
15:56京都 → 17:55新横浜
東海道新幹線で京都へ
9月15日、東海道新幹線で京都へ。
いつもなら東京から乗るところですが、今回は実家の橋本からのスタートなので、新横浜からの乗車です。
(思えば子供の頃に行ったときや、修学旅行で新幹線に乗ったときは、だいたい新横浜でした。)
ほどよくお昼時の12:36に京都に到着。
JRはここまでで、次の場所へ向かうのに京都駅からは地下鉄烏丸線に乗り換えました。
三条堺町・イノダコーヒ本店
今回は貴船に泊まりましたが、貴船は京都駅からはいくつか電車などを乗り継いで行く程度に、そこそこ距離があります。
ということで、1日目は貴船に向かう途中で京都の中心地を歩きつつお昼を食べてから向かうことにしました。
そこでさっそく、京都の代表的な老舗コーヒー屋さん、イノダコーヒ本店へ!
京都には何回か行っていましたが、なにげにまだ行ったことがなくて、行ってみたいと思っていたお店に今回ようやく行く機会ができました!
イノダコーヒは京都市内に展開するコーヒーチェーンで、多くのガイドブックで紹介されている有名店。
地下鉄烏丸線の烏丸御池で降りて、三条堺町の本店に行ってきました。
個人的にも、かれこれ推して10年くらいになるスフィアのメンバー豊崎愛生ちゃんが、ソロのカバーアルバム「AT living」内でカバーされていた、高田渡さんの「珈琲不演唱」(コーヒーブルース) の歌詞にある、「三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね
」の、あのコーヒー屋さんということで、ここでちょっとした巡礼にもなりました!
看板メニュー「アラビアの真珠」のコーヒーの味はもちろんのこと、建物の感じとか店内に置いてあるいろいろな物とか、もうとっても雰囲気がよくて、素敵なお店でした…!
「京都の朝はイノダコーヒの香りから
」と言われるくらいに、モーニングが定番ということですが、今回はランチをいただきました!
三条通を三条大橋へ
イノダコーヒ本店のある三条堺町からは、三条通を東へ行くと京阪電車の三条駅に出れます。
そこから京阪電車と叡山電車を乗り継ぐルートで貴船へ向かうことにしました。
ということで、駅へ行くまで三条通を通って、京都の中心地を歩いて行きました!
三条通の寺町通~河原町通間はアーケードの三条名店街商店街になっていて、ここで寺町通の寺町京極商店街と新京極通の新京極商店街の2つのアーケードと交わります。
こちらは三条通から見た新京極のアーケード!
京極の名が付いているとおり、平安京の時代はこのあたりが京の東の端だったようです。
アーケードを抜けて三条をさらに東へ。
こちらは木屋町通に沿って流れる高瀬川!
そのまま東へ歩くと京都の市街地を流れる鴨川に出ます。
この三条通が鴨川を渡る橋が、三条大橋!
三条通は平安京の時代から続く歴史ある通りですが、江戸時代の五街道整備の頃には三条大橋で鴨川を渡って旧東海道に続いていました。
この三条大橋が京の入口であったと同時に、東海道五十三次の京都側の終点でもありました。
三条大橋の西詰には、東海道中膝栗毛に登場する弥次さん喜多さんの像がありました。
三条大橋の上から見た鴨川の流れ!
京都の夏の風物詩になっている、川沿いの飲食店の納涼床が出ているのが見えます。
京都にはいつもの巡礼旅や鉄道旅でたびたび来ていますが、鴨川のあたりの雰囲気や景色はとても好きで、わりと京都行く度に来てる気がします。
出町柳の鴨川デルタとか。
で、橋を渡りきったところが京阪電車の三条駅です。
出町柳から叡山電車に乗車
三条から京阪電車の終点・出町柳まで来て、今度は出町柳から貴船口まで叡山電車に乗車!
叡山電車は、現在は京阪グループの私鉄で、京都市街地の出町柳から八瀬比叡山口へ向かう叡山本線と、途中の宝ヶ池から分岐して鞍馬へ向かう鞍馬線があり、今回は出町柳から鞍馬行きで行きました。
修学院駅周辺は京アニ作品のけいおん!の舞台があるため、以前にも巡礼に行ったときに乗った路線です。
今回叡山電車で乗車したのは、展望列車の900系「きらら」!
