日記

北斗星で冬の函館の旅2013

2014.02.26 09:51

今日の1曲: 三つ葉の結びめ / やなぎなぎ

おはようございます。
花粉の到来で春の訪れを感じるXIAORINGです。

いよいよ今年もこの長く険しい、春の生物兵器との戦いが始まってしまいました…

ですが、まだ2月中にしては昨日はやたら鼻水が出すぎというか、突然1日中ひどくて、さらには頭痛までしてきて、あれっこれは果たして花粉によるものなのか…?
という感じでもうしんどかったので、無駄に捕まらないように隙を見て、早めに会社を脱出してきました。

月曜日もなんかめっちゃ胃が痛くて辛くて、昨日は朝は肩こりが激しく痛くて、それから鼻水が止まらなくなったり頭痛がしてきたりして…そんなかんじで、なかなか体の調子がよろしくない日が続いております。

ここしばらく、1ヶ月のうち2週ぐらいの周期で、あーーもうしんどいなー…という時期が定期的に訪れている感じがしていますが…

さて今日は、去年の12月に行ってきた函館旅行のレポートです!
とても盛りだくさんですw

12月に函館に行ってきました

というわけで、去年2013年の12月の3連休に、函館に行ってきました!

12月の21~23日の3連休のうち、21日土曜日に出発、22日日曜日の夜に函館を出て23日月曜日の朝に東京に帰ってくるという日程。
そのうち、22日夜~23日朝の帰り道は、寝台特急「北斗星」に初乗車しました!

僕は今まで寝台車には乗ったことがなくて、そんな自分の中では北斗星は寝台特急を代表する、いつか乗ってみたいという憧れの寝台特急でした。

JRの公式発表ではないですが、一部では、2015年度に予定されている北海道新幹線の開通に伴って、北斗星は廃止されるのではないかという話あり、もしそういうことになったら、自分にとってはこれが最初で最後の北斗星乗車になるかもしれない…!
…と思って、今回の旅で乗ることに決めました。

行きは飛行機で、羽田→函館

行きは飛行機で行ってきました。
羽田からAIR DOの14:40発の便で、函館空港へ。

16時過ぎに函館空港に到着。
1時間ちょっとの空の旅でした。

帰りは鉄道で12時間ぐらいかけて帰ってきた道を、飛行機では1時間ちょっとで着いてしまうという。

函館に着く頃には空も暗くなってまいりました。

空港に着いてまず最初に行ったのはこちら。
美鈴珈琲 (みすずコーヒー)

今まさに家で飲んでいるコーヒーは、函館のお土産で買った、この美鈴のコーヒーです。

ベイエリア、赤レンガ倉庫

1日目の夜は、市電の十字街からベイエリアへ。
金森赤レンガ倉庫

横浜の赤レンガのように、もともと港の倉庫として作られた建物に、現在はいろいろな店舗が入っています。

ちょうどこの時期はクリスマス前ということで、大きなクリスマスツリーが出てました。
赤レンガ倉庫群とツリー。

港の水辺越しに見るツリー。

しかしさすが冬の北海道。
夜に外にいるともう超絶寒すぎてやばい…

というわけで、せっかく函館に来たので、ここで塩ラーメン

この寒さの中で食べる塩ラーメンはやはり格別。
市電でホテルへ向かって初日は終了。

2日目朝、朝市へ

2日目の朝。
泊まったのは市電の五稜郭公園からすぐ近くのところ。
朝7時、部屋の窓から。

2日目の朝食は、函館駅近くの朝市へ。

カニ、ホタテ、そしてサーモン!
やっぱり北海道の海の幸はうまい!

函館駅

こちらが函館駅
JRの駅と、駅前の交差点に市電の電停があります。

帰りの北斗星はここから乗ることになります。

函館市電

そして函館の市内交通を象徴するのが、市電
今回の旅でも、函館市内での移動は多くが市電が中心でした。

朝の函館駅前から、電停に停車中の市電の車両。

こちらは夕方、ベイエリアや函館山に近い、十字街の電停。
この後行った、ハセガワストア塗装の車両。

小学校の頃に一度札幌~函館に来たことがあって、そのときにも市電に乗りましたが、最近はもう何年もずっと路面電車に乗っていなかったので、かなり久しぶりの路面電車でとてもワクワクでしたw

