春の伊豆急 新旧踊り子鉄道旅2020/東海道線特急撮影2020・2021冬 ~サフィール踊り子・スーパービュー踊り子・185系踊り子~
おはようございます。
何より花粉にはほんと外出を自粛していただきたいという強い要請も辞さない勢いのXIAORINGです。
俺、この緊急事態宣言が終わったらゆるキャン△2期の巡礼行くんだ…というのを日々のモチベーションにしてあと1ヶ月、あと2週間、あと1週間…となんとか今までやってきたのがゴール直前でその希望が遠のいてしまって一気にやる気が失われてしまったこの頃です。
これでは行けない間に1クール終わってしまう…
(追記) 後日、4月についに巡礼に行けました…
さて、3月というとダイヤ改正の季節です。
ダイヤ改正は光と影。
新しい列車が生まれる影で、その歴史に終止符を打つ列車もあるものです。
中でも去年2020年から今年2021年にかけては、東海道線~伊豆方面の特急列車が大きな世代交代を迎えました。
去年2020年3月14日ダイヤ改正では、伊豆方面への新型観光特急「サフィール踊り子」がデビュー、特急「踊り子」もE257系リニューアル車両の投入が始まり、今年2021年3月13日ダイヤ改正で置き換えが完了し、従来の185系は定期の特急「踊り子」から引退になります。
また2020年はそれまでの特急「スーパービュー踊り子」も引退となりました。
そこで去年のダイヤ改正の翌日2020年3月14日に、伊豆急行線へ行ってデビュー翌日の特急サフィール踊り子をさっそく撮影&乗車したり、置き換えとなる185系も撮影&乗車したりしに行ってきました!
そのほか2020年冬には引退前のスーパービュー踊り子を、今年2021年も185系踊り子を、それぞれ記録してきました!
ということで今回は、2020年3月の新型特急サフィール踊り子の撮影&乗車の旅レポートと、1年余りにわたって撮影してきた東海道線の特急踊り子の世代交代の記録をお送りします!
2020年3月15日 春の伊豆急 新旧踊り子鉄道旅2020
2020年3月14日のJRダイヤ改正で、東京から伊豆方面の特急列車に新型車両E261系を使用した新型特急「サフィール踊り子」がデビューしました。
また同日から従来の特急「踊り子」にも、185系からの置き換えを目的としてE257系リニューアル車両が導入開始となり、2021年3月13日ダイヤ改正をもって全ての踊り子をE257系に統一、185系は定期列車の運用が終了することになりました。
そんな新旧の特急踊り子が入れ替わるこの時期だからこそ、新型車両や従来車両に乗車&撮影に行っておきたい!
…ということで、ダイヤ改正翌日の2020年3月15日に伊豆へ行って、サフィール踊り子デビュー翌日にさっそく乗車&撮影してきました!
- 東海道線・伊東線・伊豆急行線 特急「踊り子5号」
9:25新宿 → 11:51伊豆稲取 - 伊豆急行線
12:07伊豆稲取 → 12:29蓮台寺- 踊り子、サフィール踊り子、伊豆クレイル、Izukyu KINME Train撮影
- 伊豆急行線 普通 リゾート21
14:44蓮台寺 → 15:02伊豆稲取- サフィール踊り子、踊り子 (185系・E257系) 撮影
- 伊豆急行線
15:51伊豆稲取 → 16:15伊豆急下田 - 伊豆急行線・伊東線・東海道線 特急「サフィール踊り子4号」
16:30伊豆急下田 → 18:56横浜
185系特急「踊り子」に乗車
最初は新宿駅から、さっそく185系の特急「踊り子」に乗車!
185系は国鉄時代の1981年に運用を開始した、いわゆる国鉄型の特急車両。
踊り子以外にも様々な列車で使用されましたが、踊り子の定期列車からはE257系への置き換えによって2021年3月13日ダイヤ改正で引退になってしまいます。
JR東日本で最後の国鉄車両による定期特急列車ということで、185系が健在なうちに、しっかり乗車しておくことにしました。
国鉄時代からの特急は、様々なヘッドマークがあるのも魅力的。
踊り子は川端康成の「伊豆の踊子」にちなんだ列車名ということで、こちらのヘッドマークです!
185系の車内の様子!
2010年代以降もE657系やE353系など新しい特急車両が登場している中、185系は往年の特急車両という雰囲気をとても感じられるような車内です!
MT54D形直流直巻電動機による爆音のモーター音といっしょに、国鉄型特急を楽しみました。
185系普通車のシート。
窓が開く特急車両も、今となっては貴重な存在となりました。
側面の列車名・行き先の表示も、幕式の方向幕です。
往年の国鉄方向幕の書体!