900系きららは、沿線の観光利用向けに製造された展望列車で、車内からよく景色が見えるように窓がとにかく大きく作られているのが特徴です!
車体も沿線の紅葉をイメージしたカラーリングになっています。
座席指定などはなく乗車券のみで乗車可能な普通列車ですが、ダイヤが公開されているのでそのタイミングを狙って行ってみました。
貴船口駅に着いたら、今度は貴船口駅から貴船行きのバスに乗ります。
京都バスの33系統。
貴船に到着
貴船のバス停でバスを降りると、今回のメインの目的地・貴船に到着!
貴船川の流れに並ぶように府道361号線の細い道が通り、府道に沿って多くの旅館や料理屋さんが立ち並んでいる、京の奥座敷的な雰囲気です!
貴船神社は水の神様とだけあって、貴船川の水の流れがとても豊かでした。
バス停から少し歩いて、貴船神社の本宮の前に到着!
この日は貴船神社のすぐ前のお宿で1泊しました。
ちなみに貴船への唯一の道路である府道361号線はすれ違うのも大変な狭い道な上、貴船神社周辺は一般の駐車場がほとんどないので、貴船へマイカーで行くのは全く推奨できません。
電車・バスでのアクセスがおすすめです。
貴船で川床料理・宿泊
貴船には府道と貴船川に沿っていくつもの旅館や料理屋さんが並んでいますが、そういったお宿やお店が出している川床は貴船の夏の風物詩!
川の上に床が設置されて、川の水が流れている真上でお食事ができるのです!
今回は貴船のお宿に泊まって、なんと夕飯と翌日朝食を川床でいただくことができました!
川のせせらぎの上でいただくお料理、ロケーション最高すぎでした!
下は川が流れ、そして上を見上げると頭上には見事に青もみじ!
いつものオタク旅では使える時間のほとんどを鉄道や巡礼につぎ込んで食事は3の次4の次になりがちだったりして、京都でこういうところで食べるのは初めてでした。
人生いつか行ってみたい…みたいな憧れはあったので、ついに今回川床が体験できてほんとよかったです!
お部屋の方も、窓の外が青もみじ!
部屋の電気を消して写真を撮ってみると…窓越しの青もみじがまるで旅行ガイドブックに載ってるお寺さんの写真のような額縁構図でした!
貴船神社の本宮の目の前にある、ふじやさんでお世話になりました。
貴船神社・本宮の表参道の階段を撮影
それでは今回のメインイベント、貴船神社に参拝!
貴船神社は下流から順に本宮・結社・奥宮の3つの社があります。
初日の貴船に着いたときに本宮に、翌朝チェックアウト後に結社・奥宮にお参りしました。
そして、さらに早朝にも宿を1人抜け出して、朝一で貴船神社の写真を撮りに行ってきました。
それでさっそく、今回貴船で一番撮りたかった場所がこちら!
貴船神社・本宮の表参道!
両脇に灯籠が立ち並ぶ、あの美しい階段!!
普段なら人でいっぱいの貴船神社なのですが、今回は貴船に泊まったので人がいない早朝に行ける…ということで、誰も映り込んでない貴船神社の写真を撮ろうと早朝7時半に行ってきました。
貴船は紅葉の名所でもあって、9月中旬のこのときは、紅葉する前の青々とした葉っぱの緑がとても美しかったです!
貴船神社の代表的なこの有名な光景、朝一に撮れてよかったです。
貴船神社・夜の本宮表参道を撮影
貴船神社は、本宮のみ閉門時間があって夜間は参拝ができません。
このとき2019年9月は20:00閉門でした。
そして、暗くなってからは本宮表参道の灯籠に明かりが灯ります。
そこで、1日目の夕食後から閉門時間直前にもう一度宿から外出して、灯籠の点いた夜の表参道の階段を撮影してきました!
夜も、鮮やかな灯籠の並びがとてもいいかんじでした!
