日記

今週の研究Notes p.1

2009.04.18 23:58

今日の1曲: futuristic imagination / school food punishment

こんばんは。
エンドーノのすばらしさがとまらないwwXIAORINGです。

卒研が始動してから1週間が経ちました。

まぁ毎週ちょっとずついろいろやっていくと思いますが、1週間やったことをそのままにしとくと、そのうち忘れちゃいそうな気がしてるので、今後はいちおう覚えてたら、「今週の研究Notes」と題してちょちょっとメモを書き残していこうと思います。

ちなみにほぼ一太郎でメモ取ったそのままでコピペするので、かなり散文というか文章にすらなってない状態ですが、そのへんはあくまでメモということで。

では、以下からはじまり。

もくじ

  • 4/16 (Thu) ミーティングのメモ
    • 研究の条件
    • 論文の骨格を考える上で重要な3つのポイント
    • テーマの決め方のコツ
    • テーマを決める上で必要なこと
    • 文献の読み方
    • 対象を決める
    • 研究方法を決める
    • 2つの条件と3つの骨格の関係
    • Webの利用
  • 4/17 (Fri) Max/MSP Seminar
    • 新しいPatchをつくる
    • モード
    • オブジェクトの種類
    • オブジェクトと処理
    • 音を出す
    • 音を出すためのオブジェクト
    • 今日のショートカット
  • 参考サイト

4/16 (Thu) ミーティングのメモ

MMP全体ミーティングでO先生やI先生の話したの内容でちょっと書いておきたいとこをメモ。

研究の条件

1.新規性
= オリジナリティー。
今までに他の人がやっていない、独自の内容であること。
新規性というとスケールが大きいが、ちょっとした小さな進歩でもいい。
2.実証性
主張が何らかの証拠を持って展開されること。
論文の場合は、あることを言おうとしたとき、必ず証拠が必要

論文の骨格を考える上で重要な3つのポイント

1.テーマ
問題意識。
「○○を調べたい」は研究にならない。
調べただけでは自己満足。
調べて分かったことが自分以外の人にも新しく、証拠を持っていること。
調べて分かったことが社会性を持っている必要がある。
2.対象
ネタ
3.研究方法
Method

この3つを前期中にしっかり考えておく。

テーマの決め方のコツ

好きな物は決まっている。
それを一旦突き放して、好きな物を使わずに「その現象をどういう言葉で表現できるか?」を考える。

テーマを決める上で必要なこと

1.テーマに関する基礎知識の勉強
とくにTechnical Term (専門用語)
2.先行研究の収集と批判的解釈
対象は違っていても、同じ (or似たような) 現象を扱っている研究は必ずある
↓文献の読み方 のやり方で

文献の読み方

論文や書籍などを読むけど、新規性を出すためには、ただ読むだけではダメ。

  1. 読む
  2. 重要な部分を書き写す
  3. その内容を、自分の言葉で説明したメモを作る
  4. 疑問点を書き出す

先行研究のあら探しによって、先行研究の批判的な解釈を論文に組み込む。
こうして自分の研究の新規性を証明する。

対象を決める

テーマにちゃんと論理的に対応する対象を選ぶ。
テーマを明らかにする、最適かつ妥当な対象を絞り込む。
例えば、海外とインターネットに関するテーマであったら、ニコ動ではなくようつべを選択。

研究方法を決める

定数/定量調査、内容分析、分類、楽曲分析、アンケートなどなど。

何らかの方法で、第三者に納得させられるような、客観的な根拠のある方法を使って証明する。

2つの条件と3つの骨格の関係

新規性にテーマと対象が関係する。
実証に研究方法が関係する。

前期はとくに、テーマと対象の関係性が重要。

Webの利用

分野によっては論文や書籍が見つからない場合がある。
その場合でも、Webのリソースを前提に話を進めるのは危険。

Webは、どんな論文や本があるのかという、情報を収集するために使う。
文献を入手するための手がかりとしての手段
論文をPDF化したものを落とせる場合は、使用可。

4/17 (Fri) Max/MSP Seminar

Max/MSPゼミ今回の内容。

新しいPatchをつくる

File > New Patcher で新しいパッチを開く
Patcher画面をダブルクリックでオブジェクトをつくる。

モード

左下の鍵のマークを押して、鍵をかけると実行モードになる。
このモードでパッチを実行。

鍵を開けるとエディットモード
このモードでパッチを編集。

ショートカットはCommand + E

オブジェクトの種類

Object Box

処理を実行するやつ。
基本的にこのへんをよくつかう。

Comment Box

コメントを書く。
処理はしない。

Message Box

メッセージを書く。

Button

bang
ボタンを押すとbangが落ちる

クリックするたびにオブジェクトに指令を出したりプログラムを実行したりとかする。
この行為をbangという。

Message Boxも押したときbangする。

Toggle

クリックすると01が切り替わる。
Offったとき0が、Onにしたとき1が出る

Nunber Box

数値を送ったり、数値で結果を見たりする。
いわゆるinteger
実行モードでドラッグすると数値を変えられる。

Floating Number Box

Number BoxFloat版。
小数点以下が使える。
あとでかい桁数でオーバーフローしない。

Slider

スライダー。
0127の数値が出る。

Sliderの下にNumberをパッチすると、Sliderの値が見れる。

オブジェクトと処理

足し算とかとか

足し算はObject+ と書く。
インレットが2つ、アウトレットが1つ。

指令の後に、パラメータを書くときは、 指令 [スペース] パラメータ
+ 20 と書くと、入ってきた数値に+20する指令になる。

右のインレットに数値を入れると、足される数 (20の部分) が変えられる。

Maxは、左のインレットに指令が来たときだけ実行される
右のインレットが変わっても実行しない。
10 + 5 だけど、必ず右の5から入れる。

Floatを使うとき

Objectも、Floatを扱うときは、Floatのモードに変える必要がある。

Floatを使うときは初期値にFloatつきの数値をいれる。
0. とか。

割り算のときとか小数点以下までだすときに。

Sliderの範囲を01にする

Sliderが吐き出す数値の範囲は 0127
これはMIDIの仕様に由来する。

Sliderが吐き出す数値の範囲を 01 にするには、

Slider
↓
/ 127.
↓
Float

とする。

01 の範囲に変換するのは、すごくよく使う!

