日記

ムーンライト信州&あさまE7系で行く信州の旅 ~白馬・松本・姨捨・長野~

2015.06.06 22:53

今日の1曲: We Are So In Love / 花澤香菜

こんばんは。
5月の過ごしやすい季節が終わってこれから梅雨に入るかと思うと憂鬱なXIAORINGです。

前回の更新はゴールデンウィークだったのに気付けばもう6月…
じつはこの日記は前回のを書き終えたすぐあと、連休中に書き始めてたんですが、全然執筆が進まないまま書き始めて1ヶ月たってしまいましたw

まあなかなか最近はまた23時24時まで会社にいる日が多くて、先週も結局日付が変わる前に家に帰ったのは月曜日だけで、さらに昼飯食べる時間も取れない日もあったりとか、なかなか正直しんどいところです。

そんな中、前回更新以降は、ゴールデンウィークに北陸新幹線で金沢・富山に行ってきたり、また毎年恒例の「京王沿線徒歩の旅シリーズ」で百草園からついに京王八王子まで歩いたり、連休後は工科大の卒研室メンバーの結婚式で一同集結したりしてました。

というわけで、連休中の金沢富山旅行や京王沿線徒歩の旅など書きたいネタが溜まってきましたが、その前に今日は、まだ書いてなかった去年のゴールデンウィークに白馬~松本~姨捨~長野に行ってきた旅レポです。

往路・ムーンライト信州、復路・新幹線E7系で、長野県へ行ってきました

ゴールデンウィークには東京の日常を離れてどこか行きたくなるもので、ここ数年はどこか出かけています。

今年は3月に開業したばかりの北陸新幹線で念願の金沢・富山に行ってきました。
が、その前に、去年のゴールデンウィークの旅をまだ書いてないまま1年経ってしまったので、今日はそちらを先に書いていこうと思います。
(相変わらずの超スローペース執筆です…)

2014年の連休中の5月3日深夜~翌日4日にかけて、行きは夜行列車「ムーンライト信州」・帰りは長野新幹線 (現・北陸新幹線) の新型車両「E7系」に乗って長野県に行ってきました!

この日の行程はこんなかんじでした。

  1. 京王線 仙川→京王八王子
  2. 中央本線・篠ノ井線・大糸線 [快速 ムーンライト信州81号] 白馬行き
    八王子 (5月3日) 24:40発 → 白馬 (5月4日) 05:40着
  3. 16年ぶりに白馬ジャンプ競技場へ
  4. 大糸線 白馬06:57発 → 信濃大町07:35着
  5. 大糸線 信濃大町07:46発 → 松本08:43着
  6. 松本で途中下車
  7. 松本城へ
  8. 北松本で [快速 リゾートビューふるさと] を撮影
  9. 西松本でアルピコ交通上高地線3000系を撮影
  10. 松本で再入場
  11. 篠ノ井線 松本12:12発 → 姨捨13:01着
  12. 姨捨からの絶景を撮影
  13. 篠ノ井線・信越本線 姨捨14:01発 → 長野14:41着
  14. 長野新幹線 [あさま536号] 東京行き
    長野15:52発 → 大宮17:02着
  15. 埼京線 大宮→新宿
  16. 京王線 新宿→仙川

そして、今回使った切符。
左の2枚が八王子から白馬までの乗車券とムーンライト信州の指定席券、右の2枚が白馬から松本・長野を経由して新宿 (東京都区内) での乗車券と新幹線の特急券。

それでは白馬~松本~姨捨~長野の旅のレポートに参ります!