貴船は市街地から離れているので、京都駅周辺や市中心部に泊まっているときはあまり夜に貴船に来るパターンは少ないかもしれません。
この時間だとこちらも階段に誰もいなくて、これも貴船泊ならではの撮影になりました。
神社周辺の貴船の通りも、木々の暗闇の中に川床を出しているお店の提灯が明るく灯って、これがまた雰囲気のある景色でした!
貴船神社・本宮に参拝
本命の表参道の写真が終わったところで、貴船神社の本宮に参拝したときの様子を!
1日目の貴船到着時にお参りして、2日目早朝の撮影のときにもまた境内にも来ました。
門をくぐって貴船神社本宮の境内!
全国の貴船神社の総本社です。
こちらが貴船神社の本殿!
貴船神社本宮の祭神は高龗神 (たかおかみのかみ) で、水の神様です。
貴船神社は、絵馬の発祥の地と言われています。
水を司る神社ということで、古来雨乞いや長雨のときに祈願のために馬が奉納されていたのが、やがて馬をかたどった木の板が奉納されるようになり、これが絵馬の原型と言われているそうです。
こちらは貴船神社のおみくじ、水占みくじ (みずうらみくじ) !
ここのおみくじは普通のおみくじとちょっと違っています。
もらった時点ではおみくじには枠だけで何も書かれていないという一見不思議なおみくじですが…
これを境内の御神水に浸すとおみくじの内容が浮き出てくるという、水の神様である貴船神社ならではのおみくじになっていました!
貴船神社の御神水は貴船山の湧き水で、これまでに一度も枯れたことのない名水だそうです。
手水や水占みくじでの利用のほか、持参した容器に汲むこともできます。
付近にも水が湧き出しているところがありました。
豊かな水の存在が貴船の涼しさや潤いをもたらしてくれているんですね。
貴船神社・結社に参拝
本宮から府道をさらに上流側へ歩いて行くと、結社と奥宮があります。
2日目の朝に、結社と奥宮もお参りしてきました!
朝の貴船の通り。
細い道が川や地形に沿って曲線を描く様子と、緑多い中に川床のお店の屋根や提灯が出ていて、この雰囲気がとてもいいかんじでした!
貴船を走る京都府道361号線で、普段あまり見かけたことがなかった道路標識を見つけました。
「警笛鳴らせ」
自分は実物を見たことはほとんどなかったように思います。
狭い道でブラインドコーナーがある区間ならではです。
本宮から5分ほど上流に向かって歩くと道路脇に石段があります。
こちらの階段を上がると結社です。
道の反対側は沿道の旅館の川床です。
本宮に続いて、次はこちらの結社に参拝!
本宮と奥宮の中間地点にあって、結社の祭神は磐長姫命 (いわながひめのみこと)です。
結社にある、船のような形をした自然石、天の磐船!
水や船にまつわるものは貴船とは切り離せない存在ですね。
こちらの結社は、古くは平安時代のころから、縁結びの神様とされています。
神社ではおみくじを結んで納めるのはよく見られますが、こちらでは願い事を書いた結び文を結び処に結んで納めることで縁結びの御利益があるということから、緑色の紙をした結び文がたくさん結びつけられていました。
貴船神社・奥宮に参拝
結社のところからさらに上流へと歩き、続いては奥宮に向かいます!
鳥居のところで思ひ川を渡ると、そこから府道と並行して奥宮の参道に入ります。
早朝の参道は静かで空気も澄んでいて、とても清らかな感じでした。
参道を抜けて、こちらの門から入ると奥宮です!
ということで、貴船神社の3つ目は奥宮にお参りしてきました!
奥宮の祭神は闇龗神 (くらおかみのかみ) ですが、呼び名は違っても本宮の高龗神と同一の神様とされています。
また、古くは丑の刻参りでも知られているところです。
貴船神社の3つの社殿のうち最も奥にあるのがこの奥宮ですが、元来はこの奥宮の場所が元々の貴船神社の本宮だったそうです。
玉依姫命 (たまよりひめのみこと) が大阪湾から黄色い船で淀川・鴨川を遡ってこの地に辿り着いたことが、貴船神社の創建にまつわる伝説になっています。
奥宮の参道の途中にあった、相生の大杉!