東海道線を走って小田原を過ぎると、車窓に相模湾を望む海沿いの区間になります。
185系の爆音サウンドとともに、早川~熱海と伊東線の網代~伊東の区間で車窓の動画も撮ってみました!
早川~根府川には名撮影地として知られる石橋鉄橋もありますね。
【東海道線/185系】特急踊り子5号 伊豆急下田行き 早川~熱海【車窓】 2020.03.15 - YouTube
【伊東線/185系】特急踊り子5号 伊豆急下田行き 網代~伊東【車窓】 2020.03.15 - YouTube
185系にはいくつかのカラーリングが存在しましたが、今回乗車の0番台A6編成は、緑の斜めストライプ塗装です。
伊豆急行線に乗り入れて、伊豆稲取で降りました。
伊豆稲取で降りると、ちょうど上り線にはこの前日2020年3月14日から踊り子での営業を開始したE257系リニューアル車両が!
185系とE257系、新旧踊り子が見られました!
伊豆稲取からは普通列車に乗り換えます。
伊豆急行は東急グループというだけあって、普通列車はかつて東急で使用されていた8000系がここ伊豆の地で第2の人生を送っています!
伊豆急行線の魅力のひとつは、やっぱり車窓から見る海!
とくに片瀬白田~伊豆稲取や伊豆稲取~今井浜海岸あたりの区間は、東伊豆海岸線の海沿いを走る区間があって、ここでの海側 (下りは左側・上りは右側) の車窓は格別です。
【伊豆急行線/185系】特急踊り子5号 伊豆急下田行き 伊豆熱川~伊豆稲取 海岸線区間【車窓】 2020.03.15 - YouTube
河津で行き違いの列車を待っていると、お相手は踊り子の185系でした!
蓮台寺~稲梓で新型特急「サフィール踊り子」初撮影、185系踊り子・リゾート21・伊豆クレイル・普通列車撮影
終点伊豆急下田の1つ手前、蓮台寺に到着!
そこから15分くらい歩いて今回の撮影地に向かいました。
そしていよいよ今回の旅のお目当て、2020年3月14日ダイヤ改正でデビューした新型特急「サフィール踊り子」に初対面!!
車両はサフィール踊り子用に新しく作られた新型特急車両のE261系!
伊豆の新しい特急列車、デビュー翌日に早速初撮影となりました。
伊豆の海と空を表したかのような深いブルーのボディに、春の空がきれいに映っていました。
側面にはサフィール踊り子のロゴも見えます。
同じ場所で、185系の特急「踊り子」も撮影!
(直前まで雲に隠れていた太陽が、よりによって列車が通過する瞬間に雲から出てきたせいで、1枚目は露出がえらいことに…)
185系の特徴的なグリーンのストライプも!
ひきつづき他にも伊豆急を走るいろいろな列車を撮影しました!
こちらは普通列車の8000系!
元・東急の車両が、伊豆で今も現役で活躍しています。
伊豆急行の観光列車、2100系「リゾート21」のIzukyu KINME Train!
先頭車はハイデッカーからの前面展望、中間車も大きな窓や海側を向いた座席などがあり、伊豆急行線の車窓を存分に楽しめる車両です。
そして、2020年3月で引退してしまった651系の観光列車「伊豆クレイル」も撮れました!
なにげにこれまで撮ったことなかったんですが、やっとこの日会えました!
2020年4月や6月の臨時列車がコロナの影響で中止になり、3月の運行だけで終わってしまったので、これが最初で最後の見納めになってしまいました。
(特に2020年4月4日は10:36橋本発~14:11伊豆急下田着の設定で、地元橋本駅に651系が入線するということで期待していましたが)
クレイルの春、最後の春――
稲生沢川沿いでサフィール踊り子&185系踊り子を撮影
同じく蓮台寺~稲梓で、続いてはちょっと場所を移して撮影。
線路と併走するように流れている稲生沢川の川沿いから、川の向こうに走る列車を撮ろうと思ったら、黄色い菜の花が咲いていたので、菜の花越しに撮影してみました。
そこへやってきたのが、新型特急サフィール踊り子!
先ほどの折り返しで14:12伊豆急下田発のサフィール踊り子2号です。
〜晴れ舞台、春の花咲く蒼き踊り子〜
一面に咲く菜の花に包まれて、新型E261系を撮ってみました!
そして同じく菜の花と川の向こうに、185系の特急踊り子!