八王子からムーンライト信州に乗車

2014年5月3日、23:43仙川発の京王線で八王子へ向かってこの日の旅がスタート。

八王子は大学時代にほんとよく使っていたので、ほぼ地元のような完全に使い慣れた駅ですが、ふつうは1日の終わりである時間帯に、この日は1日の始まりとして利用するという、ちょっといつもと違った気持ちでやってきました。

見慣れた八王子駅の改札口。
終電間際の深夜0時台に、ひときわ存在感を放つムーンライト信州81号の表示。
今回これに乗ります。

深夜0:40、八王子駅の4番線にやってきたムーンライト信州81号!
この夜行列車に乗車して、終点の白馬まで行きます。
このムーンライト信州が、ムーンライト初乗車となりました。

ムーンライト信州は、夜行列車ですが、北斗星やサンライズ出雲・瀬戸のような寝台特急ではなく、快速の夜行列車です。
そのため、寝台 (ベッド) ではなくて普通に昼間の特急のような座席ですが、特急はないので乗車券+指定席券 (特急券ではない) で乗れます。
ムーンライトは行き先で複数ありますが、ムーンライト信州は深夜に新宿を出発、中央東線-篠ノ井線-大糸線を経由して、翌早朝に白馬に到着する臨時夜行列車です。

普通の特急型のリクライニングシートで、車内も消灯しないので、寝台ほどの寝付きの良さではないですが、それでも甲府から松本ぐらいは見事に爆睡。

そして目が覚めるとちょうど夜が明ける頃。
松本を出て窓の外を見ると、朝焼けに朱まる空に山の稜線が浮かび上がり、田んぼの水面にそれが映る、とても幻想的で見事な夜明け!

北斗星から見た夜明けも印象的でしたが、夜行列車から見る夜明けはほんと一度見たらその感動を忘れられないほどの光景ですね!

白馬駅

夜が明けた5月4日の早朝5:40、ムーンライト信州の終点である、大糸線の白馬駅に到着。

ここまで乗ってきた車両は183・189系
国鉄特急時代の栄光の面影を残す車両でした。

ちなみにムーンライト信州は先述の通り快速列車なので、この1年後に北陸新幹線開業前の信越山線乗り納めで乗った「妙高」と同じく、特急券を買わずに特急型車両に乗れるという列車です。

ホームを渡る跨線橋の上から見た白馬駅構内
雲ひとつない快晴の空に、雪が白く残る白馬の山々がとても美しいです!

白馬駅は、相対式ホームの1番線と島式ホームの2・3番線を持つ2面3線の駅で、駅舎は島式ホームの1番線に隣接しています。

標高が高くて寒い白馬では、ゴールデンウィークでも桜が咲いていました!
白馬駅のホームから、駅名標と桜の木を。

駅構内を一通り見終わっあと、駅の外へ出ます。

白馬駅の駅舎。
中央の三角屋根が特徴的です。

そして白馬駅を出ると、駅前の通りの向こうに雪化粧をした白馬八方尾根の山々!
とてもこの土地らしい景色で気分が上がります!

ちなみに5月ともなると、東京では晴れた日は半袖で十分というか長袖だと暑いぐらいの気温になりますが、朝5時の白馬は気温が1ケタ台しかなく、クッソ寒かったですww

白馬ジャンプ競技場

せっかく白馬に行くなら、ぜひとも行っておきたかった場所ががありました。

それがこちら。
白馬ジャンプ競技場!

このジャンプ台は、1998年の長野オリンピックのときに、スキージャンプとノルディック複合の競技会場となった場所です。

実は、当時小学生だった自分は、両親がオリンピックのスキージャンプ個人ノーマルヒルのチケットを取っていて、1998年2月11日、あの時まさにこの場所に長野オリンピックのジャンプを見に来ていました。
船木和喜選手が銀メダルを取ったその瞬間を、目の前で肉眼で見ていたんです。

1998年当時小学5年生、2014年27歳。
実に16年の時を経て、再びこの場所にやってきました。

あのときの記憶で残っているのは、とにかく人だらけで都会のラッシュアワーのような人混み。
小学生の背丈では全然選手の姿が見えなくて、お父さんのカメラのハードケースの上に立って競技を見てた記憶があります。

そして、競技が終わったあと、大量の人の流れに飲まれて家族とはぐれてしまい完全に迷子に…泣きながらずっと辺りを歩き回ってたのは今でもずっと忘れられない思い出です。

実家で写真を探してたら、当時この場所で撮った家族の写真が見つかって、去年の自分の結婚式の時にプロフィール映像にその写真も入れてたんですが、子供の頃に家族でいろいろ出かけてた中でも、オリンピックでこの場所に来たときのことは、ほんとに今でも忘れられない思い出でした。