同じ根から2本の大木が一緒に生えてるという貴船の名木です。
そんなかんじで、1泊2日で貴船神社周辺をひととおり回って、写真も撮って、この地を出ました。
叡山電車・鞍馬駅へ
2日目は、貴船を出たあと、同じく叡電沿線にある鞍馬に行ってきました!
こちらが叡山電車鞍馬線の終点、鞍馬駅!
鞍馬駅の駅前には、かつて叡電の線路を走っていたデナ21形の先頭部分が保存されていました!
こちらのデナ21形は、「有頂天家族」で矢二郎兄さんが化けて京都の街を走った、あの偽叡山電車のモデルということで、ここでちょっと巡礼となりました!
鞍馬山は、牛若丸に剣術を伝えたといわれる鞍馬天狗で有名な地ということで、鞍馬の駅前には大天狗のオブジェがありました!
自分が訪れた1ヶ月後の2019年10月18日に新しい大天狗が完成して、こちらの旧大天狗は年内でその役目を終えられたそうなので、図らずも世代交代のタイミングで見納めの対面となりました。
駅の中にもいろいろなところに天狗様がいらっしゃいました!
駅舎もまた木造でいい雰囲気です。
鞍馬・鞍馬山へ登る
鞍馬といったらやっぱり鞍馬寺!
ということで、今度は鞍馬寺にお参りをしに、鞍馬山に登ってきました!
鞍馬駅のすぐ近くに鞍馬寺の山門があるので、ここから登り始めます。
ここでの鉄道趣味的なポイントは、鞍馬山ケーブル (鞍馬山鋼索鉄道) !
鞍馬寺の参拝のために山門から多宝塔の0.2km・高低差89mを結ぶケーブルカーですが、特筆すべきは鞍馬寺が所有・運営しているという点。
つまり、お寺が鉄道事業法の適用を受けて運行する路線という、激レア路線です!
このケーブルカーに乗車するには200円の寄付金を納めて御寄進票を受け取って乗るという形式をとります。
運賃と切符という名称を用いていないというのも、鞍馬山独特の珍しい特徴です。
(お寺さんとしては健脚の方はケーブルではなく徒歩での参拝を推奨されていますが、今回は還暦の母も同行の家族旅行ということでケーブルを選びました。)
鞍馬山ケーブルの車両は、牛若號!
2019年現在は4代目ということです。
多宝塔駅でケーブルカーを降りて、そこからは鞍馬山の参道を歩いて本殿を目指します。
山の中をハイキングのように自然を感じながら歩けるコースになっていました。
こちらがケーブルカーの駅名にもなっている、多宝塔!
鞍馬・鞍馬寺に参拝
参道を歩いていくと多宝塔駅から10分足らずで最後は石段になります。
この階段を登るといよいよ鞍馬寺の本殿金堂です。
貴船神社も灯籠が並んでいましたが、こちらの鞍馬寺の参道もまた赤い灯籠が並んでいて、緑の中に鮮やかな景色になっていました。
そして、鞍馬寺の本殿金堂に到着!
お参りしてきました!
鞍馬山鞍馬寺は、鑑真和上の高弟・鑑禎 (がんちょう) 上人によって奈良時代末期の770年に開かれたお寺です。
鞍馬寺のご本尊は、毘沙門天王・千手観世音菩薩・護法魔王尊の三身一体による「尊天」で、この尊天とは人間をはじめこの世に存在するすべてを生み出している宇宙生命・宇宙エネルギーとされています。
本殿金堂の前にあるこちらの金剛床は、宇宙のエネルギーである尊天を感じる場所としてパワースポットになっています。
(もとは修行の地として作られたそうです。)
今回は行っていませんが、鞍馬寺からは奥の院・西門を経由して貴船へ抜けることができます。
この途中に、牛若丸が天狗から剣術を習ったといわれる伝説の場所があります。
本殿金堂のあたりからは鞍馬の山々が見渡せました。
お寺さんにお参りしたあと、叡山電車の鞍馬駅へ来た道を戻って山を降りました。
京都の数々のお寺の例に漏れず、鞍馬山にももみじが多く見られて、今回行った9月中旬は青もみじが美しかったです!