路面電車ということで、車道の中央のを走る併用軌道。
そこで交差点のところには、普通の自動車用電車専用の信号機と並んで、路面電車用の信号機もついています。

こちらは函館駅前。
左側に着いているのが、路面電車専用の信号
東京にいるとなかなか見れないですね。

函館の市電は、先ほどの十字街の電停から、二股に路線が分かれています。
その分岐点の交差点はこんなかんじ。

上段が自動車用、下段が電車用で、

「←」
谷地頭方面
「×」
停止
「↑」
函館どっく前方面

…と分岐がある分、3つ並んでいます。

十字街の分岐のポイント。
まっすぐ奥が函館どっく方面、谷地頭方面は左に分岐します。
路面電車の分岐器はこんな感じになってるんですね。

そしてなんと、朝市から五稜郭公園に向かうとき、ちらほらと雪が…!
粉雪の舞う函館市街を行く市電。

2日間とも全体的に天気はとてもよかったので、雪が見れたのはこのときだけでした。
でも、雪景色と函館の市電はとても絵になりますね。

五稜郭

ホテルが五稜郭の近くだったので、朝市から戻ってチェックアウトし、次は五稜郭へ行ってきました。

五稜郭の堀にかかる橋から見上げた五稜郭タワー

この五稜郭タワーに上ってきました。
タワーの上からの眺め。

こちらは函館山や函館駅方面。

そして五稜郭タワーの上から見下ろした五稜郭の星形。

五稜郭の中に入って、函館奉行所にも行ってきました。
上の写真でも星形の中央に小さく見える建物です。

現在の建物は、当時の資料などを元に2010年に復元された建物だそうです。

当時の材料や工法を再現し、建物の内部も復元されています。

五稜郭を後にして、次はふたたびベイエリアへ向かいました。

ラッキーピエロ&ハセガワストア

函館に行くならこれは食べるべし!というぐらいの函館グルメがありまして、しっかりと押さえてきました。
それが、こちらの2店舗。

1つめはこちら、ラッキーピエロ
函館を中心に展開するハンバーガーショップです。

チャイニーズチキンバーガーをいただきました。
でっかい鶏の唐揚げをバーガーにしたような感じね!

ベイエリア店に行きましたが、さすがに人気店だけあってけっこう並んでました。
が、並んだだけの甲斐があったものです。

そして、もう1店がこちら、ハセガワストア
こちらも函館を中心に展開しているコンビニです。

こちらの名物が、やきとり弁当。
夕飯用に買って、帰りの北斗星の車内でいただきました。

米の上に、焼豚の串が乗ってます。
…って、「やきとり弁当」なのに、豚肉!!??!

函館に行くまでは、えっwwそれ、焼き鳥じゃなくて焼き豚じゃんwwって思ってたんですが、実際食べたらもう、そんなこと言ってすみませんでした!…というほどの、さすがの味でした。

八幡坂

函館の港から函館山方面にかけては、坂がとても多いです。
その中で、函館で最も有名な坂に行ってきました。

それがこちらの、八幡坂

ずーっとまっすぐな坂を見下ろすと正面に海がドーン!
とっても絵になるロケーションでした。

逆に、港から八幡坂を見上げるとこんなかんじです。

八幡坂の途中。
このくらいの傾斜です。
坂の上のさらに向こうに見えるのが函館山。

八幡坂の頂上は人気の撮影ポイントで、けっこう人がいましたが、それだけ美しい景色でした。

また、こちらは別な坂で、二十間坂
幅が二十間 (約36m) あるのが由来とのこと。

函館山

函館に来たら、やっぱりここにはいかないとということで、坂を上った後はさらにロープウェーに乗って、函館山へ。

函館山はもう、説明不要の超有名地。
日没頃から、函館山から見下ろす景色をじっくり見てきました。

そして日が沈んで、これがかの有名な100万ドルの夜景!

しかし、さすがに真冬の函館山の山頂は、もうめちゃくちゃ寒い!
手や体の芯が凍りそうな寒さで、心が折れそうになるのと戦いつつシャッターを切ってましたw
ブレているのか手が震えているのか…というレベルww

函館駅

赤レンガでお土産を買って、そして帰りは函館駅から。

改札の発車案内に表示された「特急 北斗星」。
これに乗って帰りました。

北斗星が来るまで他の車両も撮影。

函館本線の普通列車として走るキハ40形気動車

函館駅では有効長の長い5~8番線が特急用ホーム。
こちらの8番線に北斗星が発着します。

北斗星に初乗車!

そしてやってきた北斗星マーク!
函館から青函トンネルを通って青森まで北斗星を引っ張る釜は、ED79形電気機関車

赤2号のボディに青い北斗星ヘッドマークがとても映えてかっこいい!

先にED79が単行で入線、一旦引き上げた後、DD51が牽引する北斗星の列車が到着、そこで再び後ろからED79がやってきて、DD51の切り離しとED79の増結が行われます。
函館駅は頭端形でスイッチバックとなるので、函館駅に到着した時の最後尾に、ED79が増結されて、今度はそちらを先頭に方向転換して出発していきます。

そしていよいよ北斗星が函館駅に到着!!

