新緑の候、初夏の京王線写真撮影2015
今日の1曲: 夕映えプレゼント / CINDERELLA PROJECT
おはようございます。
梅雨の時期は雨ばかりでどうもやる気の出ないXIAORINGです。
…と思ったけどやる気が出ないのは梅雨に限らずいつでも同じでした…
前回の更新以降も相変わらず平日ほとんど23時24時まで会社にいまして、6月ももう3分の2が終わったというのに、平日の日付が変わる前に家に帰れたのがまだ5日しかないという、非常によろしくない成績です。
きんモザとかユーフォとかに何とか間に合うように帰ってこようと毎週必死ですw
圧倒的に時間が足りなくて仕事に手がが全く追いつかないのですが、他に人もいないし回りも既にデスマ状態なので、自分が精一杯でも結局自分でやるしかないし、その上これだけ仕事してても弊社の人間は自分よりさらにもっと仕事してる人ばっかだから、この程度でしんどいアピールできないところがさらに辛いところ…なかなか希望が見出せないところです。
毎日もっと早く帰りたい←→結局いつも遅くまで会社にいてしまう
な ぜ な の か
そんな中、心に安息と至福をもたらしてくれる天使のような存在、それがきんいろモザイクです。
ありがとう、きらら枠……ありがとう、きんいろモザイク……
“きらら枠”――それは、心のオアシス。
— しょーりん (@XIAORING) April 20, 2015
4~5月に撮影してきた京王線・井の頭線写真をまとめてみました
さて今日の日記ですが、花粉シーズンが終わってから梅雨に入る前、4~5月の時期は1年の中でも特に過ごしやすい、いい季節です。
気持ちよく晴れた日なんかには、元々予定はなくても何か外に出かけたくなります。
ということで、京王線写真シリーズ4~5月編、そんなすがすがしい初夏の休日に撮ってきた京王線・井の頭線の写真をまとめてみました!
菜の花咲く野川 (柴崎~国領)
まずは僕の好きな京王線撮影地のひとつ、調布市内を流れる野川から。
京王線に乗っていると柴崎と国領の間、ちょうど新しい地下線のトンネルに潜る直前に、一瞬川を渡るところがあります。
新緑の季節には水辺に一面に菜の花が咲いていて、京王線のピンク・川と空のブルー・菜の花のイエロー…ととてもカラフルに彩られます。
野川を渡る9000系。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 56mm, 1/1250, F4, ISO800
続いて7000系。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 56mm, 1/1250, F4, ISO800
そして8000系。
8000系の10両編成は、「6両と4両を連結した10両編成」がデビュー以来の基本形でしたが、去年あたりから「連結部分の先頭車同士を中間車に改造して「10両貫通」にするリニューアルが進められています。
そのため、「8000系の先頭車同士の連結部分」は近いうちに絶滅する可能性があり、そうなると今の姿は貴重な記録になってしまうのかと…
そんなわけで、8000系10両編成の連結部分、8709編成。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 56mm, 1/1250, F4, ISO800
もう1本8000系、そしてこれがリニューアル改造済の8703編成。
もともとクハ8853だった八王子方の先頭車がクハ8753になっているほか、なにげにドアの窓の形状も変わってます。
(角丸の半径が大きくなって、丸っこくなりました。ドアが開くときの戸袋引き込まれ事故防止のために、車内側の窓枠の段差がないタイプになりました)
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 56mm, 1/1250, F4, ISO800
街中の川はガチガチに護岸してあるところが多い中、ここは川沿いに緑があって、ちょっとしたオアシスのような感じが前から好きな場所です。
春は桜、初夏には菜の花が咲き、住宅地の中にちょっとした自然の広がるところです。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 23mm, 1/60, F8, ISO250
2015年4月26日撮影。
使用レンズは、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Zでした。
多摩川の夕焼け (聖蹟桜ヶ丘)
この日は、雲ひとつない綺麗な夕焼けでした!