緑あふれる景色の中を走る国鉄特急車両がまた絵になります。
この年2020年3月のダイヤ改正は乗り越えたものの、2021年3月改正で定期の踊り子から引退になるので、普通に走っていたこの年に撮っておいてよかったです。
〜草木萌ゆるストライプ、伊豆の踊る名役者〜
リゾート21で蓮台寺から伊豆稲取へ
この日のサフィール踊り子は2往復。
蓮台寺~稲梓で1号と2号を撮ったあと、2往復目の5号が来るまでの時間で次の撮影地へ移動するため、蓮台寺から普通列車に乗車。
すると、ちょうど伊豆急2100系「リゾート21」のIzukyu KINME Trainがやってきたので乗車しました!
伊豆急行自社車両の2100系は、指定券もいらない普通列車なのに、先頭車には前面展望が楽しめる展望席が!
…ということで、当然のように先頭車両に乗車。
伊豆稲取でサフィール踊り子&185系・E257系新旧踊り子離合を撮影
そして次の撮影地、伊豆稲取に到着!
伊豆稲取は行き違い可能で特急停車駅。
さらに1番線の壁の裏側には貨物用の側線があり、保線用の車両が留置されているほか、2019年7月の100系クモハ103引退記念運行の時はこの側線を使って折り返しもしていました。
改札を出たら、駅を真上から見下ろせる高台の上へ。
2020年3月15日デビューの新型特急サフィール踊り子、3本目は伊豆稲取で、伊豆の美しい海と空と山と駅前の風景の中に サフィール踊り子5号を撮影しました!
〜青い海、青い空と、新しい観光特急〜
同じく伊豆稲取で、2020年3月14日ダイヤ改正から営業開始したE257系リニューアル車両による新しい特急踊り子と、2021年3月13日ダイヤ改正で定期列車から引退となってしまう往年の185系、2つの特急踊り子のツーショットが見られました!
〜新旧踊り子、世代交代〜
去り行く踊り子と、これからの顔になる踊り子。
踊り子の車両がちょうど世代交代を迎えた、この時期しか見られない貴重な光景を記録に残すことができました。
このとき2020年3月は、185系はゆくゆくは置き換えられるのは分かっていたものの、翌年2021年3月改正で定期運用終了というリリースが出る前だったので、185系に関してはまだ全然平和な頃でした。
いずれ見られなくなると思って今のうちに…と、このときから撮っておいてよかったです。
海の向こうには伊豆大島も見えて、伊豆の海と空の青、それに山の緑とがとてもいい景色でした。
稲取は雛のつるし飾りが有名。
江戸時代後期より稲取の地に伝わる美しい風習です。
伊豆稲取駅の構内にも、いろんなところに雛のつるし飾があって、駅の通路を彩っていました.
伊豆稲取に戻って次の電車を待っていると、先ほど撮った伊豆クレイルに再開しました!
伊豆クレイルはこの直後の2020年3月29日に引退してしまったので、これが自分にとっては伊豆クレイルの見納めになりました。
新型特急「サフィール踊り子」にデビュー翌日に乗車
普通列車で伊豆急行線の終着駅、伊豆急下田に到着!
伊豆半島のほぼ南の先端になります。
下田は1854年の日米和親条約によって開港した2港のひとつで、日本の開国に関わる歴史的な地です。
そんな場所だけあってか、伊豆急下田駅の改札口は黒船をイメージさせるデザインのラッチになっていました。
そして今回の旅のラストは、最後にして最大のメインイベント!
2020年3月14日にデビューした新型観光特急「サフィール踊り子」に、デビュー翌日にさっそく乗車できました!!
2往復目の最後、16:30伊豆急下田発のサフィール踊り子4号に乗車しました。
車両はサフィール踊り子のために開発された新型特急車両「E261系」!
JR東日本初の新たなクラス「プレミアムグリーン」が1両あるほか、全車両がグリーン車という、今までにない画期的なハイグレード車両です。
乗車前には、デビューしたばかりのサフィール踊り子と、これから引退してゆく185系踊り子という、新旧踊り子のツーショットがここでも見られました!
今回サフィール踊り子4号の7号車・グリーン車に乗車しました。
こちらがサフィール踊り子のグリーン車の車内!
暖色系の落ち着きを与える雰囲気に、横の窓だけでなく頭上にもサンルーフのような天窓がついているという豪華仕様です!
サフィール踊り子のグリーン車のシート!
広々としたリクライニングシートに、電動のレッグレストで膝下を跳ね上げると、ゆったりとソファーに寝っ転がって過ごすような、あまりにも快適すぎてやばい乗り心地でした!
サフィール踊り子E261系の車内、もうとにかく、シートがいい!景色がいい!海がいい!!…と、乗ったらもうあまりの乗車体験に、完全に語彙力が消失してしまいます…!