random

乱数を吐く。
bangが落ちたときに実行

パラメータでいくつまでの数を吐くか決める。
random 10 で、 09 までが出る。
(0を含む10こ。10は出ない。)

110 までにしたかったら、 random 10 の下に + 1 をパッチする

metro

メトロノーム。
パラメータは時間[ms]
パラメータに入れた時間の間隔bangを落とす。

Toggleで動かす

Toggle
↓
metro 1000

で、1秒ごとに動く。

音を出す

Option > DSP Status を開き、Driverを選択。
一番上のAudioOnのとき音が出る。

音の3要素
  • 音量
  • 音高
  • 音色

音を出すためのオブジェクト

cycle~

AudioがOnのとき、Sine Waveを出す。
実際には、Wave Table Synthで、デフォルトでコサイン波のWave Tableを持つ。

左のインレットはFrequency (音高) [Hz]、右のインレットがAmplitude (音量)
デフォルトでAmpは最大幅 (-11) の波形が出る。
Ampを変える (小さくする) ときは、 cycle の下に、 *~ をつなぐ。

オーディオを扱うときは、 ~ をつける。
オーディオが流れるパッチコードは黄色と黒の縞模様。

dac~

Digital Analog Converter。
音を聴くとき。

左のインレットはL、右のインレットはRの信号。
Monoで出すときは左右に同じ信号を入れる。

Scope

波形のプロット

今日のショートカット

Option+Drag
オブジェクトをコピー
Option+A
すべて選択
Command+N
新しいPatcherを開く
Command+E
実行モード-エディットモードきりかえ
N
Object Box 作成
F
Float 作成
B
Button 作成
T
Toggle 作成

参考サイト

前みつけた、今度読もうと思っているサイト。

Max/MSP関係
Max/MSP/Jitterドキュメント日本語版
by Hiroyuki Saito さん
Max/MSP/Jitterのドキュメントを日本語化したやつ。
SSAW06
by 田所 淳 さん
多摩美 情報デザイン科のサウンド・アートに関する授業の講義資料。
今年度のは、SBAW09
ちなみに、前にメディア芸術展で見た、Open Reel Ensembleも多摩美の方々。
はじめてのMax/MSP » はじめよう!
by 徳井 直生 さん
曰く、これからMax/MSPをはじめようというみなさんのためのオンラインチュートリアル
東京芸大2007年度サウンドプログラミング演習の教材がベース。
MAX/MSP いばらの道
by astanica さん
Max/MSPのチュートリアルBlog。
DSPMagazine
by 赤松正行 さん、佐近田展康 さん
例の青本の著者として有名な赤松さんと佐近田さんが、青本が出る前に執筆されていたMax/MSP関係の記事。
サウンドデザイン関係
Saburo HIRANO Lectures List
by 平野 砂峰旅 さん
京都精華大学のサウンドデザイン、メディアデザイン等の授業ページ。
Max/MSP以外にFlashとかWeb関係、あとデジタルサウンド関係。
論文関係
東大で学んだ卒論の書き方★論文の書き方
by 中田 亨 さん
はてブ約6000ブックマーク数を誇る超有名ページ。
工学系の論文の書き方、組み立て方、心得、良い/見やすい論文のためのTips、ツール、研究と実験のしかたとアイデア、研究発表、などなど。

最後の論文の書き方なんかは、うちのような卒研じゃなくても、4月から卒研を始めた06の人たちにとっても役に立つかも知れない。

おしまい + 今日4月18日について

というところで、研究Notes p.1は以上。

あと数分で今日が終わってしまいますが、今日4月18日は僕にとっては一生忘れることのできない、1年の中でも大事な大事な日でした。

大事な日といえば7月22日とか8月1日とかまぁいろいろありますが、今日はそういう日とはかなり意味合いの違った日です。

まぁ隠すつもりもないので普通に書きますが、(というかすでに県相3年間の活動履歴とかに書いてますが、) 今日で父親を亡くしてからちょうど5年でした。

当時僕は軽音の引退を間近に控え、また大学受験も控えた、高校3年生が始まったばかりの春のことでした。
当然ながら僕の22年間の人生の中で最も衝撃的な出来事で、今もあのころのことはしっかりと思い出すことができます。

あれから5年、高校を卒業して大学に入って、その大学ももうあと1年で卒業しようとしているわけですから、かなりの時間が経ったんだなーって感じます。

たぶん父親が今もいたら、就職のこととか相談してたんだろうなーとか、去年単位落として留年したときはボコボコに怒られたんだろうなーとか、そんなことを思います。

まぁそんないろいろな想いを胸に、明日津久井の山奥のお寺&お墓までブーンと行ってきます。

では、今日はこれでおしまい。

タグ 研究 雑記

2009-04-18T23:58:39+09:00 | by XIAORING | このエントリーのURL