次の電車の時間もあるので、今回はちょっとの時間しか滞在してないですが、そういう思い出の地に16年ぶりに戻って来て、やっぱり敢えてここまで来てみてよかったです。

白馬から大糸線で松本へ

ジャンプ台から再び白馬駅へ戻り、次は白馬から大糸線で松本まで行きます。
白馬駅に停車中のE127系

6:57 白馬発、信濃大町行きの普通列車に乗って、白馬から松本を目指します。

白馬を出発してすぐ、大糸線の前面展望。
真っ直ぐ伸びる単線の線路、その向こうに高くそびえる山!…という沿線風景。

南神城~信濃木崎では、「仁科三湖」と呼ばれる青木湖・中綱湖・木崎湖の3つの湖が西側の車窓に見えてきて、大糸線を代表する車窓のひとつとなります。

三湖の最も北にある、青木湖
雲ひとつない青空に、青い湖の水面。

最も南にある、木崎湖
透き通る青空と水面に山の稜線が映っています。
こういう車窓がしばらく続き、綺麗な空気と景色に心が洗われるような乗車体験でした。

7:35、電車は信濃大町に到着
松本行きの電車に乗り継ぐ10分間を利用して、ちょっとだけ駅前に出てみました。

元々大糸線は、松本~信濃大町が大正時代に私鉄で開業していて、国鉄が信濃大町から先を建設し、私鉄区間を国有化して1本の路線にした経緯があります。
大糸線の名前は、国鉄が建設した信濃町~魚川に由来するそうです。
そのため、信濃大町は開業当初から現在まで、大糸線の運行上の拠点となる駅です。

7:46信濃大町発、松本行きの普通列車に乗り換えて、引き続き大糸線を松本へと走ります。

白馬から信濃大町まで約1時間、信濃大町から松本までまた約1時間と、白馬から松本まで合計2時間ぐらい乗ってましたが、大糸線はその路線を通して、とても山々が美しい車窓でした。

松本駅

白馬を出て約2時間、朝8:43に終点の松本駅に到着!

松本駅は、JR東日本篠ノ井線大糸線アルピコ交通上高地線が乗り入れていて、篠ノ井線は特急停車駅、大糸線と上高地線は始発駅という、この地域の鉄道の一大ターミナル駅です。

松本駅の跨線橋から南 (塩尻方面) を。
左に篠ノ井線のホーム、中央奥にはJR東日本松本車両センターへの引き込み線群、そして一番右のカーブしている単線がアルピコ交通上高地線と、多数の線路が並んでいます。

松本駅は「0番線」があるのも特徴的。
ふつうJRの駅では駅舎に近い側から1番線→2番線→3番線…と番号が振られていく駅が多いですが、1番線よりもさらに駅舎側にホームを増やしたときに0番線ができることがあります。
信越地区では他には越後湯沢の在来線ホーム、ほくほく線の直江津方面行き普通列車が発車するホームなんかも0番線ですね。

松本駅の0番線は、1番線があるホームの反対側に作られていて、篠ノ井線の塩尻方面の電車が使用、反対の長野方面は駅の建物に突き当たって行き止まりになっています。

停車中の車両はJR東海の313系

松本駅は松本市の中心となるターミナル駅だけあって、東京や名古屋から長野を結ぶ東西の特急が停車します。
東京方面 (JR東日本) と名古屋方面 (JR東海) のそれぞれの特急車両を見てきました。