こちらが東京方先頭車の8号車。
先頭車には乗務員室との仕切りが壁ではなく、大きな前面窓から前面展望も楽しめます。
車内と側面のLED表示器はフルカラーです。
最後に、サフィール踊り子のデッキから撮った、東伊豆海岸線の絶景区間を走る車窓を動画でも!
【伊豆急行線】サフィール踊り子4号 E261系 海岸線区間 伊豆稲取~伊豆高原【車窓】 2020.03.15 新型車両デビュー翌日乗車 - YouTube
伊豆急下田から横浜まで乗車して、この日の行程を終えました。
前日にデビューしたサフィール踊り子がメインのお目当てでしたが、このときから185系も撮ったり乗ったりしておいてよかったと思います。
2020年2月24日 馬入橋でスーパービュー踊り子&踊り子撮影
この年2020年3月14日のダイヤ改正では、新しい特急「サフィール踊り子」がデビューする影で、それまで1990年から30年間東京~伊豆急下田を走っていた251系の特急「スーパービュー踊り子」が2020年3月13日をもって引退となりました。
そこで遡ること前月の2020年2月24日、引退を前に特急スーパービュー踊り子の見納めに行ってきました!
- 湘南新宿ライン 快速
7:36新宿 → 8:43平塚 - 神奈中バス 茅06系統
8:50平塚駅北口 → 8:54馬入橋- 馬入橋でスーパービュー踊り子・踊り子 撮影
- 神奈中バス 茅06系統
10:40馬入橋 → 10:45平塚駅北口 - 東海道線
11:05平塚 → 12:08東京- 東京駅でマリンエクスプレス踊り子 撮影
この日向かったのは東海道線が茅ヶ崎~平塚で相模川を渡る馬入橋の撮影地。
朝一に家を出て、平塚側の河川敷で撮影しました。(この日は昼から仕事があったので)
快晴の青空に相模川を渡る、251系の特急「スーパービュー踊り子」!
30年間に渡る活躍、お疲れさまでした!
青空にエメラルドブルーの水平線――街から海へ、30年分の想い出に染まった青い春――
ハイデッカー、2階建て、大きなフロントガラスと展望席…と観光に特化したハイグレードな特急車両。
伊豆の海のようなエメラルドブルーは、伊豆への旅路を象徴する列車でした。
この日が自分にとっては251系との最後の対面でした。
また、ここでも185系の特急踊り子も撮影!
2020年2月当時はまだ2021年3月での定期運用終了は発表されていませんでしたが、E257系リニューアル車両の踊り子への投入によっていずれ置き換えられてしまうことは目に見えていましたので、普通に走っている今のうちにということで。
特急で15両編成というのは、日本の在来線特急の中では現在最長ではないでしょうか。
長編成の国鉄型特急車両、とても絵になります!
特急を待っている間に、東海道線の普通列車も撮影!
首都圏ではおなじみの顔ぶれ、E233系とE231系の15両編成が活躍しています。
この日は昼から仕事があったので朝だけで撮影は切り上げなければいけなかったんですが、相模川での撮影を終えて平塚から東京駅に行くと、ちょうど東京駅のホームには、特急「マリンエクスプレス踊り子 」が停車中でした!
マリンエクスプレス踊り子も2020年3月ダイヤ改正を前に運行終了となってしまったので、こちらも見納めになりました。
同じく、東京に到着した踊り子の185系も停まっていて、回送で尾久方面へ再び走り出していきました。
国鉄型特急車両、185系の運転台。
東京駅ホームの発車案内に並ぶ「マリンエクスプレス踊り子」「スーパービュー踊り子」の文字。こちらの表示も両方とも見納めになってしまいました。
2020年2月15日 踊り子&スーパービュー踊り子 撮影&乗車
さらに時は遡って1週間ほど前の2020年2月15日、このときも185系踊り子と251系スーパービュー踊り子に乗車しようと東海道線に行っていました!
- 多摩センターで京王線「令和2年2月22日 2並び記念乗車券」購入
- 小田急多摩線
11:28小田急多摩センター → 11:41新百合ヶ丘 - 小田急小田原線・江ノ島線 快速急行
11:47新百合ヶ丘 → 12:22藤沢 - 東海道線
12:34藤沢 → 12:46平塚- スーパービュー踊り子・踊り子・マリンビュー踊り子 撮影
- 東海道線
15:47平塚 → 16:07小田原 - 東海道線 特急「踊り子112号」
16:22小田原 → 18:57横浜 - 東海道線 特急「スーパービュー踊り子8号」
19:20横浜 → 18:57新宿
この日は京王線2020年2月22日ダイヤ改正を記念した「令和2年2月22日 2並び記念乗車券」が先行発売されたので、それを買うため最初は京王多摩センターへ。
記念乗車券を買ったあと小田急で藤沢まで行って東海道線に乗り換えました。
馬入橋でスーパービュー踊り子・185系踊り子・マリンエクスプレス踊り子を撮影
先ほどの平塚~茅ヶ崎の相模川・馬入橋の撮影地、実はその前の2月15日にも一度行っていました!