札幌から函館までを牽引してきたDD51形ディーゼル機関車!
先頭には少し雪をかぶってやってきました。

青20号に金帯の「北斗星色」は、DD51の中でも貫禄の姿です。

連結される24形客車の側面には、北斗星のエンブレムが描かれた客車もありました。

ここから北斗星に乗って、函館駅を出発しました。
今回、8号車のA寝台・ツインデラックスに乗車しました。

上で紹介した、ハセガワストアの焼き鳥弁当は、この北斗星の車内で食べました。

寝台車の客室で休んでる間に青函トンネルを通過して本州へ上陸。
夜中なので外は真っ暗なのですが、走行音の変化と、海底トンネルの勾配の変化で、あーいま青函トンネルを通過しているんだなーっという感覚は分かりました。

青森県に入ると雪景色でした。
途中のどこかの駅 (暗いし全然どこの駅かわからないw)

そして深夜0時頃、青森駅で運転停車。
青森も函館と同様にスイッチバックで、ここで機関車と運転士・車掌が交代します。
海峡線を牽引してきたED79はここで役目を終えて、ここから上野まではEF510が牽引します。

青森を出てしばらくしたところで寝ました。

翌朝、6時半ぐらいに目が覚めると、郡山に停車する頃でした。

車窓から外を見ると、ちょうど夜が明けるところでした!

北斗星の車内から見る夜明け!
寝台特急の車窓から見る夜明けは、とても幻想的で忘れられない景色になりましたね!

北斗星の車内の記録

最後に、せっかく北斗星に乗車できたので、客車の車内の様子をいろいろ見て回ってきました。

僕が乗車していた8号車、オロネ25 504。

7号車、食堂車の廊下は、他の客車とは違う内装になっていました。

食堂車グランシャリオ」のドアにあるプレート。

食堂車・スシ24形の室内は、上野駅のホームから。

6号車にある半室ロビー
ロビーにはソファーが設置され、窓も大きくて景色がよく見えるようになっていました。
窓際で読書をされている方もいました。

同じく6号車には共同シャワー室もありました。

列車の先頭まで行って、EF510形電気機関車!
この日の青森から上野までを牽引する釜は、EF510 515でした。

そして僕が今回乗車した、A寝台・ツインデラックスの室内

ツインデラックスは2人用の個室。
各部屋ごとにカードキーで施錠できるドアがある室内になっています。

ツインデラックスの寝台は2段ベッドになっています。
こちらが下段のベッド。
1階部分は大きな窓と、ベッドの隣にテーブルがあります。

2段ベッドの上段部分。
2階部分にも小さな窓があります。

2段ベッドの上段に上り下りするときは、はしごをこのように架けて上り下りします。
はしごは個室内のロッカーにあります。

上野駅に到着

そして上野駅に到着
21:51に函館を出発してこの日は2時間弱の遅れで11:55に到着、13時間の列車の旅がこれにて終わりました。

北の大地から東京まではるばる走ってきた、北斗星の最後尾、カニ24形電源車
北斗星の各客車への電源を供給します。 (列車の動力は、上野~函館は電気機関車牽引、函館~札幌はディーゼル機関車牽引)

乗客を降ろし終わって上野駅を後にする、EF510形電気機関車
青森から上野までを引っ張って走りきってくれました。

上野駅も頭端式ホームで行き止まりになっており、到着した北斗星は尾久車両センターまで引き返すのですが、上野では機回し (折り返しのために先頭の機関車を反対側に付け替えること) ができないため、推進運転 (通常の、先頭の機関車が「引っ張る」のではなく、最後尾に付けた機関車がバックで「押して」走ること) で上野から尾久車両センターまで折り返していきます。

これで北斗星の旅路は終了

といったかんじで、飛行機で行って北斗星で帰る函館の旅はこれにて終了。

北斗星の車内販売で、北斗星グッズとかも買ってしまいました。

北斗星の車窓の動画とか

さらに、北斗星の車内から動画でもいくつか録りました。

深夜、青森駅への到着シーン。

明け方、郡山駅からの出発シーン。

北斗星の車窓から見る日の出。

朝、大宮駅への到着シーン。

以上

そんなかんじで、だいぶ長くなってしましましたが、そんな感じの、見どころいっぱいの旅になりました。

函館に行くのは、小学校の時に家族で行った以来、10数年ぶり2回目。
さすがに冬の北海道はめちゃくちゃ寒かったですが、そういうのも含めて、なかなか忘れられない旅になったかなと思っています!
自分的には、人生初の寝台特急・北斗星が体験できて感激でした!

さて、2013年の旅レポート日記は、あとは9月の青森、7月の浜松、ゴールデンウィーク恒例の京王沿線徒歩の旅シリーズ、それから2012年も、11月の名古屋、9月の札幌、7月の鬼怒川、といったあたりがまだまだ書けずに残ってますが、そのへんもおいおい…っていうかんじで…

では今日はこのへんで。

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2014-02-26T09:51:40+09:00 | by XIAORING | このエントリーのURL