新宿~松本を走る特急あずにゃん「あずさ」
車両はJR東日本のE257系
中央東線を走る特急「あずさ」と「かいじ」でこの車両が使われます。

留置線に、横浜~松本を走る特急「はまかいじ」を発見!
僕の地元・橋本駅がある横浜線を走る唯一の特急です。
土休日のみ運行する特急で、車両はJR東日本の185系

そして今度は名古屋方面、名古屋~長野を走る特急「しなの」。
中央西線~篠ノ井線~信越本線と経由していきます。
車両はJR東海の383系

また、国鉄近郊型らしさを残すJR東日本の115系もいました。

このように、松本はJR東日本とJR東海の各社の車両が入り乱れて見ることができました。

松本で途中下車

松本駅で途中下車。
ここから松本城・リゾートビューふるさと・上高地線3000系を見に行きます。

今回、松本・姨捨・長野で途中下車しようと思って、切符の経路を、往路は八王子から白馬、復路は白馬から松本・篠ノ井・長野・大宮経由で東京都区内まで買っています。
JRの乗車券は、1枚の区間が100kmを超える区間で買うと途中下車できるようになるので、遠出の旅に行くときはこういう使い方をよくやってます。

松本駅の駅舎、こちらは東側の「お城口」。
松本城があるのがこちら側です。

松本駅 お城口の駅前。
松本の中心市街地が広がっています。

というわけで、次はここから歩いて松本城へ向かいます。

松本城へ

せっかく松本まで来たので鉄道だけでなく観光らしい観光も…ということで、松本と言えばやっぱり松本城
松本駅から歩いても行ける距離なので、ダイヤを考える段階で時間を取っておきました。

ゴールデンウィークということで、近くの川では鯉のぼりも。

松本城の堀。
ここを渡ると…

松本城の天守閣!
青空にそびえ立つ松本城と、堀の水面に映る姿、遠くにはアルプス…と絶好の日和でした!

回り込んで別アングルから。
こうもいい天気だとその佇まいがとても様になります。

松本城の天守閣は、復元ではなく当時から保存されている「現存天守」。
日本に現存する「現存12天守」のうちの1つであると同時に、国宝に指定されている4城のうちの1つです。

じつはここも白馬と同じく小学生ぐらいのときに家族で一度来たことがあるんですが、天守閣の階段が子供にはなかなか急だったのを記憶しています。

臨時列車「リゾートビューふるさと」を撮影

松本城をあとにして、今度はそのまま松本駅へは戻らずに、北松本駅の付近へ。
あらかじめ時刻表を調べ、このあたりで臨時列車の「リゾートビューふるさと」を待ちます。

北松本駅の長野方にある踏切で待ち構え、そしてやってきた臨時快速「リゾートビューふるさとHB-E300系ハイブリッド気動車!

リゾートビューふるさとは、JR東日本が運行するジョイフルトレインのひとつで、長野~松本~南小谷を休日を中心に臨時で運転している列車です。
臨時列車な上に運行日でも1日1往復 (ナイトビュー姨捨を含めると2往復) しかないので、今回は幸運にもちょうど見ることができました。

リゾートビューふるさとで使用されるHB-E300系は、ディーゼルエンジンで発電機を回して発電した電力でモーターを駆動して走行、それだけでなく、その電力をバッテリーに充電してバッテリーからの電力でも走行できるという、ハイブリッド気動車
自動車のハイブリッド車と同じように、エンジンとバッテリーを併用して走ることができる、環境志向の車両です。

雄大なアルプスの山々をバックにのびのびと走って行きました。

ちなみに松本~北松本付近は、篠ノ井線大糸線が併走する区間。
写真ではあたかも複線の線路みたいに見えますが、実は篠ノ井線と大糸線の両方単線の線路が2本独立して並んでるだけという、単線並列という線路の配置になっています。

なので、ここの単線並列区間にある踏切は、このように篠ノ井線・大糸線それぞれに独立して列車進行方向指示器が2つ付いています。

かつて井の頭線を走っていた、アルピコ交通上高地線3000系を撮影

松本駅で途中下車という状態なので北松本駅には入らず (一度通った区間を二度通ってはいけない) 、そのまま1駅歩いて松本駅を通り過ぎ、さらに1駅歩いてアルピコ交通上高地線の西松本駅へ。

単線1本にホームが1つだけ、無人で駅舎は無しという、非常にシンプルな駅。
そしてホームの片隅が自転車置き場になっているという。

この駅のすぐ先に田川という川を渡る橋があります。
この橋のところで、上高地線の電車が来るのを待ちます。

そしてやってきたアルピコ交通上高地線3000系
上高地線イメージキャラクター・渕東なぎさちゃん (CVえみつん) が描かれた、なぎさTRAINの3005-3006編成!