…というかこの日が曇りだったので、あとでやっぱり晴れの日のカットも撮りたくなってしまって、2月24日の朝にリベンジしたというのが本音ですw
ということで、2020年3月で引退してしまった特急「スーパービュー踊り子」の251系をここでも撮影!
同じく2020年3月で運行終了となった、特急「マリンクスプレス踊り子」!
成田エクスプレス用のE259系が使用されていました。
E259系自体は成田エクスプレスで普通に走っていますが、成田エクスプレスの東海道線乗り入れは通常は大船までなので、臨時列車とはいえ定期的に相模川をE259系が渡る姿という、今となっては貴重な列車でした。
それから、定期では2021年3月までとなっている特急「踊り子」の185系!
そしてこの日は、試運転でしょうか、まだ踊り子での運行開始前だったE257系リニューアル車両もやってきて、たまたま一足先に撮れました!
E257系リニューアル車両は2020年3月14日から特急踊り子に投入され、2021年3月13日からは定期列車の踊り子は全てE257系に統一されます。
相模川の近くの踏切で、普通列車のE231系も!
小田原から185系踊り子に乗車
撮影の後はいよいよ踊り子乗車のために小田原へ。
小田原は、踊り子は停車しますが、スーパービュー踊り子は通過していました。
(これはその後の踊り子/サフィール踊り子の体制でも引き継がれていますね。)
今回はまず小田原から横浜まで185系の特急踊り子112号に乗車し、そして横浜から新宿までを251系の特急スーパービュー踊り子10号に乗車しました!
小田原のホームの足元で見つけた185系。
こういったものの1つ1つが過去の記録になりますね。
そして小田原から185系の特急踊り子に乗車!
16:22小田原発の踊り子112号に横浜まで乗車しました。
このあと先ほどの3月15日にも乗っているんですが、この2月15日時点ではまだ3月15日の伊豆行きは決めてなかったので…
185系のシートや車内の様子もいろいろ記録!
横浜から251系スーパービュー踊り子乗り納め
185系は横浜で一旦降り、そして横浜からは、2020年3月ダイヤ改正で引退となってしまった、特急「スーパービュー踊り子」251系に乗り納めしました!
東京発着ではなく池袋行きのスーパービュー踊り子10号に乗車して、横浜から新宿まで帰りました。
車内に入ってこちらがデッキ。
251系はスーパービュー踊り子用に製造された特急車両。
10両編成中、両方の先頭車と2号車が2階建て (ダブルデッカー) で、他の中間車もハイデッカー構造という、眺望が売りの 観光列車でした。
こちらが東京方先頭車のダブルデッカーの階段部分!
普通車の東京方先頭車・10号車2階席に乗りました!
前の仕切りの向こうには、展望席も設置されていました。
新宿で降りて京王線で帰ってきました。
このときが、自分にとってスーパービュー踊り子・251系に乗った最後の乗車になりました。
【251系】スーパービュー踊り子10号 大宮行き 武蔵小杉~新宿【車窓】 2020.02.15 - YouTube
新宿の特急ホームへ向かう通路にはこんな案内も…
スーパービュー踊り子は既に2020年3月で終了、その下のホームライナー小田原も2021年3月で終了なので、これもまた過去のものになってしまいますね。
2021年1月4日 東海道線・石橋鉄橋撮影2021正月
しばらく時間が空いて2021年正月。
2020年秋、ついに185系の踊り子も2021年3月ダイヤ改正で定期運行終了が発表され、そして迎えた最後の年明けになりました。
3月の改正直前はさすがに撮影地も混雑して満足に撮れないかもしれない…と思っていたので、正月休みの終わり際だった1月4日に、もう一度185系の撮影をしようと東海道線へ行ってきました!
東海道線の超有名撮影地である早川~根府川の石橋鉄橋、諸先輩方の様々なお写真で拝見はしていたもののまだ行ったことがなく、いずれ行ってみたいと思っていた撮影地でした。
そこで185系の走っていた東海道の風景を記録するならやっぱりここだろうと、今回初めて石橋鉄橋の撮影地に行ってきました。
- 小田急小田原線 特急「スーパーはこね9号」GSE
11:00新宿 → 12:10小田原 - 箱根登山バス
12:20小田原駅東口 → 12:30石橋- 石橋鉄橋で踊り子 (185系・E257系)・サフィール踊り子 撮影
- 箱根登山バス
16:12石橋 → 16:29小田原 - 東海道線
19:48小田原 → 19:55国府津- 国府津で湘南ライナー (185系・215系)・ホームライナー小田原 撮影
- 東海道線
20:57国府津 → 21:58品川 - 山手線
22:00品川 → 22:03大崎 - 埼京線
22:09大崎 → 22:21新宿
小田急ロマンスカーで小田原へ
まずは新宿から小田急ロマンスカーに乗車!