あまりに見事な夕焼けだったので、夕陽と夕焼けから夜空へのグラデーションを広く入れて1枚。
聖蹟桜ヶ丘の多摩川橋梁にて。
1日の終わりに、沈み行く夕陽を背に多摩川を渡る京王線。
NEX-5N / Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z, 24mm, 1/800, F4, ISO125
1日の終わり、昼と夜の境界、日が沈む頃の僅かな時間帯だけに見られる、こういう明るいオレンジから深いブルーへとグラデーションしていく空、これが僕はとても好きなんです。
今度はちょっとズームして、西日に映し出される京王線のシルエット。
お家へと自転車を走らせる親子の後ろ姿 (たまたま電車が来たタイミングでフレームインした) がまた、1日の終わり、今日もいい日だったねっていう感を添えて、ほっこりとさせてくれますね。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 36mm, 1/500, F8, ISO100
多摩川のように広く視界が開けているところは、京王線の電車も空や太陽もとてもよく見えて、ここもまた京王線沿線の好きな撮影地の1つです。
7000系、夕陽に向かって走る——
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 70mm, 1/800, F4, ISO100
2015年4月26日撮影。
使用レンズは、Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA (SEL24F18Z) と、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS (SEL1670Z) でした。
新緑の井の頭公園
京王線だけじゃなく井の頭線も。
5月は木々の緑が生き生きとしてくる季節。
井の頭線沿線イチの自然を誇る井の頭公園で、そんな自然の中を井の頭線が走るところを…と思って撮影に向かったのは、井の頭公園駅を降りてすぐ、神田川に架かる橋のところ。
井の頭公園、新緑の木々の中をゆく井の頭線。
川の中の石に乗って、生き生きとした緑が一面に広がる中を、木々の合間から一瞬だけ井の頭線が顔を覗かせる瞬間にシャッターを切りました。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 34mm, 1/1000, F4, ISO500
橋の反対側から。
こちらは木々の佇まいがまたちょっと違います。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 70mm, 1/1000, F4, ISO1250
井の頭線に1編成だけあるレインボーが来ると、ちょっとラッキーな気持ち。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 34mm, 1/1000, F4, ISO1000
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 16mm, 1/1000, F4, ISO500
井の頭公園の緑と神田川の水辺、穏やかな休日の時間が流れる、とてもいいところです。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 70mm, 1/125, F10, ISO250
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 70mm, 1/1000, F4, ISO640
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 70mm, 1/125, F9, ISO800
井の頭公園と三鷹台の間のわずかな直線区間で、井の頭線の1000系を撮影。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 70mm, 1/1250, F4, ISO1600
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 70mm, 1/1250, F4, ISO1600
帰る途中、永福町で井の頭線の車体に夕陽がギラリ。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 70mm, 1/125, F6.3, ISO1000
2015年5月17日、5月23日撮影。
使用レンズは、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Zでした。
つつじヶ丘の築堤
僕が住んでる仙川からお隣のつつじヶ丘まで行く途中、国分寺崖線の高低差を越えて、仙川の切り通しから築堤で坂を下っていくところがあります。
電車に乗っててもそこでパッと視界が開けて見えるところです。
よく晴れた天気のいい日、青空を見上げながら京王線をローアングルで撮ってみました。
透き通る青空の下、ステンレスの車体に空の青が映って、すがすがしい走りっぷり。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 17mm, 1/2000, F4, ISO640
7000系は直線的な、そして9000系はすっきりとした印象。
ローアングルで焦点距離も広角なので、躍動感のあるパースです。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 19mm, 1/2000, F4, ISO160
2015年4月26日撮影。
使用レンズは、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Zでした。
分倍河原のカーブ
この日は続いて分倍河原へ向かいました。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 17mm, 1/1250, F4, ISO200
分倍河原と府中の間は、制限70km/hのカーブでほとんど90°ぐらい大きく曲がります。
このカーブに沿って線路沿いの道があり、アウトカーブで京王線の顔を正面から捉えられるポイントです。(が、編成全部は入りません。)
大きくカーブを曲がってくる9000系を正面から。
NEX-5N / 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC (Model B011), 110.8mm, 1/800, F6.3, ISO2000 (Crop)
続いて8000系の特急 新宿行き。
個人的には京王線の特急は8000系のイメージ。
NEX-5N / 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC (Model B011), 74.3mm, 1/1600, F5.6, ISO2000 (Crop)
ここから反対側に振り向いてみると、京王八王子・高尾山口方面の電車が、外側にカーブを抜けていく構図になります。(先頭2両ぐらい。)
夕方でちょうど順光でした。
NEX-5N / 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC (Model B011), 62.1mm, 1/1600, F5.6, ISO400
続いて7000系の幕車。
京王線のLEDはシャッタースピード500msぐらいから切れ始めてしまいますが、幕はその心配もなく視認性抜群。