松本で折り返した返しの列車を再び、今度は橋を渡るところをもう1枚!

上高地線は松本から上高地方面への玄関口となる新島々までを結ぶ地方私鉄路線。
その路線を走っている3000系は、元々は井の頭線の3000系だったのを京王電鉄から譲渡された車両なのです!

京王沿線に住む京王ユーザーとしては、かつて井の頭線を走っていた車両が、活躍の場を松本に移して今もなお現役で走っている!
…ということで、東京から遠く離れたこの土地でその姿を見ることができてよかったです。

そんなかんじで、松本で途中下車して、松本城~リゾートビューふるさと HB-E300系 (北松本) ~上高地線3000系 (西松本) …とぐるっと見て回って、再び松本駅に戻ってきました。

松本から篠ノ井線で姨捨のスイッチバックへ

松本から篠ノ井線E127系に乗って長野方面へ。
今度は松本から長野へ行く途中にある、姨捨駅で再び途中下車します。

途中下車した姨捨駅、この駅はなんとスイッチバック駅!
松本方面から駅に入った電車が、一旦後ろにバックしてからポイントを渡り、坂を下って長野方面へ出発します。

なので、下の電車は駅に向かってくる電車のように見えて、実はさっきまで乗ってた電車が後ろにバックしていくところですw

姨捨駅の松本方面、スイッチバックの分岐部分。
手前の2本の線路が駅、左に分かれてるのが長野方面、正面奥が松本方面、そして正面奥から左にスイッチバックの引き上げ線が分岐しています。

松本方面からの電車は、奥の線路→駅→スイッチバックして左奥の引き上げ線→再度方向転換して左手前から長野方面へ
松本方面からの電車は、左手前の線路→左奥の引き上げ線→スイッチバックしてバックで駅へ→再度方向転換して奥の松本方面へ
そして姨捨を通過する特急「(ワイドビュー) しなの」は、スイッチバックをせずにそのまま松本~長野方面をストレートに通過していきます。

振り返って、駅方面。
駅はスイッチバックを兼ねているので、ホームの向こうは行き止まりになっています。

左が姨捨駅、そして中央右の線路が長野方面へ向かう線路。
こうしてみると、この時点でも結構な高低差があることが分かりますねえ。

姨捨駅の駅名標は、スイッチバックの構造がよく表現されていると思いますw

姨捨駅のホームは、相対式ホームが2面2線。
山側のホーム (手前側) に長野方面、谷川のホーム (右奥側) に松本方面の普通電車が停車します。

姨捨の駅舎は味のある木造の駅舎。
ちなみに無人駅です。

日本三大車窓・姨捨駅

わざわざ長野へ行く途中の姨捨駅で下車したのは、スイッチバック以外にもうひとつ。
この駅で降りると、ホームの向こう側に見えるのは…

なんとこの見晴らしのいい絶景…!

姨捨駅は山の斜面にあり、駅周辺や車窓から眼下に広がる善光寺平の景色を見渡すことができます。

この姨捨駅から見る景色は、「日本三大車窓」のひとつにもなっているのです!

遠くには千曲川がうねりながら流れていく姿がずっと見渡せます。

そしてこのあたりは棚田が広がっているのも有名。
棚田が折り重なる斜面ごしに見る絶景という、見事な景色が見れました。

日本三大車窓の景色を見ながら通過する、特急「しなの」の383系。

ここの駅構内と長野方面の線路を渡る踏切は、警報器だけで遮断機がない第3種踏切でした。
街中の鉄道はほぼ全てといっていいほど第1種なので、自分にとっては珍しい存在!