新宿からなら湘南新宿ラインとかで行けるところですが、やっぱりロマンスカーにも乗りたくなってしまって早速課金です。
乗車したのは、ロマンスカーの中でも最新型の70000形GSE!
ロマンスカーの魅力は、やっぱり前面展望!
現役のロマンスカーの中では、70000形GSEと50000形VSEには展望席がついています。
展望席ではないですが先頭車両に乗車。
新松田手前の川音川橋梁付近では富士山が大きく見えました!
新宿を出ると小田原までノンストップの「スーパーはこね9号」箱根湯本行きに乗って小田原で下車。
小田原からは撮影地最寄りのバス停まで箱根登山バスで向かいました。
石橋のバス停で降りると…目の前に現れたのはこの素晴らしい景色!!
ひたすら一直線に水平線が見渡せる太平洋の大海原!
バス停の近くで思わずもう1枚。
大空に向かっていくような海沿いの道と信号機。実にエモい…
斜面の上にある撮影地に向かってここから坂を上っていくのですが、最初にくぐったこちらの鉄橋が、今回撮影した玉川橋梁です。
石橋鉄橋の撮影地で185系踊り子・E257系踊り子・サフィール踊り子を撮影
坂を上って撮影地に着くと既に同業の方々が何人もおられて人気の高さを伺えましたが、ここはキャパも大きめでみなさんお好みの位置から狙っておられました。
そしていよいよ、石橋鉄橋の名撮影地で今回のお目当て、185系の特急「踊り子」を撮影!
12:00東京発の特急踊り子13号 伊豆急下田行きでした。
見晴らしの良い長い鉄橋を渡る長編成の列車と、その背後には青く美しい相模湾…長年走り続けたこの車両を、東海道線の風景とともに記録しました。
青い海に、緑のストライプ――東海道の名優、最後の冬。
この日は185系の記録がお目当てということで、上りの185系踊り子も!
12:07伊豆急下田/12:35修善寺発の特急踊り子8号 東京行きです。
続いて、2020年3月14日にデビューした伊豆の新しい観光特急「サフィール踊り子」も撮影!
デビュー翌日に乗車した先述のサフィール踊り子、登場から1年を前に、今度は東海道線内で相模湾の海とともに撮れました。
青空と青い海、青を纏った特急列車――
そしてこちらが、踊り子の185系を全編成置き換える、E257系リニューアル車両の踊り子!
こちらも2020年3月に営業が始まって、2021年3月改正で踊り子の全列車がE257系に統一されます。
このとき撮ってて改めて気付いたんですが、こうしてみるとE257系リニューアル車両のブルーは、サフィール踊り子のE261系と統一感のあるカラーリングに見えますね!
特急を待っている間に、東海道線の普通列車も撮影!
こういうときは普通列車は往々にして練習電になりがちですが、やがて何年も経った後で、当時の様子を残した貴重な記録にもなりかねないので、一緒に残しておくことにしています。
首都圏でおなじみのこの顔、E233系!
個人的にはE233系は東京の通勤車 (一般形) としてはとても気に入っている車両です。
同じく普通列車のE231系も!
石橋で東海道新幹線を撮影
石橋鉄橋のところでは、トンネルとトンネルの間で東海道新幹線も一瞬顔を出していて、東海道線と少し離れて並行に鉄橋があります。
ということで、東海道新幹線も撮影してきました!
新幹線は過ぎ去るのが一瞬で、ほんと速い…!
山から山へ、橋をトンネルを、一瞬で駆け抜ける東海道新幹線!
そして、運良く偶然撮れてしまった、まさかの幸運なこの1枚…!
東海道線の在来線と東海道新幹線の、一瞬のツーショット!!
わずかほんの一瞬の併走でした。
石橋鉄橋で別アングルから185系踊り子・東海道線を撮影
引き続き場所を移して、目の前に広がる海と水平線をバックに鉄橋を渡る185系踊り子を撮影!
こちらは13:02伊豆急下田発の特急踊り子10号 東京行き。
大海原を渡る国鉄特急、いよいよフィナーレへ――
どこまでも広がる太平洋が美しい景色です!