紅葉の季節もきっと素晴らしい景色になってると思います。
鞍馬には今回初めて行きましたが、相模原市の橋本で生まれ育った自分にとっては、子供のころから慣れ親しんだ東京の高尾山と不思議と似たような雰囲気をとても感じました。
電車の終点駅からケーブルカーに乗り継ぎ、自然の中の参道を歩いて山を登り、山の上に大きなお寺があって、そして天狗様がいるという点が、高尾山に通じるものがあったのかなと思います。
叡山電車で下山
2日間で貴船・鞍馬をめぐり、最後はまた叡山電車で山を下りて京都駅へ戻りました。
このときは義経ゆかりの鞍馬と岩手をむすぶ催し「悠久の風~南部風鈴によせて~」の期間中で、駅には南部風鈴が風流なサウンドを奏でていました。
叡山電車の800系!
この年、2019年は鞍馬線全線開業90周年の年ということで、ヘッドマークが取り付けられていました!
そして帰りに乗ったのは、叡山電車の900系「青もみじきらら」!
初日に乗ったのと同じ900系きららの車両ですが、2編成中のもう1本、901-902号車 (メープルレッド) が期間限定でメープルグリーンの塗装になっていました!
行きと帰りで異なるきららの車両に両方とも乗れました。
鞍馬線の市原~二ノ瀬には、叡山電車の紅葉車窓の名所、「もみじのトンネル」があります。
ここは電車の両側にもみじが並ぶ中をトンネルのように電車が走り、車窓いっぱいに紅葉が見られる区間です!
このときは青もみじですが、とくに900系きららは窓が大きく展望がいいので、もみじのトンネルの車窓を楽しむのにもぴったりの車両です。
貴船にはこの3年前、2016年11月に初めて行きましたが、紅葉シーズンのもみじのトンネルはこんな感じの景色になります。
紅葉の時期の貴船はとくに叡山電車の車窓がとてもいいです!
【叡山電車】800系 鞍馬行き もみじのトンネル 二軒茶屋~二ノ瀬【前面展望】 2016.11.13 - YouTube
出町柳で京阪電車、東福寺で奈良線に乗り換えて、最後は京都駅から新幹線で帰ってきました。
旅の最後に、京都駅の伊勢丹と駅ビルのThe CUBEとASTYでお土産を買って帰りました。
ほんとは駅でお昼を食べてから乗る予定でいましたが、思ったより混んでたので、お土産の方に時間を割くことにして、駅弁を買って新幹線で食べながら帰ってきました。
これで今回の旅は終了です!
今までの京都旅行のリンク集
では最後に、京都はここ数年で他の場所も度々行ってますので、そんなこれまでの旅のリンクを貼っておきます!