NEX-5N / 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC (Model B011), 45mm, 1/1250, F5, ISO320
このカーブの線路を挟んだ反対側、カーブの内側でちょっと道路が線路より低くなっているところから。
インカーブで寄って見上げるようなローアングルで。
広角のローアングルで撮るとかなりパースがついてダイナミックな形に。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 16mm, 1/2500, F4, ISO640
光と影が作る「ギラリ」とした金属の質感は、京王線の車両の中ではやっぱり7000系が一番出てるかなっと思います。
もう1本、今度は8000系でも。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 17mm, 1/2500, F4, ISO800
同じく2015年4月26日撮影。
使用レンズは、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Zでした。
聖蹟桜ヶ丘の多摩川橋梁
多摩川を渡って聖蹟桜ヶ丘へ。
多摩川を渡る京王線の車窓から。
ちょうど西日が川を照らして水面が黄金色にキラキラ輝く時間帯でした。
多摩川は京王線が渡る川の中で最も川幅が広く、視界がとても開けていて、京王線に乗ってるとついつい窓の外を見てしまいます。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 16mm, 1/800, F9, ISO100
聖蹟桜ヶ丘駅でたまたま8000系の10両編成同士が顔合わせ。
同じ8000系10両編成でも、右は6両+4両が連結されたオリジナルの10両編成 (8701編成) 、そして左は10両貫通にリニューアル後の編成 (8704編成) です。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 16mm, 1/60, F8, ISO400
聖蹟桜ヶ丘駅から5~6分ぐらい歩いて多摩川の河川敷に出たところ、ここもまた僕の好きな京王線撮影地のひとつです。
先ほどの夕焼けの写真を撮ったのがこの場所です。
線路のまわりに遮る物がなく、多摩川を渡る京王線の全身を見渡せます。
9000・8000・7000と一通り撮ってみました。
多摩川を渡る9000系。
準特急は休日を中心に高尾線系統のみ運転されています。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 39mm, 1/500, F4, ISO320
続いて8000系。
8000系が10両編成でしかも特急で来たので、キタ―――!!と思った動揺で一瞬集中力を欠き、ケツが切れてしまった…OTL
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 38mm, 1/500, F4, ISO320
そして7000系。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 36mm, 1/640, F4, ISO320
まあこの時間の光の向きだと、普通なら線路の反対側から車両に光が当たってる方をとるものですが、あえてこの日は逆側から。
ちなみに何度も書いてる8000系10両編成の全体像はこちら。
リニューアルされてないオリジナルの10両編成は、新宿方が6両・八王子方が4両で、4号車と5号車に先頭車同士が向かい合って連結されています。
リニューアル後はこの4号車・5号車にあった先頭車が普通の中間車に改造されているので、外観的にも大きな変化ですよね。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 50mm, 1/500, F4, ISO200
これも同日、2015年4月26日撮影。
使用レンズは、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Zでした。
ツツジの咲く多磨霊園
菜の花と同じ頃、4~5月はツツジのシーズンでもあります。
京王線の線路沿いにツツジが咲いてる場所を求めて、多磨霊園にきました。
ツツジだけどつつじヶ丘じゃないというw
線路沿いのツツジの花と7000系。
NEX-5N / Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z, 24mm, 1/1250, F4, ISO3200
8000系、ピンク色の共演。
NEX-5N / Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z, 24mm, 1/1000, F4, ISO3200
9000系、花の合間から。
NEX-5N / Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z, 24mm, 1/1600, F3.5, ISO3200
多磨霊園から線路沿いを武蔵野台方面に進んだところ、西武多摩湖線を跨ぐ坂の手前まで、ここの線路脇に一直線にツツジが咲いていました。
8000系、鮮やかなピンクのラインの併走。
NEX-5N / Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z, 24mm, 1/2000, F2.5, ISO1600
2015年4月25日撮影。
使用レンズは、Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA (SEL24F18Z) でした。
夕暮れの多磨霊園
ツツジを撮ったあと、振り返って西の空を見ると、この日もまたいいかんじの夕焼けでした!
夕焼けを背に走る9000系。
NEX-5N / Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z, 24mm, 1/1600, F4, ISO640
沈み行く夕陽とともにテールライト。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 59mm, 1/1600, F4, ISO400
晴れた日はやはり夕焼けもよくて、そしてついつい空を見上げてしまうんですね。
雲のない快晴の夕焼けもいいのですが、雲がある日の夕焼けもまた、雲が夕焼けに照らされて浮かび上がってくるところがいいですね。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 16mm, 1/60, F8, ISO125
2015年4月25日撮影。
使用レンズは、Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA (SEL24F18Z) と、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS (SEL1670Z) でした。
スローシャッターで京王線
走ってる車両の撮影をするときは基本的にはブレないところまでシャッタースピードを速く (露光時間を短く) するものですが、日が落ちて暗くなってくると、今度は逆にスローシャッターで遊んだりするのもまたいいですよね。
電車が走るレールはとてもなめらかな曲線で敷かれているので、前照灯・尾灯・識別灯・行先表示器・車内照明などの光が、美しい曲線で奇跡になって写ります。
先ほどにも登場した、分倍河原~府中の90度のカーブで。
こういうカーブのところは、赤い尾灯がきれいなカーブを描いてくれていいですね!