海といっしょに東海道線の普通列車も!
見渡す限り青一面の海と空、これぞ湘南電車!
この日は天気もよくて、雲ひとつない青空が広がっていて、ほんととてもよかったです。
山の斜面には、小田原の名産のひとつであるみかんの木がたくさんありました!
ということで、湘南色をしたみかんの木と、海と空と、東海道線の列車を!
ここでも手前に東海道新幹線、奥に在来線の東海道線というツーショットがちょうど運良く見られました!
日が傾いてきて日陰に入ってきたので、これにて日中の撮影は終了。
行きと同じくバスで石橋から小田原駅まで戻ってきました。
小田原駅のシンボル、改札の上の提灯。
2019年の台風19号で破損していましたが、昨年2020年に修復が完了して戻ってきていました。
国府津で湘南ライナー・ホームライナーを撮り納め
そしてこの日はこれで終わりではなく…
夜になってから、小田原から少し戻って国府津へ。
国府津は東海道線 (JR東日本区間) から御殿場線 (JR東海区間) が分岐する駅ということで、JR東日本の車両とJR東海の車両が並ぶ姿が見られます。
(さらに、奥には国府津車両センターへ回送中の相模線205系も見えますね!)
ちょうど1月4日から平日ダイヤということで、2021年3月13日ダイヤ改正で廃止となる「湘南ライナー」と「ホームライナー小田原」も記録してきました!
まずは215系による「湘南ライナー」!
こちらは19:00東京発の湘南ライナー3号 小田原行きです。
隣のホームには先に着いた普通が湘南ライナーを待避中でした。
215系も、湘南ライナーの終了によって定期列車で使用される機会がなくなってしまうので、これからの去就が気になるところです。
ちょうど小田原を出るときに、1本前の湘南ライナー1号の営業を終えた215系が回送で小田原に停まっていましたので、こちらも撮影しました!
そしてこちら、185系による「湘南ライナー」も撮影!
湘南ライナーのヘッドマークは、湘南の海をイメージさせる、セーラー帽をかぶったカモメでした。
19:30東京発の湘南ライナー5号 小田原行きです。
湘南ライナーも踊り子と同じく185系も使用されていましたが、2021年3月13日からはE257系リニューアル車両による新しい特急「湘南」に置き換えられます。
同じく185系が使用されていた東海道線方面の通勤ライナー、「ホームライナー小田原」!
東京発の湘南ライナーに対して、ホームライナー小田原は新宿発の通勤ライナーでした。
19:30新宿発のホームライナー小田原21号 小田原行き。
ということで、昼間は石橋鉄橋で踊り子、夜は国府津でライナーを撮って、帰ってきました。
2021年3月6日 ダイヤ改正前最後の週末、185系踊り子乗り納め・撮り納め
ラストラン近辺は駅は激パになってあんまり満足に撮影できないだろうし、この1月ので最後にしようと思っていましたが、ダイヤ改正前最後の週末となった3月6日、土曜日がちょうど休みで、やっぱり最後にもう一度だけと185系踊り子の見納めをしてきました!
- 京王線 快速
8:13下高井戸 → 8:25新線新宿 - 中央線 快速
8:34新宿 → 8:48東京 - 東海道線 特急「踊り子3号」
9:00東京 → 9:24横浜- 185系踊り子に乗車
- 京急本線 快特
9:53横浜 → 10:00京急川崎 - 京急本線
10:05京急川崎 → 10:08雑色- 185系踊り子を撮影
- 京急本線
12:52雑色 → 12:54六郷土手- 185系踊り子を撮影
- 京急本線
14:07六郷土手 → 14:10京急蒲田 - 京急本線 快特
14:15京急蒲田 → 14:21品川 - 山手線
14:27品川 → 14:46新宿
地元路線の京王線でも、長年土休日朝に1本だけ残っていた急行 多摩動物公園行き、俗に言う「動物急行」が3月13日ダイヤ改正でついに消滅ということで、朝一でまずは動物急行の見納めに。
ラストラン当日の3月7日は仕事が入っていたので、ラストラン前日に最後の撮影をしました。
東京~横浜で185系踊り子乗り納め
下高井戸で動物急行を撮ったらすぐに東京駅へ。
東京から横浜までの近距離ですが、185系の特急「踊り子」にもう一度乗車しました!