それぞれ個別の記事にできればいいんですけどね…執筆があまりに遅すぎて全然記事にできてないので、当日のTweetをまとめたMomentとかその年の旅行まとめページとかが多いです…
2020年1月11日~13日 京都大阪神戸三都めぐりの旅2020
直近の旅では、今年2020年1月に、3連休の3日間で京都・大阪・神戸の3都市を巡る旅に行ってきました。
京都では1日目に阪急電車を撮ったり錦市場で食べ歩きしたり夜に伏見稲荷大社の千本鳥居を撮ったり、3日目の早朝に八坂の塔や産寧坂や二寧坂や祇園白川の巽橋を撮ったりしていました。
京都大阪神戸三都めぐりの旅2020 (2020.01.11-13) / Twitter
2015年9月19日~22日 京都へ観光・鉄道・巡礼旅行
大人になってから初めて京都に行ったのが5年前の2015年9月でした。
シルバーウィークを利用した4日間で京都で行きたいと思っていたところをたくさん回りました。
特にこのときは、京都の街が登場する「けいおん!」や「たまこまーけっと」や「響け!ユーフォニアム」や「有頂天家族」や「四畳半神話大系」の作中に出てきた場所についに巡礼ができました。
2015年の旅行・鉄道旅・アニメ聖地巡礼まとめ | 橋本技術研究所
2016年11月 秋の京都、観光&アニメ聖地巡礼&輪行旅/2017年2月 冬の京都、観光&アニメ聖地巡礼&鉄道旅
2015年に続いて翌年の2016年11月、紅葉の季節の京都に行ってみたくて、今度は自転車を輪行して1泊2日で行ってみました。
このとき2期が放送中だった「響け!ユーフォニアム」の舞台の宇治に、前回回収できなかったところも含めてあらためて巡礼して、今回の貴船にも初めて行ったのはこのときでした。
また2017年2月には、たまたま仕事で京都に行く用があり、せっかく行くならとちょうどスケジュールが入っていなかった翌日に休みを取って京都に残り、翌日1日観光して帰ってきました。
なにげにまだ行っていなかった八坂神社や南禅寺などを回って、京阪電車や阪急電車に乗って、最後は大阪からサンライズで帰ってきました。
2016~17年秋冬の旅行・巡礼・鉄道旅等まとめ (ユーフォ・たまこ・けいおん・四畳半・有頂天の京都、東海道本線で神戸、冬コミ初サークル参加等) | 橋本技術研究所
2019年8月 伊勢志摩・関西鉄道旅2019
あとは西への旅の途中で京都にも寄ったときのものを。
2019年8月に近鉄の特急に乗って伊勢志摩に行ってきたんですが、帰りに乗った列車が賢島発・京都行きの観光特急しまかぜだったので、夕方に京都に着いたあと、帰りの新幹線の時間まで夜の京都の街並みを歩きながら写真を撮ってました。
あと初日の朝にも伏見や六地蔵方面にちょっと立ち寄っていました。
伊勢志摩・関西鉄道旅2019 ~近鉄しまかぜ&京阪阪急で京都大阪~ | 橋本技術研究所
2019年5月 関西大手私鉄めぐりの旅2019
今年2020年を除いて、ここ数年はゴールデンウィークに毎年どこか行っていましたが、2019年のゴールデンウィークには、関西大手私鉄めぐりをテーマに1泊2日で大阪に行っていました。
どうせならと行きは新幹線1本ではなく名鉄とか近鉄とか乗り継いで行ってたんですが、2日目も大阪から京都までは阪急電車の京とれいん雅洛で戻ってきて、京都に立ち寄っていました。
この年は「けいおん!」TVシリーズ放送10周年記念・劇場版「たまこラブストーリー」公開5周年記念ということで、修学院周辺や出町桝形商店街や鴨川デルタに再度巡礼してきました。
関西大手私鉄めぐりの旅2019 (2019.05.03-04) / Twitter
おしまい
そんなかんじで今回の京都旅は以上です!
うちは子供の頃からわりと家族で出かけたりはしていたんですが、今回は母の還暦ということもあって、母の行きたい場所をいろいろ聞いた上で、自分の方で旅の行程をいろいろ組んで提案させてもらいました。
いつもの時間いっぱいまで詰め込みまくりで体力も全部使い切る旅とは完全に正反対の、ゆったりと京都を堪能する旅になりました。
いつもはスケジュールが空いてる日で天気もよさそうな日に、行けるときに行く!…という弾丸な行き方ばっかりしてるんですが、今回は結構何ヶ月も前から橋本に帰ったときに話し合ったりとかして、前々から念入りに準備してきました。
幸いにも天候にもとても恵まれて、自分自身もそのあと仕事が入って行けなくなるようなこともなく、無事実現できて本当によかったです。
何より、それ以降に橋本に帰ったときに、あのとき行けてよかったというのが度々話題に上がって、それがもう今回の旅に行って何よりよかったと思えることでした。
あとは普段の鉄道旅とかが、行くばっかりで全然ここに書かずに溜まっていく一方なので、なんとかしないとと思いつつ…
微力ながら、少しでも旅気分をおすそわけできたり、旅に行こうとされている方の参考(?)になれたなら幸いです!
ではでは。