次の長野行きの電車まで1時間ほど、時には立ち止まって景色を眺めてみるのも、いいものです。

姨捨駅のスイッチバックと日本三大車窓の景色を、動画でも撮ってみました!

長野駅

篠ノ井で篠ノ井線から信越本線に直通、そして長野駅に到着
長野駅の駅名標は、善光寺のイラスト入りの駅名標があります。

長野県の県庁所在地である長野市は、長野県第一の都市。
その中心駅である長野駅も、長野県最大級のターミナル駅です。

北陸新幹線 (この旅行に行ったときはまだ長野新幹線) 、信越本線 (篠ノ井線・しなの鉄道線からの直通列車含む) 、しなの鉄道 北しなの線 (北陸新幹線の並行在来線) 、長野電鉄 長野線 (私鉄) が乗り入れる、長野の鉄道の中心です。

新幹線の乗り換えまでのちょっとした時間を利用して駅前へ。
こちらが東口。

反対側の善光寺口の駅前はスクランブル交差点。

在来線の改札から東側へ、少し階段を上ったところに新幹線の改札口があります。

新幹線新型車両「E7系」に乗車

そして長野から東京への帰りは、いよいよ新幹線の新型車両「E7系」に初乗車

E7系は、北陸新幹線用に開発された新型車両
2015年の長野~金沢延伸開業に先だって、2014年3月から旧長野新幹線区間の東京~長野で、1年先に走り始めていました。
なので、2014年のゴールデンウィークに早速乗車してきました!

先頭車の側面にはE7系のロゴマーク。
東北のE5が緑、秋田のE6が赤ときて、北陸のE7は青&銅色です。

屋根上に設置されたパンタグラフ。
東北新幹線E5系のパンタグラフをベースにしていますが、E5系であったパンタグラフ両脇の大型遮音板は、E7系では設置されていません。

車両間の屋根上を伝わる、特高圧引通線のケーブルヘッド。

連結部で車両間を覆う幌。
E5・E6のような全周幌ではないそうです。

E5・E6はやはり320km/h運転のためにあらゆる先端技術が投入されていますが、E7が走る北陸新幹線は260km/hなので、高速化に伴う設備はその線区で必要な分だけに絞られている傾向です。

となりのホームには従来から活躍するE2系もいました。

長らく長野新幹線の顔として走ってきたE2系。

この日は新型車両に乗ることを目的としていたので、あらかじめJR東日本のニュースリリースや時刻表でE7系が走るスジを調べた上でチケットを取りました。

というわけで、15:52あさま536号 東京行きに乗車。

E7系のデッキ。
中央下の銀色の板になっている場所が、車両間の貫通路の部分です。

E7系 普通車の車内。
シートは赤で、全体的に暖色系のあたたかく明るい雰囲気。

シートはリクライニングやテーブルのほか、上下にスライドできる枕や、足下にサービス電源もありました。

15:52長野発・17:02大宮着、1時間あまりの快適であっという間の乗車で、大宮から新宿まで埼京線に乗り換えて、東京に帰ってきました。

去年のGWの長野旅レポ、ようやく以上

というわけで、前日夜中に出発してから長い1日となりましたが、途中下車もしたりいろいろな路線に乗ったり見たりして、当初組んだダイヤ通りいろいろ回ってくることができました。

今から思うと、この「綿密にダイヤを組んで、途中下車もしながらその地方の鉄道路線や車両に、いろいろ乗車したり撮影したりしてくる」というスタイルが、以降、去年7月の松山高松・9月のほくほく線今年2月の信越線北陸線・5月の金沢富山…と続く僕の鉄道旅の基本的なスタイルになった気がします。

というわけで、去年のゴールデンウィークの旅レポを1年後の今やっと書き終えたわけですがw、ちょうど1年後になる今年のゴールデンウィークに、今度はいよいよ今年開業した北陸新幹線で長野から先の金沢・富山に行ってきたので、そのうち書いていこうかと思います。
その前に次は、春~初夏の京王線写真シリーズですかねw

ではでは。

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2015-06-06T22:53:22+09:00 | by XIAORING | このエントリーのURL