9:00東京発の特急踊り子3号 伊豆急下田・修善寺行き。
185系の特急踊り子から、東京~横浜の車窓を動画でも撮りました。
これが自分にとっては特急踊り子としての185系最後の乗車になると思います。
【東海道線/185系】特急踊り子3号 伊豆急下田・修善寺行き 東京~横浜【車窓】 2021.03.06 - YouTube
雑色で185系踊り子撮り納め
このあとは横浜で京急に乗り換えて、都内で東海道線を撮れる場所に行きました。
そして向かったのは京急の雑色。
このあたりの京急本線は東海道線・京浜東北線とだいたい並行して走ってるので、京急の駅から撮影地に歩いて行けます。
雑色は普通のみの停車駅ながら、アーケードの商店街が延びているのが印象的でした。
そして品川~川崎 (京浜東北線では蒲田~川崎) の跨線橋から、定期運用引退前の185系による特急踊り子を、ラストラン前にもう一度撮影!
線路の真上から、10:30東京発の特急踊り子9号 伊豆急下田・修善寺行き!
圧倒の15両編成全体が見える跨線橋の階段から、12:00東京発の特急踊り子13号 伊豆急下田・修善寺行き!
熱海で分割併合がある15両編成以外にも、分割併合のない7両編成の185系も!
こちらは10:45東京発の特急踊り子111号 伊豆急下田行き!
そして踊り子の時間じゃないはずなのに白っぽい車両が…と思ったらこちらは185系の回送!
本記事の2020年3月15日に乗りに行っていた、新型特急「サフィール踊り子」のE261系も撮影!
11:00東京発の特急サフィール踊り子1号 伊豆急下田行き。
普通列車のE233系とE231系、それから京浜東北線のE233系も!
たまたま運良く東海道線と京浜東北線の併走なんかも見られました!
ラストラン前の時期は、駅なんかは往々にして混雑になりがちですが、この撮影地は同業の方以外にも地域のお子様連れの方々なんかもちらほら電車を見に来られていて、小っちゃい子が電車に手を振っているのに対して時折乗務員さんが手を振り返してくださったりサービスホーンを鳴らしてくださたりする場面も見られるなど、激パ撮影地の殺伐さとは完全に正反対の、とても心がほっこり和むような現場でした。
なんだかんだで2時間くらいこの場所で撮影していました。
六郷土手で185系踊り子撮り納め
最後は京急の雑色から一駅隣の六郷土手へ。
JRと京急が並んで多摩川を渡る河川敷に出ました。
E257系リニューアル車両による特急踊り子!
多摩川が都県境になっていて、川を渡ると向こうは川崎市です。
広々とした河川敷を歩いてのびのびと撮影。
午後の太陽に合わせて東京方を振り返ると、左にはJRの鉄橋を渡る東海道線!
一方右隣には京急の赤い電車!
そして最後はこの多摩川河川敷で、ラストラン前に185系の特急踊り子を撮り納めしました!
13:30東京発の特急踊り子17号 伊豆急下田・修善寺行き。
~Forever 185~
ありがとう、昭和生まれのDancing Queen――
ラストラン当日を前に、これで1年余りにわたった特急踊り子の世代交代の撮影を終えました。
おしまい
ということで、2020年3月のダイヤ改正翌日に行ってきたサフィール踊り子の撮影&乗車の旅レポートと、2020年から2021年にかけて1年余りにわたる特急踊り子の世代交代の記録をまとめてみました!
そういえば、ゴールデンウィーク開催の予定だったC99、弊サークルも申し込んではいましたが、やはりというか残念ながら延期になってしまいました。
しかしこのタイミングでしたので、これでまたいつもの連休前毎回お約束の、連休直前になって自粛してください我慢のゴールデンウィークとか何とか言われて、刷っちゃったのに直前で中止に…みたいな最悪のシナリオは逃れられたとは思います。
仕方ないとはいえ1年半コミケがない年…弊サークルは2019年冬コミのC97はありがたいことに委託で少し置かせていただけましたが、自分自身は仕事で現地に行けなかったので、自分がコミケにサークルで行けたのはなんと2018年冬コミのC95が最後で、これで少なくとも2年半以上は出れてないことに…
ありとあらゆる分野で「中止」「延期」「終了」「削減」…そんな負のできごとばかり発生し続けて丸1年、さすがにそろそろつらいですね…
話を戻して…
いよいよ今週末2021年3月13日はダイヤ改正の日となりました。
185系に限らず各地で見納めになる列車や車両がありますが、一足先ですが、長年の活躍本当にお疲れさまでした。
また今年のダイヤ改正は各路線で終電の繰り上げが多く見られる改正となりました。
これまでずっと日本の鉄道は常に利便性の向上を目指して進化し続けてきたのが、この1年は日本の鉄道にとっては暗黒の1年というか、歴史の大きな転換期に立ち会っているという感じがします。
この時代の鉄道はこんなだったんだという記憶をしっかり忘れないようにしていきたいものです。
ではでは。