NEX-5N / E 50mm F1.8 OSS SEL50F18, 50mm, 10s, F11, ISO100
前照灯と尾灯の色の違いがあるので、正面を撮るのと後追いで撮るのでだいぶ色合いが変わりますね。
NEX-5N / E 50mm F1.8 OSS SEL50F18, 50mm, 10s, F6.3, ISO100
続いて明大前~下高井戸の直線区間でも。
直線ではありますが、この区間はちょっとした勾配変化がついていて、縦方向の躍動感のある曲線になっています。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 53mm, 15s, F10, ISO100
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 53mm, 8s, F5, ISO200
京王線は路面電車規格から始まった路線というのもあるのか分かりませんが、このあたりの区間は、線路と線路脇の道路との間隔がとても近くて、フェンスから電車の車体まで1mないんじゃないかってぐらい、手を伸ばせば触車してしまいそうなくらいの近さで電車が走っていきます。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 16mm, 1/1.3, F5.6, ISO100
住宅地が広がる街中の、生活空間のすぐ近くを100km/hぐらいの速さで特急がバンバン飛ばしていく…そんなところもまた京王線の好きな光景のひとつです。
明大前から千歳烏山あたりまでは、高架化されている八幡山を除いてほとんどこういう、生活道路のすぐ近くを電車が走っているんですが、この区間は笹塚駅~仙川駅間連続立体交差事業で高架化される区間なので、この場所でこういう光景が見れるのもあと数年です。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 16mm, 1/1.3, F5.6, ISO100
スローシャッターのラストは笹塚駅で。
笹塚駅は2面4線で、外側2線が京王線新宿駅方面、内側2線は当駅から分岐する京王新線・都営新宿線直通の電車が発着します。
というわけで、ホームを挟んで両側を京王線車両と都営線車両が行き交う軌跡をスローシャッター。
NEX-5N / Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z, 16mm, 8s, F13, ISO100
京王線は待避線のない駅はほとんどが相対式ホームで、待避線のある駅も内側が本線の駅がほとんどなので、笹塚のように外側の線路を通過列車が通るという配線は少ないです。
というわけで、スローシャッターで遊ぶシリーズは以上。
2015年4月12日と5月17日撮影。
使用レンズは、E 50mm F1.8 OSS (SEL50F18) と、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS (SEL1670Z) でした。
(番外編) 千歳烏山周辺の踏切
最後に番外編。
先述の通り、京王線はとても生活空間に密接したところを線路が走っています。
なので、とても小さな路地の踏切とか、なかなかいい味のある踏切が点在していて、そういうところも好きな光景のひとつです。
最後におまけということで、最寄りの仙川のお隣である千歳烏山で、そんな普通に電車に乗っているだけでは一瞬で通り過ぎてしまう踏切をご紹介。
千歳烏山から仙川方面へ、線路沿いを数分歩いたところ。
千歳烏山3号踏切。
徒歩と自転車ぐらいしか通れないような、とても小さな小さな踏切です。
反対側から。
特急なんかに乗ってると一瞬で通過してしまうので、ここに踏切があることすら全く意識しないかもしれません。
そのようにひっそりと立ち、しかし確かに生活を支える、なかなかいい味出してると思いませんか…!
次は、千歳烏山駅を越えて、芦花公園方面へわずか1~2分ほど。
芦花公園4号踏切。
先ほどの千歳烏山3号よりもさらに上をゆく狭さ!
その幅員1.8m、京王線の踏切の中で最も小さい踏切のひとつです。
(出典: 「東京都内の踏切データ」一覧表 - 東京都青少年・治安対策本部 総合対策部 交通安全課 (※リンク先PDFファイル))
こういう路地の一角にひっそりとある小さな踏切、なかなか好きです。
そして最後の1本は、千歳烏山といったらこの踏切を挙げずにはいられないでしょう!
芦花公園5号踏切。
千歳烏山駅前の言わずと知れた踏切。
本数の多い路線の、急行停車駅の駅前にある踏切ということで、京王線屈指の開かずの踏切として有名な踏切です。
駅前で利用者も多く、しかし朝ラッシュ時は1時間に片方向28本・日中も1時間に片方向21本という電車が通るので、一度踏切が閉まると人だかりになります。
千歳烏山周辺のこれらの踏切も、笹塚駅~仙川駅間連続立体交差事業で高架化される区間なので、見られるのはあと数年です。
4~5月の京王線写真シリーズ、以上
ということでここ2ヶ月の間に撮ってきた京王線の写真シリーズは以上!
去年・今年と、撮ってきた写真で京王線自作カレンダーを作ってきたので、もし来年もまた作るとしたら、そのときの素材に使えればいいなと思います。
ちなみに、ちょうどまさに今、梅雨の季節は井の頭線のあじさいがきれいな時期です。
今年もまた先週・先々週と撮りに行ってきました。
が、そのへんはまた、そのうちに…
ではでは。
▼去年の井の頭線のあじさいの写真はこちらから